JPH04110334U - 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア - Google Patents

多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア

Info

Publication number
JPH04110334U
JPH04110334U JP12491090U JP12491090U JPH04110334U JP H04110334 U JPH04110334 U JP H04110334U JP 12491090 U JP12491090 U JP 12491090U JP 12491090 U JP12491090 U JP 12491090U JP H04110334 U JPH04110334 U JP H04110334U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
surface finishing
porous
porous surface
finishing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12491090U
Other languages
English (en)
Inventor
白石 忠孝
Original Assignee
三機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三機工業株式会社 filed Critical 三機工業株式会社
Priority to JP12491090U priority Critical patent/JPH04110334U/ja
Publication of JPH04110334U publication Critical patent/JPH04110334U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば床材の一部品として使用され
る多孔性表面仕上材及びこれを用いた二重床構造
のフリーアクセスフロアに関する。
〔従来の技術〕
近年、オフィス等のOA化が進む中で、二重床
構造のフリーアクセスフロアが採用される例が多
くなってきているが、機器の発熱等により作業環
境が悪くなっている。このため、室内の居住者の
快適性をも向上することが同時に要求されている。
室内の快適性の向上と床下スペースの有効利用
のため、一般には、室内に空調用の空気を送るフ
リーアクセスフロアが第5図に示すように知られ
ている。
図において、1はOA機器等が設置されるオフ
ィスルームで、このオフィスルーム1の床として、 下床2の上方に上床板3を配置してなる二重床構
造のフリーアクセスフロア4が採用されている。
このフリーアクセスフロア4の上床板3は、パネ
ル3Aと、このパネル3A上に覆設されたカーペ
ット3Bからなる表面仕上材とから構成され、フ
ロア開口5が複数個点在した状態で設けられてい
る。上記のカーペット3Bは、例えばゴム製や合
成樹脂製の孔なし底材を下地として、これにパイ
ルを織り立てて構成されている。
一方、チャンバ6の下側部分を構成する天井6
Bには天井吸込口7が複数個設けられている。
そして、オフィスルーム1のフリーアクセスフ
ロア4の空気供給口8と、チャンバ6の空気排出
口6Aとは、空調機9が途中に介装されたダクト
9Aにより接続されている。
しかして、空調機9から暖気あるいは冷気が上
床板3と下床2の間に供給され、さらに、上床板
3の各フロア開口5を介してオフィスルーム1内
に吹き出す。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のフリーアクセスフロアにあっ
ては、フリーアクセスフロア4内の暖気或いは冷
気は、各フロア開口5を介してオフィスルーム1
内に吹き付けられるが、上床板3にフロア開口5
が点在しているので、暖気或いは冷気がオフィス
ルーム1内に局部的に吹き付けられ、温度分布、 気流分布も不均一で、気流感が多く有るという問
題がある。
また、空調負荷の大きい電算機室では、例えば、 第6図に示すフリーアクセスフロアが使用されて
いる。
図に示すフリーアクセスフロア10では、上床
板として、多数の孔が形成されたパンチング板1
1が使用され、温度分布、気流分布を均一にし、 気流感を少なくすることはできるものの、歩行の
際、パンチング板11の孔に引っ掛かり、歩行感
が悪く、また、美観を損なうという問題が生じる
ことになる。
かかる歩行感、外観を良くするため、一般に使
用されているタイルカーペットをパンチング板1
1上に敷設することも考えられるが、このタイル
カーペットでは、ゴム製や合成樹脂製の孔なし底
材を下地としているので、フリーアクセスフロア
からの暖気、冷気はタイルカーペツトにより遮ら
れてしまい、フリーアクセスフロア12からオフ
ィスルーム1内に暖気或いは冷気を吹き出すこと
はできないことになる。
本考案は、上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、気流を面状に通過させ
ることができる多孔性表面仕上材、及び室内にお
ける温度分布、気流分布を良くするとともに歩行
感を良くし、美観も損なわないフリーアクセスフ
ロアを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、請求項1記載の考
案は、気流が通り抜ける程度の大きさの小孔を多
数個連設して構成される底材と、この底材の表面
に設けられた繊維状の表材とを有しているもので
ある。
請求項2記載の考案は、上床板を下床の上方に
設置してなるフリーアクセスフロアにおいて、前
