JP2581505Y2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JP2581505Y2
JP2581505Y2 JP1990101579U JP10157990U JP2581505Y2 JP 2581505 Y2 JP2581505 Y2 JP 2581505Y2 JP 1990101579 U JP1990101579 U JP 1990101579U JP 10157990 U JP10157990 U JP 10157990U JP 2581505 Y2 JP2581505 Y2 JP 2581505Y2
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Japan
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worm wheel
wheel gear
gear
worm
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糾 吉田
定夫 伊東
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はシートスライド装置等に利用される駆動力伝
達装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の駆動力伝達装置としては、実開昭61−
78032号公報に示されるものが知られている。これは、
駆動源と、該駆動源の出力軸に固着されたウオームギヤ
と、回転可能に支持され前記ウオームギヤに噛合された
ウオームホイールギヤと、該ウオームホイールギヤに連
結された被駆動部材とを有し、ウオームホイールギヤに
かかるスラスト方向の負荷を受けウオームからウオーム
ホイールギヤへの減速効率を向上させるベアリングが、
ウオームギヤの回転方向により前記負荷の方向が逆転す
ることからウオームホイールギヤの両側面に配設されて
いた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した駆動力伝達装置であると、二つのベ
アリングが必要となるため、コストアツプが免れない。
又、寸法誤差等によりウオームホイールギヤのスラスト
方向にガタが発生するため、シム等の挿入によりガタ調
整しなければならず、部品点数が増えると共に組付作業
工数も大幅に増加するものであつた。
故に、本考案は、上記した欠点を解消することを、そ
の技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、ウオームホイールギヤにスラスト方向
の負荷がかかった際に、負荷を受ける一側面及び一側面
とは反対側の他側面をウオームホイールギヤは有すると
共に、ハウジングはウオームホイールギヤが収められる
内側面を有し一側面と内側面との間及び他側面と内側面
との間に同じ大きさの空間を形成して、空間の一側面に
転がりベアリングを配設すると共に他側面に弾性体を配
設したものをシートの位置調整に用いた、ことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。ウオームホイ
ールギヤは弾性体により常に一側面側に押圧されてい
る。これにより、ウオームホイールギヤにかかるスラス
ト方向の負荷はウオームギヤの回転方向に関係なく常に
他側面側に作用する。これにより、上記負荷を受けるベ
アリングはウオームホイールギヤの一側面のみで済み、
コストダウンがなされる。又、ウオームホイールギヤは
弾性体により常に一側面側に押圧されているため、スラ
スト方向のガタが吸収される。これにより、シム等の挿
入によるガタ調整が必要なく、部品点数及び組付作業工
数の低減がなされる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示されるように、車両フロア(図示せず)に
固定されるロアレール1にはシート(図示せず)が固定
されるアツパレール2が摺動可能に支持されている。ア
ツパレール2にはブラケツト3,4を介してスクリユ5が
回転可能に支持されており、ロアレール1にはスクリユ
5に螺合されたナツト6がブラケツト7を介して固定さ
れている。又、スクリユ5にはブラケツト4に支持され
た駆動機構8が連結されている。
上記した構成において、駆動機構8を作動させると、
スクリユ5が回転する。スクリユ5にナツト6が螺合さ
れており且つブラケツト7によりその回転が規制されて
いることからこのスクリユ5の回転によりナツト6が相
対的に移動しようとする。しかし、ナツト6はブラケツ
ト7及びロアレール1を介して車両フロアに固定されて
いる。このため、結果的にスクリユ5が移動し、アツパ
レール2がロアレール1に対して摺動する。これによ
り、シートの前後調整位置調整がなされる。
次に駆動機構8について説明する。
第2図及び第3図に示されるように、ハウジング9に
はモータ10が固定されている。このモータ10の出力軸10
aはハウジング9内に延在しており、ウオームギヤ11が
固着されている。ハウジング9内にはウオームホイール
ギヤ12が回転可能に支持されており、このウオームホイ
ールギヤ12はウオームギヤ11と噛合し且つスクリユ5に
連結されている。この構成により駆動機構8の作動によ
りモータ10の出力がウオームギヤ11とウオームホイール
ギヤ12との噛合により減速されてスクリユ5に伝達され
る。尚、ハウジング9はケース19とカバー20から構成さ
れ、ブラケツト4に固定されている。
ウオームホイールギヤ12の一側面12aとハウジング9
の内側面9aとの間及びウオームホイールギヤ12の他側面
