JPH04106440U - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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JPH04106440U
JPH04106440U JP710491U JP710491U JPH04106440U JP H04106440 U JPH04106440 U JP H04106440U JP 710491 U JP710491 U JP 710491U JP 710491 U JP710491 U JP 710491U JP H04106440 U JPH04106440 U JP H04106440U
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佳信 尾原
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積水化成品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 蒸気誘導筒4の周面を被うように給水タンク
2が本体1に装着されている。本体1内には水浴8が設
けられており、給水タンク2内の水は出水部15、給水
部12および導水パイプ11を介して水浴8に供給され
る。水浴8の底面部には、PTCセラミックスヒータ9
が設けられている。蒸気誘導筒4は給水タンク2内の水
により冷却されるので、水浴8で発生した100℃近い
高温蒸気は、蒸気誘導筒4内で冷却され、蒸気排出口5
からは60℃付近の低温蒸気が排出される。 【効果】 排出蒸気に触れても火傷をすることなく安全
である。加熱手段がPTCセラミックスヒータ9による
ので、加熱温度が所定温度に自己保持され安全性が高
い。加熱蒸気式の加湿が行われるので、水に含まれる雑
菌は加熱滅菌されるので衛生的であり、室内を略均一に
加湿できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乾燥した室内の空気に加熱した蒸気を与える加湿装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、抵抗力の弱い乳幼児、児童がいる家庭、老人や呼吸器の疾患を有する 人がいる家庭、受験生がいる家庭、家具や骨董品、絵画等を置いている部屋、ピ アノ等の楽器を置いている部屋、AV機器等を置いている部屋、および風邪等の 呼吸器系の病気の予防がしたい場合等では、適切な湿度が要求される。このため 、空気の乾燥し易い冬場等では、乾燥した室内の空気に水分を与えてやる必要が ある。
【0003】 例えば、乾燥した部屋の加湿方法としては、ガスコンロ等の加熱器や石油コン ロヒータ、ガスヒータ等の暖房器を用いて、やかん等に入れられた水を沸騰させ 、発生した蒸気で室内を加湿するといった方法が一般に行われている。
【0004】 しかしながら、上記の方法では、沸騰した湯がこぼれたりして危険である。ま た、100℃近いスチームがでるので(吹き出し口で95℃程度)、このスチー ムによって火傷するといった危険も生じる。また、暖房の余熱で水を沸騰させる 暖房器では、室内を加熱するために室内温度が上がり過ぎると共に、必要以上の 熱量が消費される。
【0005】 また、暖房器内に加湿部を設けたスチーム付きのガスファンヒータや石油ファ ンヒータ等も用いられてはいるが、やはり100℃近いスチームが排出口から排 出される等、上記と同様な問題点を有している。
【0006】 また、近年、超音波式の加湿装置が用いられるようになっている。この超音波 式の加湿装置は、図6に示すように、貯水タンク31下方に、ジルコン酸チタン 酸鉛(PZT)等の振動子が用いられている超音波発振部32が設けられている 構成である。この超音波発振部32により貯水タンクに入れられた水に超音波が 加えられれば、超音波の振動エネルギーにより、水は粒子径5〜10ミクロン程 度に霧化(微粒化)されるようになっている。そして、霧化された水は、図示し ない送風手段により送風口31aから送られてきた搬送空気に乗り、排出口33 から吐出されるようになっている。
