JPH071762U - 魚釣用リールのハンドル装着機構 - Google Patents

魚釣用リールのハンドル装着機構

Info

Publication number
JPH071762U
JPH071762U JP3677993U JP3677993U JPH071762U JP H071762 U JPH071762 U JP H071762U JP 3677993 U JP3677993 U JP 3677993U JP 3677993 U JP3677993 U JP 3677993U JP H071762 U JPH071762 U JP H071762U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
drive shaft
shaft
end portion
split groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3677993U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2571867Y2 (ja
Inventor
晋二 竹内
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
Priority to JP1993036779U priority Critical patent/JP2571867Y2/ja
Publication of JPH071762U publication Critical patent/JPH071762U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571867Y2 publication Critical patent/JP2571867Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動軸に対するハンドル軸のガタを安定かつ
確実に防止することのできる魚釣用リールのハンドル装
着機構の提供を目的とする。 【構成】 ハンドル12の回転を受けて回転し、ロータ
ーを回転駆動させる駆動歯車20を固着させた筒状の駆
動軸18内に、前記ハンドルの基部14から突出したハ
ンドル軸16を回り止め挿通させ、該ハンドル軸の先端
部をねじ部材22で螺合して前記駆動軸に締結する魚釣
用リールのハンドル装着機構であって、前記先端部とは
反対側の駆動軸の一端部18A外周に形成した係合面1
8tと、前記一端部に縦方向に形成した割溝18aと、
該割溝の形成された前記一端部18Aを受け入れつつ前
記係合面18tを前記駆動軸の中心方向に押圧できる前
記基部に形成したテーパ係合孔14Tとを具備よう構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピニングリールやクローズドフェイスリールのハンドル装着機構 に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の各リールにおいて、ハンドルの基部から突出したハンドル軸の、ハンド ル回転時のガタつきを抑制する機構が本出願人による実公昭60−777号公報 に開示されている。 即ち、雌ねじ部を形成したハンドル軸先端部に割溝を形成し、この雌ねじ部に テーパ部を有する雄ねじ部材を螺合させてこのハンドル軸先端部を拡開変形させ る。こうしてハンドル軸を駆動軸の内面に圧接させてハンドル軸のガタつきを抑 制している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、駆動軸とハンドル軸との締結は、割溝の形成されたハンドル軸先 端部の雌ねじ部と雄ねじ部材との螺合を介して行われているため、このハンドル 軸先端部の拡開によって前記螺合が緩くなり、ねじばかを生ずる虞が有る。 また、ハンドルを取り付けるリールの左右位置の頻繁の変更によってハンドル 軸先端部に拡開した永久変形状態が残り、螺合が緩くなる。
【0004】 更に、ハンドル軸先端部を雄ねじ部材のテーパ部で拡開させるため、このテー パ部に傷が付き、ハンドルの着脱を繰り返せば、テーパ部による安定した拡開作 用が得られなくなる。 また、ハンドル軸の先端部を拡開させて駆動軸の内面に圧接させる作用のため に、雄ねじ部材の頭部は駆動軸の先端面から離れている。このためハンドル軸は 駆動軸内における軸方向ガタを生じ易く、安定し難い。
【0005】 依って本考案は、駆動軸に対するハンドル軸のガタを安定かつ確実に防止する ことのできる魚釣用リールのハンドル装着機構の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本考案は、ハンドルの回転を受けて回転し、ローターを回転 駆動させる駆動歯車を固着させた筒状の駆動軸内に、前記ハンドルの基部から突 出したハンドル軸を回り止め挿通させ、該ハンドル軸の先端部をねじ部材で螺合 して前記駆動軸に締結する魚釣用リールのハンドル装着機構であって、前記先端 部とは反対側の駆動軸の一端部外周に形成した係合面と、前記一端部に縦方向に 形成した割溝と、該割溝の形成された前記一端部を受け入れつつ前記係合面を前 記駆動軸の中心方向に押圧できる前記基部に形成したテーパ係合孔とを具備した ことを特徴とする魚釣用リールのハンドル装着機構を提供する。
【0007】
【作用】
駆動軸の一端部外周に形成した係合面をハンドルの基部に形成したテーパ係合 孔に挿入しつつ、該駆動軸内に挿通させたハンドル軸の先端部をねじ部材で螺合 して駆動軸に締結すれば、前記駆動軸の一端部には縦方向に割溝を形成している ため、駆動軸の係合面がハンドルの基部のテーパ係合孔の壁面に押されてハンド ル軸表面に押圧され、緊締関係となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づき、更に詳細に説明する。 図1は本考案に係る魚釣用リールのハンドル装着部の断面図であり、軸方向の 6角形貫通孔18Hを有する駆動軸18が、リール本体10に軸受20を介して 回転可能に軸承されている。この駆動軸18には図示しないローターを回転させ るべくピニオンに噛合する駆動歯車21が該駆動軸18と共に回転するように一 体化されている。
【0009】 上記駆動軸18はその両端部18A,18Bがリール本体10の外部に突出し ており、この一端部18Aの側から6角形のハンドル軸16が挿入されており、 6角形同士なので回り止め挿通関係となっている。このハンドル軸16は、その 後端部がハンドル12の基部14に一体的に埋め込まれて該基部14から突出し ている。このハンドル12を回転させると、ハンドル軸16が回転するが、回り 止め挿通とは言っても該ハンドル軸16の外形寸法と駆動軸18の貫通孔18H の寸法とは一致しておらず、隙間がある。従って、ハンドル回転時にガタを生ず る。
