JPH03199686A - モーター軸一体型ロータリーベーンポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用９町」 本発明は、モーター軸一体型のロータリーベーンタイプ
の真空ポンプ又は圧縮機の面振れの補正に関する。

「従来の技術」 ロータリーベーンタイプのポンプは独立していて駆動源
との接続にカップリング又はプーリーを介して締結する
方法と、モーター軸を延長してポンプ軸を兼用し、モー
タ一端面にポンプ本体を朝付けるタイプとに大別される
。

上記ロータリーベーンポンプの壜台、性能を向上させる
には、下記各部クリアランスを狭くする必要がある。

ｌ）ロータ一端面とサイドハウジング端面の隙間＝サイ
ドクリアランス。

２）ローター外径とセンターハウジング内周の隙間＝ト
ップクリアランス。

３）ローター溝巾とベーン厚さの隙間＝ベーンクツ７ラ
ンス。

０ベーン長さとサイドハウジング端面の隙間＝ベーンサ
イドクリアランス。

ポンプが独立している前者の場合、ポンプ本体で、この
種クリアランス精度を良好に維持することは可能である
。

「発明が解決しようとする課題」 ところが、モーター軸を延長してポンプ軸を形成するタ
イプ（以下モーター軸一体型という。）の場合、モータ
ー軸とモータ一端面の直角度を精度よく維持するには旋
削、研削加工上きわめて困難である。

また、直角度をよくするには、モーター知立後、モータ
ー軸を基準として端面を加工すればよいが、コスト高に
なると共に切粉がモーター内部に侵入する恐れが十分あ
り、これが問題となり、実用的でない。

上記仕るように、モータ一端面の精度が悪い場合、上述
しに全てのクリアランス部分を広くして、部品同志の接
触を防ぐ必要が生じてくる。

これでは、ベーンポンプの真空圧又は圧縮圧の性能向上
が望めないと共に効率が著しく低下してエネルギー損失
が免れない。

そこで、モーター軸一体型ロータリーベーンポンプにお
いＣは、モーターフランジ側の精度のよくないのをポン
プ本体側サイドハウジングで補正し、各部のクリアラン
スを狭くすることにより、ベーンポンプ精度を高めるこ
とが本発明の技術的課題である。

「課題を解決するための手段」 上記技術的課題を解決するｋめの本発明の構成は、モー
ターとポンプ本体とを締結するためのサイドハウジング
とモーターフランジ部のインロー部分のサイドハウジン
グ側、又はモーターフランジ側に半径方向に開面を形成
しサイドハウジングとモーターフランジ部の間に直角度
補正部材を介在させて、モーター軸とサイドハウジング
の直角度を補正可能ならしめたことを特徴とするモータ
ー軸一体型ロータリーベーンポンプを提供することにあ
る。

「作　用」 サイドハウジングの１つ、例えばフロントハウジングの
位置決めとして形成されているモーター若しくはフロン
トハウジングインロー嵌合部分（以下単に嵌合部分とい
う。）がインロー径の略１／２以下の半径Ｒの■面に形
成されているので、前記フロントハウジングにボルトを
介して仮締めすると、該嵌合部分の開面を支点にしてフ
ロントハウジング側が回動する。

しかるのち、モーター軸上に測定器具の１つ、例えばダ
イアルゲージなセットし、フロントハウジングの端面の
面振れを計測し、該計測値に基づいて直角度補正部材（
以下単に補正部材という。

）の１つである補正板をサイドハウジングとモーターフ
ランジ部の間に挿入すると共に面振れを補正し、前記ボ
ルトを介してフロントハウジングを正確な直角度をもっ
て締結する。

このように、インロー部分に半径方向にｕｂ面を設けた
ため、フロントハウジングは回動可能となるので、直角
度の補正が容易となる。

また補正部材を用いることによって、正確な直角度をも
ってフロントハウジングを締結することが可能となるも
のである。

「実施例」 以下図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明モーター軸一体型ロータリーベーンポン
プの一部断面正面図、第２図は第１図の一部断面側面図
、第３図は第１図○部の要部拡大断面図を示す。

１０はポンプ２０を駆動せしむるモーターで、該モータ
ーｌＯはモーター軸１０１を有する。

該モーター軸１０１はベアリング１０２を介してモータ
ー１０のフランジ部１０３を貫通して軸方向に延長して
なる。

前記モーター１０のフランジ部１０３の外側壁１０３１
に環状の突出部１０３２が形成され、該環状の突出部＋
０３２に対応する環状の凹部２０１２がポンプ２ｏのフ
ロントハウジング２０】の外側壁２０１＋に形成される
。

該環状の突出部１０３２と環状の凹部２０１２によって
形成される所謂置台部分の環状の突出部１０３２の半径
方向に曲面！０３３が形成される。

該曲面１０３３の半径Ｒは、前記インロー径りの略１／
２以下である０〕が好ましい。

半径Ｒをインロー径の略１／２以下に数値限定した理由
は環状の突出部＋　０３２（Ｄ曲面１０３３の半径Ｒを
前記インロー径りの１７２以上に形成するとフロントハ
ウジング２０１　が動きにく＼なり、朝立の作業性が良
くないからである。

