JPH04108086U - ドラム式洗濯・乾燥機 - Google Patents

ドラム式洗濯・乾燥機

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JPH04108086U
JPH04108086U JP835091U JP835091U JPH04108086U JP H04108086 U JPH04108086 U JP H04108086U JP 835091 U JP835091 U JP 835091U JP 835091 U JP835091 U JP 835091U JP H04108086 U JPH04108086 U JP H04108086U
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JP
Japan
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hot air
drum
water tank
laundry
dryer
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Application number
JP835091U
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English (en)
Inventor
進 北村
Original Assignee
シヤープ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形寸法が小さくて設置場所を小さくするこ
とができるとともに、温風循環系の圧力損失が小さく、
さらに乾燥効率が良好で洗濯物の布傷みを防止すること
のできるドラム式洗濯・乾燥機を提供する。 【構成】 ヒータ10で空気を加熱(高温低湿)してで
きる温風は、2つの温風吹き込み口16・26→ドラム
3内の洗濯物に接触(高温高湿)→2つの温風吐き出し
口17・27→冷却(低温低湿〜温度は4〜5°C低
下)→送風機9→ヒータ10という経路で循環する。こ
の動作を繰り返して洗濯物の乾燥を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はドラム式洗濯・乾燥機に関し、さらに詳しくは、その乾燥性能の改 善および温風循環ダクト取り付けの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式洗濯・乾燥機は、水槽内でドラムが水平軸を中心に回転する構造にな っている。そして、ドラム内に収容された洗濯物の洗濯から乾燥までを同一のド ラムで行える。
【0003】 従来のドラム式洗濯・乾燥機の概略構成を図3に示す。ここでドラム式洗濯・ 乾燥機は、外槽1の内部にバネで吊り下げられた水槽2と、水槽2の内部で水平 軸4を中心に回転するドラム3とを備えている。ドラム3の周壁および側壁には 、洗濯液および温風を通すための通孔5a・5bが多数設けられている。また、 水槽2の側壁には、温風を循環させるための温風吹き込み口6および温風吐き出 し口7が設けられている。
【0004】 また、乾燥運転時に温風を循環させる目的で、温風吹き込み口6と温風吐き出 し口7とはダクト系8で接続され、その経路内に送風機9および温風加熱ヒータ 10が配置されている。11は給水弁であり、これは水槽2内へ洗濯用水を導入 するとき、および乾燥運転中に水槽2内へ除湿用冷却水を導入するときに開かれ る。洗濯液、冷却水の排出は、水槽2の下部に設けられた排水弁13および排水 ホース12を介して行われる。ドラム3は駆動モータ14により低速〜高速で回 転される。
【0005】 洗濯は、水槽2内に洗剤と水を入れ、ドラム3を低速回転させることにより行 われる。脱水は排水弁13を開いて洗濯液を排出した後、ドラム3を高速回転さ せることによりその遠心力を利用して行う。
【0006】 乾燥は、ドラム3を低速回転させながら温風を循環させ、洗濯物に含まれる水 分を蒸発させた後、その高温高湿状態になった空気を冷却水と接触させて水分を 凝縮させるという方法で行われる。除湿された空気は再びヒータ10で加熱され 、温風吹き込み口6からドラム3内へ導かれる。以上の動作を繰り返すことで乾 燥が行われる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
