JPS6350478Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350478Y2 JPS6350478Y2 JP2672985U JP2672985U JPS6350478Y2 JP S6350478 Y2 JPS6350478 Y2 JP S6350478Y2 JP 2672985 U JP2672985 U JP 2672985U JP 2672985 U JP2672985 U JP 2672985U JP S6350478 Y2 JPS6350478 Y2 JP S6350478Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- partition member
- inner diameter
- liner
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 21
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は遠心ポンプに関する。
遠心ポンプにおいては、ケーシングの本体およ
びカバーとで構成される内部空間内に仕切部材を
内装し、この仕切部材により上記内部空間を吸込
流路、ポンプ室および吐出流路等に区画形成して
いる。上記ポンプ室には羽根車が回転自在に収容
されている(第1図参照)。
びカバーとで構成される内部空間内に仕切部材を
内装し、この仕切部材により上記内部空間を吸込
流路、ポンプ室および吐出流路等に区画形成して
いる。上記ポンプ室には羽根車が回転自在に収容
されている(第1図参照)。
上記仕切部材は、軸方向に貫通する上記吸込流
路を形成した筒状部を有しているとともに、この
筒状部の下流側に位置して環状のライナが設けら
れており、このライナには上記羽根車の吸込側端
部が回転自在に内挿されるようになつている。
路を形成した筒状部を有しているとともに、この
筒状部の下流側に位置して環状のライナが設けら
れており、このライナには上記羽根車の吸込側端
部が回転自在に内挿されるようになつている。
羽根車が円滑に回転するためには、羽根車の吸
込側端部とライナとの間に適宜の隙間を確保して
おかなければならない。しかしながら、この隙間
は吸込流路とポンプ室とを連通しているので、高
圧のポンプ室から吸込流路側に漏洩が生じ、この
ためポンプ特性が低下する惧れがあり、これを防
止するためにはこの隙間ができるだけ狭いことが
望ましい。
込側端部とライナとの間に適宜の隙間を確保して
おかなければならない。しかしながら、この隙間
は吸込流路とポンプ室とを連通しているので、高
圧のポンプ室から吸込流路側に漏洩が生じ、この
ためポンプ特性が低下する惧れがあり、これを防
止するためにはこの隙間ができるだけ狭いことが
望ましい。
従来は、第4図に示すように筒状部1の内径を
ライナ2の内径よりも小さく形成して、ポンプ室
3から隙間4を経て吸込流路5に至る流路の流体
抵抗を大きくするようにしていた。そのためポン
プ特性の低下は比較的少ないが、組立時に隙間4
に対してゲージ等を差し込むことができないの
で、とりあえず羽根車6を回転させて摩擦抵抗を
調べ、最適と思われる嵌合状態が得られるように
調整して仕切部材7との相対的な位置を決めてい
た。したがつて、組立および調整に高度の熟練と
多くの時間を要し、しかも確実に調整することが
困難である。
ライナ2の内径よりも小さく形成して、ポンプ室
3から隙間4を経て吸込流路5に至る流路の流体
抵抗を大きくするようにしていた。そのためポン
プ特性の低下は比較的少ないが、組立時に隙間4
に対してゲージ等を差し込むことができないの
で、とりあえず羽根車6を回転させて摩擦抵抗を
調べ、最適と思われる嵌合状態が得られるように
調整して仕切部材7との相対的な位置を決めてい
た。したがつて、組立および調整に高度の熟練と
多くの時間を要し、しかも確実に調整することが
困難である。
また、第5図に示すように筒状部1の内径をラ
イナ2の内径よりも大きく形成すると、組立時に
適宜の隙間ゲージ等を用いることができ比較的容
易に羽根車6と仕切部材7との相対的位置を決め
ることができる。しかしながらこの場合は、筒状
部の外径を大きくしなければならず、かつポンプ
室3から吸込流路5に至る流路の流体抵抗が小さ
いため隙間4からの漏洩が多くなり、ポンプ特性
が劣化するという不具合がある。
イナ2の内径よりも大きく形成すると、組立時に
適宜の隙間ゲージ等を用いることができ比較的容
易に羽根車6と仕切部材7との相対的位置を決め
ることができる。しかしながらこの場合は、筒状
部の外径を大きくしなければならず、かつポンプ
室3から吸込流路5に至る流路の流体抵抗が小さ
いため隙間4からの漏洩が多くなり、ポンプ特性
が劣化するという不具合がある。
本考案は上記事情のもとになされたもので、そ
の目的とするところは、羽根車と仕切部材との適
確な相対的位置決めが容易で、しかもポンプ特性
が大幅に低下することのない遠心ポンプを提供す
ることにある。
の目的とするところは、羽根車と仕切部材との適
確な相対的位置決めが容易で、しかもポンプ特性
が大幅に低下することのない遠心ポンプを提供す
