JPH0410Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は両面パイル編くつ下に関するものであ
る。

本考案は本考案と同一出願人による昭和59年実
願第053684号および昭和60年実願第010229号の考
案を両面パイル編くつ下に応用考案したものであ
る。

従来のパイルくつ下は、くつ下の表面または裏
面のみにパイルを出したものである。それに対し
て本考案は、くつ下の表面および裏面にパイルを
表出したものである。

第１図は、本考案のくつ下の編組織を示し、表
パイル糸１０と地糸２０と裏パイル糸３０の３本
の糸で編組織ができている。３本の糸は引きそろ
え編みされニードルループ１３，２３，３３がで
きている。表パイル糸１０のシンカーループが表
面に長く出て表パイル１１になり、裏パイル糸３
０のシンカーループが裏面に長く出て裏パイル３
１になつている。地糸２０のシンカーループは通
常のシンカーループ２１になつている。図では、
表パイル糸１０と地糸２０および裏パイル糸３０
が連続して編まれているが、くつ下のコース途中
で、編糸を切り替えて、地糸２０と裏パイル糸３
０のみの編組織または地糸２０と表パイル糸１０
のみの編組織も出きる。また裏パイル糸３０また
は裏パイル糸１０をコース途中で、別種、別色の
糸に切り替えることにより、くつ下の機能と色柄
効果を出すことができる。

第２図は、本考案のくつ下の１例を示す見取図
である。

レツグ部４０の通常の平編部分に、斜線部分で
示す表パイル１１が柄として表出され、ヒールパ
ツチ部４１からトウパツチ部４２にわたつて破線
で示す部分の裏面に裏パイル３１ができている。
フロントパツチ部４３にも裏パイル３１ができて
いる。

表パイル１１と裏パイル３１の表出する部分
は、くつ下の種類、デザインにより、くつ下の適
宜の部分に出して裏パイル３１によるクツシヨン
効果と表パイル糸１１による柄効果を同時に出す
ことができる。

以上のように、本考案は裏パイルの分布を変え
ることにより、各種スポーツ、作業に最適な機能
くつ下を提供できると共に、表パイルにより種々
の柄を出してフアツシヨン性も持たせることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の編組織図を示す。第２図
は、本考案のくつ下の見取図を示す。 図面の各番号は、１０は表パイル糸、２０は地
糸、３０は裏パイル糸、１１は表パイル、１３は
表パイル糸のニードルループ、２３は地糸のニー
ドルループ、３３は裏パイル糸のニードルルー
プ、２１はシンカーループ、３１は裏パイル、４
０はレツグ部、４１はヒールパツチ部、４２はト
ウパツチ部、４３はフロントパツチ部を示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) くつ下編機でつくられるくつ下で、少なくと
   も表パイル糸１０と地糸２０と裏パイル糸３０
   の３種類の糸を用いて、くつ下のレツグ部、フ
   ツト部に表パイル編と裏パイル編を表出したこ
   とを特徴とするくつ下。 (2) 地糸２０と裏パイル糸３０は連続に編んで、
   表パイル糸１０を部分的に挿入編みした実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のくつ下。 (3) 地糸２０と表パイル糸１０は連続に編んで、
   裏パイル糸３０を部分的に挿入編みした実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のくつ下。 (4) 地糸２０と裏パイル糸３０は連続に編んで、
   表パイル糸１０を２種類以上切り替えて表パイ
   ル糸種を部分的に異ならせた実用新案登録請求
   の範囲第１項記載のくつ下。 (5) 地糸２０と表パイル糸１０は連続に編んで、
   裏パイル糸３０を２種類以上切り替えて裏パイ
   ル糸種を部分的に異ならせた実用新案登録請求
   の範囲第１項記載のくつ下。 (6) 地糸２０を連続に編んで、裏パイル糸３０と
   表パイル糸１０を各２種類以上切り替えて裏パ
   イル糸種と表パイル糸種を部分的に異ならせた
   実用新案登録請求の範囲第１項記載のくつ下。