記上床板を、多数の小孔が連設された多孔性板と、 この多孔性板上に覆設された請求項1記載の多孔
性表面仕上材とで構成したものである。
〔作用〕
請求項1記載の考案においては、多孔性表面仕
上材は、気流が通り抜ける程度の大きさの小孔が
多数個連設して構成された床材を有しているので、 気流が面状に通過する。
請求項2記載の考案においては、上床板と下床
の間に供給された冷気或いは暖気は、多孔性板と
多孔性表面仕上材とからなる上床板を介して面状
に室内に吹き出す。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す。
本実施例においては、従来例と相違する部分のみ
を説明し、従来例と同一構成部品には同一の符号
を付し、その説明は省略する。
第1図、第2図において、21は多孔性表面仕
上ユニット材で、ゴム製のパイル用底材21aか
らなる底材と、このパイル用底材21aに織り立
てられたパイル21bからなる繊維状の表材とか
ら構成され、正方形形状をしている。パイル用底
材21aには、気流が通り抜ける程度の大きさの
小孔22が多数個連設されており、パイル用底材
21aの開口率は40%以上とされている。
上記の多孔性表面仕上ユニット材21を縦横に
配列して多孔性カーペットからなる多孔性表面仕
上材23が構成され、この多孔性表面仕上材23
は、オフィスルーム1に全面に亘って面している。
なお、第3図に示すように、上記パイル用底材
21aの隣接する2辺からなる側端部に薄状体2
1cが一体に延設され、隣接する多孔性表面仕上
ユニット材21間は、薄状体21cを介して塞が
れ、フリーアクセスフロア20内の暖気或いは冷
気の漏れを防止して所定の空調効果が得られるよ
うになっている。
上記の多孔性表面仕上材23が敷設される多孔
性板24には、多数の小孔25が全面に亘って連
設されている。
そして、オフィスルーム1に全面に亘って面す
る多孔性表面仕上材23と多孔性板24とで、フ
リーアクセスフロア20の上床板26が構成され
ている。
次に、本実施例の作用、効果を説明する。
上述した多孔性表面仕上材23は、気流が通り
抜ける程度の大きさの小孔22を多数個連設して
構成されているので、多孔性板24を通り抜けた
暖気或いは冷気を面状に通過させてオフィスルー
ム1に流すことができ、且つ、多孔性表面仕上材
23は、パイル用底材21aの表面にパイル21
bを有しているので、歩行感を良くし、美観も損
なわないようにすることができる。
また、上床板26と下床2の間に供給された冷
気或いは暖気は、多孔性板24と多孔性表面仕上
材23とからなる上床板26を介して面状にオフ
ィスルーム1内に吹き出す。従って、オフィスル
ーム1内における温度分布、気流分布を良くする
とともに気流感を少なくすることができる。また、 上述の構造の多孔性表面仕上材23が多孔性板2
4上に敷設されているので、歩行感を良くし、美
観も損なわないようにすることができる。
なお、本実施例においては、パイル用底材21
aの開口率は40%以上とされているが、40%未満
でも適用される。
また、本実施例においては、多孔性表面仕上材
23の繊維状の表材としてパイル21bを挙げて
いるが、これに限定されることなく、例えば、布
地でも良い。
さらに、本実施例においては、多孔性表面仕上
材は正方形形状の多孔性表面仕上ユニット材を縦
横に配列して構成されているが、これに限定され
ることなく、例えば、一枚の網状体にパイル等を
植毛して構成することもできる。
そして、本実施例においては、多孔性表面仕上
ユニット材のパイル用底材はゴム製となっている
が、かかる材質に限定されることなく、例えば樹
脂製にすることもできる。
そして、また、本実施例においては、多孔性表
面仕上材は上床板を構成して全面に亘って敷設さ
れているが、オフィスルームのレイアウトに対応
させて、第4図に示すように、上床板30の暖気
または冷気を吹き出す一部分のみに、多孔性表面
仕上材31、32を部分的に使用することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、請求項1記載の考案におい
ては、多孔性表面仕上材は、気流が通り抜ける程
度の大きさの小孔が多数個連設して構成されてい
る底材を有しているので、気流を面状に通過させ
ることができる。
また、多孔性表面仕上材は、底材の表面に設け
られた繊維状の表材を有しているので、歩行感を
良くし、美観も損なわないようにすることができ
る。
請求項2記載の考案においては、上床板と下床
の間に供給された冷気或いは暖気は、多孔性板と
多孔性表面仕上材とからなる上床板を介して面状
に室内に吹き出す。従って、室内における気流感
を少なくし、温度分布、気流分布を良くするとと
もに、請求項1記載の多孔性表面仕上材が多孔性
板上に敷設されているので、歩行感を良くし、美
観も損なわないようにすることができる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
 第1図は本考案の実施例に係わるフリーアクセ
スフロアを示す断面図である。第2図は第1図の
X部の拡大断面図である。第3図は第1図の多孔
性表面仕上ユニット材の接続部分における断面図
である。第4図はフリーアクセスフロアの変形例
を示す平面図である。 主要な部分の符号の説明、2……下床、20…
…フリーアクセスフロア、21a……パイル用底
材、21b……パイル、22……小孔、23……
多孔性表面仕上材、24……多孔性板、25……
小孔、26……上床板。
補正平4.5.19
図面の簡単な説明を次のように補正する。 明細書第11頁12行目『平面図である。』を以下
の通り訂正する。『平面図である。第5図は従来
の二重床構造のフリーアクセスフロアを示す断面
図である。第6図は従来の電算機室用の二重床構
造のフリーアクセスフロアを示す断面図である。』

