JPH04106796U - 時打ち用の時計機械体 - Google Patents

時打ち用の時計機械体

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JPH04106796U
JPH04106796U JP1021491U JP1021491U JPH04106796U JP H04106796 U JPH04106796 U JP H04106796U JP 1021491 U JP1021491 U JP 1021491U JP 1021491 U JP1021491 U JP 1021491U JP H04106796 U JPH04106796 U JP H04106796U
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
hour
minute
clock
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Pending
Application number
JP1021491U
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English (en)
Inventor
秀嗣 池田
悟 山内
孝一 宮城
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくして構成を簡単にし、プリ
ント基板との間を接続するリード線等を不要にして接続
及び組立を容易にする。 【構成】 下ケース1内にプリント基板2を固定し、プ
リント基板2に時計機械体を駆動する回路と時打ちを行
なう回路等を有する集積回路3を接続する。プリント基
板2に時針歯車5aと同心的に時打ち情報を検出用のコー
ドパターンを形成する。時針歯車5aの下面に複数の接点
を有する時打ち情報検出用の接片6を固着し、コードパ
ターン上を摺接してバイナリーコードを作成する。分針
パイプ8の内端部に山型の分カム8aを一体的に形成し、
正時検出を行なうスイッチ10,11の先端部の開閉を制御
して正時を検出する。スイッチ10,11と出力端子12,13
は、互いに対応するものを一体的に形成してプリント基
板2に予め接続し、透孔14,15によって分離する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、時打ち用の時計機械体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近来時打ちのための機構として、機械的な手段によらずに電子的な数取り機構 を備えたものがある。例えば、第1の従来技術として実公昭61−18470号 公報には、1時から12時までの12の時を示す情報をバイナリーコードで作り 出すものが開示されている。これはバイナリーコードで作り出すためには4ビッ ト必要であるので、時針車と同速で回転する金属製のコード検出バネ体(第2時 針車に相当)に、電気レベルパターンに常時弾接する1本のリード部と、それぞ れ別種のコードパターンに弾接する4本のリード部とを設け、回路基板と一体の コード情報板に形成してあるコードパターンに、上記4本のリード部がオン・オ フし、これにより4ビットのバイナリーコードを作成するものである。
【0003】 また、第2の従来技術として実公昭63−29278号公報には、時計輪列と 噛合して1時間に1回転する歯車(第2分針車に相当)に、突起部を有するカム を設け、このカムによってオン・オフしてパルス信号を発する接点ばねと接点部 を地板に固着し、この接点部からのパルスによって正時信号を得て報時音を発す るものが示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の第1及び第2の従来技術では、いずれも第2時針車又は第2分針車が必 要で、部品点数が増加し、構成が複雑である。また第2の従来技術では、接点ば ね及び接点部はいずれも地板に設けてあるので、回路基板の所定の位置に導通さ せるためには、リード線などの接続手段が別に必要となり、構成及び組立が一層 複雑になっている。
【0005】 そこで本考案の目的は、部品点数を少なくし、またプリント基板の所定の位置 に導通させるためのリード線などの接続手段を不要にして構成を簡単にすると共 に、接続及び組立を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の時打ち用の時計機械体は、プリント基板 上に時計機械体を駆動するための回路と、時打ちを行うための回路とが実装して ある。時針車がプリント基板を貫通して回転自在に設けてあり、時針車のプリン ト基板との対向面に、複数の接点を有する接片が設けてあり、時針車に対向する プリント基板の面上に、接点が摺接可能な時打ち情報検出用のコードパターンが 設けてある。また分針パイプと一体的に分カムが設けてあり、分カムによって開 閉が制御される正時検出用のスイッチがプリント基板の面上に予め接続してある 。
【0007】 さらに上記のプリント基板の面上には、1対の出力端子が予め接続してあり、 1対の出力端子は正時検出用のスイッチを構成する接片と一体的に形成されてプ リント基板に接続された後で、分離してある。
【0008】
【作用】
コードパターンには、直接時針車に設けた接片が摺動して時打ち情報を検出す る。プリント基板に直接接続してある正時検出用のスイッチは、分カムに制御さ れて正時を検出する。
【0009】
【実施例】
図1に示すように、下ケース1内には、プリント基板2が固定してある。プリ ント基板2の上面には配線パターンが形成してあり、所定位置にトランジスタT r,抵抗R,コンデンサCなどの回路素子が接続してある。プリント基板2のほ ぼ中央部に集積回路(IC)3が接続してあり、ポッティング樹脂3aによって 覆われている。IC3は時計機械体Kを駆動するための時計回路と,時打ちコー ドデータの供給により時打ちを行なうための時打ち回路を備えている。下ケース 1及びプリント基板2の所定の位置に、指針軸G(第2図示)が貫通する透孔1 a,2a(図2,3図示)が設けてある。透孔2aの回りには、図3に示すよう に、透孔2aと同心的に時打ち情報を検出するためのコードパターン4が形成し てある。
【0010】 図2に示すように、透孔1a及び2aを貫通する時針車5のパイプの内端部に 一体的に形成してある時針歯車5aの下面には、時打ち情報検出用の接片6が固 着してある。接片6には図1に点線で示しているように、径方向に整列する4つ の接点6a…が設けてあり、この接点6a…が時針歯車5aの12時間に1回の 回転と共にコードパターン4上を摺接してオン・オフし、1時から12時までに 対応するバイナリーコードを作成する。時針歯車5aの下面には、接片6のばね 力とバランスを保つように、もう1つの接片7を固着し、その接点7aがプリン ト基板2の上面を摺動する。
