JPH0410825Y2 - - Google Patents

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JPH0410825Y2
JPH0410825Y2 JP3404388U JP3404388U JPH0410825Y2 JP H0410825 Y2 JPH0410825 Y2 JP H0410825Y2 JP 3404388 U JP3404388 U JP 3404388U JP 3404388 U JP3404388 U JP 3404388U JP H0410825 Y2 JPH0410825 Y2 JP H0410825Y2
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JP
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seat
guide rail
body unit
rotating shaft
vehicle seat
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JP3404388U
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  • Massaging Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、着座者に対して心地よい振動状態を
与えることができる振動装置付きの車両用シート
の改良に関する。
〔従来の技術〕
車両用シートには、自動車の走行中などにおい
て着座者を安定して保持するとともに適切な座り
心地感を与え、さらに長時間にわたる着座状態に
あつてもその疲労をできるだけ軽減し得ることが
望まれ、シート着座部の形状や構造等を適宜改良
したり、シート各部にサポート装置等を付設した
りする等の対策が講じられている。そして、近年
では、シート内部にたとえば揺動片と電磁石との
組合わせてなる振動装置を設け、着座者に微動振
動等を与えることで、その疲労感を柔げるように
構成された振動装置付きの車両用シートも提案さ
れるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の車両用シートに
よれば、固定的に設けられた振動装置を構成する
電磁石により選択的に吸引される揺動片の揺動動
作だけで着座面を局部的に狭い範囲内を振動させ
ているだけであり、構造は簡単であるが、着座者
の疲労感を解消できるようなマツサージ機能をも
つ振動幅や動きによる振動状態が得られるとは言
えないもので、振動装置として実用面からはまだ
まだ問題であつた。
また、このような振動装置として、モータ等で
回転されるカム部材で着座面を構成するシート表
層部を押圧して振動させるようにした構成のもの
も知られているが、部品点数が多くなり構成が複
雑で、シート内への組込み性を始めとしてコスト
面でも問題であつた。
特に、上述した車両用シート内に組込む振動装
置にあつては、これを音楽視聴時の音響振動源と
して利用するといつたことも考えられており、視
聴者すなわち着座者の気分等を安定化させ、疲労
感を軽減したりするうえで効果を発揮でき、その
有用性は大きいものであり、このような点を考慮
し着座面側での広い範囲内にわたつての適切な振
動状態が得られるような何らかの対策を講じるこ
とが望まれている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、シート表層部裏面側に押当てられる押当て部
を電動モータで回転駆動するように構成された回
転体ユニツトを用い、かつこの回転体ユニツト
を、シート内でシート着座面と平行する方向に順
次往復駆動させることで振動装置を構成し、所要
の振動状態を着座面側の広い範囲にわたつて適切
かつ確実に伝達することが可能となる車両用シー
トを得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る
車両用シートは、シート表層部裏面側に押当てら
れる押当て部を回転軸先端に有しかつこの回転軸
を回転駆動するモータが付設された回転体ユニツ
トと、このユニツトをシート内で移動可能に支持
するようにシート着座面と平行する方向に配設さ
れたガイドレールとからなる振動装置を備えてな
り、前記ユニツトを、その回転軸の一部に設けた
ピニオン、ローラ等の回転体がガイドレール上に
接して回転することで往復移動させるように構成
したものである。
〔作用〕
本考案によれば、モータで押当て部が回転され
るとともにその回転により回転軸上の回転体が回
転しながらガイドレール上を走行することで、回
転体ユニツトがシート内で往復移動し、これによ
りシート表層部裏面側に接して移動する押出し部
から、振動をシート着座面に対し広い範囲にわた
つて適切かつ確実に伝達し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第4図は本考案に係る車両用シー
トの一実施例を示すものであり、これらの図にお
いて、本実施例では第4図等に示される車両用シ
ート1においてシートクツシヨン2背面側に立設
されるシートバツク3内で着座者4の腰部(ラン
バー)を保持する部分に、本考案を特徴づける振
動装置10をシート横方向に移動可能に設けた場
合を示している。
さて、本考案によれば、第1図および第2図か
ら明らかなように、シート表層部(パツド材)1
1裏面側に押当てられる押当て部12を回転軸1
3先端に有し、かつこの回転軸13を回転駆動す
る電動モータ14が付設された回転体ユニツト1
5と、この回転体ユニツト15をシート内で移動
可能に支持するようにシート着座面と平行する方
向に配設されたガイドレール16とからなる振動
装置10を備え、該回転体ユニツト15を、その
回転軸13の一部に設けたピニオン17がガイド
レール16上に形成されたラツク16aに噛合し
て走行することにより往復移動させるように構成
したところに特徴を有している。ここで、前記押
当て部12は、たとえば表面を複数に分割形成し
た多面体形状による半球体を例示したが、回転に
より着座者に微振動を与えてローラマツサージ等
として機能し得るものであればよく、適宜の変形
例が考えられよう。
また、図中18は前記ピニオン17とガイドレ
ール16を挟み込むように回転体ユニツト15側
の受け部材18aに保持されるローラで、さらに
ユニツト15における本体部分にはモータ14か
らの回転を減速する減速歯車機構(図示せず)等
が内設されている。なお、19はレール16をね
じ止めする際に用いる防振ゴムで、また第1図中
10aはモータ14をオン・オフ制御するための
操作スイツチである。
このような構成において、モータ14で押当て
部12を回転させるとともにその回転により回転
軸13上の回転体としてのピニオン17が回転し
ながらガイドレール16上をラツク16aに噛合
して走行することで、回転体ユニツト15がシー
ト内で往復移動し、これによりシート表層部11