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気流が通り抜ける程度の大きさの小孔を多

    個連設して構成される底材と、この底材の表面
    に設けられた繊維状の表材とを有していること
    を特徴とする多孔性表面仕上材。
  2. 【請求項2】上床板を下床の上方に設置してなるフリー

    クセスフロアにおいて、前記上床板を、多数の
    小孔が連設された多孔性板と、この多孔性板上
    に覆設された請求項1記載の多孔性表面仕上材
    とで構成したことを特徴とするフリーアクセス
    フロア。
JP12491090U 1990-11-27 1990-11-27 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア Pending JPH04110334U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12491090U JPH04110334U (ja) 1990-11-27 1990-11-27 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12491090U JPH04110334U (ja) 1990-11-27 1990-11-27 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110334U true JPH04110334U (ja) 1992-09-24

Family

ID=31931087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12491090U Pending JPH04110334U (ja) 1990-11-27 1990-11-27 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110334U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152158A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Shimizu Corp 全面床吹出し方式空調設備

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223927B2 (ja) * 1981-10-20 1987-05-26 Nippon Electric Co
JPH04129507A (ja) * 1990-09-20 1992-04-30 Tajima Inc 通風性床構造および通風性カーペットタイル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6223927B2 (ja) * 1981-10-20 1987-05-26 Nippon Electric Co
JPH04129507A (ja) * 1990-09-20 1992-04-30 Tajima Inc 通風性床構造および通風性カーペットタイル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152158A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Shimizu Corp 全面床吹出し方式空調設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7093067B2 (ja) 空調システム及び家屋
JPH04110334U (ja) 多孔性表面仕上材及びこれを用いたフリ−アクセスフロア
JP2905280B2 (ja) 空調用通風性床構造
EP0705374B1 (en) Heat insulating external wall for buildings
JP4460917B2 (ja) 置換空調システム
JPH1144011A (ja) 換気床パネルとこれを用いた換気構造
JP2597690Y2 (ja) 空調用床面ユニットの組合わせ構造
JP5917075B2 (ja) 通気フロア用ユニット及び通気フロア
JP3306641B2 (ja) 全面床吹出し方式空調設備
JPH0428934A (ja) アンダーフロア空調システム
JPH081393Y2 (ja) フリーアクセスフロア
JPS5878028A (ja) 個別空調システム
CN220624198U (zh) 一种用于空调器的末端装置及空调器
CN220355547U (zh) 用于空调器的末端装置和空调器
CN220506931U (zh) 一种空调器
JPH1061047A (ja) 壁体構造及びそれを備えた建物
CN219732472U (zh) 一种室内吊顶组件和卫生间吊顶装置
JP2515580Y2 (ja) 床吹出空調装置
JPS62169955A (ja) 空調用床構造
JP3919297B2 (ja) 置敷式サイレンスフロア、その施工方法、およびサイレンスフロアのベースユニット
JP3275195B2 (ja) 全面床吹出し方式空調設備
JPH0537161Y2 (ja)
JPH06317337A (ja) 床下空調システム
JP2023005953A (ja) 住宅
JPH11131765A (ja) フリーアクセスフロア