【0011】 時針車5には分針パイプ8が貫通しており、分針パイプ8の内端部には山型の 分カム8aと分針カナ8bが一体的に形成してある。分針パイプ8には分針歯車 9が図示しないスリップ機構を介して取り付けてある。
【0012】 正時検出を行なうスイッチを構成する1対の接片10,11は、その基部でプ リント基板2の所定位置に接続してある。接片10の先端部は、分カム8aに係 合可能な位置まで延伸している。接片11の先端部は、通常状態においては接片 10の先端部と離れた位置まで延伸しており、分カム8aとは係合不能であるが 接片10の弾性変形の範囲内に位置している。従って12時位置近くになって接 片10が分カム8aに押されて撓められた後解放されると、接片10はそのばね 力で復帰した時に瞬間的に接片11に接触することになる。
【0013】 出力端子12,13は、その基部でプリント基板2の所定位置に接続し、その 先端部は、下ケース1から露出状態になっている。出力端子12,13の基部は 接片10,11の基部とそれぞれ対向しているが、製造時には両者は連結して一 体的に形成される。この一体的に形成された2本の接片を、プリント基板2に接 続した後で、プリント基板2を貫通して透孔14,15を設けることにより両者 を分離したものである。この出力端子12,13に、外部に設けられている例え ばスピーカ等の報音装置(図示せず。)が接続されている。
【0014】 図2に示すように、時針車5及び分針パイプ8は下ケース1と中板16によっ て回転自在に軸支してあり、分針パイプ8内を貫通する秒針軸17の内端部に、 秒針車18が固着してある。秒針車18は中板16と上ケース19により回転自 在に軸支してある。ロータ20の回転は駆動車21を介して秒針車18に伝達さ れ、秒針車18の回転は中間車22を介して分針歯車9に伝達され、分針歯車9 の回転によりスリップ機構を介して分針パイプ8を回転させ、分針カナ8bの回 転が日の裏車23を介して時針車5に伝達される。
【0015】 ロータ20の回転によって、上記の時計輪列を介して分針パイプ8が1時間に 1回転し、時針車5が12時間に1回転する。分針パイプ8と共に分カム8aも 回転し、図示しない分針が正時に近付くと、分カム8aに接片10の先端部が係 合する。次いで分カム8aの回転と共に接片10を押してこれを撓めてゆき、分 カム8aが通過したときに接片10はそれ自身のばね力で復帰し、中立点を通過 して接片11の先端部に瞬間的に接触してスイッチがオン・オフして正時を検出 する。この正時検出時の時打ち情報は、時針車5の接片6の4つの接点6a…が 弾接しているコードパターン4の位置で検出される。従ってコードパターン4に よる1時から12時までの時打ち情報と、接片10,11とによる正時情報とが 時打ち回路に供給され、当該時に対応した報時音がスピーカから発せられる。
【0016】
【考案の効果】
以上に説明したように、プリント基板上には、所定の回路及びコードパターン 等が設けてあるばかりでなく、正時検出用のスイッチが予めプリント基板に接続 してあるので、リード線など接続用の余分な部品が不要で接続が容易となり、こ のスイッチは直接分針パイプに設けた分カムに係合するので、第2分針車などが 不要となり、また時打ち情報検出用の接片を時針車に設けてコードパターンに摺 接させるので、第2時針車などが不要となり、構成が極めて簡単でコンパクトに 構成できる。また同一のプリント基板上に必要な回路,コードパターン,接片な どを設けているので、1個の部品として取り扱うことができ、組立が容易となる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部平面図
【図2】要部の拡大縦断面図
【図3】コードパターンを示す部分平面図
【符号の説明】
2 プリント基板 4 コードパターン 5 時針車 6 接片 6a,7a 接点 8 分針パイプ 8a 分カム 10,11 正時検出用のスイッチ 12,13 出力端子 14,15 透孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に時計機械体を駆動する
    ための回路と、時打ちを行うための回路とが実装してあ
    り、時針車が上記プリント基板を貫通して回転自在に設
    けてあり、上記時針車の上記プリント基板との対向面
    に、複数の接点を有する接片が設けてあり、上記時針車
    に対向する上記プリント基板の面上に、上記接点が摺接
    可能な時打ち情報検出用のコードパターンが設けてあ
    り、分針パイプと一体的に分カムが設けてあり、上記分
    カムによって開閉が制御される正時検出用のスイッチが
    上記プリント基板の面上に予め接続してあることを特徴
    とする時打ち用の時計機械体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記プリント基板の
    面上には、1対の出力端子が予め接続してあり、上記1
    対の出力端子は上記正時検出用のスイッチを構成する接
    片と一体的に形成されて上記プリント基板に接続された
    後で、分離されていることを特徴とする時打ち用の時計
    機械体。
JP1021491U 1991-02-28 1991-02-28 時打ち用の時計機械体 Pending JPH04106796U (ja)

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JP1021491U JPH04106796U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 時打ち用の時計機械体

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JP1021491U JPH04106796U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 時打ち用の時計機械体

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JPH04106796U true JPH04106796U (ja) 1992-09-14

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ID=31900246

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