JPH04107528U - 車両の自動クラツチ装置 - Google Patents
車両の自動クラツチ装置Info
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- JPH04107528U JPH04107528U JP1871991U JP1871991U JPH04107528U JP H04107528 U JPH04107528 U JP H04107528U JP 1871991 U JP1871991 U JP 1871991U JP 1871991 U JP1871991 U JP 1871991U JP H04107528 U JPH04107528 U JP H04107528U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- solenoid valve
- diameter orifice
- vehicle
- engagement
- Prior art date
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- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラッチを断続操作する流体圧式クラッチア
クチュエータを備えた車両の自動クラッチ装置におい
て、エンジン回転など運転状態に適合してクラッチをゆ
るやかに接続すべきときに接続に要する時間を延ばすこ
となく、半クラッチを効かせてスムーズにクラッチを接
続できるようにする。 【構成】 クラッチエアブースタ1の自動制御用エア回
路10に排圧ポートに小径のオリフィス11をもつ電磁
弁12と同じく大圧のオリフィス13をもつ電磁弁14
を並列に配設する。そして、クラッチの断続を制御する
コントロールユニット15により車両の変速操作時など
でクラッチストロークセンサ16からの検出信号に基づ
き、エンジン回転など運転状態に適合してクラッチをゆ
るやかに接続すべく半クラッチ領域でのみ電磁弁12
を、その前後の領域で全ての電磁弁12、14を作動さ
せるように制御する。
クチュエータを備えた車両の自動クラッチ装置におい
て、エンジン回転など運転状態に適合してクラッチをゆ
るやかに接続すべきときに接続に要する時間を延ばすこ
となく、半クラッチを効かせてスムーズにクラッチを接
続できるようにする。 【構成】 クラッチエアブースタ1の自動制御用エア回
路10に排圧ポートに小径のオリフィス11をもつ電磁
弁12と同じく大圧のオリフィス13をもつ電磁弁14
を並列に配設する。そして、クラッチの断続を制御する
コントロールユニット15により車両の変速操作時など
でクラッチストロークセンサ16からの検出信号に基づ
き、エンジン回転など運転状態に適合してクラッチをゆ
るやかに接続すべく半クラッチ領域でのみ電磁弁12
を、その前後の領域で全ての電磁弁12、14を作動さ
せるように制御する。
Description
【0001】
この考案は車両の自動クラッチ装置の改良に関する。
【0002】
省燃費とイージードライブを両立させるものとして、機械式クラッチと従来の
多段歯車式トランスミッションに各種のセンサとアクチュエータを付加して変速
操作を自動的に行わせる自動変速装置が出現している。
【0003】
ところで、このような装置にあっては自動クラッチを構成するクラッチアクチ
ュエータは車両の変速操作時などで常に一定のストローク速度で駆動すればよい
というものではなく、そのときのエンジン回転など運転状態に応じて例えば低速
域でゆるやかに、高速域に素早くクラッチを接続することが要求される。
【0004】
そのため、流体圧式クラッチアクチュエータからの排圧流路に大径のオリフィ
スをもつ電磁弁と小径のオリフィスをもつ電磁弁と並列に配設し、クラッチをゆ
っくりと接続すべきときに小径のオリフィスをもつ電磁弁を、クラッチを素早く
接続すべきときに大径のオリフィスをもつ電磁弁を選択的に作動させるようにし
ている(自動車技術会誌「自動車技術」Vol.41、No.4、1987.第513頁掲載)。
【0005】
しかしながら、このような従来例ではクラッチをゆるやかに接続するときに小
径のオリフィスをもつ電磁弁の排圧流量によって決まる一定のストローク速度で
クラッチが切断位置から接続位置に移動するにすぎないので、半クラッチを十分
に効かせてスムーズに接続を図ろうとすると、どうしてもクラッチの操作時間が
長くならざるを得ないという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案はこのような問題点を解決するため、図1で示すように機械式クラッ
チを断続する流体圧式クラッチアクチュエータAを備え、クラッチアクチュエー
タAからの排圧流路に小径のオリフィスをもつ電磁弁Bと大径のオリフィスをも