【0007】 即ち、上記超音波式加湿装置においては、上記の加熱器や暖房器とは異なり加 熱が行われないので、前記のようなスチームによる火傷、室内温度の上昇等の不 具合は解消される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記超音波式加湿装置により霧化された水の粒子は、5〜10 ミクロン程度のものであり、スチームの粒子(1ミクロン以下)に比べて大きく 重いため、排出口から吐出された後、床側へ下降してしまい、部屋の床側は加湿 されるが天井側はあまり加湿されないといった事態が生じる。このため、部屋の 上方部では求める湿度が得られ難く、室内の湿度にムラができてしまうという問 題点を有している。
【0009】 即ち、立っている人が呼吸する位置では、殆ど加湿されていない状態であり、 座っている人にしか役に立っていないのが現状である。また、例えば、骨董品が 高所に置かれている部屋や、絵画が壁面の高所に掛けられている部屋、高さのあ る家具が置かれている部屋等で上記超音波式加湿装置を使用してもあまり役に立 たない。
【0010】 そして、上記超音波式加湿装置が一般家庭において使用される場合、使用前に 毎回貯水タンク内をよく洗浄してから使用するのは手間がかかるため、貯水タン ク内の水は交換しても貯水タンク内の洗浄はあまり行われていないのが現状であ る。例えば、一箇月以上もの間、貯水タンク内の洗浄が一度も行われないケース も珍しくない。このため、貯水タンク内に雑菌が繁殖し、この雑菌が貯水タンク 内に入れられた水に混入するといった事態が起こる。
【0011】 ところが、上記超音波式加湿装置では、加熱を行わずに貯水タンク内の水を霧 化して空気中に放出するので、貯水タンク内の水に雑菌が混入している場合にお いては、霧化された水と共に雑菌も同時に放出され、室内にひろがることになる 。そして、室内に撒き散らされた雑菌は、ダニ等の害虫の発生源になると共に、 人体にも影響を及ぼすことになる。特に、抵抗力の弱い乳幼児、児童、老人、呼 吸器の疾患を有する人等がいる部屋で、貯水タンクに雑菌が繁殖した状態で超音 波式加湿装置が使用された場合、人体に及ぼす影響は大きく、衛生面において大 きな問題を有している。
【0012】 本考案は上記に鑑みなされたものであり、その目的は、安全面と衛生面の両面 に優れていると共に、室内を略均一に加湿できる小型軽量の加湿装置を提供する ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の加湿装置は、上記の課題を解決するために、正特性サーミスタから成 る発熱手段が、凹状に形成された水浴の外面部に面接して設けられると共に、上 記水浴に供給する水を貯水できる給水タンクが、水浴で発生した蒸気を蒸気排出 口へと誘導する蒸気誘導通路に面して設けられ、且つ、上記水浴と給水タンクと は、給水タンクの水を水浴へと導く導水手段を介して連通していることを特徴と している。
【0014】
【作用】
上記の構成によれば、給水タンク内に水を入れれば、給水タンク内の水は導水 手段により水浴へと供給される。このとき、発熱手段に通電を行って発熱手段を 作動させることにより、上記水浴中の水は加熱されて沸騰し、蒸気となる。この 水浴で発生した蒸気は、蒸気誘導通路を通って蒸気排出口から排出される。
【0015】 ここで、上記給水タンクは、蒸気誘導通路に面して設けられているので、蒸気 誘導通路は給水タンク内の水により冷却されている。従って、水浴で発生した蒸 気は100℃近い高温蒸気であるが、蒸気排出口から排出されるまでの蒸気誘導 通路通過中において冷却され、蒸気排出口からは、例えば60℃付近の低温蒸気 が放出されるので、蒸気排出口から出る蒸気に触れても火傷することはなく、安 全性が高い。
【0016】 また、上記では、発熱手段が正特性サーミスタから成ることにより、加熱温度 が所定の温度に自己保持される。即ち、上記発熱手段は、例えば、サーモスタッ ト等の温度制御機構を設けずとも、過熱を生じることなく所定の温度に保持され るので、加湿装置の構成をより簡素なものとすることができ、小型軽量化並びに 低コスト化を実現できる。
【0017】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0018】 本実施例の加湿装置は図2に示すように、略円柱形状を成し、上端に設けられ た蒸気排出口5から蒸気を排出し、例えば6畳〜10畳の部屋を加湿し得るもの である。
