JPH04107490U - モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ - Google Patents

モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ

Info

Publication number
JPH04107490U
JPH04107490U JP3580491U JP3580491U JPH04107490U JP H04107490 U JPH04107490 U JP H04107490U JP 3580491 U JP3580491 U JP 3580491U JP 3580491 U JP3580491 U JP 3580491U JP H04107490 U JPH04107490 U JP H04107490U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
motor
vane pump
motor shaft
rotary vane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3580491U
Other languages
English (en)
Inventor
秀浩 浅井
Original Assignee
日本ピストンリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ピストンリング株式会社 filed Critical 日本ピストンリング株式会社
Priority to JP3580491U priority Critical patent/JPH04107490U/ja
Publication of JPH04107490U publication Critical patent/JPH04107490U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はモーター一体型ロータリーベーンポ
ンプにおいて、モーター軸に組付けるベーンポンプの位
置決め精度を高めることゝ部品交換を容易ならしむる取
付装置にある。 【構成】 フロントハウジングとセンターハウジングと
がボルトを介して両者が固定され、さらに、リアーハウ
ジングもボルトを介して固定されていること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモーター軸と一体型ロータリーベーンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリーベーンタイプのポンプは独立していて、モーターの如き駆動源との 接続にはカップリング又はプーリーを介して締結する手段と、前記モーター軸を 延長してポンプ軸を兼用し、該モーター端にポンプ本体を取付るタイプとに大別 される。
【0003】 上記ロータリーベーンポンプの場合ローター端面とサイドハウジング端面との 隙間およびローター溝巾とベーン厚さとの隙間並びにローター外径とセンターハ ウジング内周の最少隙間(以下トップクリアランスと呼ぶ)を僅少に設定するこ とがベーンポンプの性能を維持する上で最も重要な点である。
【0004】 また、外部からの衝撃力などが加わっても初期に設定したトップクリアランス を保持するために、図5に示すようにピンによりフロントハウジング3とセンタ ーハウジング5をまず位置決めを行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ピン8を用いて位置決めする場合は、モーター1をおき、該モータ ーの軸2にフロントハウジング3を組付け、続いてローター4、ベーン、センタ ーハウジング5およびリアーハウジング6を組付け後、治工具を介して仮締めし た状態で、トップクリアランスを調整する。
【0006】 次に、前記センターハウジング5、リアーハウジンク6を本締めした後、ピン 穴7加工を行い、該ピン穴7内の切り粉を取り除き、前記ピン8を圧入すること により完成する。
【0007】 従って、センターハウジング5とフロントハウジング3にピン8を圧入固定し ているため、最後に該フロントハウジング3、センターハウジング5およびリア ーハウジング6をボルト9をもって共締めするさいに、そのセンターハウジング 5内のローター4が見えない状態で組み立てゝいる。
【0008】 例えダイヤルゲージでもってトップクリアランスが設定されていても、組立後 、設定したトップクリアランスを確認する手段がないなどの欠点を有する。
【0009】 また、ピン穴7加工とピン8圧入時に、前記フロントハウジング3とモーター 1間の面振れ調整ライナーとモーター軸方向に過大負荷を受けるため、該調整ラ イナーが押し潰され、前記フロントハウジング3が面振れし、ベーンポンプが正 常に運転ができないという問題のみでなく、所定の性能を発揮することができな いなどの問題が起こり得る。
【0010】 また、前記ピン穴7加工作業工程と併せて切り粉除去作業工程を省略すること ができないため、コスト低減の障害の1つになっている。
【0011】 そこで、予めセンターハウジングをフロントハウジング側にボルトを介して位 置決め固定し、該ボルトが干渉しないようにセンターハウジングに通し穴とフロ ントハウジングにねじ穴を形成し、リアーハウジングに挿通した他のボルトをも って一体的に締結することにより、トップクリアランスの確認並びに調整ライナ ーを保護することが本考案の技術的課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するための手段は次の通りである。 フロントハウジングとセンターハウジングとがボルトを介して両者が固定され 、さらに、リアーハウジングもボルトを介して固定されていることを特徴とする モーター一体型ロータリーベーンポンプを提供することにある。
【0013】
【作用】
フロントハウジングに位置決めボルトでセンターハウジングに仮締めし、しか るのちローターをセットすると共にベーンの外周縁とセンターハウジングの内周 面間のトップクリアランスを調整後、前記位置決めボルトを固定するため、フロ ントハウジングとモーター間の面振れ調整ライナーを押し漬すようなことがなく 、かつ該面振れ調整ライナーによって正確な直角度を保持することができる。
【0014】
【実施例】
以下図に基づいて本考案の一実施例を説明する。 本考案は大別すると、モーター軸102該モーター軸102に組込まれるポン プ20とからなり、該ポンプ20はフロントハウジング201、センターハウジ ングを介して位置決めを兼ねて両者が固定され、さらに、リアーハウジングとセ ンターハウジングが前記位置決めボルトより幾分長い締結ボルトを介して前記フ ロントハウジングに固定されるモーター一体型ロータリーベーンポンプを提供す ることにある。
【0015】 該モーター軸102はベアリング103を介してモーター10側のフランジ1 01を貫通して軸方向に延長してなる。
