JPH04107136A - 三層構造保温材及びその製造方法 - Google Patents

三層構造保温材及びその製造方法

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JPH04107136A
JPH04107136A JP2226940A JP22694090A JPH04107136A JP H04107136 A JPH04107136 A JP H04107136A JP 2226940 A JP2226940 A JP 2226940A JP 22694090 A JP22694090 A JP 22694090A JP H04107136 A JPH04107136 A JP H04107136A
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JP
Japan
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fiber
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fibers
synthetic fiber
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JP2226940A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Hamaguchi
濱口 忠昭
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衣料用中綿として優れた保温性、快適性を有す
るとともに、特にスポーツ衣料等に要求される伸縮性に
優れた三層構造保温材に関するものである。
(従来の技術) 従来、保温性、快適性に優れた衣料用中綿として疎水性
繊維層の間に表面親水性繊維層をはさみ込んだ三層構造
のものが提案されている(特公平1−9190号公報)
、この三層構造の中綿は1デニール以下の繊度の疎水性
極細繊維を内層とし、表面親水性繊維を中間層として、
中間層よりもデニールの大きい疎水性繊維を外層として
構成された三層構造体である。内層に極細繊維を使用す
ることにより保温性を大きくするとともに、毛細管現象
により内部の水蒸気を中間層の表面親水性繊維層まで運
び、さらに外層の疎水性繊維が、中間層にある水蒸気を
外部に放湿するフィンの役目を果たすため水蒸気が保温
材中に結露せず、衣服内の温湿度を快適領域に長時間維
持できるものである。
(本発明が解決しようとする課題) しかしながら上記三層構造体は伸縮性に欠け、特に激し
い運動に追従することの要求されるスポーツ衣料用中綿
や美しいシルエンドの要求される女性用外衣の中綿とし
ては不適当であった。すなわち、伸縮性に欠けるため身
体寸法に対して衣服の余裕を大きくしなければならず、
運動に対する追従性や美的怒覚なと、種々の不都合が生
じてくる。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはかかる課題を解決するため、鋭意研究した
結果、保温性、快適性に優れ、かつ伸縮性にも優れた三
層構造保温材を得た。
すなわち本発明は、 (1)1〜3デニールの合成繊維からなる不織布を内層
とし、上記合成繊維と表面親水性繊維とが40 : 6
0〜70 : 30の重量比で混合された不織布を中間
層とし、中間層よりもデニールの大きい合成繊維を外層
として構成され、各層の繊維が互いに絡合してなる三層
構造保温材。
(2)1〜3デニールの潜在捲縮性を有する合成繊維不
織布を内層とし、上記合成繊維と表面親水性繊維とが4
0 : 60〜70 + 30の重量比で混合された不
織布を中間層とし、該中間層よりもデニールの大きい潜
在捲縮性を有する合成繊維不織布を外層として積層して
三層構造体となし、該三層構造体を一体化処理を施し、
次いで熱処理を施すことを特徴とする三層構造保温材の
製造方法である。
以下本発明について更に詳しく説明する。
本発明で用いる潜在14!縮性を有する合成繊維とは2
種類の収縮性の異なる合成繊維を偏心的に接合した複合
繊維が好ましく、ポリエステル系、ポリオレフィン系、
ポリアミド系のものが選ばれる。
例えばポリエステル系の複合繊維ではポリエチレンテレ
フタレートとエチレンテレフタレート単位を主体とし金
属スルホネート基を有する構成単位およびイソフタル酸
