JPH04106976U - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH04106976U
JPH04106976U JP836491U JP836491U JPH04106976U JP H04106976 U JPH04106976 U JP H04106976U JP 836491 U JP836491 U JP 836491U JP 836491 U JP836491 U JP 836491U JP H04106976 U JPH04106976 U JP H04106976U
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雄三 川邊
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株式会社シマノ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャスト時に釣り糸が係止片に絡む等の不都
合を抑制しながら、楽な操作で釣り糸の端部を係止片に
挟み込んで釣り糸の保持を行う。 【構成】 スプール軸芯に沿う方向視で、その外面がス
プール5のスカート部5Aの外面より突出しないよう
に、スカート部5Aに形成した凹部5Bに対して嵌め込
む状態で係止片35を揺動自在に設け、この係止片35
を、揺動軸芯を挟んだ一方の部位のスプール軸芯側への
押圧により他方が持ち上がるシーソ型に構成し、この係
止片35を前記非突出姿勢に設定する付勢機構36を設
け、この付勢機構36の付勢力によって釣り糸22を前
記凹部5Bの開口縁との間に挟み込む保持部35Bを、
この係止片35に形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピニングリールに関し、詳しくは、このスピニングリールの保管 時等においてスプールに巻回した釣り糸の先端部を保持するための糸止めに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のように構成されたスピニングリールとしては実公昭61−676 0号公報に示されるものが存在し、この従来例では樹脂製の係止片を、スプール の凹部に嵌め込み配置すると共に、この係止片と一体形成された部材の弾性力に よって、係止片をスプールの側に引き寄せて係止片とスプールのスカート部との 間で釣り糸を挟み込んで保持するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、前記従来例の構造について考えるに、この従来例では凹部に係止片が 配置されているため、例えば、キャスト時に釣り糸が係止片に絡む等の不都合を 生じ難いという良好な面を有する反面、係止片が常にスプールのスカートの側に 引き寄せられているため、釣り糸を保持する際には、釣り糸の端部付近を両手の 指先で摘み、このように摘んだ中間部を係止片とスカート部との間の間隙に掛け る状態に位置させた状態で、この釣り糸を係止片の側に引き寄せる動作を行こと になる。 つまり、この構造では、係止片とスカート部との間の間隙が小さく、しかも、 この係止片に付勢力が作用しているため、釣り糸を両手で摘む操作を必要とする ばかりでなく、比較的強い力で引き寄せる操作も必要とするのである。 本考案の目的は、キャスト時に釣り糸が係止片に絡む等の不都合を抑制すると いう良好な面を損なうことなく、楽な操作で釣り糸の保持を行えるスピニングリ ールを合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は、スプール軸芯に沿う方向視で、その外面がスプールのスカー ト部の外面より突出しないように、スカート部に形成した凹部に対して嵌め込む 状態で係止片を揺動自在に設けると共に、この係止片を、揺動軸芯を挟んだ一方 の部位のスプール軸芯側への押圧により他方が持ち上がるシーソ型に構成し、こ の係止片を前記非突出姿勢に設定する付勢機構を設け、この付勢機構の付勢力に よって釣り糸を前記凹部の開口縁との間に挟み込む保持部を、この係止片の前記 揺動軸芯を挟んだ夫々の部位の少なくとも一方に形成してある点にあり、その作 用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
