JPH0410574Y2 - - Google Patents

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JPH0410574Y2
JPH0410574Y2 JP1984041102U JP4110284U JPH0410574Y2 JP H0410574 Y2 JPH0410574 Y2 JP H0410574Y2 JP 1984041102 U JP1984041102 U JP 1984041102U JP 4110284 U JP4110284 U JP 4110284U JP H0410574 Y2 JPH0410574 Y2 JP H0410574Y2
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drive lever
lever
spring
hollow cylindrical
locking
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JP1984041102U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バネをチヤージし、そのバネ力によ
り駆動される駆動レバーのチヤージ機構の改良に
関し、更に詳しくはバネをチヤージし、駆動レバ
ーを動作のスタート位置に係止する場合のオーバ
ーセツトを吸収するチヤージ機構であり、確実に
駆動レバーを所定の位置にセツトして、オーバー
セツトによる駆動レバーの動きを少なくしたもの
である。
如上の如きチヤージ機構に於いては、バネによ
り駆動される駆動レバーをそのスタート位置に係
止する際に、ある程度のオーバーセツトは、係止
を確実にするために必要なものであるが、このセ
ツト運動は通常他のセツト機構部、たとえばカメ
ラ用シヤツタにおける駆動レバーのセツト運動
は、フイルム巻上機構と関連して行われることが
多く、そのためフイルム巻上機構の運動量が大き
いことにより前記駆動レバー延いてはシヤツタ羽
根のセツト量もかなり大きなオーバーセツト量を
必要とし、そのためにはより広いスペースを必要
とすることとなつて、結果的に機構がその分大型
にならざるを得ないという欠点があつた。
そこで、上記欠点に鑑みて、オーバーセツト量
を最小限に抑えるための方法としては、駆動され
るレバーを、バネ力の直接加わるレバーと係止の
行われるレバーとの2つに分割し、その2つのレ
バーの間を別のバネで結合し、そのバネによりオ
ーバーセツト量を吸収するという方法が既に知ら
れているが、この方法だと部品点数が増加するほ
か、該2つのレバー間のバネの設定が難しく、し
かも実際にセツト位置で係止されるべき第1の駆
動レバーに、そのチヤージ途中で何らかの負荷が
加わつた場合に第2の駆動レバーだけが第1の駆
動レバーとの間に張られたバネを緊張しつつセツ
ト運動を行い、しかもそのセツト運動が解除され
ると前記のバネにより第1の駆動レバーの方向に
戻つてしまうため、第1の駆動レバーの係止が確
実に行われないといつた欠点を有していたもので
ある。
又、他にカムによりオーバーセツト量を少なく
する方式もあるが、それだとカム形状の許容差が
小さく、設計、製造が困難となり、コスト的にも
割高になるという欠点を有していたものである。
本考案は上述の如き従来例の諸々の欠点に鑑み
て成されたものであり、オーバーセツトによる駆
動レバーの余分な動きを制限し、且つ確実なバネ
チヤージが行い得、オーバーセツト時のセツトの
力量の変化が殆んどなくスムーズ、且つ確実なセ
ツトが可能な駆動レバーのチヤージ機構を提供せ
んとするものであり、以下添付図面を参照しつつ
本考案をカメラ用シヤツタのチヤージ機構に適用
した一実施例について詳細に説明する。
第1図はチヤージ前の状態を示した平面図であ
り、図において、20は形状を省略して示した地
板で、スロツト20aが形成されている。
21はセツトレバーで、カム面21aを形成
し、軸22によつて該地板20に軸支されてい
る。
23は駆動レバーで、係止部23a、長孔部2
3b′を有する中空円筒部23bを形成し、セツト
ピン23c、連動ピン23dを植立し、軸24に
よつて該地板20に軸支されており、一端が固定
部25′に掛装され、中間部が該中空円筒部23
bの周囲に巻回され、他端が該ピン23cに掛装
されたバネ25によつて右旋習性が付与されてい
るがストツパ26に当接して抑止されている。
尚、該駆動レバー23はモールドにより一体成形
されている。また、該運動ピン23dは該スロツ
ト20aを貫通しており、図示しないアーム部材
を介してシヤツタ羽根に連結されている。尚、該
アーム部材には該連動ピン23dが嵌合するスロ
ツトが形成されている。更に詳しくは該バネ25
の駆動レバー23に対する作用方向は、長孔部2
3b′からみて、駆動レバー23をセツトし、バネ