つ電磁弁Cを並列に配設する一方、クラッチのストローク位置を検出するクラッ
チストロークセンサDと、車速など運転状態を検出する各種センサFと、これら
の検出信号に基づいてクラッチを速く接続すべきときに排気流路の電磁弁B、C
を全て作動させると共に、クラッチをゆるやかに接続すべきときには半クラッチ
領域でのみ小径のオリフィスをもつ電磁弁Bだけを、その前後の領域で全ての電
磁弁B、Cを作動させる制御手段Gを設けたことを特徴とする。
【0007】
クラッチをゆるやかに接続すべきときには半クラッチ領域でのみ排圧流量が大
きく絞られ、その前後の流量では全ての電磁弁を通して排圧される。したがって
、クラッチは半クラッチ領域でのみゆっくりと、その前後で素速くストロークす
る。その結果、クラッチの接続に要する時間を延ばすことなく、半クラッチを十
分に効かせて円滑にクラッチを接続することが可能となる。
【0008】
図2において、1は機械式クラッチを断続操作するクラッチアクチュエータと
してのエアブースタで、そのピストンロッド2はクラッチのアウタレバー3に連
結される。4は車両の発進時などでの微妙なクラッチ操作を手動で行うためのク
ラッチペダルで、クラッチペダル4を踏み込むと、マスタシリンダ5からクラッ
チブースタ1に供給される油圧でリレーピストン6を介してダイヤフラム7が押
され、手動用のエア回路8のエアリザーバ側とエアブースタ1側を連通する。こ
れにより、クラッチブースタ1はエアリザーバからダブルチェックバルブ9を通
してエア圧が供給され、そのパワーアシスト力でピストンロッド2が伸び出して
クラッチを切断する。
【0009】
また、クラッチペダル4を放すとクラッチブースタ1内の油圧がマスタシリン
ダ5に戻されるので、ダイヤフラム7のリターン動作によってエア回路8のエア
リザーバ側が遮断されると同時にブースタ1側の排気口を開く。これにより、エ
アブースタ1は内部のエア圧を排気口から排出しながらピストンロッド2が収縮
してクラッチを接続する。20はクラッチペダル4の踏み込みを検出するクラッ
チペダルスイッチを示す。
【0010】
エアブースタ1にはダブルチェックバルブ9を介して手動用のエア回路8と並
列に自動制御用のエア回路10が接続され、エア回路10に小径のオリフィス1
1を排圧ポートにもつ電磁弁12(3ウェイバルブ)に加えて、同じく大径のオ
リフィス13をもつ電磁弁14(2ウェイバルブ)が並列に配設される。なお、
電磁弁12はON時にエアリザーバからのエア圧をクラッチブースタ1に供給し
、OFF時にエア圧の供給を遮断すると共に、クラッチブースタ1内部のエア圧
を排圧ポートから排出する。また、電磁弁14はON時にクラッチブースタ1内
部のエア圧を排出ポートから排出し、ON時に排圧ポートを遮断する。
【0011】
15はクラッチのストローク位置を検出するクラッチストロークセンサ16と
、エンジン回転など運転状態を検出する各種センサ(図示せず)と共にクラッチ
の制御系を構成するコントロールユニットで、コントロールユニット15は車両
の変速操作時などでクラッチストロークセンサ16からの検出信号に基づき、エ
ンジン回転などの運転状態に適合するストローク速度でクラッチブースタ1を駆
動するように電磁弁12、14をONーOFF制御する。
【0012】
すなわち、クラッチを切断するときには電磁弁12をON(電磁弁14はOF
Fのまま)にする。これによりクラッチブースタ1はエア回路10から供給され
るエア圧によりピストンロッド2が伸び出してクラッチを切断する。またクラッ
チを素速く接続すべきときは電磁弁12をOFFにすると共に電磁弁14をON
にする。クラッチブースタ1内部のエア圧は電磁弁12、14の両方から排出さ
れるので、図3で示すようにクラッチが一定の速度で素速くストロークする。さ
らにクラッチをゆるやかに接続すべきときには電磁弁12をOFFにすると共に
、図4で示すようにクラッチのストローク位置A〜Dに応じて電磁弁14をON
ーOFF制御する。この場合、クラッチは半クラッチ領域B〜Cでゆっくりと、
その前後の領域A〜B、C〜Dで素速くストロークする。
【0013】
図5はクラッチをゆるやかに接続すべき場合での制御動作を説明するフローチ
ャートである。
【0014】
このような構成により、クラッチをゆるやかに接続すべきときには半クラッチ
領域でのみクラッチを微速移動させ、その前後ではストローク速度を速めるよう
にしたので、クラッチの接続に要する時間を延ばすことなく、半クラッチを十分
に効かせてクラッチをスムーズに接続することが可能となる。
【0015】
以上要するにこの考案によれば、機械式クラッチを断続する流体圧式クラッチ
アクチュエータを備え、クラッチアクチュエータからの排圧流路に小径のオリフ
ィスをもつ電磁弁と大径のオリフィスをもつ電磁弁を並列に配設する一方、クラ
ッチのストローク位置を検出するクラッチストロークセンサと、車速など運転状