上記特徴を例えば図1乃至図7に示すようにに構成すると、この係止片35に 釣り糸22を保持する場合には、揺動軸芯を挟んだ一方の部位をスプール軸芯側 への押圧することにより、他方が持ち上がるので、この持ち上がり状態の部位と スカート部5Aとの間に釣り糸22を挟み込んだ後、この押圧操作を解除するこ とにより係止片35の他方の部位と凹部5Bの開口縁との間に釣り糸22が挟ま れ、付勢機構36の付勢力によって釣り糸22の保持が行われる。 つまり、この考案では釣り糸22を保持する際に釣り糸22を両手で摘む操作 を行わずに済み、又、この釣り糸22を強い力で係止片35に引き寄せる操作も 行わずに済むものとなり、しかも、該リールを使用する際にも、係止片35が突 出しない構造なので、キャスト時に釣り糸22が係止片35に絡むことも無い。
【0006】
【考案の効果】
従って、キャスト時に釣り糸が係止片に絡む等の不都合を抑制するという良好な 面を損なうことなく、楽な操作で釣り糸の保持を行えるスピニングリールが合理 的に構成されたのである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図11に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部にベー ル3を有したロータ4、及び、スプール5夫々を配置すると共に、ハンドル軸6 によって駆動される駆動ギヤ7からの動力をピニオンギヤ8、筒軸9夫々を介し てロータ4に伝える伝動系、及び、ピニオンギヤ8からの動力を入力ギヤ10、 螺軸11、摺動子12夫々で成るオシレーティング機構によって往復運動に変換 してスプール軸13に伝える伝動系を備えてスピニングリールを構成する。 このリールではロータ4に形成された一方のアーム4Aと他方のアーム4Aの 揺動アーム14との間に前記ベール3を備え、この揺動アーム14には、図9に 示すように、アーム14と一体形成した軸部14Aに外嵌する状態でラインロー ラ15が設けられ、このラインローラ15はビス16で固定される保持部材17 によって抜け止めが為されている。
【0008】 又、図10に示すように、前記摺動子12は螺軸11の螺旋溝11Aに係合す るコマ部材18を内装すると共に、このコマ部材18の抜け止め用のプレート1 9と、このプレート19を貫通してスプール軸13を固定するビス20とを有し て成り、この摺動子12では、摺動時にその作動が円滑に行われるようにプレー ト19に形成した折り曲げ片19Aをリール本体2の蓋部2Aの案内溝2Gに係 合させると、同時に摺動子12そのものに形成した突片12Aをリール本体2の 案内溝2Gに係合させるようになっている。 又、スプール5とリール本体2との間には、そのリング状部21Aをスプール のスカート部5Aの後端部を覆う状態に配置し、一対の突出片21B,21Bを ロータ4のアーム部内面の溝部4Bに係入させた構造の糸落ち防止部材21がス プール軸13に回転自在に外嵌する状態で設けられている。 このリールでは、スプール前面に対して、ディスク型のドラグ機構Dを備え、 スプール5の内部にはスプール5に巻き取る釣り糸22の号数を表示する表示手 段Eを備え、スプール5のスカート部5Aに釣り糸22の先端部を保持する糸止 め部Fを備えている。
【0009】 前記ドラグ機構Dは、図7及び図8に示すように、スプール軸13の先端のネ ジ部に螺合する操作具23と、スプール軸13に対して回転不能状態に外嵌する スリーブ24に対して更に回転不能状態で外嵌する押圧部材25と、この押圧部 材25、スプール前面夫々に挟み込み状態で配置されたディスク26とで成り、 このドラグ機構Dでは操作具23の回動操作によって押圧部材25とディスク2 6との接触圧を調節することでスプール5の回転時における制動力の値を調節で きるよう構成され、更に、このドラグ機構Dでは操作具23の回動操作時にクリ ック音を発生させるよう操作具23の筒部のギヤ状面23Aに係脱するバネ材2 7を押圧部材25の筒状部の外面に取り付けており、このバネ材27は押圧部材 25の筒状部の開口25Aを介してギヤ状面23Aに接触することによって音出 しと同時に操作具23の筒部の外面に取り付けたクリップ28との接触によって 操作具23と押圧部材25との分離を阻止するように構成されている。 前記表示手段Eは、図1に示すようにスプール5の内部に空間の前面部に対し て、一対のピン29,29を介してスプール軸芯を中心にとした軌跡を描く動作 を行うように支持されたプレート30と、このプレート30の裏面に形成された 凹状部30Aに係脱するようスプール5に突設された突片31とで成り、このプ レート30では前面部に突設した摘み部30Bを介した操作によりスプール5に 巻き取る釣り糸22の号数に合わせてプレート30の前面に表記した数字をピン 29の位置に合わせる得るようになっている。
