JPH04106929U - 拾い上げ機 - Google Patents

拾い上げ機

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JPH04106929U
JPH04106929U JP1071291U JP1071291U JPH04106929U JP H04106929 U JPH04106929 U JP H04106929U JP 1071291 U JP1071291 U JP 1071291U JP 1071291 U JP1071291 U JP 1071291U JP H04106929 U JPH04106929 U JP H04106929U
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JP
Japan
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pick
plate
ground
conveyor
picking
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JP1071291U
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JPH077702Y2 (ja
Inventor
元紀 佐藤
眞一 曽根
Original Assignee
松山株式会社
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拾上体の沈下を防いで地面上の玉葱を拾い上
げ、地中の塊体がコンベヤに噛み込まれることを防ぎ、
玉葱を損傷することなく拾い上げる。 【構成】 コンベヤー体30,34の搬入部の前方に拾上体
19を設ける。拾上体19は左右の側板21の上端部間に拾上
板23を後上りに傾斜して設ける。拾上体19の左右の側板
21の下端部間に接地板25を水平状に設ける。拾上板23の
前端部と接地板25の前端部とを延長した仮想交点26の後
側部に土押部27を設ける。 【効果】 接地板25により拾上板23が土中深く食い込ま
ない。接地板25により地面近くの玉葱Aを地中に押し付
け玉葱Aの跳ね上げを防ぐ。土押部27により形成される
仮想先金部Cによって玉葱Aを損傷しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔考案の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】
本考案は拾い上げ機に係り、例えば、圃場に地干した玉葱や馬鈴薯などの収穫 物や、砂浜に散在する石などの塊体を拾い上げるものに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種の拾い上げ機としては、たとえば、収穫物を拾い上げる拾い上げ 機では、拾上機本体の前後左右に車輪を回転自在に軸架し、この前部左右の車輪 間に図4に示すように収穫物Aを圃場から拾い上げる板状の先金1を後上方に傾 斜して設け、この先金1の後端部にコンベヤ2の搬入部3を所定の間隔をおいて 連設する構造が採られている。そして、収穫物Aの拾上作業に際しては、先金1 の先端部を圃場の土中に挿入した状態で拾い上げ機を前進し、この先金1にて収 穫物Aを拾い上げるとともに、この収穫物Aを先金1からコンベヤ2の搬入部3 に搬入し後方に搬送するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記構造では、圃場が比較的硬い場合には問題が少ないが、収穫物Aを地干し する場合は、通常は収穫物Aを掘り上げた跡の地面上に放置して行なわれるので 、この収穫物Aの拾い上げ作業時での圃場は膨軟化されて比較的軟弱になってい ることが多いため、このような圃場での拾い上げ作業に際しては先金1が沈下し て必要以上に土中に深く食い込み収穫物A以外に多くの土や雑物を拾い上げる不 具合が生じることがあるとともに、抵抗も大きくなるという問題がある。
【0005】 また、板状の先金1を後上方に傾斜して設けられているため、この先金1の先 端部が進行する位置の土中に石や棒状の木片のような雑物Bが埋入している場合 には、先金1の通過によって雑物Bが先金1の裏面側に跳ね上げられ先金1の後 端部とコンベヤ2の搬入部3との間に噛み込まれ先金1やコンベヤ2を破損損傷 することがあるという問題がある。
【0006】 さらに、先金1の先端部は尖鋭になっているため、圃場の凹凸や運転ミス(作 業深さ)などにより先金1の先端部が地面の上方に位置した場合には、先金1の 先端部で収穫物Aを損傷することがあるという問題がある。
【0007】 そこで、本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、拾上体の沈下を防止 して拾上物を効率よく拾い上げることができ、また、拾上体の通過によって土中 の雑物が跳ね上げられて拾上体とコンベヤー体の搬入部との間に噛み込まれるこ とを防止して雑物によってこれらが破損損傷されることを防止でき、さらに、拾 上体の先端部で収穫物を損傷することのない拾い上げ機を提供することを目的と するものである。
【0008】 〔考案の構成〕
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の拾い上げ機は、移動自在の拾上機本体と、この拾上機本体の前端下部 に設けられ地面上の拾上物を拾い上げる拾上体と、この拾上体の後端部に搬入部 が連設され拾上体からの拾上物を後方に搬送するコンベヤー体と、前記拾上機本 体の後部に設けられ前記コンベヤー体の搬出部から搬出される拾上物を収納する コンテナと、を具備し、前記拾上体は、進行方向左右部に相対する側板を有し、 この左右の側板の上端部間に拾上板を後上りに傾斜して設けるとともに、前記左 右の側板の下端部間に接地板を水平状に設け、この接地板の前端部と前記拾上板 の前端部とを延長した仮想交点より後側部に土押部を設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案の拾い上げ機では、拾上物に沿って拾上機本体を前進すると、地面上の 拾上物は、拾上体によって順次拾い上げられるとともに、この拾上体からコンベ ヤー体の搬入部に搬入される。そして、この拾上物は、コンベヤー体によって後 方に搬送され、その搬出端部からコンテナ内に搬入収納される。