25をチヤージしてゆく方向、即ち図に於いては
駆動レバー23に右旋習性を付与する方向のもの
でなければならないものである。
27は係止レバーで、係止部27aを形成し、
軸28によつて該地板20に軸支されており、バ
ネ29によつて左旋習性が付与されているがスト
ツパ30に当接して抑止されている。
32は駆動レバー23の係止部23aと、係止
レバー27の係止部27aとの係止位置のばらつ
きを見込んだ分だけのオーバーセツトをとつた位
置に設けられている駆動レバー23のためのスト
ツパーである。
33は前記駆動レバー23における中空円筒部
23bに形成された切欠き部23Bを介して前記
固定軸24と前記バネ25における中間部の内面
との間に配置された駒である。
本考案はかかる構造より成るものであり、続い
て動作について説明する。
セツトレバー21が右旋すると、セツトレバー
21のカム面21aに沿つて駆動レバー23上の
セツトピン23cが押されるために、駆動レバー
23はバネ25をチヤージしながら左旋してゆ
く。
この時、駆動レバー23に対するバネ25の掛
けが前述の如き状態にあるために、駆動レバー2
3の長孔部23b′の片側の周縁部23bが軸2
4に接触しながら左旋してゆくものであり、駆動
レバー23は、係止部23aが係止レバー27の
係止部27aによつて係止可能な位置まで左旋さ
せられるものである。なお、駒33がないとバネ
25における中間部の内面が中空円筒部23bを
押して駆動レバー23を周縁部23b″が軸24に
接触する方向へ移動させてしまう。
上記した駆動レバー23の係止部23aが係止
レバー27の係止部27aによつて係止される位
置で、理想的にはセツトレバー21が正確に停止
することが最も望ましい状態であるのだが、現実
には例えばセツトレバー21の形状のばらつき、
又は各軸22,24の位置のばらつき等により、
駆動レバー23が係止される位置に多少のばらつ
きが生じるために、一般に予めそのばらつきを見
込んでオーバーセツトされるように設計されてい
るのが普通である。従つて、本考案によつても前
述したように、駆動レバー23の係止部23aと
係止レバー27の係止部27aの位置のばらつき
を見込んだ分だけのオーバーセツトをとつた位置
にストツパー32が設けられており、このストツ
パー32に当接した時点で、前述の駆動レバー2
3の左旋は停止する。
しかしながら、セツトレバー21は更に右旋を
続けるために、カム面21aにより駆動レバー2
3上に突出しているセツトピン23cが更に押さ
れ続けるために、駆動レバー23は更に左旋を続
けようとする。
ところが、この時駆動レバー23が既に停止を
しており、駆動レバー23の動きは、セツト途中
では駆動レバー23の長孔部23b′の周縁部23
bが軸24に当接していたが、駆動レバー23
の先端部での動きが停止させられ、且つセツトピ
ン23cが左旋させられようとするために、駆動
レバー23はバネ25を付勢しながら、長孔部2
3b′が軸24に対してスライドしつつ、前記した
長孔部23b′の周縁部23bの反対側の周縁部
23b″が軸24に近づいてくる(第2図、第5
図)。
この時、連動ピン23dはアーム部材(図示せ
ず)のスロツト内を移動するので、駆動レバー2
3の摺動力はアーム部材に伝達されない。
このようにして、セツトピン23cは、駆動レ
バー23がストツパー32に当接した位置よりも
更に軸24に駆動レバー23の長孔部23b′の周
縁部23b″が当接する迄、軸24に対して移動す
ることができる。
即ち、セツトレバー21のオーバーストローク
がその分増加することになるわけである。
故に、このオーバーセツト時に於けるセツトレ
バー21の動きはバネ25を付勢するだけなの
で、大きなセツト力量の変化は生じなく、従つて
セツト途中の段階からの連続的なセツト量増加に
近くなる次第である。
次に、セツトレバー21がセツト状態から退避
し、駆動レバー23がスタート位置に係止される
状態について、第3図をも参照しつつ説明する。
図示せぬ操作部材によりセツトレバー21を右
旋させてセツト状態から退避させると、その時駆
動レバー23は、駆動レバー23上のセツトピン
23cがセツトレバー21のカム面21aにより
押された状態から解放されるために、駆動レバー
23上に張られたバネ25の張力により右旋しよ
うとするが、この時、駆動レバー23の係止部2
3aが係止レバー27の係止部27aで係止され
ており右旋されず、バネ25の張力により、長孔
部23b′が軸24に沿つてスライドし、その結
果、該長孔部23b′の周縁部23bが軸24に
当接する(第3図)。
次に、周知の如く図示せぬ操作部材により係止
レバー27を左旋させると、係止レバー27と駆
動レバー23との係止が外れて、駆動レバー23
が自由になるために、駆動レバー23はバネ25
の張力により右旋を始める。
