JPH04110537A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH04110537A
JPH04110537A JP22943490A JP22943490A JPH04110537A JP H04110537 A JPH04110537 A JP H04110537A JP 22943490 A JP22943490 A JP 22943490A JP 22943490 A JP22943490 A JP 22943490A JP H04110537 A JPH04110537 A JP H04110537A
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JP
Japan
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permanent magnet
valve
way valve
inside air
valve seat
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Pending
Application number
JP22943490A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Ikeda
和俊 池田
Tetsuya Miyano
宮野 哲也
Yoshihiro Menju
毛受 義博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to US07/663,622 priority patent/US5167574A/en
Priority to DE19914106999 priority patent/DE4106999C2/de
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、例えば自動車や建築物の室内を換気する換気
装置に関し、詳しくは室内の汚れた空気(以下、内気と
いう。)を室外に排出するための内気排出装置の改良に
係るものである。
[従来の技術] 従来の換気装置は、例えば実公昭62−9130号公報
や特開昭59−63221号公報に開示されているよう
に、内気を室外に排出するための内気排出口を有する口
枠体と、内気を室外に排出する時以外には弁座部として
の前記内気排出口の周縁部に当接して該内気排出口を閉
じ、内気を室外に排出する時には前記弁座部から離れて
該排出方向にのみ前記内気排出口を開くワンウェイバル
ブとを備えている。
このワンウェイバルブは前記内気排出口より一回り大き
い板状に形成されて、前記口枠体の室外側の面に配設さ
れ、例えば該ワンウェイバルブの上端部が内気排出口の
直ぐ上方に取り付けられることにより、該上端部を除く
略全体が該取付部を中心として揺動可能に設けられてい
る。そして、このワンウェイバルブは、内気を室外に排
出する時以外には、自重により弁座部に当接して内気排
出口を閉しているか、室内と室外との気圧差(例えば、
自動車走行時に車体表面に発生する負圧によりもたらさ
れ、ワンウェイバルブに作用する。)が自重に打ち勝つ
大きさとなったときには、弁座部から離れて室外側に揺
動し、内気を室外に排出する方向にのみ内気排出口を開
くようになっている。
この換気装置は、例えば自動車に装着して使用されるが
、自動車の比較的狭い室内の内気はタバコの煙や人の呼
気等により汚れ易いため、該内気を室外に速やかに排出
する性能が要求されている。
そこで、従来は前記ワンウェイバルブの厚さを薄くする
等してその自重を小さくすることにより、小さな気圧差
であっても前記内気排出口を開くことができるようにし
、汚れた内気を効率良く排出するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来例のようにワンウェイバルブを薄く
する等してその自重を小さくすると、該ワンウェイバル
ブが内気排出口を閉じるときの弁座部・\の当接力か弱
くなるとともに、該フンウェイバルブの縁部か変形し易