【0019】 上記加湿装置は、図3に示すように、円柱状に外装された本体ケース3の上面 中央部位に、上方に延びる略円筒形状の蒸気通路筒4が設けられて成る本体1と 、上記蒸気誘導筒4を嵌挿できる円柱形状の空間が中央部位に形成された円柱形 状の給水タンク2とによって構成されている。そして、上記給水タンク2は本体 1に着脱可能となっている。
【0020】 上記給水タンク2の上面部の一部位には、給水タンク2内に水を注入するため の注水部16が設けられており、キャップをとれば給水タンク2内に水を注入で きるようになっている。
【0021】 上記本体1の本体ケース3の外周面には、先端にプラグ6が設けられたリード 線7と、このリード線7と接続され、後述のPTCセラミックスヒータ9への通 電を断接する作動スイッチ10とが周設されている。
【0022】 また、上記本体ケース3の上面部には、給水タンク2から供給される水を本体 1側に取り込むための給水部12が設けられている。この給水部12は、図4に 示すように、本体ケース3の上面から若干突出して形成されており、この給水部 12の給水口の中心部には、給水口の周部と押弁部12aとの間を橋絡する支持 部材12b…に支持されて、円板状の押弁部12aが設けられている。
【0023】 上記本体1の蒸気誘導筒4内下端部には、図1に示すように、凹状に形成され た水浴8が設けられている。この水浴8の底面部中央部位には給水タンク2から 給水された水を水浴8内に取り込む入水部8aが形成されており、導水パイプ1 1により、本体ケース3の上面部に形成された上記給水部12と接続されている 。
【0024】 また、上記給水タンク2の底面部には出水部15が設けられており、この出水 部15には、上下方向に遊動可能な弁13が設けられている。この弁13は、図 5に示すように、バネ14により常に下方向の力が付勢されており、給水タンク 2が本体1に装着されていないときは、出水部15の出水口15aが弁13によ り塞がれて出水部15からは水が出ないようになっている。
【0025】 上記給水タンク2の出水部15は、給水タンク2を本体1に装着したときに本 体1の給水部12と合致する位置に設けられている。尚、給水タンク2を本体1 に装着したときに、上記出水部15と給水部12とが確実に合致するように、例 えば、給水タンク2と本体ケース3とのどちらか一方に凸部が、他方に凹部が形 成されており、これら凸部と凹部とを嵌合させることにより確実に装着位置が決 定されるような図示しない位置決め手段が設けられると共に、給水タンク2およ び本体ケース3には装着方向が明確に表示されている。
【0026】 そして、給水タンク2が本体1に装着されたとき、上記弁13の下端部は、本 体1の給水部12の押弁部12aに当接して上方に変位し、これにより出水部1 5の出水口15aが開放され、給水タンク2内の水が給水部12へと流出するよ うになっている。そして、給水部12へと流出した水は、図1に示すように、導 水パイプ11を通って入水部8aから水浴8へと給水されていく。尚、給水タン ク2からの水の流出は、導水パイプ11および給水部12内に水が満たされ、さ らに出水口15aまで水が満たされれば停止する。そして、水浴8内の水が消費 されて導水パイプ11から給水タンク2内に空気が入れば、再び給水タンク2か ら水が供給される。
【0027】 これら出水部15、給水部12および導水パイプ11により給水タンク2の水 を水浴8へと導く導水手段が構成されている。
【0028】 また、上記水浴8の底面部の外側に面接して、略リング状の正特性サーミスタ から成るヒータ(以下、PTCセラミックスヒータと称する)9が、発熱手段と して設けられている。
【0029】 正特性サーミスタから成る上記PTCセラミックスヒータ9は、例えばチタン 酸バリウム(BaTiO3 )を主原料とするセラミックス半導体で作成される。
【0030】 このPTCセラミックスヒータ9は、室温からキュリー温度までは電気抵抗は低 いが、キュリー温度を越えると電気抵抗が急増する正特性温度係数(Positive T emperature Coefficient)を有している。即ち、PTCセラミックスヒータ9に 電圧を印加すれば、初期電力が大きいために急激に温度が上昇するが、温度がキ ュリー温度を越えると電気抵抗が増大するので消費電力が大幅に低下し、キュリ ー温度付近で安定な温度が保持される。このように、PTCセラミックスヒータ 9は、加熱温度をキュリー温度付近に自己保持する自己温度制御機能を備えてい る。また、上記PTCセラミックスヒータ9は、材料組成により任意に上記キュ リー温度を約30℃〜250℃の範囲で設定可能であり、本実施例のPTCセラ ミックスヒータ9では、このキュリー温度が約150℃〜200℃に通常設定さ れている。