【0010】 以下にこのガタを抑制する工夫を説明する。前記駆動軸18の一端部18Aの 外周はテーパ係合面である円錐面18tに形成されており、一方、ハンドル12 の基部14には、前記円錐面18tを受け入れることのできるテーパ係合孔であ る円錐孔14Tが形成されている。更には、該一端部18Aには縦方向に割溝1 8aが図3に明瞭に示されているように2箇所形成されている。
【0011】 ハンドル軸16の先端部内周には雌ねじ16Mが形成されており、前記駆動軸 18の端部18Bの端面18bの外径程度の大きさの頭部を有するねじ部材22 が前記雌ねじ16Mに螺合するよう構成されている。従って、ねじ部材22をハ ンドル軸16に螺合させ、ねじ部材22の頭部の下面22Bを駆動軸18の端面 18bに当接させ、その後更に螺合作動させると、図2の1点鎖線で示すように ハンドル12が駆動軸18に対して締結される。
【0012】 即ち図2は、ねじ部材22の頭部下面22Bが駆動軸18の端面18bに当接 した際のリール本体10や駆動軸18に対するハンドル12の位置を実線で示し ており、この状態からねじ部材22を更に螺合作動させると、図2においてハン ドル軸16を駆動軸18に対して引き上げるように作用し、駆動軸18の端部1 8Aは割溝18aの存在によって半径方向に収縮可能であるので、外形が円錐面 18tである駆動軸の一端部18Aがハンドル基部14の円錐孔14Tに引き込 まれ、円錐面18tが円錐孔14Tの壁面に押されつつ、駆動軸18の端部18 Aの内面がハンドル軸16の表面に押し付けられる。
【0013】 従って、ハンドル12の回転に対してハンドル軸16と駆動軸18とがガタを 生ずることなく、回転を駆動軸18に円滑に伝達することができる。また、ハン ドル軸16と螺合しているねじ部材22の頭部下面22Bが駆動軸18の端面1 8bに押圧しているため、ハンドル軸16が駆動軸18から抜け出ることがない ことは勿論、軸方向に緩むことも防止できる。
【0014】 上記実施例では、テーパ係合面とテーパ係合孔とを円錐形としたが、本考案は これに限らず、ハンドル軸16の先端部のねじ部材22の螺合作動によって駆動 軸18の一端部18Aがハンドル基部14に侵入しつつ一端部18Aが基部14 に接触する形態であればよい。従って、駆動軸18の端部18Aの外周面は球面 の一部等であってもよい。また、駆動軸18の端部18Bの外周形状を他端部1 8Aの円錐面18tと同様に形成し、割溝も形成すれば、ハンドル12を左右何 れの側にも取付、交換できる。なお、図1の部品24はキャップである。
【0015】 また、図4は図1から図3に示す実施例の変形例を示す。駆動軸18’の端部 18A’はその円錐面18t’が長く形成され、割溝18a’も長く、しかも4 箇所に形成されている。これによってハンドル軸表面と駆動軸18’の端部18 A’の内面との圧接量を増加させ、ガタ防止効果の向上を図ることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、駆動軸に対するハンドル軸の ガタを安定かつ確実に防止することのできる魚釣用リールのハンドル装着機構の 提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例としての魚釣用リール
のハンドル装着部の断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1の駆動軸部分の斜視図である。
【図4】本考案に係る第2実施例の駆動軸部分の斜視図
である。
【符号の説明】
10 リール本体 12 ハンドル 14 ハンドル基部 14T テーパ係合孔(円錐孔) 16 ハンドル軸 18 駆動軸 18A,18B 端部 18a 割溝 18t 係合面(円錐面) 21 駆動歯車 22 ねじ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転を受けて回転し、ロータ
    ーを回転駆動させる駆動歯車を固着させた筒状の駆動軸
    内に、前記ハンドルの基部から突出したハンドル軸を回
    り止め挿通させ、該ハンドル軸の先端部をねじ部材で螺
    合して前記駆動軸に締結する魚釣用リールのハンドル装
    着機構であって、 前記先端部とは反対側の駆動軸の一端部外周に形成した
    係合面と、 前記一端部に縦方向に形成した割溝と、 該割溝の形成された前記一端部を受け入れつつ前記係合
    面を前記駆動軸の中心方向に押圧できる前記基部に形成
    したテーパ係合孔とを具備したことを特徴とする魚釣用
    リールのハンドル装着機構。
JP1993036779U 1993-06-11 1993-06-11 魚釣用リールのハンドル装着機構 Expired - Lifetime JP2571867Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993036779U JP2571867Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 魚釣用リールのハンドル装着機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993036779U JP2571867Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 魚釣用リールのハンドル装着機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071762U true JPH071762U (ja) 1995-01-13
JP2571867Y2 JP2571867Y2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=12479266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993036779U Expired - Lifetime JP2571867Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 魚釣用リールのハンドル装着機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571867Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244004A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759566U (ja) * 1980-09-22 1982-04-08
JPS60777U (ja) * 1983-02-25 1985-01-07 株式会社音研 音声・コンピユ−タ−両信号用テ−プレコ−ダ−