この右旋過程に於いて、駆動レバー23はバネ
25の張力により軸24に長孔部23b′の周縁部
23bが常に当接しながら右旋する。
従つて、右旋動作中に軸24とバネ25が駆動
レバー23に掛かる位置のズレが生ずることがな
く、よつて、安定したバネ力で駆動レバー23が
駆動される。
そして、駆動レバー23は、所定の角度を回動
した後、第1図にて示したセツト前の状態に戻
る。
本考案に係る実施例の構成は上述の通りである
が、本考案はこの実施例に限定されないことは勿
論である。
例えば、駆動レバー23の長孔部23b′の形状
は必ずしも完全な長孔である必要はなく、駆動レ
バー23が、バネ25により駆動される時に、軸
24と接する周縁部と、オーバーセツト時に軸2
4に対してスライドする時に、軸24と接する該
周縁部の連続した周面部を有していればよい。
以上説明をしたように、本考案に依れば、駆動
レバーの係止部と係止レバーの係止部との公差の
みを考えたオーバーセツト位置にて、該駆動レバ
ーを停止させることができ、従つて駆動レバーの
無駄な動きを極力減少することができ、且つセツ
トレバーのオーバーストロークを十分取ることが
でき、よつてオーバーセツト時のセツトの力量の
変化が殆んどなくスムーズ、且つ確実なセツトが
可能な駆動レバーのチヤージ機構が提供できると
いう特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のチヤージ前の状態
を示す要部平面図、第2図は同オーバーセツト状
態を示す要部平面図、第3図は同セツトレバーが
セツト状態から退避し、駆動レバーがスタート位
置に係止された状態を示す要部平面図、第4図は
第1図のA−A矢視方向の断面図、第5図は第2
図のB−B矢視方向の断面図である。 21……セツトレバー、21a……カム面、2
3……駆動レバー、23a……係止部、23b…
…円筒部、23b′……長孔部、23c……セツト
ピン(セツト連動部)、24……軸、25……バ
ネ、27……係止レバー、27a……係止部、3
2……ストツパー、33……駒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チヤージ位置で係止レバーによつて係止される
    係止部とセツト連動部とを備え、長孔を形成され
    た中空円筒部を介して固定軸に対して回転可能且
    つ摺動可能に支持されている駆動レバーと、 一端が固定部に掛装され、中間部が前記駆動レ
    バーにおける回転且つ摺動可能な中空円筒部の周
    囲に巻回され、他端が該駆動レバーにおいて該固
    定軸に対して該セツト連動部側に作動習性を付与
    する方向に掛装されているバネと、 前記駆動レバーにおける中空円筒部の前記長孔
    の長手方向の周辺部に設けられた切欠き部を介し
    て、前記固定軸と前記バネにおける中間部の内面
    との間が所定の関係に保たれるようにして遊嵌配
    置された駒と、 該セツト連動部を介して該駆動レバーを該バネ
    に抗してチヤージ位置まで回動させるセツト部材
    と、 前記駆動レバーを前記チヤージ位置にて停止さ
    せるストツパと、から成り、 前記セツト部材が前記駆動レバーを回動しチヤ
    ージ位置に停止させた後、さらにセツト部材が回
    動すると該駆動レバーは該中空円筒部で前記バネ
    を付勢しながら、前記固定軸に対する該長孔部お
    よび前記駒に対する前記切欠き部を介して移動さ
    せられることによりオーバーチヤージを吸収する
    様にしたこと を特徴とする駆動レバーのチヤージ機構。
JP4110284U 1984-03-22 1984-03-22 駆動レバ−のチヤ−ジ機構 Granted JPS60154923U (ja)

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JPS60154923U JPS60154923U (ja) 1985-10-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584088U (ja) * 1982-06-10 1983-01-11 株式会社精工舎 間歇回転装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58180540U (ja) * 1982-05-26 1983-12-02 日本電産コパル株式会社 カメラ用シヤツタのチヤ−ジ機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS584088U (ja) * 1982-06-10 1983-01-11 株式会社精工舎 間歇回転装置

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