【0031】 また、上記PTCセラミックスヒータ9は、その表面に銀等の導電材料から成 る電極が焼き付け等により形成されており、本体ケース3の外周に周設された作 動スイッチ10と電気的に接続されている。
【0032】 また、上記蒸気誘導筒4の上端部には、格子状に開口部が形成されて成る蒸気 排出口5が形成されている。即ち、蒸気誘導筒4は、水浴8で発生した蒸気を蒸 気排出口5へと誘導する蒸気誘導通路を形成している。
【0033】 上記PTCセラミックスヒータ9の消費電力は、例えば100W〜300Wで あり、加湿量は1時間当たり100CC〜300CC、加湿面積は6畳〜10畳であ る。また、給水タンク2の容量は、例えば2.5リットル〜3リットルであり、連 続加湿時間は8時間〜16時間である。
【0034】 上記の構成の加湿装置を使用する場合、先ず、給水タンク2を本体1から取り 外し、注水部16のキャップを外して注水し、確実にキャップをする。
【0035】 次に、水が入れられた上記給水タンク2を、給水タンク2の出水部15と本体 1の給水部12とが合致するように確実に本体1に装着する。給水タンク2が本 体1に装着されると、出水部15の弁13が開かれ、直ちに給水タンク2の水が 導水手段である出水部15、給水部12および導水パイプ11を通って入水部8 aから水浴8内へと供給される。給水タンク2からの水の流出は、出水部15の 出水口15aまで水が満たされば停止する。
【0036】 次に、プラグ6を家庭用電源に接続した後、作動スイッチ10をONにして、 PTCセラミックスヒータ9に電圧を印加する。このPTCセラミックスヒータ 9には正特性サーミスタが用いられているので、通電後、PTCセラミックスヒ ータ9はキュリー温度付近(約150℃〜200℃)までは迅速に昇温する。即 ち、PTCセラミックスヒータ9は水浴8内の水を迅速に加熱することができる 。この後、PTCセラミックスヒータ9の上昇温度がキュリー温度付近に到達す ると、その電気抵抗が急増することから、消費電力が低下し、PTCセラミック スヒータ9は、キュリー温度付近で略一定温度となり、水浴8内の水を加熱し続 ける。
【0037】 上記PTCセラミックスヒータ9により加熱された水浴8内の水は沸騰して蒸 気となり、蒸気誘導通路を形成している蒸気誘導筒4内を通って蒸気排出口5か ら外部へ排出される。
【0038】 また、水浴8内の水が蒸発してしまえば、導水パイプ11を通って給水タンク 2内に空気が入り、再び給水タンク2から水が供給される。即ち、水浴8内の水 が消費される毎に、新たに給水タンク2から水浴8へと水が補給されるようにな っている。
【0039】 ここで、上記蒸気誘導筒4の周囲には給水タンク2があるので、蒸気誘導筒4 は給水タンク2内の水により冷却されている。このため、水浴8で発生した蒸気 は100℃近い高温であるが、蒸気排出口5から排出されるまでに、給水タンク 2内の水によって冷却された蒸気誘導筒4を通過するので、高温の蒸気は蒸気誘 導筒4内で冷却され、蒸気排出口5では60℃付近の低温蒸気になっている。従 って、蒸気排出口5から出る蒸気に触れても火傷をすることはなく、ガスコンロ 等の加熱器や石油コンロヒータ、スチーム付きファンヒータ等の暖房器を用いた 従来の加熱蒸気加湿に比べて安全性が高い。
【0040】 また、本加湿装置においては、水を沸騰させて蒸気にするので、水の粒子径は 1ミクロン以下であり、超音波式加湿装置により霧化された水の粒子(5〜10 ミクロン程度)のように床側へ下降してしまうようなことはなく、室内を略均一 に加湿することができる。
【0041】 また、本加湿装置においては、加熱蒸気式の加湿が行われるので、給水タンク 2内の水に雑菌が混入している場合でも、水浴8での煮沸で滅菌されてしまい、 超音波式加湿装置のように加湿時に雑菌を室内に放出して、ダニを発生させたり 人体に悪影響を与えるといったことはなく、衛生的である。
【0042】 また、本加湿装置には、自己温度制御機能を備えたPTCセラミックスヒータ 9が用いられているため、安全性が高く、サーモスタット等の温度制御装置が不 要である。即ち、機械的温度制御機構がないことから、温度制御の信頼正が向上 すると共に、加湿装置の小型軽量化および低コスト化を実現できる。