12bとハウジング9の内側面9bとの間に夫々同じ大きさ
の空間13,14が形成されている。この1側面12a側の空間
13にはワツシヤ15を介してベアリング16が配設されてお
り、このベアリング16はウオームギヤ11の回転時、ウオ
ームホイールギヤ12にかかるスラスト方向の負荷を受け
てウオームギヤ11からウオームホイールギヤ12への減速
効率を向上させている。又、他側面12b側の空間14には
クツシヨン材17がワツシヤ18を介して配設されており、
このクツシヨン材17によりウオームホイールギヤ12がベ
アリング16側へ常に押圧されている。
上記したように、ウオームホイールギヤ12はクツシヨ
ン材17により常に一側面12a側へ押圧されている。これ
により、ウオームホイールギヤ12にかかるスラスト方向
の負荷はウオームギヤ11の回転方向に関係なく常にウオ
ームホイールギヤ12を一側面12a側へ移動させようとす
る方向に作用する。これにより、上記負荷を受けるベア
リング16はウオームホイールギヤ12の一側面12a側のみ
で済み、コストダウンを図ることができる。又、ウオー
ムホイールギヤ12はクツシヨン材17により常に一側面12
a側に押圧されているため、ハウジング9内でのスラス
ト方向のガタが吸収される。これにより、シム等の挿入
によるガタ調整が必要なく、部品点数及び組付作業工数
を低減できる。尚、ベアリング16及びクツシヨン材17が
配設される空間13,14は同じ大きさに形成されているの
で、ベアリング16及びクツシヨン材17の入れ換えが可能
となるため、負荷のかかる方向に合わせて両者の配置を
自由に設定することができる。又、クツシヨン材17が消
音部材として働くため、外部への騒音漏れを小さくする
ことができ、静かな駆動機構8とすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は、駆動源と、該駆動源の出力軸に固着された
ウオームギヤと、回転可能に支持され前記ウオームギヤ
に噛合されたウオームホイールギヤと、該ウオームホイ
ールギヤに連結された被駆動部材と、前記ウオームギヤ
が回転可能に支持され前記ウオームホイールギヤが前記
ウオームギヤと噛合し且つ前記被駆動部材に連結される
状態で前記ウオームギヤと前記ウオームホイールギヤが
収められるハウジングとを有する駆動力伝達装置におい
て、前記ウオームホイールギヤにスラスト方向の負荷が
かかった際に該負荷を受ける一側面及び該一側面とは反
対側の他側面を前記ウオームホイールギヤは有すると共
に、前記ハウジングは前記ウオームホイールギヤが収め
られる内側面を有し前記一側面と前記内側面との間及び
前記他側面と前記内側面との間に同じ大きさの空間を形
成して、該空間の前記一側面に転がりベアリングを配設
すると共に前記他側面に弾性体を配設したものをシート
の位置調整に用いた駆動力伝達装置を構成したので、ウ
オームホイールギヤにかかるスラスト方向の負荷はウオ
ームギヤの回転方向に関係なく常に他側面側に作用する
こととなる。これにより、上記負荷を受けるベアリング
はウオームホイールギヤの一側面のみで済み、コストダ
ウンを計ることができる。又、弾性体の押圧作用により
スラスト方向のガタを吸収することができるため、シム
等の挿入によるガタ調整が必要なく、部品点数及び組付
作業工数を低減することができる。更に、弾性体が消音
部材として働くため、外部への騒音漏れを小さくするこ
とができ、静かな駆動力伝達装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る駆動力伝達装置を採用したシート
スライド装置の斜視図、第2図は本考案に係る駆動力伝
達装置の分解斜視図、第3図は第2図の組付け時の断面
図である。 5…スクリユ(被駆動部材),10…モータ(駆動源),11
…ウオームギヤ,12…ウオームホイールギヤ,16…ベアリ
ング,17…クツシヨン材(弾性体)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−25755(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源と、該駆動源の出力軸に固着された
    ウオームギヤと、回転可能に支持され前記ウオームギヤ
    に噛合されたウオームホイールギヤと、該ウオームホイ
    ールギヤに連結された被駆動部材と、前記ウオームギヤ
    が回転可能に支持され前記ウオームホイールギヤが前記
    ウオームギヤと噛合し且つ前記被駆動部材に連結される
    状態で前記ウオームギヤと前記ウオームホイールギヤが
    収められるハウジングとを有する駆動力伝達装置におい
    て、前記ウオームホイールギヤにスラスト方向の負荷が
    かかった際に、該負荷を受ける一側面及び該一側面とは
    反対側の他側面を前記ウオームホイールギヤは有すると
    共に、前記ハウジングは前記ウオームホイールギヤが収
    められる内側面を有し前記一側面と前記内側面との間及
    び前記他側面と前記内側面との間に同じ大きさの空間を
    形成して、該空間の前記一側面に転がりベアリングを配
    設すると共に前記他側面に弾性体を配設したものをシー
    トの位置調整に用いた駆動力伝達装置。
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JPS63105282A (ja) * 1986-10-21 1988-05-10 Shimadzu Corp 回転形流体エネルギ変換機

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