くなるため、該ワンウェイバルブと弁座部との間に隙間
か発生して、該内気排出口のシール性が低下する欠点が
あった。
また、自重の小さいワンウェイバルブは、例えば自動車
走行時の振動の影響を受けて跳ね上り易いため、内気排
出口を大きく開いてしまうこともあった。このように内
気排出口がシール性低下を起こしたり無用に開いたりす
ると、砂塵、ごみ、煙、臭気等を含んだ室外の汚れた空
気(以下、外気という。〉が該内気排出口から室内に逆
流して人に不快怒を与えることがあるため、従来から懸
案となっていた。特に、この逆流現象は自動車が砂塵の
舞上がり易い場所を走行するとき等に順著に起こってお
り、該自動車のユニザーから前記内気排出口を確実にシ
ールした状態で閉じておくことができる換気装置が欲し
いという要請が多く出されていた。
本発明の目的は、上記問題を解決し、内気を室外に排出
する時以外には、内気排出口をフンウェイバルブにより
確実にシールした状態で閉じておくことができ、汚れた
外気か該内気排出口から室内に逆流するのを防止するこ
とができる新規な換気装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の換気装置は、内気
を室外に排出するための内気排出口を有する口枠体と、
内気を室外に排出する時以外には弁座部としての前記内
気排出口の周縁部に当接して該内気排出口を閉じ、内気
を室外に排出する時には該排出方向にのみ前記内気排出
口を開くワンウェイバルブとを備えた換気装置において
、前記口枠体は少なくとも前記弁座部に永久磁石手段を
備え、前記フンウェイバルブは少なくとも前記弁座部と
の当接部に前記永久磁石手段と互いに磁気吸着し合う永
久磁石手段を備えた構成とした。
ここで、「口枠体」は、少なくとも内気排出口とその周
縁部とを備えたものであって、例えば次の(1)〜(4
)のように別部材が付加されたものでもよい。
(1)前記口枠体を換気装置の被取付箇所(例えば自動
車の車体)に取り付けるための取付部材が、該口枠体と
一体的に形成され付加されたもの。
(2)上記(1)の取付部材が、前記口枠体とは別部品
として形成され付加されたもの。
じ)内気を取り込んで前記内気排出口まで導入するため
の内気導入用ダクト、又は、前記内気排出口から排出さ
れた内気を室外へ放出するための内気放出用ダクトが、
前記口枠体と一体的に形成され付加されたもの。
(4)上記(3)の内気導入用ダクト又は内気放出用ダ
クトが、前記口枠体とは別部品として形成され付加され
たもの。
また、この口枠体の内気排出口の形状は、四角形、三角
形、円形等、必要り応じて適宜設定することができる。
同じく内気流入口の形成数や開口面積も、必要に応じて
適宜設定することができる。
次に、前記「ワンウェイバルブ」は、内気を室外に排出
する時以外には、弁座部としての前記内気排出口の周縁
部に当接して該内気排出口を閉じているが、室内と室外
との気圧差が前記永久磁石手段どうしの磁気吸着力とワ
ンウェイバルブの自重とに打ち肋つ大きさとなったとき
には、内気を室外に排出する方向にのみ該内気排出口を
開くという一方向開口性を備えたものである。従って、
第一に、このワンウェイバルブは前記口枠体の弁座部に
当接し得るよう内気排出口より一回り大きく形成されて
いる。第二に、このフンウェイバルブは前記口枠体の室
外側の面に配設され、例えばワンウェイバルブの上端部
が内気排出口の直ぐ上方に取り付けられることにより、
該上端部を除く略全体が前記取付部を中心として揺動可
能に設けられる。そして、このワンウェイバルブは、室
内と室外との気圧差により内気排出口を開く方向(室外
側方向)に揺動する一方、自重により内気排出口を閉じ
る方向(内気排出口側方向)に揺動するようになってい
る。
このフンウェイバルブの材質としては、金属、合成樹脂
、ゴム等を例示することができる。また、フンウェイバ
ルブの揺動構造としては、次の(1)(2)を例示する
ことができる。
(1)ワンウェイバルブをその揺動中心となる部分も含
めてエラストマー(ゴム状の軟質合成樹脂をいう。)又
はゴムにより一体的に形成し、その弾力による可撓性を
