JPH04108155A - 植毛ミシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として異色数種のパイル糸を基布に部分的
に差し込んで異色数種のパイルによる図柄の描出された
パイル布帛の製造に使用されろ植毛ミシンに関するもの
である。

〔従来の技術〕

ニードル本数の少ない小幅のカフドパイル用Ｍ毛ミシン
は、ニードルの通持するパイル糸を遂次切り替えつつ基
布に部分的にパイル、を植設してパイル系の色彩に応じ
た図柄梗様を描出するために使用される。

この種の植毛ミシンのルーパーは、基布に差し込まれた
ニードルが最降下位置に達して上昇を開始する時点でニ
ードルに向けて前進しつつ交叉し、ニードルの形成する
パイル糸ループの中にその先端が差し込まれ、ニードル
が基布から抜け出る時点で後退を開始し、ニードルが基
布から抜け出て最上胃位置に達し再び基布に差し込まれ
る体勢におかれた時点で再びニードルに向けて前Ｊ／−
４ａ位置へと後退する。

カットペイル用ルーパーは、その先端の基布の搬送方向
Ｔに向き合う方向に向けて装置されており、それと協働
してパイル系ループを剪断するナイフは、ルーパーがパ
イル系ループをニードルから受は改って後退体勢にあ乙
時点でルーパーのカンティングエッヂと噛み合う。

これらのルーパーとニードル及びナイフは、通常クラン
ク　（リンク）機構によって駆動され、そのクランク１
回転につき１１’ｌＡのパイルを植設する１ステ、チサ
イクルが繰り返され？）。

パイル植設密度間隔Ｓは、その１ステツチサイクルにお
いて基布の搬送される移動距離によって決まる。従って
、パイル植設密度を一定に揃えるために、基布は一定速
度で移動する。即ち、基布は、ニードルの差込箇所で上
下に振動しないように押圧板で押さえられており、その
裏面（下側）から間欠的に押圧板に向けて基布を押し上
げつつ前後運動する爪に押し出されるようにして移動す
る。

二の爪は、ルーパーやニートールを駆動するクランクに
よりリンク機構を介して駆動され、１ステツチサイクル
につき１回前後運動して基布を間欠的に送り出すように
なっている。

ところで、ニードルから受は取ったパイル糸ループを直
ちにルーパーとナイフとで剪断すると、ニードルへと続
くパイル系の切端が基布から抜け出してパイル長が不揃
いになるので、その受は取られたバ・イル糸ループは、
少なくとも次のステっ。

チサイクルが終了するまではルーパーに係止されたまま
の状態におかれる。

従って、ナイフが作用する直前には、少なくとも２ステ
ツチサイクル分の２１ｉｔのパイル系ループがルーパー
に係止されており、ナイフは、その中の最先に受は取っ
たパイル糸ループを剪断する。

従って、パイルを部分的に植設し終える最終ステッチサ
イクルを終了した時点では剪断されない少なくとも１個
のパイル糸ループがルーパーに係止されたままになって
おり、そのパイル糸ループニヨっテ基布はルーパーに連
結された恰好になるので、自由に移動することは出来な
い。

このため、基布を自由に移動し得るようにするには、そ
のルーパーに係止されたパイル糸ループを！１ｇ断しな
ければならない。

その洋に、最終ステッチサイクルを終了した時点でルー
パーに係止されているパイル系ループは通常「字余１と
称され、それを剪断することは「字余力７ト」上杵され
る。

この字余カットには半自動と手動上の二通りの方法があ
る。

半自動による字余カットは、基布から抜け出た状態にお
いてニードルへの伝動装置を原動クランクから切り離し
てニードルの運動を止め、基布を搬送しつつルーパーと
ナーイフを数ステッチサ・イクル相応分だけ駆動し、字
余であるパイル糸ループをルーパーとナイフの噛み合う
位置へと移動させて行われている。