【0011】 この場合、拾上体の拾上板は後上りに傾斜して設けられているので、この拾上 板によって拾上物がコンベヤー体の搬入部に円滑に搬入される。また、拾上体の 接地板は水平状に設けられているので、この接地板によって拾上体の沈下が防止 されるとともに、土中に散在する雑物が土中に押し付けられて跳ね上がることが 防止される。さらに、接地板の前端部と拾上板の前端部とを延長した仮想交点よ り後側部に土押部が形成されているので、この土押部によって拾上体の前方には 押し寄せられた土による仮想先金部が形成され、この仮想先金部によって地面上 の拾上物は損傷されることなく拾上板上に円滑に案内される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明する。
【0013】 図において、10は拾上機本体で、この本体10は前側部には前後方向に水平状に延 在する枠体11が設けられているとともに、後側部には車台12が設けられている。 前記枠体11の前端左右部の下部には、支枠13が相対して突設されこの左右の支枠 13の下端部に支杆14が上下位置調節自在に取り付けられ、この左右の支杆14の下 端部にそれぞれ前輪15が回転自在に軸架されている。また、前記枠体11の途中に は、左右のコンベヤフレーム16が固着支持され、この左右のコンベヤフレーム16 の前記前輪15に向かって延在した先端部には板状の連結部17が形成されていると ともに、この左右のコンベヤフレーム16の後上方に向かって延在した後端部には 前記車台12の上方に位置する案内側板18が相対して連結されている。
【0014】 前記左右のコンベヤフレーム16の連結部17間に拾上体19が複数のボルト20にて 着脱自在に連結されている。この拾上体19は、図2に示すように、進行方向左右 部に前記連結部17の内側部にそれぞれ接合する相対する三角形状の側板21を有し 、この左右の側板21の上端部間すなわち、後上方に傾斜する相対する上縁部22間 に拾上板23が後上りに傾斜して設けられるとともに、前記左右の側板21の下端部 間すなわち水平状の下縁部24間に接地板25が水平状に設けられ、さらに、前記拾 上板23の前端部と前記接地板25の前端部とを延長した仮想交点26より後側部に板 状の土押部27が設けられ、この土押部27は上部より下部がやや後方に傾斜して形 成されている。また、前記拾上板23の後端部と前記接地板25の後端部との間に後 面板28が設けられている。そして、拾上体19は、その左右の側板21を左右の連結 部17の内側部間に配設し、左右の連結部17に穿設された複数の通孔から左右の側 板21に穿設された複数のねじ孔29のそれぞれにボルト20を捩じ込んで左右の連結 部17間に拾上体19を連結する。
【0015】 また、前記左右のコンベヤフレーム16の前端部間において、前記拾上体19の後 端部に搬入部を連設したコンベヤー体30が後上方に傾斜して設けられている。こ のコンベヤー体30は、前記拾上体19の後面板28側に従動ローラ31を設けるととも に、後方部に駆動ローラ32を設け、この従動ローラ31と駆動ローラ32との間に無 端回行体33を回行自在に懸架して構成されている。
【0016】 さらに、前記左右のコンベヤフレーム16には、前記コンベヤー体30の搬出部に 搬入部を連設したコンベヤー体としての持上コンベヤー34が後上りに傾斜して設 けられている。この持上コンベヤー34は、前記駆動ローラ32の後方に近接して駆 動ローラ35を設けるとともに、後方上部にテンションローラ36および従動ローラ 37を設け、これら各ローラ35,36,37間に無端回行体38を懸架して構成されてい る。また、前記左右の案内側板18間に案内体39が設けられている。
【0017】 さらに、前記枠体11の前部に入力軸40を有するミッシヨン41が設けられ、この ミッション41には、前記コンベヤー体30の駆動ローラ32及び前記持上コンベヤー 34の駆動ローラ35が連動連結され、それぞれの無端回行体33,38は図1時計方向 に回行されるようになっている。
【0018】 つぎに、前記車台12上には、前記案内体39から放出される拾上物を収納するコ ンテナ42が載置されている。
【0019】 つぎに、前記構造の作用を説明する。
【0020】 トラクタのリンク機構に枠体11のヒッチ43を連結するとともに、トラクタのP TO軸に入力軸40を動力伝達軸を介して連結し、コンベヤー体30の無端回行体33 及び持上コンベヤー34の無端回行体38を図1時計方向に連動回行する。
【0021】 そして、トラクタにより拾上機本体10を圃場の拾上物たとえば、玉葱Aに沿っ て前進すると、拾上体19は、土押部27の下部および接地板25を土中に埋入した状 態で前進されるとともに、地面上の玉葱Aは、拾上体19の拾上板23によって順次 拾い上げられるとともに、この拾上板23からコンベヤー体30の搬入部に搬入され る。そして、この玉葱Aは、コンベヤー体30の搬出端部から持上コンベヤー34の 搬入部に搬入されるとともに、後上方に搬送されてその搬出端部から案内体39を 介してコンテナ42内に搬入収納される。
【0022】 この場合、拾上体19の拾上板23は後上りに傾斜して設けられているので、この 拾上板23によって玉葱Aがコンベヤー体30の搬入部に円滑に搬入される。また、 拾上体19の接地板25は水平状に設けられているので、この接地板25によって拾上 体19の沈下が防止されるとともに、この接地板25によって土中に散在する雑物B たとえば石などの塊体や木片が土中に押し付けられてコンベヤー体30の搬入部側 に跳ね上がることが防止され、これら雑物Bがその搬入部に噛み込まれることが 防止される。