【0016】 該モーター側のフランジ101の外側壁1011に環状の突出部1012が形 成され、該環状の突出部1012に対応する環状の凹部2012がポンプ20の フロントハウジング201の外側壁に形成される。
【0017】 301はモーター側のフランジ101の外側壁1011とフロントハウジング 201のモーター側外側壁2011間に挿入される直角度補正部材で、該補正部 材301はアルミニウムの如き、非鉄金属材による補正板を用いるのが好ましい 。
【0018】 貫通穴207を形成した前記フロントハウジング201をモーター10側のフ ランジ101に取り付けるべく、該フランジ101に雌ねじ205を形成し、該 雌ねじ205にボルト206を仮締めし、嵌合部分の曲面を支点にしてフロント ハウジング201を回動して、面振れ(直角度)を計測した後、締結する。
【0019】 2032.3032・・・はローター203に形成される複数のローター溝で 、該ローター溝2032.2032・・・に嵌装されたベーン2033.203 3・・・により外気が吸引口209より吸引されると同時に圧縮室2034が形 成され、該圧縮室2034内の加圧流体がノズル210から吐出される。
【0020】 2031は前記ローター203に形成された雌ねじで、該雌ねじ2031に螺 合される雄ねじ2035によって、前記ローター203がモーター軸102に固 定される。
【0021】 該ローター203をモーター軸102に固定されてからセンターハウジング2 02を組込むと共に前記フロントハウジング201に予め形成された雌ねじ20 36に位置決めボルト207が仮締めし、トップクリアランスを調整し、しかる のちセンターハウジング202がフロントハウジングに固定される。
【0022】 208はリアーハウジング204をセンターハウジング202に固定するため の締結通しボルトで、該ボルト208の先端はセンターハウジングを貫通して予 め形成されたフロントハウジングの雌ねじ2081に固定される。
【0023】 図4は本考案の他の実施例(請求項3記載のもの)を一部縦断正面図で、前記 実施例と異なる点はリアーハウジング204がセンターハウジング202に締結 ボルト209を介して直接固定されるところにある。 その他は前記実施例と同一につき同符号を付し、その説明は省略する。
【0024】 「考案の効果」 本考案はフロントハウジングとセンターハウジングとは位置決めボルトをもっ て仮締めし、ローターの外周面とセンターハウジングのトップクリアランスを調 整するため、高精度のポンプが得られる。
【0025】 また、従来の打ち込みピンに代えて締め付けボルトを用いているので、モータ ーのフランジとフロントハウジング間に挿入される補正部材を押し潰すことがな いので、フロントハウジングがモーター軸に正確に取り付けられる。
【0026】 また、本考案はピン穴加工は不必要とするものであるから、切り粉取り除き作 業工程を省略できると同時に切り粉がモーター及びポンプ内に入り込む恐れが全 くない。
【0027】 従って、モーター軸一体型ロータリーベーンポンプの効率をより一層高めるこ とが出来る。
【提出日】平成3年5月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 2032.3032・・・はローター203に形成される複数のローター溝で 、該ローター溝2032.2032・・・に嵌装されたべーン2033.203 3・・・により外気が吸引口211より吸引されると同時に圧縮室2034が形 成され、該圧縮室2034内の加圧流体がノズル210から吐出される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 図4は本考案の他の実施例(請求項3記載のもの)一部縦断正面図で、前記 実施例と異なる点はリアーハウジング204がセンターハウジング202に締結 ボルト209を介して直接固定されるところにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案モーター軸一体型ロータリーベーンポン
プの一部断面正面図である。
【図2】図1の一部断面側面図である。
【図3】図1○部の要部拡大断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す一部縦断面正面図で
ある。
【図5】従来例を示す一部縦断正面図である。
【符号の説明】
101はフランジ 102はモーター軸 20はポンプ 201はフロントハウジング 202はセンターハウジング 204はリアーハウジング 208はボルト 301は補正部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月28日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターとポンプ本体とを締結するため
    のフロントハウジングとモーター側のフランジのインロ
    ー部分のフロントハウジング側又は、該モーター側のフ
    ランジの半径方向内方に向かって曲面を形成し、該フロ
    ントハウジングとモーター側のフランジの間に補正部材
    を介在させ、モーター軸とフロントハウジングの直角度
    を補正可能ならしめたモーター軸一体型ロータリーベー
    ンポンプにおいて、前記フロントハウジングとセンター
    ハウジングとがボルトを介して両者が固定され、さら
    に、リアーハウジングもボルトを介して固定されている
    ことを特徴とするモーター一体型ロータリーベーンポン
    プ。
  2. 【請求項2】 リアーハウジングはセンターハウジング
    を介してフロントハウジングにボルトにて固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のモーター軸一体型ロータ
    リーベーンポンプ。
  3. 【請求項3】 リアーハウジングは締結ボルトを介して
    センターハウジンクに固定されることを特徴とする請求
    項1記載のモーター軸一体型ロータリーベーンポンプ。
JP3580491U 1991-02-27 1991-02-27 モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ Pending JPH04107490U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3580491U JPH04107490U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3580491U JPH04107490U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04107490U true JPH04107490U (ja) 1992-09-17