手動により字余カットする植毛ミシンには、ニードルが
パイル糸ループをルーパーに引き渡して基布から抜け出
した後のナーイフがルーパーと噛み合わずパイル系ルー
プを未だ剪断しない状態においてモーターの回転を停止
させる制禦素子を具備する連続稼動用スイッチ（以下、
連動スイッチと言う６）と、連続稼動用スイッチにより
停止したモーターを再度回転させてナイフとルーフマー
が噛み合ってパイル糸ループを剪断し終えた直後のニー
ドルが再度基布に差し込まれない状態においてモーター
を再度停止させる割安素子を具備する駆動用スイッチ（
以下、駆動スイッチと言う。）との二つのスイッチがあ
り、連動スイッチにより植毛ミシンを一旦停止させ、押
圧板を押し上げ、基布をフリーにして搬送方向Ｔに引っ
張り、ルーパーに係止されている全てのパイル糸ループ
をルーパーとナイフとの噛み合う位置へ上引き寄せ、寸
勤スイッチを入れて字余カットが行われる。

即ち、手動により字余カットする植毛ミシンでは、基布
が押圧板と爪の間に挟まれて自由に引き出すことが出来
ないので押圧板を押し上げて基布をフリーの状態にする
二Ｒであり、そのようにするために押圧板は圧縮コイル
へネに押圧されるピストンの下端に装着されており、ピ
ストンには手動カムに押し上げられるアームが突設され
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

半自動により字余カー、・トするにはニードル、４７％
にルーパー等を駆動するクランクよりニードルだけを切
り離して停止させるクラ・手機構を要するので植ｆ、ミ
シンが複雑高価なもの吉なり、手動により杢糸カフトす
るには連動フィノチをオフにし、てモーターを止め、押
圧板を押し上げ、次いで寸勤スーイッチをオンにするか
手でクランクを回す一連の操作を行わなければならない
ので、字余カー。

トをスピーデイに行い難い。

〔発明の目的〕

そこで本発明は、押圧板を押し上げると同時に寸勤スイ
ッチをオンの状態にし、手動により簡便巨つスピーデイ
に空余力、・トをすることの出来る植毛ミシンを得るこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明に係る植毛ミう・ンは上記の目的を達成するもの
であり、軸芯方向に上下可動にフし・−ムに保持された
ピストン１１の下端に装着されて基布１２のニードル差
込箇所を押圧する押圧板１３と、基布１２を押圧板１３
の裏底面へと押圧し７つつ送り出す爪１４と、カットパ
イル１５を基布１２に植設するニードル１６とルーパー
１７およびナイフ］８．！：、それらの爪１４とニード
ル１６とルーパー１７およびナイフ１８を駆動するモー
ター１９と、一端がピストン１１を押し上げて押圧板１
３を基布１２から引き離す方向に作用するフレームに軸
支されたテコ２０と一二−ドル１６がパイル糸ループ２
１をルーパー１７に引き渡して基布１２から抜け出した
後のナイフ１８がルーパー１７と噛み合わずパイル糸ル
ープ２１を未だ剪断しない状態においてモーター１９の
回転を停止させる割安素子２２を具備する連続稼動用ス
イッチ２３と、連続稼動用スイッチ２３により停止した
モーター１９を再度回転させ、ナイフ１８とルーパー１
７が噛み合ってパイル糸ループ１７を剪断し終えた直後
のニードル１６が再度基布１２に差し込まれない状態に
おいてモーター１９を再度停止させる割安素子２４を具
備する駆動用スイッチ２５と、連続稼動用スイッチ２３
と駆動用スイッチ２５に連結された足踏ペダル２６とを
具備し、（ａ）　　連続稼動用スイッチ２３と駆動用ス
イッチ２５が、それらの入力方向Ａ−Ｂを互いに逆向き
にして足踏ペダル２６に連結されており、 山）　テコ２０が、そのピストン１１を押し上げる方向
Ｃを駆動用スイッチ２５の入力方向Ｂに合わせて足踏ペ
ダル２６に連結されていること、を特徴とするものであ
る。

以下１図示する実施例により説明するに、ピストン１１
の左右からはスライダー３０が突き出ており、これらの
スライダー３０はフレームに装着されたレールの縦長ス
リット溝３１に上下滑動可能に嵌合している。

