JPH04106560A - 転写紙の位置ずれ修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機、レーザプリンタなどの画像形成装置
における転写紙の位置ずれ（転写紙の横方向位置ずれや
斜め送り）修正装置に係り、特に、いわゆるカセットバ
ンクと呼ばれる大型の給紙装置が画像形成装置本体に結
合される画像形成装置における転写紙の位置ずれ修正装
置に関する。

〔従来の技術〕

一般に複写機においては、転写紙が搬送経路上を真っ直
ぐに搬送され、転写位置に到達しないと転写位置ずれを
生じるので、搬送経路における転写紙の横方向（幅方向
）の位置ずれは修正されるようになっている。

ここで斜め送りの最も一般的な修正機構としてはレジス
トローラがある。レジストローラは転写紙先端と感光体
上の画像先端の同期をとって転写紙を送り出すために設
けられているが、転写紙が斜め送りされてレジストロー
ラに突き当てられると、転写紙のたわみによる反発力（
腰の強さ）でこれが修正されるようになっている。

しかしながら、転写紙が横方向に平行にずれてイタよう
な場合はレジストローラでは修正仕切れないため、種々
の位置ずれ修正（画像との相対的位置ずれ修正を含む）
機構が提案されている。

例えば、特開昭６０−１２４３９号公報には、斜め送り
、横位置ずれをセンサで検出し、搬送路の途中に設けた
補正手段で補正する技術が提案されている。また、特開
昭６１−２７５７７３号公報には、レジストローラの手
前に転写紙の横方向の位置ずれを検出するセンサを設け
、このセンサの出力信号に応じてレンズを横移動させ、
転写紙に対する画像形成位置を補正する技術が提案され
ている（特開昭６２−１６９５９号公報も同様）。

さらに、特開昭６３−１６５２５４号公報には、レジス
トローラの手前に転写紙の幅規制ローラを設け、横ずれ
を防止する技術が開示されている。

〔発明が解決しようとする課題］ しかし、特開昭６０−１２４３９号公報、特開昭６３−
１６５２５４号公報等に記載の技術においては、 １）装置が大掛かりで高価となる、 ２）前後の搬送路にまたがっている場合は補正効果が小
さい、 ３）制御が複雑である、 などの欠点があった。

また、特開昭６１−２７５７７３号公報記載の技術にお
いても、上記１）、３）の欠点を有している。

ところで画像形成装置本体と、この本体を載置する別体
の給紙装置で構成される画像形成装置では、本体と給紙
装置は別々に製造され、ユーザ先で組み立てられる。す
なわち、給紙装置はそれ自身で品質が確保されている。

横位置についても多段（例えば４段）の給紙台のそれぞ
れが規格に入るように作られており、大きなばらつきは
ない。

しかし本体を載せた時には誤差が積み重ねられ、許容レ
ベルを越える場合がある。

ここで、各給紙台それぞれを許容レベルまで移動して転
写紙の横ずれを修正することも可能であるが、多大な時
間を要するという不具合があった。

本発明は、このような背景に基づいてなされたもので、
本体とは別個の給紙装置の多段の給紙台間には大きなば
らつきのない点に着目し、簡単な構成で転写紙の横ずれ
を修正することができる転写紙の位置ずれ修正装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、画像形成装置本体と、この画像形成装置本
体を載置し、その内部に画像形成装置本体に転写紙を送
り込むための給紙搬送手段を有する給紙装置とからなり
、画像形成装置に供給される転写紙の位置ずれを調整す
る転写紙の位置ずれ修正装置において、画像形成装置本
体と給紙装置の相対位置を、転写紙進行方向に対して直
交する方向に修正する相対位置修正手段を備えた第１の
手段により達成される。

また上記目的は、画像形成装置本体と、この画像形成装
置本体を載置し、その内部に画像形成装置本体に転写紙
を送り込むための給紙搬送手段を有する給紙装置とから
なり、画像形成装置に供給される転写紙の位置ずれを調
整する転写紙の位置ずれ修正装置において、画像形成装
置本体の搬送手段と給紙装置の給紙搬送手段の間の搬送
経路に沿った長さを、転写紙の搬送方向に直交する方向
の両端で異ならせる経路長可変手段を備えた第２の手段
によっても達成される。

〔作用〕

第１の手段によれば、相対位置修正手段は、画像形成装
置本体と給紙装置の相対位置を、転写紙進行方向に対し
て直交する方向に修正する。

また第２の手段によれば、経路長可変手段は、画像形成
装置本体の搬送手段と給紙装置の給紙搬送手段の間の搬
送経路に沿った長さを、転写紙の搬送方向に直交する方
向の両端で異ならせる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第５図は本発明が適用される画像形成装置全体の概略図
であり、画像形成装置本体く以下、単に本体と呼ぶ）■
が給紙装置２上に載置されて構成されている。給紙装置
２は、給紙ローラ４と搬送ローラ５を有する給紙台３を
４段重ねて構成した給紙搬送手段６を有している。７は
本体１例の搬送手段であり、給紙台３上に載置された転
写紙は給紙ローラ４によって給紙され、搬送ローラ５に
より縦搬送路を搬送されて、本体１内に送り込まれ、搬
送手段７によって感光体ドラム８の転写位置へと搬送さ
れるようになっている。なお、本体１側にも給紙手段を
備えることはもちろん可能である。