裏面側に接して移動する押出し部から、振動をシ
ート着座面に対し広い範囲にわたつて適切かつ確
実に伝達し得るものである。ここで、上述したガ
イドレール16の両端側でのモータ14の逆転制
御による左右方向への繰返しによる往復移動は、
リミツトスイツチや回転数感知にて適宜行なえる
もので、その詳細は省略する。
そして、このような振動装置10によれば、た
とえば着座者4の疲労を柔げるためのローラマツ
サージ振動源として、さらに音楽鑑賞時の音響振
動源等として利用して効果を発揮し得るもので、
特にモータ14で回転される押当て部12等から
なる回転体ユニツト15を、ガイドレール16に
巧みに組合わせて利用し、該モータ14からの回
転力で所要の移動速度をもつて往復移動させるこ
とができ、その利点は大きい。
第5図および第6図は本考案の別の実施例を示
すものであり、この実施例では、前述したピニオ
ン17とガイドレール16上のラツク16aとに
よる走行手段に代えて、ローラ20とガイドレー
ル16面との添接状態による摩擦でユニツト15
を走行させるようにしたもので、その作用効果は
容易に理解されよう。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、車両用シート1や振動装置10各部の形状、
構造などを、必要に応じて適宜変形、変更するこ
とは自由で、種々の変形例が考えられよう。たと
えば上述した実施例では、ガイドレール16をシ
ート横方向に配設した場合を説明したが、シート
縦方向に配設してもよいものであり、種々の変形
例が考えられよう。
また、本考案を特徴づける振動装置10は、シ
ートバツク3のランバー部に限定されず、種々の
場所に組込むようにしてもよく、シートクツシヨ
ン2側であつてもよい。さらに、この組込み時に
おいて前述した実施例ではシート表層部11とな
るパツド材とシートパネルとの間に形成される空
間部を利用した場合を示しているが、中実タイプ
のシート構造に対しても適用できるもので、適宜
のスペースを利用して配設するとよい。この場
合、前述した押当て部12の回転による微振動を
着座者に適切かつ確実にしかも効果的に伝達させ
るには、パツド材等の厚みができるだけ薄い方が
望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る車両用シート
によれば、シート表層部裏面側に押当てられる押
当て部を回転軸先端に有しかつこの回転軸を回転
駆動するモータが付設された回転体ユニツトと、
このユニツトをシート内で移動可能に支持するよ
うにシート着座面と平行する方向に配設されたガ
イドレールとからなる振動装置を備えてなり、前
記ユニツトを、その回転軸の一部に設けたピニオ
ン、ローラ等の回転体がガイドレール上に接して
回転することで往復移動させるようにしたので、
簡単かつ安価な構成にもかかわらず、モータによ
り押当て部を回転させて微振動させながらシート
着座面に沿つて往復移動させることができ、これ
により振動を着座者に広い面積をもつて伝達させ
ることが可能で、着座者の疲労を柔げるためのマ
ツサージ振動源として、さらに音楽鑑賞時の音響
振動源等として利用して効果を発揮することがで
きる。また、本考案によれば、シート内で押当て
部やその駆動用モータを有する回転体ユニツト
を、該、モータからの回転でガイドレール上を走
行させる構成であり、構成部品点数が少なくしか
も組込み容易な構成によつて、シート内に振動装
置を組込みことが可能で、その実用上での効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用シートの一実施例
を示す概略斜視図、第2図はその要部構成を拡大
した概略側面図、第3図はその要部斜視図、第4
図は車両用シートの概略図、第5図および第6図
は本考案の別の実施例を示す概略側面図およびそ
の要部斜視図である。 図中、1……車両用シート、3……シートバツ
ク、4……着座者、10……振動装置、10a…
…操作スイツチ、11……シート表層部(パツド
材)、12……押当て部、13……回転軸、14
……電動モータ、15……回転体ユニツト、16
……ガイドレール、16a……ラツク、17……
ピニオン、18……ローラ、20……ローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート表層部裏面側に押当てられる押当て部
    を回転軸先端に有し、かつこの回転軸を回転駆
    動する電動モータが付設された回転体ユニツト
    と、この回転体ユニツトをシート内で移動可能
    に支持するようにシート着座面と平行する方向
    に配設されたガイドレールとからなる振動装置
    を備え、前記回転体ユニツトを、その回転軸の
    一部に設けたピニオンがガイドレール上に形成
    されたラツクに噛合して回転することにより往
    復移動させるように構成したことを特徴とする
    車両用シート。 (2) 請求項1記載の車両用シートにおいて、回転
    体ユニツトを、その回転軸の一部に設けたロー
    ラがガイドレールを添接して回転することによ
    り往復移動させるように構成したことを特徴と
    する車両用シート。
JP3404388U 1988-03-15 1988-03-15 Expired JPH0410825Y2 (ja)

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JP3404388U JPH0410825Y2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15

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JP3404388U JPH0410825Y2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15

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JPH01141552U JPH01141552U (ja) 1989-09-28
JPH0410825Y2 true JPH0410825Y2 (ja) 1992-03-17

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JP3404388U Expired JPH0410825Y2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15

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JP2010131231A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Dong-He Wu 自走式背部マッサージ機構

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