JPH04106849U - 極板群搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極板群を収容して搬送する極板群ホルダーの
機種替時間を短縮すること。 【構成】 極板群ホルダー１とアタッチメント付チェー
ン２とを有する極板群搬送装置であって、前記極板群ホ
ルダー１は、プレート３とホルダーガイド４とを有し、
極板群を収容するものであり、前記プレート３は、平板
上に回転可能なツメ６を有するものであり、前記ホルダ
ーガイド４は、垂直に立てたガイド板７と底部に係合部
８とを有するものであり、前記極板群ホルダー１は、前
記プレート３のツメ６が前記ホルダーガイド４の係合部
８に係合し、前記プレート３と前記ホルダーガイド４と
が一体となるものであり、前記極板群ホルダー１は、前
記アタッチメント付チェーン２上に取付けられ、移動す
ることを特徴とするものである。 【効果】 ホルダーガイド４がワンタッチでプレート３
から着脱可能となり、極板群ホルダー１の機種替時間は
短縮する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、蓄電池の陰・陽極板とセパレータとを積み重ねた極板群を次工程へ 搬送する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、極板群製造装置で製造された極板群は、アタッチメント付チェーン上に 取付けられた数十個の筺体で搬送されていた。この筺体は、例えば本考案者らが 特願平２−２４４５３６号で開示した群ホルダー、すなわち上面と一側面が開口 した箱体をなし、極板群の大きさに応じさまざまな大きさのものが用いられてい た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた装置は、極板群の大きさに応じてアタッチメント付チェー ン上の筺体を取り替えねばならず、機種替え作業に長時間を要するという問題点 を有していた。

【０００４】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ は、極板群ホルダーの機種替時間を短縮することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、極板群ホルダー１とアタッチメント付 チェーン２とを有し、 前記極板ホルダー１は、プレート３とホルダーガイド４とを有し、極板群５を 収容するものであり、 前記プレート３は、平板上に回転可能なツメ６を有するものであり、 前記ホルダーガイド４は、垂直に立てたガイド板７と底部に係合部８とを有す るものであり、 前記極板ホルダー１は、前記プレート３のツメ６が前記ホルダーガイド４の係 合部８に係合し、前記プレート３と前記ホルダーガイド４とが一体となるもので あり、 前記極板群ホルダー１は、前記アタッチメント付チェーン２上に取り付けられ 、移動することを特徴とするものである。

【０００６】

【作 用】

プレートのツメを回転させるとホルダーガイドの係合部に係合目在となり、プ レートとホルダーガイドとが着脱自在となる。

【０００７】

【実施例】

本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図１は本考案装置の要部平面図、図２は図１の要部側面図、図３は本考案装置 係わる極板群ホルダーの斜視図、図４は極板群ホルダーのプレートとホルダーガ イドを分離した斜視図、図５は極板群ホルダーに極板群を収容した斜視図である 。

【０００８】 図１において、極板群搬送装置は、アタッチメント付チェーン２上に複数個の 極板群ホルダー１が並べて取り付けられたものであり、一般に両端に回転軸（図 示せず）を有し、チェーン２を回転させることにより、極板群を一端から他端ま で搬送するものである。前記極板群ホルダー１は図３のように上面と側面の一部 が開口した箱体であり、図４のようにプレート３とホルダーガイド４とに分離で きる。

【０００９】 プレート３は図４のように平板からなり、上面に軸１０を中心に回転するツメ ６が設けられている。また、ホルダーガイド４は、図５のように極板群４を収容 した時に整頓して収容でき、搬送中に荷崩れを起こさない様に垂直に立てた一対 のガイド板７を有し、底部に前記プレート３のツメ６と係合する一対の係合部８ を有する。（図４参照） このプレート３とホルダーガイド４とは図４のように、プレート３上にホルダ ーガイド４を載せ、ツメ６を矢印の方向に回転させると、ツメ６がホルダーガイ ド４の係合部８に係合し、一体になる。 そして、プレート３とホルダーガイド４とを分離する時は、ツメ６を回転させ て係合部８から外すとよい。

【００１０】 極板群ホルダー１とチェーン２は、図２にようにチェーン２に取り付けられた 取付板９に極板群ホルダー１のプレート３を嵌め込み取り付けられる。

【００１１】 極板寸法が変わった場合は、前記極板群ホルダー１のホルダーガイド４の大き さのみ変えればよいため、前記したように、ツメ６を回転させてプレート３から ホルダーガイド４を分離して、極板寸法に合ったホルダーガイド４と交換すれば よい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、ホルダーガイドがワンタッチでプ レートから着脱可能となり、機種替え時間が短縮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の極板群搬送装置の要部平面図である。

【図２】図１の要部側面図である。

【図３】本考案に係わる極板群ホルダーの斜視図であ
る。

【図４】図２のプレートとホルダーガイドを分離した斜
視図である。

【図５】図３の極板群ホルダーに極板群を収容した斜視
図である。

【符号の説明】

１ 極板群ホルダー ２ アタッチメント付チェーン ３ プレート ４ ホルダーガイド ５ 極板群 ６ ツメ ７ ガイド板 ８ 係合部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 極板群ホルダー（１）とアタッチメント
   付チェーン（２）とを有する極板群搬送装置であって、
   前記極板群ホルダー（１）は、プレート（３）とホルダ
   ーガイド（４）とを有し、極板群（５）を収容するもの
   であり、前記プレート（３）は、平板上に回転可能なツ
   メ（６）を有するものであり、前記ホルダーガイド
   （４）は、垂直に立てたガイド板（７）と底部に係合部
   （８）とを有するものであり、前記極板群ホルダー
   （１）は、前記プレート（３）のツメ（６）が前記ホル
   ダーガイド（４）の係合部（８）に係合し、前記プレー
   ト（３）と前記ホルダーガイド（４）とが一体となるも
   のであり、前記極板群ホルダー（１）は、前記アタッチ
   メント付チェーン（２）上に取付けられ、移動すること
   を特徴とする、極板群搬送装置。