２７は、ピストン１１を押圧して下向きに弾性付勢する
圧縮コイルバネであり、その押圧力はネジ３２により調
整可能になっている。２８は、フレームに軸支されたカ
ムであり、指先で動かすためのレバー３３が突き出てい
る。２９は、カム２８のカム山に当接するアームであり
、ピストン１１はカム２８により手動で指先でも押し上
げられるようになっている。

ピストン１１からはアーム２９と直交する別のアーム３
４が突出しており、テコ２０の先端３５はアーム３４の
裏面に当接している。

ペダル２６はシャフト３６に可回転に軸支され、その先
端３７は爪先によ−て、その後端３８は踵によってそれ
ぞれ上下に揺動可能になっている。

テコ２０の後端３９は、鎖４０によってペダルの後端３
８に連結されている。

テコ２０は、ペダルの後端３８を踏み込むとき先端３５
がアーム３４を押圧し、押圧Ｆｊ、１３を引き上げて基
布１２から引き離すように均り合わされている。

連動スイッチ２３と駆動スイッチ２５は一つのスイッチ
ボックス４１に納められており、連動スイッチ２３はペ
ダルの先！Ｉ３５を踏み込むときオンの状態になり、１
勤スイツチ２５はペダルの後端３９を踏み込むときオン
の状態になるように、それぞれロッド４２によりペダル
の先端３５に連結されている。

モーター１９と１Ｍｇ！素子２２・２４は、−個の号−
ホモ−ターとしてまとめられている。

４３は、ニードル１６の通る貫通孔であり、４４と４５
は、ヤーンガイドであり、４６は、パイル糸である。

ペダル２６は、その前後（３５・３９）を踏み込まない
状態において、スイッチ２３と２５がれぞれオフの状態
におかれるように前後のバランスを保っている。

ニードル１６、ルーパー１７、ナイフ１８および爪１４
は、在来の植毛ミシンと同様にモーター１９の回転駆動
するクランク機＋１（図示せず）により駆動され、クラ
ンク１回転につき１　（Ｉｔのカットパイル１５を植設
する１ステツチサイクルを営むようになっている。

〔作用〕

ペダル２６の先端３５を爪先で踏み込んだ状態では連動
スイが・チ２３がオンになりモーター１９が回転を開始
してカー・ドパイルがステッチ方向（Ｔ）に−定のステ
ッチゲージ（Ｓ）で連続し、て基布１２に植設され、そ
のペダルの先＃Ｉ３５から爪先を外すと連動スイッチ２
３がオフの状態になってニードル１６が基布１２から抜
け出しルーパー１７とナイフ１８が未だ噛み合わない状
態でモーター１９が停止する。

このペダルの先端３５を踏み込んだ状態では、ペダルの
後！Ｉ３９が押し上げられるので、鎖４０は弛むだけで
テ″：Ｉ２０の先端３７が押圧板１３を引き上げること
はない。

叉、ペダルの先端３５も後端３９も踏み込まない状態で
も、押上ｌＥ１．１３はテコ２０によって引き上げられ
ることがなく、コイルバネ２７に弾性付勢されて基布１
２を押圧したままの状態におかれる。

次に、基布１２をつまんでステッチ方向（Ｔ）に引っ張
りつつペダル２６の後端を踵で踏み込むと、寸動スイッ
チ２５がオンになり、ルーパー１７とルーパー１８とが
噛み合ってパイル糸１７を剪断し終え、且つ、ニードル
１６が未だ再び基布１２に差し込まれない状態に至るま
で、モーター１９は再び回転しそして停止する。

しかして、ペダルの後端３９を踵で踏み込んだ状態では
鎖４０が引っ張られて緊張し、テコ２ｏに回転モーメン
トが作用して先端３７がアーム３４を押し上げ、それに
よって押圧板１３が引き上げられで基布１２がフリーの
状態になる。