【0023】 さらに、接地板25の前端部と拾上板23の前端部とを延長した仮想交点26より後 側部に土押部27が形成されているので、この土押部27によって拾上体19の前方に は押し寄せられた土による仮想先金部Cが拾上板23に連続する状態に隆起形成さ れ、この仮想先金部Cによって地面上の玉葱Aは損傷されることなく拾上板23上 に円滑に案内され、圃場の凹凸や運転ミス(作業深さ)に際しても玉葱Aを損傷 することなく玉葱Aを順次拾上板23上に案内することができる。
【0024】 前記実施例では、拾上体19の土押部27は板状に形成する場合について説明した が、これに限らず、図3に示すように、拾上体19の土押部27は丸棒44を拾上板23 の前端部と接地板25の前端部とを延長した仮想交点26より後側部に設けて形成す るようにしてもよい。
【0025】 このように構成することにより、丸棒45からなる土押部27によって拾上体19の 前方には押し寄せられた土による仮想先金部Cが拾上板23に連続する状態に隆起 形成され、この仮想先金部Cによって地面上の玉葱Aは損傷されることなく拾上 板23上に円滑に案内され、圃場の凹凸や運転ミス(作業深さ)に際しても玉葱A を損傷することなく玉葱Aを順次拾上板23上に案内することができる。
【0026】 前記実施例では、玉葱Aを拾い上げる場合について説明したが、これに限らず 、たとえば、砂浜において石や木片などの雑物Bを拾い上げる拾い上げ機として 用いてもよい。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、コンベヤー体の搬入部に拾上物を搬入する拾上板を有する拾 上体に接地板を水平状に設けたので、この接地板によって拾上体が沈下すること を確実に防止できるとともに、拾上物を効率よく拾い上げることができ、また、 拾上体の接地板が通過することによって土中に散在する雑物が土中に押し付けら れこの雑物が跳ね上げられて拾上体とコンベヤー体の搬入部との間に噛み込まれ ることを確実に防止することができ、雑物によってこれらが破損損傷されること がない。また、拾上板の前端部と接地板の前端部とを延長した仮想交点の後側部 に土押部を設けたので、この土押部によって拾上体の前方には押し寄せられた土 による仮想先金部を形成することができ、この仮想先金部によって拾上物を前方 に押し戻したり損傷することなく拾上板上に円滑に案内することができる。した がって作業性にすぐれた拾い上げ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拾い上げ機の側面図で
ある。
【図2】同上拾上体の作業状態の側面図である。
【図3】他の実施例を示す拾上体の作業状態の側面図で
ある。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 拾上機本体 19 拾上体 21 側板 23 拾上板 25 接地板 26 仮想交点 27 土押部 30,34 コンベヤー体 42 コンテナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動自在の拾上機本体と、この拾上機本
    体の前側下部に設けられ地面上の拾上物を拾い上げる拾
    上体と、この拾上体の後端部に搬入部が連設され拾上体
    からの拾上物を後方に搬送するコンベヤー体と、前記拾
    上機本体の後部に設けられ前記コンベヤー体の搬出部か
    ら搬出される拾上物を収納するコンテナと、を具備し、
    前記拾上体は、進行方向左右部に相対する側板を有し、
    この左右の側板の上端部間に拾上板を後上りに傾斜して
    設けるとともに、前記左右の側板の下端部間に接地板を
    水平状に設け、この接地板の前端部と前記拾上板の前端
    部とを延長した仮想交点より後側部に土押部を設けたこ
    とを特徴とする拾い上げ機。
JP1071291U 1991-03-01 1991-03-01 拾い上げ機 Expired - Lifetime JPH077702Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1071291U JPH077702Y2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 拾い上げ機

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JP1071291U JPH077702Y2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 拾い上げ機

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Publication Number Publication Date
JPH04106929U true JPH04106929U (ja) 1992-09-16
JPH077702Y2 JPH077702Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31900427

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1071291U Expired - Lifetime JPH077702Y2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 拾い上げ機

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JPH077702Y2 (ja) 1995-03-01

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