洗濯物の布傷みを防止する目的で加熱用温風の温度を高くしすぎないようにす るために、また冷却水や洗濯物と温風との接触を良好にするために、循環風量を 多くする必要がある。そのためには、ダクト系8の断面積を大きくする必要があ る。この場合、ダクトを直角近くに曲げる必要のある温風吹き込み口6および温 風吐き出し口7では、広い断面積を保持したままでは曲がりダクトの寸法が大き くなる。その結果、外形寸法(特に奥行寸法)が長くなって設置場所の制限を受 ける。このため、従来のドラム式洗濯・乾燥機では、圧力損失の増加はやむを得 ないものとし(風量を抑える)て、当該部分のダクト径を小さくするなどの方法 で対処していた。
【0008】 この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであって、外形寸法が小さくて 設置場所を小さくすることができるとともに、温風循環系の圧力損失が小さく、 さらに乾燥効率が良好で洗濯物の布傷みを防止することのできるドラム式洗濯・ 乾燥機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、外槽内に支持された水槽と、この水槽内で回転可能に支持され、 洗濯物を収容可能で周壁および側壁に多数の通風孔を有するドラムと、水槽の外 側に設けられ、洗濯物を乾燥させる温風を通風孔からドラム内へ導入した後、通 風孔からドラム外へ排出し、水槽を介して循環させる温風循環手段とを備え、さ らに水槽が、温風循環手段から供給された温風を水槽内へ導入する複数の温風入 口と、ドラムから水槽を介して排出された温風を温風循環手段へ排出する複数の 温風出口とを具備してなるドラム式洗濯・乾燥機である。
【0010】 すなわち、この考案のドラム式洗濯・乾燥機は、水槽に、乾燥用温風を水槽内 へ導入する温風入口と、ドラムから水槽を介して排出された温風を温風循環手段 へ排出する温風出口とをそれぞれ複数設けたことを特徴とする。そして、温風入 口および温風出口をいずれも複数とすることで当該部分のダクト1本1本の径を 小さくし、ひいては曲げ部寸法を小さくしようとする。換言すれば、水槽の温風 入口および温風出口の各接続部を複数箇所に分けて、1箇所当たりの寸法を小さ くし、複数個の入口または出口の断面積の合計で送風ダクトの入口部または出口 部の断面積を確保するようにする。
【0011】
【作用】
温風入口および温風出口をそれぞれ複数個に分割すると、1箇所当たりのダク ト面積が小さくなる(継手部の径が小さくなる)。したがって、ダクトを小さな 曲率半径で直角に曲げることができ、当該部分の奥行寸法が小さくなる。また、 温風入口および温風出口は複数個設けられているため、断面積の合計が大きくな る。そして、圧力損失が小さくなり、送風機の小型化や騒音の低減化に結びつく 。
【0012】 さらに、水槽に設けられる1つの温風入口および温風出口は小さくなるため、 ダクト接続部の気密性確保が容易となる。加えて、ドラム駆動用プーリなど他の 部品との干渉の可能性が小さくなり、場所の選定の自由度が大きくなる。その上 、温風入口が複数個であるため温風と洗濯物との接触範囲が広がり、乾燥ムラが 解消され、乾燥効率が向上する。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の1実施例を図面に基づいて説明する。なお、この考案はこれ によって限定されるものではない。図1および図2において、ドラム式洗濯・乾 燥機は、外槽1内に支持された水槽2と、この水槽2の内側に回転可能に支持さ れたドラム3とを備えている。そして、温風循環手段としての、ダクト系8、送 風機9およびヒータ10がそれぞれ所定箇所に配置されている。
【0014】 温風出口としての温風吐き出し口は、温風吐き出し口17と温風吐き出し口2 7の2つに分割されている。これらの温風吐き出し口17・27は、接続継手1 5で連結され、接続ダクト18により送風機9の吹き込み口側のダクト系8につ ながっている。接続ダクト18は洗濯時の水槽2の沈み込みや脱水時の振動を吸 収するために、ゴムや合成樹脂で蛇腹状につくられている。ここで接続ダクト1 8は、この実施例に示すように1本にまとめたものでもよく、各温風吐き出し口 17・27に直接1本ずつ、合計2本を接続したものでもよい。
【0015】 一方、温風入口としての温風吹き込み口は、温風吐き出し口17・27と同様 に温風吹み込み口16および温風吹き込み口26に2分割され、ヒータ10の吹 き込み側のダクト系8に接続されている。
【0016】 温風吹き込み口16・26および温風吐き出し口17・27における水槽2側 の接続部は、一定の間隔をあけて設けることで温風の流れに幅をつくることがで きる。
