JPH04107523U - 過負荷防止クラツチ - Google Patents

過負荷防止クラツチ

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Publication number
JPH04107523U
JPH04107523U JP3745391U JP3745391U JPH04107523U JP H04107523 U JPH04107523 U JP H04107523U JP 3745391 U JP3745391 U JP 3745391U JP 3745391 U JP3745391 U JP 3745391U JP H04107523 U JPH04107523 U JP H04107523U
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JP
Japan
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rotating body
recess
screw
overload prevention
prevention clutch
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Pending
Application number
JP3745391U
Other languages
English (en)
Inventor
兼紘 吉田
Original Assignee
株式会社ヨシダ電機
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ヨシダ電機 filed Critical 株式会社ヨシダ電機
Priority to JP3745391U priority Critical patent/JPH04107523U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 永久磁石の吸着力を利用した過負荷防止クラ
ッチにおいて、伝達トルクを調節でき、製造が簡単な過
負荷防止クラッチを提供すること。 【構成】永久磁石の吸着力を利用した過負荷防止クラッ
チにおいて、係止球体の代わりにネジ6を使用した構
成。 【効果】伝達トルクを調節することができ、製造が簡単
である。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、永久磁石を使用した過負荷防止クラッチに関するものである。
【従来技術及びその問題点】
従来から、トルク伝達の際、一定以上の過負荷がかゝったとき、第一回転 体と第二回転体がスリップして主動側駆動源の損傷を防止するようにした過負荷 防止クラッチとして図3に示される構造をしたものがあるが、これは、対向する 部分にそれぞれ係合孔a’、b’を有する第一回転体aと第二回転体bを使用し 、この係合孔a’、b’内に係止球体cを嵌合するように第一第二回転体a、b を面接させ、スプリングdの付勢力により第一回転体aを第二回転体bに圧接さ せることによって第一回転体aのトルクを第二回転体bに伝達するようにしたも ので、通常トルクの場合は、スプリングdによる圧接力によって第一、第二回転 体a、bは係止球体cを介して一体に回転してトルク伝達するが、第二回転体b に過負荷がかゝったとき、係止球体cは一方の係合孔a’あるいはb’から外れ て第一回転体aが空回りするようになっている。しかし、この構造のものはスプ リングdの付勢力の割りには伝達トルクが小さく、伝達トルクを大きくするには 第一、第二回転体の径を大きくする必要があってクラッチが大型化する欠点があ った。 そこで、スプリングの付勢力の代わりに永久磁石による吸着力を利用したもの が考案されたが、この場合も係合孔と係止球体を使用するものであったため、伝 達トルクつまり伝達するトルクの上限値を調節するには永久磁石の吸着力を変え るかあるいは係合孔の深さを変え、係止球体の径を変えなければならないので、 伝達トルクに応じて数種類のものを用意する必要があって不便であり、かつ、取 付け後の調節ができないだけでなく、クラッチの組み立てあるいは分解の際、係 止球体を落として紛失するようなことがあって難渋する等の欠点があった。
【考案の目的】
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するために、永久磁石の吸着力を利 用した過負荷防止クラッチにおいて、係止球体の代わりに係止突起具体的にはネ ジを使用し、ネジの突出量を調節することによって伝達トルクを調節することが できるようにした過負荷防止クラッチを提供することを目的とするものである。
【考案の開示】
本考案に係る過負荷防止クラッチは、底壁11の回転中心に回転軸2を設けた 有底円筒状の第一回転体1と、底壁31の回転中心に回転軸4を設けた前記第一 回転体1が嵌合する強磁性体から成る有底円筒状の第二回転体3とから成り、第 一回転体1には内部に永久磁石5を嵌合固着すると共に、第一回転体1の円筒部 周壁12の端部に中心部に向かって傾斜する円形のテーパー状凹部13を形成し 、第二回転体3の底壁31には第二回転体3に第一回転体1を嵌合したとき前記 凹部13と対応する箇所に螺孔32を形成し、同螺孔に螺合するネジ6の先端部 61を前記凹部13内に嵌合したことを特徴とするものである。
【考案の作用】