【0010】 尚、このスプール5の内部に空間にはスプールの回転時にクリック音を発生さ せるよう、前記スリーブ24の外面のギヤ状部24Aと係脱する音出し片32が バネ33で付勢された状態で設けられている。 図1乃至図7に示すように、前記糸止め部Fはスプール軸芯に沿う方向視で、 その外面がスプール5のスカート部5Aの外面より突出しないように、スカート 部5Aに形成した凹部5Bに対して嵌め込む状態で軸34を介して揺動自在に設 けた係止片35と、この係止片を前記非突出姿勢に設定するよう、この係止片3 5のアーム35Aに対して付勢力を作用させるべく、バネで成る付勢機構36と で成り、この係止片35は揺動軸芯を挟んだ一方の部位のスプール軸芯側への押 圧により他方が持ち上がるシーソ型に構成されると共に、この他方の部位のスプ ール軸側にはこの部位の厚みを減じるよう形状を設定した傾斜面で成る保持部3 5Bを形成してある。 そして、この係止片35に釣り糸22を保持する場合には、図2に示すように 、係止片35と凹部5Bとの間に釣り糸22を挿入し乍ら、図3に示すように、 揺動軸芯を挟んだ一方の部位をスプール軸芯側への押圧することにより、他方が 持ち上がるので、挿通した釣り糸22の端部を前記保持部35Bの側に引き寄せ てこの持ち上がり状態の部位とスカート部5Aとの間に釣り糸22を挟み込んだ 後、この押圧操作を解除することにより付勢機構36が係止片35を非突出姿勢 に設定するので図4、図5に示すように、係止片35の他方の部位と凹部5Bの 開口縁との間に釣り糸22が挟み込まれ付勢機構36の付勢力によって釣り糸2 2の保持が行われる。
【0011】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に例えば、係止片の揺動軸芯をスプール軸と直交する 方向に設定する、あるいは、係止片の姿勢を付勢機構で中立位置に保持するよう 設け、揺動軸芯を挟んだ二つの部位夫々に保持部を形成する等、様々な形態で実 施できる。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプールの縦断正面図
【図2】係止片と凹部との間に釣り糸を挿入した状態の
断面図
【図3】係止片を揺動操作した状態の断面図
【図4】釣り糸を保持した係止片を表す断面図
【図5】釣り糸を保持した係止片の側面図
【図6】係止片の支持構造を表す断面図
【図7】スプールの前部の一部切り欠き側面図
【図8】スプール前部の縦断正面図
【図9】ラインローラの支持構造を表す断面図
【図10】摺動子の構造を表す断面図
【図11】スピニングリールの縦断側面図
【符号の説明】
5 スプール 5A スカート部 5B 凹部 22 釣り糸 35 係止片 35B 保持部 36 付勢機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール軸芯に沿う方向視で、その外面
    がスプール(5)のスカート部(5A)の外面より突出
    しないように、スカート部(5A)に形成した凹部(5
    B)に対して嵌め込む状態で係止片(35)を揺動自在
    に設けると共に、この係止片(35)を、揺動軸芯を挟
    んだ一方の部位のスプール軸芯側への押圧により他方が
    持ち上がるシーソ型に構成し、この係止片(35)を前
    記非突出姿勢に設定する付勢機構(36)を設け、この
    付勢機構(36)の付勢力によって釣り糸(22)を前
    記凹部(5B)の開口縁との間に挟み込む保持部(35
    B)を、この係止片(35)の前記揺動軸芯を挟んだ夫
    々の部位の少なくとも一方に形成してあるスピニングリ
    ール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126378A (en) * 1981-01-26 1982-08-06 Hitachi Ltd Hydraulic elevator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57126378A (en) * 1981-01-26 1982-08-06 Hitachi Ltd Hydraulic elevator

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