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759566U (ja) * 1980-09-22 1982-04-08
JPS60777U (ja) * 1983-02-25 1985-01-07 株式会社音研 音声・コンピユ−タ−両信号用テ−プレコ−ダ−

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013244004A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Globeride Inc 魚釣用スピニングリール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2571867Y2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH071762U (ja) 魚釣用リールのハンドル装着機構
KR900007315Y1 (ko) 자기테이프 구동장치의 리일받침
JPH0228893Y2 (ja)
JP2586897Y2 (ja) 軸受装置及びその軸受装置に収容したベアリングを押し出すための工具
JPH0523882Y2 (ja)
JP2559908Y2 (ja) 魚釣用リ−ルのハンドル装着機構
JP2562924Y2 (ja) 魚釣用リ−ルのハンドル装着機構
JPH0718566U (ja) 魚釣用リ−ルのハンドル装着機構
JPS6326572Y2 (ja)
JP4187756B2 (ja) 車輪の固定構造
JPS5872555U (ja) 軸の支持装置
JPS6337123Y2 (ja)
JPH0671068U (ja) 締付工具におけるビットの抜け止め構造
JPS6119248U (ja) 画像形成装置の像担持体駆動力伝達構造
JPS611373U (ja) ドライバ−・ボツクスレンチ一体工具
JPH061850U (ja) 軸受内輪の抜け止め装置
JPH0340497Y2 (ja)
JPS5932535U (ja) ミラ−の駆動装置
JPH0456222U (ja)
JPH0452210Y2 (ja)
JP3123847U (ja) 車輪の固定構造
JPS631262Y2 (ja)
JPS5911889U (ja) 牽引巻上装置
JPS62104874U (ja)
JPS5835015U (ja) 固定装置