利用して揺動させる構造。この場合、揺動中心となる部
分を他の部分より薄肉に形成することにより、揺動抵抗
を小さくすることができる。
(2)フンウェイバルブの揺動中心となる部分を別部品
のヒンジ部材で構成した構造。このヒンジ部材としては
、例えば支持ビンと支持パイプとを回動可能に嵌合した
もの等を用いることができる。
次に、前記口枠体の「永久磁石手段」は、少なくとも弁
座部としての前記内気排出口の周縁部に設けられていれ
ばよく、また弁座部の全体に設けられている場合のみな
らず、弁座部の一部に設けられている場合も含む。例え
ば四角形の内気排出口であれば、その周縁部の全体に四
角枠状に設けられている場合、その周縁部の三辺にコ字
状に設けられている場合、その周縁部の二辺に平行状に
又はL字状に設けられている場き、その周縁部の一辺に
線分状に設けられている場合等を含む。この「永久磁石
手段」としては、次の(A)〜(G)を例示することが
できる。
FA)口枠体全体を、■アルニコ、鉄−クロム−コバル
ト、マンガン−アルミニウムー炭素等の合金、■ハード
フェライト(バリウムフェライト、ストロンチウムフェ
ライト等の硬質磁性フェライト)等の金属酸化物、又は
、■希土類コバルト等の金属間化合物よりなる永久磁石
材料により形成してなるもの。この永久磁石手段の着磁
は、口枠体の形成前又は形成後のいずれに行ってもよい
(B)口枠体全体を、前記合金、金属酸化物又は金属間
化合物よりなる永久磁石粉粒体を含有した合成樹脂又は
ゴム(いわゆるボンド磁石)により成形してなるもの。
この永久磁石手段の着磁は、口枠体の成形後に行う。
(C)口枠体のうち弁座部は前記合金、金属酸化物又は
金属間化合物よりなる永久磁石粉粒体を含有した合成樹
脂又はゴムを用いて、また他の部分は永久磁石粉粒体を
含有しない合成樹脂又はゴムを用いて、該口枠体を同時
成形(いわゆる二色成形)してなるもの。この永久磁石
手段の着磁は、口枠体の成形後に行う。
(D)口枠体を合成樹脂又はゴムにより成形する際に、
弁座部に前記合金、金属酸化物又は金属間化合物よりな
る永久磁石部材をインサートしてなるもの。この永久磁
石手段の着磁は、口枠体の成形前又は成形後に行う。
(E)合成樹脂等により形成された口枠体の弁座部に、
前記合金、金属酸化物又は金属間化合物よりなる永久磁
石粉粒体を含有した合成樹脂又はゴムよりなる永久磁石
部材を、接着剤で接着したり該弁座部に形成した係合溝
に係合したりして取り付けてなるもの。この永久磁石手
段の着磁は、口枠体への取付前又は取付後に行う。
(F)合成樹脂等により形成された口枠体の弁座部に、
前記合金゛、金属酸化物又は金属間化合物よりなる永久
磁石部材を、接着剤で接着したり該弁座部に形成した係
合溝に係合したりして取り付けてなるもの。この永久磁
石手段の着磁は、口枠体への取付前又は取付後に行う。
(G)合成樹脂等により形成された口枠体の弁座部に、
前記合金、金属酸化物又は金属間化合物よりなる永久磁
石皮膜を形成してなるもの。この永久磁石皮膜の形成方
法としては、■前記合金、金属酸化物又は金属間化合物
よりなる永久磁石粉粒体を含有した塗料を塗布する方法
や、■前記合金、金属酸化物又は金属間化合物よりなる
永久磁石材料をめっき、溶射、物理蒸着又は化学蒸着す
る方法を例示することができる。この永久磁石手段の着
磁は、口枠体への塗布後に行う。
なお、上記例示のうち永久磁石粉粒体を使用するものに
おいて、上記合成樹脂、ゴム又は塗料中における永久磁
石粉粒体の含有量は、例えば1〜6 g/Cm”とする
ことができる。ま、た、永久磁石粉粒体の籾粒径は、例
えば0.1〜50μmの範囲から選択することができる
次に、ワンウェイバルブの「永久磁石手段」は、少なく
とも前記弁座部との当接部に設けられていればよく、ま
た当接部の全体に設けられている場合のみならず、当接
部の一部に設けられている場合も含む。例えば四角形の
内気排出口の周縁部にヨ接するときであれば、その当接
部の全体に四角枠状に設けられている場合、その当接部
の三辺にコ字状に設けられている場合、その当接部の二