【0017】 この考案における改善の主目的である乾燥システムの運転動作に関し、以下に 説明を行う。ドラム3の内部における脱水後の洗濯物は、ドラム3を低速回転さ せることで上部に持ち上げられ自重で落下する(タンブリング)。そして、タン ブリングされながら温風と接触して洗濯物から水分が蒸発する。このため、温風 吐き出し口17・27では空気は高温高湿状態となっている。したがって、ここ で冷却水を接触させることにより高湿空気中の水分が凝縮する。そして、凝縮さ れた水分は機外へ排出されて、乾燥が進む。
【0018】 すなわち、ヒータ10で加熱されて高温低湿となった空気(温風)は、温風吹 き込み口16・26→ドラム3内の洗濯物に接触(高温高湿)→温風吐き出し口 17・27→冷却(低温低湿〜温度は4〜5°C低下)→送風機9→ヒータ10 という経路で循環する。このような動作を繰り返して乾燥を行う。すなわち、水 槽2内部の温風の流れは、温風吹き込み口16・26→ドラム3の側壁における 通風孔5b→洗濯物→ドラム3の周壁における通風孔5a→水槽2とドラム3と の隙間→温風吐き出し口17・27という経路をとる。
【0019】 以上のような温風循環系において、接続継手15が分割により従来よりも小さ くなることで当該部分の寸法を小さくすることができ、全体の小型化を図ること ができる。また、温風吹き込み口16・26、温風吐き出し口17・27を複数 個併せることで通風経路の断面積を大きく取ることが可能となる。これにより、 ダクト系8全体の空気流通が均一化されるため、圧力損失が小さく、騒音も小さ くすることが可能となる。
【0020】 さらに、温風吹き込み口16・26、温風吐き出し口17・27はそれぞれの 相対位置を任意に選ぶことができるため、乾燥に適した配置を取るように調整す ることができる。加えて、他の部品の配置の自由度が大きくなり組立性も向上す る。
【0021】
【考案の効果】
この考案のドラム式洗濯・乾燥機は上記のように構成されているので、次のよ うな効果を奏する。 (1)温風入口および温風出口が複数個設けられているため、接続ダクトや接 続継手などの寸法が小さくなり、製品の奥行寸法を小さくすることができる。ま た、温風入口および温風出口における接続部の合理的配置が可能になる。 (2)上記接続部の断面積は複数個の温風入口および温風出口の合計となるた め、大きく取ることが可能となり、循環系の圧力損失を小さくすることができる 。また、送風機の小型化により騒音を低減することができる。 (3)ドラム内への温風吹き込みが分散して行われるため、温風と洗濯物との 接触範囲が広がり、乾燥ムラの解消など乾燥性能の向上が図れる。また、局部的 に洗濯物を過熱することが少なくなり、布傷みの防止にもなる。 (4)接続ダクトなどの径を小さくすることで水槽の振動吸収のための蛇腹加 工が容易になり、ダクトのつぶれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例におけるドラム式洗濯・乾
燥機の内部構造を正面からみた構成説明図。
【図2】図1に示すドラム式洗濯・乾燥機の内部構造を
側面からみた構成説明図。
【図3】従来のドラム式洗濯・乾燥機の内部構造を側面
からみた構成説明図。
【符号の説明】
1 外槽 2 水槽 3 ドラム 5a・5b 通風孔 8 ダクト系(温風循環手段) 9 送風機(温風循環手段) 10 ヒータ(温風循環手段) 16・26 温風吹き込み口(温風入口) 17・27 温風吐き出し口(温風出口)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に支持された水槽と、この水槽内
    で回転可能に支持され、洗濯物を収容可能で周壁および
    側壁に多数の通風孔を有するドラムと、水槽の外側に設
    けられ、洗濯物を乾燥させる温風を通風孔からドラム内
    へ導入した後、通風孔からドラム外へ排出し、水槽を介
    して循環させる温風循環手段とを備え、さらに水槽が、
    温風循環手段から供給された温風を水槽内へ導入する複
    数の温風入口と、ドラムから水槽を介して排出された温
    風を温風循環手段へ排出する複数の温風出口とを具備し
    てなるドラム式洗濯・乾燥機。
JP835091U 1991-02-22 1991-02-22 ドラム式洗濯・乾燥機 Pending JPH04108086U (ja)

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