従って、基布１２をステッチ方向（Ｔ）に引っ張りつつ
ペダルの後端３９を踏み込めば、ルーパー１７に先に引
き渡されたパイル糸ループ２１と、その踏み込む直前に
引き渡されたパ・イル糸ループ２１°とが、共にナーイ
フ１８りの噛み合い箇所へと引き込まれて一緒に剪断さ
れ、同時に、ニードル１６へと続／Ｎ　Ｉｔ後のバ、イ
ル糸ループ２１１の切口４７はパイル糸４６の端末とな
って基布１２から引き抜かれることになろう 〔発明の効果〕 上記の如く本発明によると一押圧板１３を押し上げ二基
布１２から引き離す特別の作業動作を必要とせず、ペダ
ル２６を踏み込んで駆動スイッチ２５をオンにする上聞
時にスピーデイに字余カットがなされ乙。

そして、カットパイル１５の連続植設作業や字余力ｌト
作業がＩ　＋１のペダル２６によって行えるので、本発
明に係る植毛ミシンは片足に障害がある場合でも扱うこ
とが出未乙。

そし、て叉−半自動により字余カットをする場合のよ・
うにニードル１６を駆動するリンク機構をクランクから
切り離すクラッチ等を要しないので、本発明により植毛
ミシンが複雑高価なものとなるこ八がない等、本発明は
頗る実用的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る植毛ミシンの要部斜視図、第２図
と第３図と第４図はそれぞれ本発明に係る植毛ミ／シの
要部側面図である。 １１・・・ビス１ン、　１２・−・基布、　　　　１３
−・押圧板、１４・・・爪１５・・・パイル、　　１６
・・・ニードル、１７・・・ルーバー、　１８・・−ナ
イフ、　　１９−・−モーター２０・・・テコ、　　　
２１・−・ペイル糸ループ、２２−・・割管素子、　２
３・・・連動スイッチ、２４・・−ｉｌ＋禦素子、　２
５・・・駆動スイッチ、２６・−足踏ペダル、２７・・
・コイルバネ、２８・・・カム、２９・・・７−ム、３
０・・・スライダー３１・・・スリット溝、３２・・−
レバー　　　３３〜・・ネジ、３４・・・アーム〜、３
５・−先端、　　　３６・−・シャフト、３７・・・先
ｌｆ１．．　　　３８・３９・・・後端、　４０−・・
鎖、旧・・・ボ、・クス、４２・・・ロッド、　　４３
・・−貫通孔、４４・４５−・・ガイド、４６・・・パ
イル糸、　４７・・・切口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）軸芯方向に上下可動にフレームに保持されたピス
   トン１１の下端に装着されて基布１２のニードル差込箇
   所を押圧する押圧板１３と、 （ｂ）基布１２を押圧板１３の裏底面へと押圧しつつ送
   り出す爪１４と、 （ｃ）カットパイル１５を基布１２に植設するニードル
   １６とルーパー１７およびナイフ１８と、 （ｄ）それらの爪１４とニードル１６とルーパー１７お
   よびナイフ１８を駆動するモーター１９と、 （ｅ）一端がピストン１１を押し上げて押圧板１３を基
   布１２から引き離す方向に作用するフレームに軸支され
   たテコ２０と、 （ｆ）ニードル１６がパイル糸ループ２１をルーパー１
   ７に引き渡して基布１２から抜け出した後のナイフ１８
   がルーパー１７と噛み合わずパイル糸ループ２１を未だ
   剪断しない状態においてモーター１９の回転を停止させ
   る制禦素子２２を具備する連続稼動用スイッチ２３と、 （ｇ）連続稼動用スイッチ２３により停止したモーター
   １９を再度回転させ、ナイフ１８とルーパー１７が噛み
   合ってパイル糸ループ１７を剪断し終えた直後のニード
   ル１６が再度基布１２に差し込まれない状態においてモ
   ーター１９を再度停止させる制禦素子２４を具備する寸
   動用スイッチ２５と、（ｈ）連続稼動用スイッチ２３と
   寸動用スイッチ２５に連結された足踏ペダル２６とを具
   備し、 （ｉ）連続稼動用スイッチ２３と寸動用スイッチ２５が
   、それらの入力方向Ａ・Ｂを互いに逆向きにして足踏ペ
   ダル２６に連結されており、 （ｊ）テコ２０が、そのピストン１１を押し上げる方向
   Ｃを寸動用スイッチ２５の入力方向Ｂに合わせて足踏ペ
   ダル２６に連結されていること、 を特徴とする植毛ミシン。