ることにある。
本考案は、仕切部材の筒状部内壁にライナの内
径より大きい内径の凹部と小さい内径の凸部とを
周方向に交互に配設したことを特徴とする。
径より大きい内径の凹部と小さい内径の凸部とを
周方向に交互に配設したことを特徴とする。
本考案によれば、仕切部材の筒状部内壁にライ
ナより内径の大きい凹部を設けたので、組立時に
この凹部を介してライナと羽根車との嵌合部を外
部から見ることができ、また必要に応じて嵌合部
に所望の隙間ゲージ等を挿入することができるか
ら、仕切部材と羽根車との相対的位置を容易にか
つ適確に調整することができる。しかも、ライナ
の内径より小さい内径の凸部を上記凹部と周方向
に交互に設けたので、この凸部が漏洩流体に対す
る抵抗となつて上記嵌合部からの漏洩を抑制する
ことができる。このためポンプ特性を大きく損う
ことなく組立および調整が容易な遠心ポンプを得
ることができる。
ナより内径の大きい凹部を設けたので、組立時に
この凹部を介してライナと羽根車との嵌合部を外
部から見ることができ、また必要に応じて嵌合部
に所望の隙間ゲージ等を挿入することができるか
ら、仕切部材と羽根車との相対的位置を容易にか
つ適確に調整することができる。しかも、ライナ
の内径より小さい内径の凸部を上記凹部と周方向
に交互に設けたので、この凸部が漏洩流体に対す
る抵抗となつて上記嵌合部からの漏洩を抑制する
ことができる。このためポンプ特性を大きく損う
ことなく組立および調整が容易な遠心ポンプを得
ることができる。
以下、本考案を図示の一実施例について説明す
る。第1図において、ケーシング10は本体11
およびカバー12等を備えている。ケーシング1
0には、カバー12に対して着脱自在に設けられ
た仕切部材13が内装されている。これら本体1
1、カバー12および仕切部材13によりケーシ
ング内に吸込流路14、吐出流路15およびポン
プ室16等が形成されている。仕切部材13には
吸込流路14が軸方向に貫通する筒状部17が設
けられるとともに、この筒状部17の下流側に位
置して環状のライナ18が嵌着されている。
る。第1図において、ケーシング10は本体11
およびカバー12等を備えている。ケーシング1
0には、カバー12に対して着脱自在に設けられ
た仕切部材13が内装されている。これら本体1
1、カバー12および仕切部材13によりケーシ
ング内に吸込流路14、吐出流路15およびポン
プ室16等が形成されている。仕切部材13には
吸込流路14が軸方向に貫通する筒状部17が設
けられるとともに、この筒状部17の下流側に位
置して環状のライナ18が嵌着されている。
一方、カバー12に支持された電動機19の主
軸20は、カバー12を流体の漏れなくかつ回転
自在に貫通してポンプ室16に突出しており、こ
の突出端部には羽根車21が取付けられている。
羽根車21の吸込側端部22は上記ライナ18に
回転自在に挿入されている。
軸20は、カバー12を流体の漏れなくかつ回転
自在に貫通してポンプ室16に突出しており、こ
の突出端部には羽根車21が取付けられている。
羽根車21の吸込側端部22は上記ライナ18に
回転自在に挿入されている。
また、仕切部材13の外周部には、羽根車21
の吐出側開口部23に対向位置して案内羽根24
が設けられている。
の吐出側開口部23に対向位置して案内羽根24
が設けられている。
以上の一般的構成は上記従来例におけると同様
であつてよく、電動機19により羽根車21を回
転駆動すると、吸込流路14を介して吸込んだ流
体をポンプ室16で加圧し、この流体を吐出流路
15を介して吐出するようになつている。
であつてよく、電動機19により羽根車21を回
転駆動すると、吸込流路14を介して吸込んだ流
体をポンプ室16で加圧し、この流体を吐出流路
15を介して吐出するようになつている。
上記仕切部材13には、第2図および第3図に
拡大して示すように、上記筒状部17の内壁に位
置して、上記ライナ18の内径より大きい内径の
凹部25と小さい内径の凸部26とが周方向に交
互に、それぞれ複数(図は3つの場合)ずつ配設
されている。
拡大して示すように、上記筒状部17の内壁に位
置して、上記ライナ18の内径より大きい内径の
凹部25と小さい内径の凸部26とが周方向に交
互に、それぞれ複数(図は3つの場合)ずつ配設
されている。
上記構成によれば、組立時にライナ18と羽根
車21の吸込側端部22との嵌合部27を、凹部
25を介して外部から見ることができ、また隙間
ゲージ等を挿入することもできるから、嵌合部2
7における隙間が均等になるように仕切部材13
と羽根車21との相対的位置を容易に調整するこ
とができ、羽根車21が円滑に回転できるように
することができる。
車21の吸込側端部22との嵌合部27を、凹部
25を介して外部から見ることができ、また隙間
ゲージ等を挿入することもできるから、嵌合部2
7における隙間が均等になるように仕切部材13
と羽根車21との相対的位置を容易に調整するこ
とができ、羽根車21が円滑に回転できるように
することができる。
しかも、凸部26の周方向幅は充分大きく設定
することができるから、この凸部26はポンプ室
16から吸込流路14側へ向かう嵌合部27を通
じての漏洩流に対して大きな抵抗となり、ポンプ