Family

ID=31917877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3580491U Pending JPH04107490U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04107490U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021241341A1 (ja) * 2020-05-26 2021-12-02 株式会社不二工機 排水ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021241341A1 (ja) * 2020-05-26 2021-12-02 株式会社不二工機 排水ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950008016B1 (ko) 스크롤압축기
JP3336632B2 (ja) 2シリンダ式密閉型電動圧縮機、その組立治具及びその組立方法
CN100443734C (zh) 压缩机叶轮与轴的结合构造
AU2004201490B2 (en) Turbocharge rotor
AU2004284449B2 (en) Quick-release pump module
US10036405B2 (en) Impeller rotator and method of assembling said impeller rotator
US9664107B2 (en) Driving device for hybrid working machine
US10094391B2 (en) Compressor housing for supercharger
JP2002369442A (ja) モータ
WO2023029391A1 (zh) 一种压缩机及其制造方法
KR20150036586A (ko) 밸런스 교정 및 포지티브 파일럿팅을 이용하는 압축기 휠
JPH04107490U (ja) モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ
JPH051886U (ja) 流体圧縮機
US5797181A (en) Methods of manufacturing automotive fuel pumps with set clearance for the pumping chamber
JPH03199686A (ja) モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ
JP2844791B2 (ja) 等速ジョイント
JP2017155717A (ja) 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機
CN215093331U (zh) 一种将轴承以及轴套辅助安装于转轴的夹具
CN220527793U (zh) 一种便于安装的电机
JPH10131879A (ja) 回転型冷媒圧縮機
JPH0521669Y2 (ja)
KR940006866B1 (ko) 유체 압축기 및 그 조립방법
JPS6333016Y2 (ja)
JPH0543291Y2 (ja)
KR200262667Y1 (ko) 원심펌프의 지지 기구