２０３２．２０３２．、、は、ローター２０３に形成さ
れる複数のローター溝で、該ローターｍ　２０３２　、
２０３２　、　、　。

に嵌装されたヘーン２０３３，２０３３．．．により外
気が吸引口２０９から吸引されると同峙に圧縮室２０３
４が形成され、該圧縮室２０３４内の加圧流体がノズル
２１０をへて吐出される。

３０１は、フランジ部＋０３の外側壁１０３１とフロン
トハウジング２０１のモーター側外側壁２０１１間に挿
入される直角度補正部材で、該補正部材３０１は鋼板の
如き補正板を用いるのが好ましい。

次に、モーター軸１０１上にローター２０３を止めねじ
２０３１にて締結し、順次フロントハウジング２０１を
モーター１０のフランジ部＋０３にボルト２０６にて締
結し、センターハウジング２０２をフロントハウジング
２０１にボルト２０７にて締結し、最後に、リアーハウ
ジング２０４をセンターハウジング２０２にボルト２０
８にて締結せしむることによって、ポンプ室に吸引室と
圧縮室が形成される。

本発明の第１実施例は以上の如き構成からなるので、ま
ず、モーターＩＯの端面すなわちフランジ部１０３の外
側壁１０３１にフロントハウジング２０１をボルト２０
６をもって仮締めすると、嵌合部分の曲面を支点にして
フロントハウジング側が回動する次いで、該モーター軸
１０１上にダイヤルゲージく図示せず）をセットし、前
記フロントハウジング２０１のローター側端面Ｃの面振
れ（直角度）を計測する。

謹直振れの値に相当する補正部材３０１を前記モーター
１０の端面とフロントハウジング２０１の間の任意箇所
に挿入することにより、該フロントハウジング２０１の
ローター側端面Ｃの面振れを補正すると共にボルト２０
Ｇをもって前記フロントハウジング２０１　を締結する
。

これにより、ローター２０３をモーター軸に刻して正確
に取り付けることができる。

第４図は本発明の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。

上記第１実施例と異なるところは環状の突出部と凹部が
逆に形成されている点にある。

すなわち、環状の凹部１０３４がモーターＩＯのフラン
ジ部＋０３の外側壁１０３１側に形成され、環状の突出
部２０１５がフロントハウジング２０１の外側壁２０＋
１に形成されている。

該環状の突出部２０１５の■面２０１３はインロー径り
の略１／２以下の半径Ｒをもって形成される。

以上の如き構成することにより生じる作用効果は第１実
施例と路間−につきその説明を省略する第５図は本発明
の他の実施例を示す要部拡大断面図である。

上記第１実施例と異なるところは補正部材の形状の変更
並び該補正部材を挿入する溝を形成した点にある。

すなわち、補正部材が弾力性を有する発条の１つ皿ばね
３０２若しくは波ワッシャーで、該朋ばね若しくは波ワ
ッシャーを挿入する満１０３５がモーター１０のフラン
ジ部１０３の外側ｕ１０３１側に形成されている。

満１０３５はサイドハウジング側に設けてもよく、双方
に設けてもよい。

以上の如き構成することにより生じる作用効果は第１実
施例と路間−につき、その説明を省略するが、発条を用
いに場合の方が補正部材をその都度挿入する必要がない
ため、作業性は著しく向上するものである。

「発明の効果」 本発明はモーターのフランジ部の外側壁とボンブのフロ
ントハウジングの外側壁間に環状の突出部と凹部がそれ
ぞれ形成されると共に環状の突出部の半径方向にはＲ形
状の曲面が形成されているので、フランジ部にボルトを
介してフロントハウジグを仮締めしたのちに、フロント
ハウジングの面振れが嵌合部分の１３１面を支点にして
容易に回動されると共に線面振れに相当する補正部材を
挿入し、しかるのち前記ボルトを締結することにより、
フロントハウジングがモーター軸に正確（高精度）に取
り付けることができるため、モーター軸一体型ロータリ
ーベーンポンプの効率をより一層高めることができるな
ど本発明特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明モーター軸一体型ロータリーベーンポン
プの一部断面正面図、第２図は第１図の一部断面側面図
、第３図は第１図Ｏ部の要部拡大断面図、第４図および
第５図は本発明の他の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 符号の説明 ｌＯ： ０３ ０３２ ０３４ ０１ ０１ ０２

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）、モーターとポンプ本体とを締結するためのサイ
   ドハウジングとモーターフランジ部のインロー部分のサ
   イドハウジング側又はモーターフランジ側に半径方向に
   曲面を形成しサイドハウジングとモーターフランジ部の
   間に直角度補正部材を介在させて、モーター軸とサイド
   ハウジングの直角度を補正可能ならしめたことを特徴と
   するモーター軸一体型ロータリーベーンポンプ。
2. （２）、サイドハウジングとモーターフランジ部の間に
   直角度補正板を挿入して補正することを特徴とする請求
   項１記載のモーター軸一体型ロータリーベーンポンプ。
3. （３）サイドハウジングとモーターフランジ部のいずれ
   か一方又は双方に発条挿入用の溝を設け、該溝に発条を
   挿入して補正することを特徴とする請求項１記載のモー
   ター軸一体型ロータリーベーンポンプ。
4. （４）、曲面の突出部の曲率はインロー径の略１／２以
   下にすることを特徴とする請求項１記載のモーター軸一
   体型ロータリーベーンポンプ。