効率の低下を効果的に抑制することができる。さ
らに、凹部25と凸部26とを交互に設けるよう
にしたので、凹部25を設けたことによる筒状部
17の強度低下が僅かであり、補強のため筒状部
17の外径を大きく(肉厚を厚く)する必要がな
い。したがつて、Oリング28をより大径のもの
に置換する必要がないなどの効果もある。
することができるから、この凸部26はポンプ室
16から吸込流路14側へ向かう嵌合部27を通
じての漏洩流に対して大きな抵抗となり、ポンプ
効率の低下を効果的に抑制することができる。さ
らに、凹部25と凸部26とを交互に設けるよう
にしたので、凹部25を設けたことによる筒状部
17の強度低下が僅かであり、補強のため筒状部
17の外径を大きく(肉厚を厚く)する必要がな
い。したがつて、Oリング28をより大径のもの
に置換する必要がないなどの効果もある。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のでなく、その要旨とするところの範囲内で種々
の変更ないし応用が可能である。
のでなく、その要旨とするところの範囲内で種々
の変更ないし応用が可能である。
以上説明したように本考案によれば、仕切部材
の筒状部内壁に設けた凹部を介してライナと羽根
車との嵌合部を外部から見ることができ、また必
要に応じて嵌合部に所望の隙間ゲージ等を挿入す
ることができるから、組立時に仕切部材と羽根車
との相対的位置を容易にかつ適確に調整すること
ができる。しかも、ライナの内径より小さい内径
の凸部を上記凹部と周方向に交互に設けたので、
この凸部が漏洩流体に対する抵抗となつて上記嵌
合部からの漏洩を抑制する。このためポンプ特性
を大幅に低下させることなく組立および調整を容
易に行うことができる。
の筒状部内壁に設けた凹部を介してライナと羽根
車との嵌合部を外部から見ることができ、また必
要に応じて嵌合部に所望の隙間ゲージ等を挿入す
ることができるから、組立時に仕切部材と羽根車
との相対的位置を容易にかつ適確に調整すること
ができる。しかも、ライナの内径より小さい内径
の凸部を上記凹部と周方向に交互に設けたので、
この凸部が漏洩流体に対する抵抗となつて上記嵌
合部からの漏洩を抑制する。このためポンプ特性
を大幅に低下させることなく組立および調整を容
易に行うことができる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図および第3図は同例の要部を拡大して示す正面
図および断面図、第4図および第5図は相異なる
従来例を示す部分断面図である。 10……ケーシング、13……仕切部材、14
……吸込流路、17……筒状部、18……ライ
ナ、21……羽根車、22……吸込側端部、25
……凹部、26……凸部。
図および第3図は同例の要部を拡大して示す正面
図および断面図、第4図および第5図は相異なる
従来例を示す部分断面図である。 10……ケーシング、13……仕切部材、14
……吸込流路、17……筒状部、18……ライ
ナ、21……羽根車、22……吸込側端部、25
……凹部、26……凸部。
Claims (1)
- ケーシングと、軸方向に貫通する吸込流路を形
成する筒状部を有して上記ケーシングに内装され
た仕切部材と、この仕切部材により上記ケーシン
グに形成されたポンプ室に収容された羽根車と、
上記筒状部の下流側に位置して上記仕切部材に設
けられ上記羽根車の吸込側端部が回転自在に内挿
される環状ライナとを有する遠心ポンプにおい
て、上記筒状部の内壁に上記ライナの内径より大
きい内径の凹部と、小さい内径の凸部とを周方向
に交互に配設したことを特徴とする遠心ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2672985U JPS6350478Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2672985U JPS6350478Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61144296U JPS61144296U (ja) | 1986-09-05 |
JPS6350478Y2 true JPS6350478Y2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=30523014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2672985U Expired JPS6350478Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6350478Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP2672985U patent/JPS6350478Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61144296U (ja) | 1986-09-05 |
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