を共重合した共重合ポリエステルとを偏心的に接合して
得られる。この合成繊維ノW!縮数(JIS−1107
4)は通常15〜25 ケ/25mであるが、ウェブ作
製後、加熱処理により、微細な捲縮が発現し40ケ/2
5厘以上の捲縮数となる。
この微細な捲縮により、優れた伸縮性を得ることが可能
となる。勿論、潜在捲縮性を有する合成繊維は、前記偏
心張合せ型複合繊維(サイドバイサイド)に限らず、偏
心芯鞘型複合繊維等でもよい。
本発明の三層構造保温材の内層には1〜3デニールの上
記合成繊維が使用され、微細な捲縮により伸縮性に冨む
とともにその空隙にデッドエア(静止した空気)を大量
に保持し、優れた保温性を発揮するとともに毛細管現象
により、水蒸気を中間層に運ぶ役目を果たす、1デニ一
ル未満の場合は捲縮の発現力が弱く微細な巻縮ができな
い。
また3デニールを超えるとデッドエアを大量に保持でき
ずさらには毛細管現象も弱くなる。
一方中間層には上記内層で使用される合成繊維と、表面
親水性繊維とが40 : 60〜70 : 30の重量
比で混合された繊維が使用される0合成繊維の割合が4
0%未満の場合、伸縮性が悪くなり内外層を合成繊維で
構成していても、中間層の伸縮性が悪いため構成体全体
の伸縮性は非常に悪いものとなってしまう。また70%
を超えると表面親水性繊維の割合が30%未満となるた
め水蒸気の吸湿能力が弱くなり、中綿での結露が生じ、
ムレ惑べたつき怒を感し不快となる。従って合成繊維と
表面親水性繊維との混合割合は40 : 60〜70 
: 30が好ましく、さらにはso : so〜60 
: 40が好ましい。表面親水性繊維とはJIS L−
1070規格で示す公定水分率が2%以上の繊維をいう
が、好ましくは4%以上がさらに良い。例えば木綿、羊
毛、セルロース繊維あるいは親水性の改良された改質ポ
リエステル繊維などである。
外層を形成する繊維は中間層よりデニールの大きい前述
した合成繊維から選ばれたものであって、中間層にある
水蒸気を外部に放湿するフィンの役割を果たすとともに
微細な巻縮により伸縮性に富む役割を果たす。
三層構造体を一体化処理する方法としては二ドルパンチ
、ステッチボンド等の如く接着剤を用いない方が好まし
く、潜在捲縮の発現処理はこの三層構造体を形成した後
に行なえばよい。
すなわちウェブ形成前に微細な捲縮が存在する場合はカ
ードなどでのウェブ化が困難であるとともに、伸縮性も
劣った構造体しか得られない。二ドルパンチ、ステンチ
ボンド等で3次元的な接合点を形成してから、潜在捲縮
を発現させることによって優れた伸縮性が得られるので
ある。
本発明の三層構造体の表面にアクリルエマルジタン樹脂
等をスプレーして表面の毛羽伏せ処理を行なうことによ
って、可縫性などの良好なさらに好ましい保温材を得る
ことができる。
次に本発明の実施例について説明する。
(実施例) 第1表に示す繊維をそれぞれ別々にカーデイングしてカ
ードウェブとし、それらを組み合わせて積層し、ニード
ルパンチ加工を施した後、両面にアクリルエマルジゴン
をスプレーして熱凡式乾燥機で160°Cの熱処理を行
なって乾燥及び潜在捲縮の発現を行なって第2表の保温
材を得た。これら保温材の保温性及び伸縮性の評価を行
ない、その結果を第2表に示す、なお保温性、伸縮性の
評価は次に示す方法で行なった。
(1)乾熱時の保温性 保温性はクロー値で表わした。1クローとは環境条件2
1“C150%R1(、気流101/秒下に安静にすわ
っている人が気持よく感じる程度の衣服のもつ熱絶縁で
あり、この時の代謝工フルギーは50にcat / r
rr 、hr、皮膚温は33°Cである。実際には、A
STM保温性(恒温法)試験機などで熱源板の温度35
“Cを維持するのに必要な消費電力量を計測し、クロー
値に換算する6消費電力量は、第1図に示す保温性測定
器により計測する0図中、1は35°Cに空気温度を調
節する電熱ヒーターで、2は測定資料であり、3はサー
モスタット、4はファン、5は温度調節器、6はデジタ
ルタイマーを示す。
また、外気環境温度20°C,湿度65%RHで空気の
風速0.3m/secに調整する。ボンクス内温度が3
5°C一定になった後、10 X l0CIIの試料2
を置き、35℃を維持するために1時間に消費される電
力量を計測する。
クロー値は、次式によって求められる。
T1:外気温度゛C20°C To:ヒーターボックス内温度°c35°CQ;投入熱