態を検出する各種センサと、これらの検出信号に基づいてクラッチを速く接続す
べきときに排気流路の電磁弁を全て作動させると共に、クラッチをゆるやかに接
続すべきときには半クラッチ領域でのみ小径のオリフィスをもつ電磁弁だけを、
その前後の領域で全ての電磁弁を作動させる制御手段を設けたので、クラッチの
接続に要する時間を延ばすことなく必要に応じて、半クラッチを効かしながらク
ラッチをスムーズに接続することが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この効果のクレーム対応図である。
【図2】この考案の実施例を説明する構成図である。
【図3】同じくクラッチを素速く接続するときのストロ
ーク特性図である。
ーク特性図である。
【図4】同じくクラッチをゆっくりと接続するときのス
トローク特性図である。
トローク特性図である。
【図5】同じくコントロールユニット内で行われる制御
動作の一例を説明するフローチャートである。
動作の一例を説明するフローチャートである。
1 クラッチブースタ
10 自動制御用エア回路
12、14 電磁弁
15 コントロールユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 機械式クラッチを断続する流体圧式クラ
ッチアクチュエータを備え、クラッチアクチュエータか
らの排圧流路に小径のオリフィスをもつ電磁弁と大径の
オリフィスをもつ電磁弁を並列に配設する一方、クラッ
チのストローク位置を検出するクラッチストロークセン
サと、車速など運転状態を検出する各種センサと、これ
らの検出信号に基づいてクラッチを速く接続すべきとき
に排気流路の電磁弁を全て作動させると共に、クラッチ
をゆるやかに接続すべきときには半クラッチ領域でのみ
小径のオリフィスをもつ電磁弁だけを、その前後の領域
で全ての電磁弁を作動させる制御手段を設けたことを特
徴とする車両の自動クラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1871991U JPH04107528U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両の自動クラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1871991U JPH04107528U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両の自動クラツチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107528U true JPH04107528U (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=31905173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1871991U Pending JPH04107528U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 車両の自動クラツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04107528U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54102722A (en) * | 1978-01-27 | 1979-08-13 | Daikin Mfg Co Ltd | Device for controlling engagement of automobile clutch |
JPH01108420A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-04-25 | Jidosha Kiki Co Ltd | クラッチ操作装置 |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1871991U patent/JPH04107528U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54102722A (en) * | 1978-01-27 | 1979-08-13 | Daikin Mfg Co Ltd | Device for controlling engagement of automobile clutch |
JPH01108420A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-04-25 | Jidosha Kiki Co Ltd | クラッチ操作装置 |
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