辺に平行状に又はL字状に設けられている場合、その当
接部の一辺に線分状に設けられている場合を含む。この
「永久磁石手段」としては、次の(a)〜(CI)を例
示することができる。
(a)フンウェイバルブ全体を、■アルニコ、鉄−クロ
ム−コバルト、マンガン−アルミニウムー炭素等の合金
、■ハードフェライト等の金属酸化物、又は、■希土類
コバルト等の金属間化合物よりなる永久磁石材料により
形成してなるもの。この永久磁石手段の着磁は、ワンウ
ェイバルブの形成前又は形成後のいずれに行ってもよい
(b)フンウェイバルブ全体を、前記合金、金属酸化物
又は金属間化合物よりなる永久磁石粉粒体を含有した合
成樹脂又はゴム(いわゆるボンド磁石)により成形して
なるもの。この永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバル
ブの成形後に行う。
(C)ワンウェイバルブのうち当接部は前記合金、金属
酸化物又は金属間化合物よりなる永久磁石粉粒体を含有
した合成樹脂又はゴムを用いて、また他の部分は永久磁
石粉粒体を含有しない合成樹脂又はゴムを用いて、該フ
ンウェイバルブを同時成形(いわゆる二色成形)してな
るもの。この永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバルブ
の成形後に行う。
(d)ワンウェイバルブを合成樹脂又はゴムにより成形
する際に、当接部に前記合金、金属酸化物又は金属間化
合物よりなる永久磁石部材をインサートしてなるもの。
この永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバルブの成形前
又は成形後に行う。
(e)合成樹脂等により形成されたワンウェイバルブの
当接部に、前記合金、金属酸化物又は金属間化合物より
なる永久磁石粉粒体を含有した合成樹脂又はゴムよりな
る永久磁石部材を、接着剤で接着したり該当接部に形成
した係合溝に係合したりして取り付けてなるもの。この
永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバルブへの取付前又
は取付後に行う。
(f)合成困脂等により形成されたワンウェイバルブの
当接部に、前記合金、金属酸化物又は金属間化合物より
なる永久磁石部材を、接着剤で接着したり該当接部に形
成した係合溝に係合したりして取り付けてなるもの。こ
の永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバルブへの取付前
又は取付後に行う。
(9)合成樹脂等により形成されたワンウェイバルブの
当接部に、前記合金、金属酸化物又は金属間化合物より
なる永久磁石皮膜を形成してなるもの。
この永久磁石皮膜の形成方法としては、■前記合金、金
属酸化物又は金属間化合物よりなる永久磁石粉粒体を含
有した塗料を塗布する方法や、■前記合金、金属酸化物
又は金属間化合物よりなる永久磁石材料をめっき、溶射
、物理蒸着又は化学蒸着する方法を例示することができ
る。この永久磁石手段の着磁は、ワンウェイバルブへの
形成後に行う。
なお、上記例示のうち永久磁石粉粒体を使用するものに
おいて、上記合成樹脂、ゴム又は塗料中における永久磁
石粉粒体の含有量は、例えば1〜6g/Cm3とするこ
とかできる。また、永久磁石粉粒体の粉粒径は、例えば
0.1〜50μmの範囲から選択することができる。
前記口枠体の「永久磁石手段」の例示(A)〜(G)と
ワンウェイバルブの「永久磁石手段」の例示(a)〜(
g)とは、どのようにも組み合わせることができる。
また、前記永久磁石手段どうしの磁気吸着力は、2〜1
0g/−の範囲内で設定することが好ましい。なぜなら
ば、この磁気吸着力が該範囲を超えるほど強いと、例え
ば自動車走行時に発生する前記負圧の作用ではフンウェ
イバルブが揺動せず内気排出口を開くことができないか
らであり、この磁気吸着力が該範囲に満たないほど弱い
と、例えば自動車走行時に生じる振動だけでワンウェイ
バルブが揺動して内気排出口を開いてしまうからである
[作用] 本発明の換気装置によると、内気を室外に排出する時以