第１図、第２図は第１の実施例に係り、第１図は本体１
の載置部近傍の縦断面図、第２図は第１図の平面図であ
る。

図において９は紙進行方向と直交する方向に本体１の底
板１０上に設けられた長大、１１は給紙装置２の上板１
２上に設けられたガイドビンであり、長穴９と同様、紙
進行方向と直交する方向に２個設けられている。１３は
紙進行方向と平行な方向に設けられた長穴、１４は六角
棒より作られた偏心ピンである。１５は固定ナツト、１
６は移動を補助するガイドコロである。

本体１を給紙装置２上に載せる時は、上板１２上に設け
られたガイドビン１１と底板１０に設けられた長穴９が
係合することにより、左右方向の位置が決定され、上板
１２上の偏心ピン１４と底板１０上に設けられた長穴１
３が係合することにより、前後方向の位置が決定される
。

一般には本体１と給紙装置２０前後方向位置は紙の横方
向レジストレーションが一致するようになっており、偏
心ピン１４の方向も決まってい葛。

しかしながら、前述したように部品公差のばらつきや紙
の斜行等があったあった時、前後方向の画像位置ずれが
発生し、さらに本体１と給紙装置２は別々に製造され、
ユーザ先で合体されることが多いため、問題発見はユー
ザ納入後のことが多い。

本実施例では、偏心ピン１４をスパナなどで回転させる
ことで本体１は長穴９、ガイドビン１１にガイドされて
後方向に移動し、また偏心ピン１４を左回転させると前
方向に移動する。移動後、固定ナツト１５を締めれば簡
単に再位置決めが終了する。

次に第３図に基づき第２の実施例を説明する。

第３図は第５図のＡ矢視図であり、給紙装置２の底板２
０上に給紙搬送手段６が載せられている。

２１は底板２０に固定された側板であり、２２はもう一
方の側板である。側板２２は固定板２３を介して底板２
０に取り付けられている。側板２１゜２２間には給紙搬
送手段６の一部である搬送ローラ５が同一軸に３個設け
である。

本実施例では、側板２２を上下させることにより給紙搬
送手段６の高さを変えている。すなわち固定ネジ２４を
ゆるめ、調整ネジ２５を回転させることより側板２２が
上下する。２６は側板２２に設けられた縦長穴である。

側板２２の高さを変えることにより、本体１への転写紙
の進入位置、角度が変わり、第５図に示すレジストロー
ラ１７への到達点が違ってくる。すなわち横ずれ補正機
能を有することになる。このようにして横ずれが補正さ
れた後、固定ネジ２４を締め付ければ調整終了となる。

本実施例では、本体１の搬送手段７と給紙装置２の給紙
搬送手段６の前後方向どちらかの距離を可変にすれば良
いのであるから、本体１側の搬送手段７に調整手段を設
けることももちろん可能である。また、本体１と給紙装
置２の間に調整手段を設け、両者間の隙間を可変にして
もよい。

第４図は横ずれ修正の説明図である。すなわち強制的に
転写紙２７にスキューを発生させ、それをレジストロー
ラ１７で補正することにより、横ずれ修正を行っている
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、請求項１記載の発明によれば、相
対位置修正手段（偏心ピン１４）により本体と給紙装置
の前後方向相対位置を修正しているため、サービス時間
、本体の設置時間の低減を図りながら、転写紙の横ずれ
を修正することができる。

また、請求項２記載の発明によれば、経路長可変手段（
調整ネジ２５）により、本体と給紙装置の搬送部の前後
方向のどちらかの距離を可変とすることで、上述と同様
、サービス時間、設置時間の低減を図りながら、転写紙
の横ずれを修正することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係る要部断面図、第２
図は第１図の平面図、第３図は本発明の第２の実施例に
係る要部正面図、第４図は第２の実施例の転写紙位置ず
れ修正の説明図、第５図は本発明が適用される画像形成
装置全体の概略構成図である。 １・・・画像形成装置本体、２・・・給紙装置、６・・
・給紙搬送手段、７・・・搬送手段、１４・・・偏心ビ
ン、２５・・・調整ネジ。 第３図 第４図 第２図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像形成装置本体と、この画像形成装置本体を載
   置し、その内部に画像形成装置本体に転写紙を送り込む
   ための給紙搬送手段を有する給紙装置とからなり、画像
   形成装置に供給される転写紙の位置ずれを調整する転写
   紙の位置ずれ修正装置において、画像形成装置本体と給
   紙装置の相対位置を、転写紙進行方向に対して直交する
   方向に修正する相対位置修正手段を備えたことを特徴と
   する転写紙の位置ずれ修正装置。
2. （２）画像形成装置本体と、この画像形成装置本体を載
   置し、その内部に画像形成装置本体に転写紙を送り込む
   ための給紙搬送手段を有する給紙装置とからなり、画像
   形成装置に供給される転写紙の位置ずれを調整する転写
   紙の位置ずれ修正装置において、画像形成装置本体の搬
   送手段と給紙装置の給紙搬送手段の間の搬送経路に沿つ
   た長さを、転写紙の搬送方向に直交する方向の両端で異
   ならせる経路長可変手段を備えたことを特徴とする転写
   紙の位置ずれ修正装置。