本考案の上記構成に従い、図示する実施例について本案過負荷防止クラッチの 作用を説明する。 即ち、第一回転体1と第二回転体3を図2の如く連結させ、ネジ6の先端部6 1が第一回転体1の周壁12の凹部13に嵌合させた状態で第一回転体1の回転 軸2を主動側駆動源の回転軸に、第二回転体3の回転軸4を従動側回転軸にそれ ぞれ接続して駆動源を駆動させると、第一、第二回転体1、3は凹部13に嵌合 したネジの係止力と永久磁石5の吸着による摩擦力によって一体に回転し、第一 回転体1のトルクを第二回転体3に伝達するが、従動側回転軸に大きな負荷がか ゝったとき、凹部13がその周壁のテーパー面の作用によってネジ6の先端部6 1を押し出そうとする力が働くので、第一、第二回転体1、3は永久磁石5の吸 着力に抗して離れようとして傾き、吸着による摩擦力が弱まって第一回転体1は 空回りしてトルクの伝達は中止される。従動側回転軸に過負荷がかゝっている間 はこの空回りが続き、主動側駆動部には過負荷がかゝらず損傷が防止される。 従動側回転軸の過負荷が解消すると、一回転の空回りの後、再びネジ6の先端 部61が凹部13に嵌合して第一回転体1のトルクが第二回転体3に伝達される 。 而して、伝達トルクを調節する必要が生じた場合、ネジ6を螺回してネジ先端 部61の凹部13への嵌入量を前述の状態より小さくすると、ネジ6による係合 抵抗が小さくなるため、従動側回転軸にかゝる負荷が小さくても第一、第二回転 体1、3は前述の如く分離し、伝達トルクは小さくなり、逆に嵌入量を大きくす ると、ネジによる係合抵抗が大きくなって第一、第二回転体の分離には大きなト ルクが必要となり、伝達トルクは大きくなる。つまりネジ6の先端部61の凹部 13への嵌入量を調節することによって伝達トルクを調節することができるもの で、主動側駆動源の出力あるいは従動側回転軸の負荷に応じて伝達トルクを変え ることができるものである。
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案に係る過負荷防止クラッチによれば、従来技術の永久 磁石の吸着力を利用した過負荷防止クラッチにおいて、係止球体と係合孔との係 合力の代わりに係止突起つまりネジの先端部と凹部との係合力を利用したもので あるから、ネジの螺回によるネジ先端部の凹部への嵌入量の調節によって伝達ト ルクを調節することができて便利であり、また、係止球体を使用していないので 、クラッチの組み立てあるいは分解の際、係止球体を落として紛失するようなこ とがなく、簡単にクラッチを製造することができるもので、実用的効果多大であ る。 尚、本実施例にあっては、凹部13を中心部に向かって傾斜する円形のテーパ ー状凹部としたが、ネジ6の先端部61の形状を、先細のテーパー形状としても よいこと勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案クラッチの分解斜面図、
【図2】同クラッチの縦断側面図、
【図3】従来のクラッチの縦断側面図
【符号の説明】
1…第一回転体、2…回転軸、3…第二回転体、4…回
転軸、5…永久磁石、6…ネジ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁11の回転中心に回転軸2を設けた有
    底円筒状の第一回転体1と、底壁31の回転中心に回転
    軸4を設けた前記第一回転体1が嵌合する強磁性体から
    成る有底円筒状の第二回転体3とから成り、第一回転体
    には内部に永久磁石5を嵌合固着すると共に、第一回転
    体1の円筒部同壁12の端部に凹部13を形成し、第二
    回転体3の底壁31には第二回転体3に第一回転体1を
    嵌合したとき前記凹部13と対応する箇所に螺孔32を
    形成し、同螺孔に螺合するネジ6の先端部61を前記凹
    部13内に嵌合したことを特徴とする過負荷防止クラッ
    チ。
  2. 【請求項2】前記凹部13を、中心部に向かって傾斜す
    る円形のテーパー状凹部としたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の過負荷防止クラッチ。
  3. 【請求項3】前記ネジ6の先端部61の形状を、先細の
    テーパー形状としたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の過負荷防止クラッチ。
JP3745391U 1991-03-01 1991-03-01 過負荷防止クラツチ Pending JPH04107523U (ja)

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JPH04107523U true JPH04107523U (ja) 1992-09-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003042042A1 (ja) * 2001-11-14 2005-03-03 株式会社湯山製作所 薬剤フィーダ
WO2013183394A1 (ja) * 2012-06-07 2013-12-12 株式会社エクセディ ツインクラッチ装置
WO2017164035A1 (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 Thk株式会社 トルクリミッタ

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JP4621428B2 (ja) * 2001-11-14 2011-01-26 株式会社湯山製作所 薬剤フィーダ
WO2013183394A1 (ja) * 2012-06-07 2013-12-12 株式会社エクセディ ツインクラッチ装置
WO2017164035A1 (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 Thk株式会社 トルクリミッタ

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