外には、前記ワンウェイバルブが口枠体の内気排出口を
閉じている。このとき、前記口枠体の弁座部に備えられ
た永久磁石手段とワンウェイバルブの当接部に備えられ
た永久磁石手段とが互いに磁気吸着し合う力により(ワ
ンウェイバルブの自重が弁座部に作用するときには、該
自重による当接力も加算される。)、該ワンウェイバル
ブの当接部は該弁座部に対して高いシール性を保ちなが
ら密着する。そのため、ワンウェイバルブの厚さが薄く
ても該フンウェイバルブと弁座部との間に隙間が発生す
ることはないし、また例えば自動車走行時の振動により
ワンウェイバルブが跳ね上かって内気排出口を開いてし
まうこともない。
よって、砂塵、ごみ、煙、臭気等を含んだ汚れた外気が
内気排出口から室内に逆流することを防止することがで
きる。
次に、例えば自動車走行時に車体表面に発生する負圧に
より、室内と室外との気圧差が、前記磁気吸着力とフン
ウェイバルブの自重とに打ち膀つ大きさとなったときに
は、該ワンウェイバルブか前記弁座部から離れて室外側
に揺動し、内気を室外に排出する方向にのみ前記内気排
出口を開く。
よって、タバコの煙や人の呼気により汚れた内気を該内
気排出口から室外に排出することができる。
[実施例] 以下、本発明を自動車の排気装置に具体化した実施例に
ついて、図面を参照して説明する。
第1図〜第5図に示すように、この換気装置は、自動車
の室内Bの内気Rを取り込んで次の内気排出口まで導入
するための内気導入用ダクト1と、内気Rを室外Cに排
出するための6個の内気排出口とそれらの荊縁部とを備
えた口枠体2と、内気Rを室外Cに排出する時にのみ前
記内気排出口を開くよう該口枠体2に取り付けられた6
個のワンウェイバルブ4と、これらの部材を互いに取り
付けるための部材又は構造とから構成されている。
さらに、前記口枠体2は永久磁石手段としての永久磁石
部材3を備え、前記ワンウェイバルブ4は永久磁石手段
としての永久磁石粉粒体5を構成材料として備えている
。これらの構成要素の詳細は次の通りである。
(内気導入用ダクト〉 第2図及び第4図に示すように、前記内気導入用ダクト
1は、上端の開口した内気流入口11から斜め下方向に
延び、さらに折曲して横方向に延びるダクト本体12と
、該ダクト本体12の基端に設けられて、本換気装置全
体を自動車の車体Aに取り付けるための四角枠状のフラ
ンジ基部13とが、ポリプロピレン樹脂により一体的に
形成されてなるものである。前記タクト本体12の基端
内部には次に詳述する口枠体2を取り付けるための段付
き枠状の取付部14が形成され、該取付部14には複数
の取付突起15が形成されている。
(口枠体〉 第2図及び第4図に示すように、前記口枠体2は、約6
0度の傾斜角を持つ上下2段の傾斜壁21と、各々の傾
斜壁2上の上端に連設された上下2列の垂直壁22と、
上段の傾斜壁21と下列の垂直壁22とを連結する水平
璧23とか、ポリプロピレン樹脂により一体的に成形さ
れてなるものである。各々の傾斜壁21は、左右方向に
並ぶ3個(上下2段で合計6個)の四角形の内気排出口
24とそれらの周縁部25とから構成されている。この
周縁部25の大部分はワンウェイバルブ4が当接する弁
座部20を構成している。また、各々の内気排出口24
の対角線上に対向するコーナ間と、同じく上辺中央と下
辺中央との間には、フンウェイバルブ4が当接する計3
本の掛渡部材26が前記周縁部25との一体成形により
架設され、これらの掛渡部材26は内気排出口24の中
心部で互いに交差し一体化している。なお、各々の垂直
壁22には、前記内気導入用ダクト1の取付部14の取
付突起15に挿入装着するための複数の取付孔27と、
後で詳述するワンウェイバルブ4を取り付けるための複
数の取付突起28とが形成されている。
第5図等に示すように、前記弁座部20には各内気排出
口24を囲む四角枠状の係合溝29が形成されている。
この係合溝29内には同しく四角枠状の永久磁石部材3
が1系合し且つ接着剤により接着されており、該永久磁
石部材3の露出面にワンウェイバルブ4が当接するよう
になっている。
この永久磁石部材3は金属酸化物系の永久磁石(例えば