量Kca l / rrr 、 hrWzt力(ヒータ
ー容量) ジュール熱I W =0.86Kcalt:ヒーター時
間(秒) S;試料の表面積(ポ) (2)汗をかいた時の保温性、残留水分量人間が衣服を
着用して、環境条件が一5°Cという厳寒状態下で汗を
かいた状態を想定して特願昭56−119586の衣服
内気候シミュレーシッン装置を用いて汗をかいたときの
保温性を測定し、併せて保温性測定後の残留水分量を次
式で夏山した。
残留水分量=60分後の試料の重さ一測定前試料の重さ 試料は20°C165%R1(で1昼夜調整したもので
ある。また、試料の面積は70dであり残留水分量は■
/70dの値である。また、三層構造素材の厚さ測定は
0.2g/cdの荷重下での値であり、単位は閣である
(3)  快適衣服内温度は日本人間工学会衣服部会発
行の「衣服と人体J  (1981)日本出版サービス
による。
(4)伸縮性 2伸引張試験機を使って、MD、 CD方向に同時に1
0%伸長する時に必要な応力をMO,CD方向の平均値
で表わした(2軸10%伸長応力)、また、MD、C[
+方向に同時に10%伸長した後、応力を取り除いた時
のMD、 CD方向の回復率をMD、 CD方向の平均
で表わした(2軸10%伸長回復率) 第1表 第2表かられかるように、本発明の三層構造保温材であ
る実験8111〜3は快適な衣服内温度域に早く到達し
、その維持時間が長く、残留水分量も少なくまた、伸縮
性に優れている。実験阻4は潜在捲縮性のある複合合成
域!1100%から成る保温材であるが、伸縮性は良い
ものの温熱時保温性が悪く、快適衣服内温度域に到達し
ても、維持時間が短く汗をかいた時の保温性が低い、ま
た残存水分量も多い、実験8115は内層及び中間層に
0.9デニールの複合合成繊維を使用した保温材である
が、捲縮の発現力が弱いため伸縮性が悪い、実験阻6は
内層に6デニールの複合合成繊維を使用しているため保
温性が低く、快適衣服内温度域までの到達時間が長く到
達しても再び温度が低下し維持時間が短かい、実l@N
n7.8は中間層の複合合成繊維とポリノジックとの混
合割合を変えた保温材であるが、複合合成mHの割合が
少ないと伸縮性が悪くなり、逆に多いと温熱時保温性が
悪くなることがわかる。実験N[19〜11は三層のう
ち、全部あるいは一層に複合合成繊維を含まない構成の
保温材であるが、いずれも伸縮性が悪い。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の保温性測定に用いられる保温性測定器
の模式図であり、第2図は本発明の三層構造保温材の断
面図である。 1:加熱ヒーター   7:外層 2:測定試料     8:中間層 3:サーモスタット  9:内層 4:ファン 5:温度調節器 6:デジタルタイマー 特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1〜3デニールの合成繊維からなる不織布を内層
    とし、上記合成繊維と表面親水性繊維とが40:60〜
    70:30の重量比で混合された不織布を中間層とし、
    中間層よりもデニールの大きい合成繊維を外層として構
    成され、各層の繊維が互いに絡合してなる三層構造保温
    材。
  2. (2)1〜3デニールの潜在捲縮性を有する合成繊維不
    織布を内層とし、上記合成繊維と表面親水性繊維とが4
    0:60〜70:30の重量比で混合された不織布を中
    間層とし、該中間層よりもデニールの大きい潜在捲縮性
    を有する合成繊維不織布を外層として積層して三層構造
    体となし、該三層構造体を一体化処理を施し、次いで熱
    処理を施すことを特徴とする三層構造保温材の製造方法
JP2226940A 1990-08-28 1990-08-28 三層構造保温材及びその製造方法 Pending JPH04107136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102963042A (zh) * 2012-11-28 2013-03-13 常熟市福亿印花炼染有限公司 一种条纹立感面料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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