【0043】 また、本加湿装置は、PTCセラミックスヒータ9により加熱が行われるので 、室内の空気を清浄に保つことができる。
【0044】 尚、本実施例においては、蒸気誘導通路を形成するにあたり、蒸気誘導筒4を 設けているが、本体1から上記蒸気誘導筒4を取り除き、給水タンク2の中央部 空間を蒸気誘導通路としてもよい。
【0045】 また、本実施例では、蒸気誘導通路を形成している蒸気誘導筒4の全周面に給 水タンク2が面接するようになっているが、これに限定されるものではない。例 えば、蒸気誘導筒4を長くして蒸気誘導通路の距離をのばすことにより、蒸気誘 導筒4の周面の一部(例えば半面)に給水タンク2を面接させれば、蒸気排出口 5から放出される蒸気の温度を、触れても火傷しない温度まで下げることができ る。
【0046】
【考案の効果】
本考案の加湿装置は、以上のように、正特性サーミスタから成る発熱手段が、 凹状に形成された水浴の外面部に面接して設けられると共に、上記水浴に供給す る水を貯水できる給水タンクが、水浴で発生した蒸気を蒸気排出口へと誘導する 蒸気誘導通路に面して設けられ、且つ、上記水浴と給水タンクとは、給水タンク の水を水浴へと導く導水手段を介して連通している構成である。
【0047】 これにより、水浴で発生した100℃近い高温の蒸気は、給水タンク内の水に より冷却される蒸気誘導通路通過中に冷却され、蒸気排出口からは、例えば60 ℃付近の低温蒸気が放出される。このため、加熱蒸気を用いているものの、蒸気 排出口から出る蒸気に触れても火傷するといった危険はなく、ガスコンロ等の加 熱器や石油コンロヒータ、スチーム付きファンヒータ等の暖房器を用いた従来の 加熱蒸気加湿に比べて安全性の向上が図られる。また、本加湿装置では、加熱蒸 気式の加湿を行うので、水に雑菌が含まれていても加熱により滅菌されてしまい 、超音波式加湿装置のように加湿時に雑菌を室内に放出して、ダニを発生させた り人体に悪影響を与えるといったことはなく、衛生的である。このように本加湿 装置は、安全面と衛生面との両面に優れている。
【0048】 また、本加湿装置により発生する蒸気の粒子径は1ミクロン以下であり、超音 波式加湿装置により霧化された水の粒子(5〜10ミクロン程度)のように床側 へ下降してしまうようなことはなく、室内を略均一に加湿することができる。
【0049】 また、発熱手段が正特性サーミスタから成ることにより、加熱温度が所定の温 度に自己保持されるので安全性が高く、発熱手段は、例えばサーモスタット等の 温度制御機構を設けずとも、過熱を生じることなく所定の温度に保持されるので 、加湿装置の構成を簡素なものとすることができ、小型軽量化を実現できる等の 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、加湿装置
の概略の縦断面図である。
【図2】上記加湿装置の給水タンクが本体に装着されて
いる状態を示す概略の斜視図である。
【図3】上記加湿装置の給水タンクを本体から取り外し
た状態を示す概略の斜視図である。
【図4】図3に示した本体の本体ケースに設けられた給
水部を示す拡大図である。
【図5】上記給水タンクの出水部と本体の給水部とが合
致した状態を示す概略の縦断面図である。
【図6】超音波式加湿装置の加湿動作を説明する概略の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 給水タンク 4 蒸気誘導筒 5 蒸気排出口 8 水浴 9 PTCセラミックスヒータ(発熱手段) 11 導水パイプ(導水手段) 12 給水部(導水手段) 15 出水部(導水手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正特性サーミスタから成る発熱手段が、凹
    状に形成された水浴の外面部に面接して設けられると共
    に、上記水浴に供給する水を貯水できる給水タンクが、
    水浴で発生した蒸気を蒸気排出口へと誘導する蒸気誘導
    通路に面して設けられ、且つ、上記水浴と給水タンクと
    は、給水タンクの水を水浴へと導く導水手段を介して連
    通していることを特徴とする加湿装置。
JP710491U 1991-02-19 1991-02-19 加湿装置 Pending JPH04106440U (ja)

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