バリウムフェライト)よりなり、該永久磁石により一体
成形されているが、該永久磁石よりなる細板を組み合わ
せて形成することもできる。
また、この永久磁石部材3は弁座部20に取り付けられ
るより前に着磁されており、その磁力は30〜2000
G (ガウス)(より好ましくは100〜200G)で
ある。
上記のように構成された口枠体2は、前記内気導入用ダ
クト1の取付部14に対して次のように取り付けられて
いる。すなわち、ます口枠体2を室外側から取付部14
に宛てがい、該取付部14の取付突起15を垂直壁22
の取付孔27に挿入させる。次に、この取付突起15の
頂部を加熱溶融して垂直壁22に融着又は係着させるこ
とにより、口枠体2を離脱しないように取り付けるので
ある。なお、この口枠体2の取り付けは、該口枠体2に
次の6個のワンウェイバルブ4を取り付けた後に行われ
る。
(ワンウェイバルブ) 第1図、第2図等に示すように、前記ワンウェイバルブ
4は、金属酸化物系の永久磁石粉粒体5(例えば戸田工
業株式会社製のハードフェライト、商品番号FS−31
7、粉粒径0.8〜2μrn)を20〜80vol(体
積)%(より好ましくは40〜60vol(体積)%〉
含有したクロロプレンゴム52により、前記内気排出口
24より一回り大きい四角形をなす厚さ約0.5mmの
薄板として一体成形されたものである。このワンウェイ
バルブ4中の永久磁石粉粒体5は該ワンウェイバルブ4
の成形後に着磁されており、その磁力は30〜2000
G (より好ましくは100〜200G>である。この
ワンウェイバルブ4の上端部には、前記口枠体2の垂直
壁22の取付突起2 s ti、: h・67・装着す
るための複数の取付孔41が設けらilて・ハる。
このフンウェイバルブ4の比重は13〜3.5(より好
ましくは1.5〜3.0)である、また、前記口枠体2
の永久磁石部材3とこのワンウェイバルブ4中の永久磁
石粉粒体5との磁気吸着力は約4〜7 g / cx#
に設定されている。
上記のように構成されたワンウェイバルブ4は、前記口
枠体2の室外側の面に対して次のように取り付けられて
いる。すなわち、まずワンウェイバルブ4を室5L側か
ら前記傾斜壁21に内気排出口24を塞ぐように宛てが
い、該ワンウェイバルブ4の上端部の取付孔41に前記
垂直壁22の取付突起28を挿入させる。次に、ポリプ
ロピレン樹脂により細長い板状に形成されたリテーナ6
をワンウェイバルブ4の上端部に宛てがい、該リテーナ
6の取付孔61に前記垂直壁22の取付突起28を挿入
させる。続いて、この取付突起28の頂部を加熱溶融し
てリテーナ6に融着又は係着させることにより、ワンウ
ェイバルブ4の上端部及びリテーナ6を前記垂直壁22
に離脱しないように取り付けるのである。
従って、このフンウェイバルブ4は、第5図(こ示すよ
うに前記垂直型22に取つ1拐すられた上端部を除く略
全体か、その取付部42(詳しくは、フンウェイバルブ
4とリテーナ6下縁との境界接触部)を中心として該ワ
ンウェイバルブ4自身の弾力により揺動可能になってい
る。
そして、このワンウェイバルブ4は、内気Rを室外Cに
排出する時以外には、自重により弁座部20に作目する
当接力と、永久磁石部材3と永久磁石粉粒体5との磁気
吸着力とにより、該内気排出口24を確実にシールした
状態で閉じており、室内Bと室外Cとの気圧差が前記磁
気吸着力とワンウェイバルブ4の自重とに打ち勝つ大き
さとなったときには、前記弁座部20がら離れて室外側
に揺動し、内気Rを室外Cに排出する方向にのみ内気排
出口24を開くことかできるように構成されている。
(実施例の作用及び効果) 以上のように構成された本実施例の換気装置によれば、
内気Rを室外Cに排出する時以外には、前記フンウェイ
バルブ4が口枠体2の内気排出口2−1を閉している。
このとき、ワンウェイバルブ4の当接部40は、口枠体
2の弁座部20に対i−て自重により当接するだけでな
く、該弁座部二〇に設けられた四角枠状の永久磁石部材
3と当接部40に含有された永久磁石粉粒体5とが互い
に磁気吸着し合う力により、該弁座部20に対して高い
シール性を保ちなから密着している。そのため、ワンウ
ェイバlレフパ4の厚さか薄くても言亥ワンウェイバル
ブ4と弁座部20との間に隙間が発生することはないし
、自動車走行時の振動によりワンウェイバルブ4が跳ね
上かって内気排出口24を開いてしまうこともない。よ
って、砂塵、ごみ、煙、臭気等を含んだ汚れた外気が内
気排出口24から室内Bに逆流することを防止すること
がてきる。
さらに、本実施例では内気排出口24内に設けられた3
本の掛渡部材26が、ワンウェイバルブ4が内気排出口
24内に食い込むように変形するのを防止するので、上
記隙間の発生はより確実(こなくなる。
次に、自動車走行時に車体表面に発生する負圧等により
、室内Bと室外Cとの気圧差か、前記磁気吸着力とワン
ウェイバルブ4の自重とに打ち肋つ大きさとなったとき
には、該ワンウェイバルブ4か前記弁座部20から離れ
て室外側(第5区の矢印S2方向)に揺動し、内気Rを
室外Cに排出する方向にのみ前記内気排出口24を開く
。よって、タバコの煙や人の呼気により汚れた内気Rを
該内気排出口24から室外Cに排出することができる。
また、室内Bと室外Cとの気圧差かワンウェイバルブ4
の自重より小さくなったときには、該ワンウェイバルブ
4が自重により内気排出口(則(第5図の矢印S1方向
)に揺動し、前記弁座部20に再び密着する。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更して
具体化することもできる。
[発明の効果] 本発明の換気装置は、上記の通り構成されているので、
内気を室外に排出する時以外には、内気排出口をワンウ
ェイバルブにより確実にシールした状態で閉じておくこ
とができ、汚れた外気が内気排出口から室内に逆流する
のを防止することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した実施例の換気装置を示す要
部斜視図、第2図は同換気装置全体の分解斜視図、第3
図は同しく正面図、第4図は第3図におけるI−工線断
面図、第5図は第3図における■−■線拡大断面図であ
る。 1・・・内気導入用ダクト、2・・・口枠体、3・・・
永久磁石手段としての永久磁石部材、4・・・フンウェ
イバルブ、 5・・・永久磁石手段としての永久磁石粉粒体、20・
・・弁座部、24・・・内気排出口、25・・・周縁部
、40・・・当接部、B・・・室内、C・・・室外、R
・・・内気。 特許出願人  豊田合成株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.室内の内気を室外に排出するための内気排出口を有
    する口枠体と、室内の内気を室外に排出する時以外には
    弁座部としての前記内気排出口の周縁部に当接して該内
    気排出口を閉じ、室内の内気を室外に排出する時には前
    記弁座部から離れて該排出方向にのみ前記内気排出口を
    開くワンウェイバルブとを備えた換気装置において、 前記口枠体は少なくとも前記弁座部に永久磁石手段を備
    え、前記ワンウェイバルブは少なくとも前記弁座部との
    当接部に前記永久磁石手段と互いに磁気吸着し合う永久
    磁石手段を備えたことを特徴とする換気装置。
JP22943490A 1990-03-06 1990-08-29 換気装置 Pending JPH04110537A (ja)

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JP22943490A JPH04110537A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 換気装置
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US07/663,622 US5167574A (en) 1990-03-06 1991-03-04 Ventilation system
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