JPH04105529A - 電動機の回転子 - Google Patents

電動機の回転子

Info

Publication number
JPH04105529A
JPH04105529A JP22274590A JP22274590A JPH04105529A JP H04105529 A JPH04105529 A JP H04105529A JP 22274590 A JP22274590 A JP 22274590A JP 22274590 A JP22274590 A JP 22274590A JP H04105529 A JPH04105529 A JP H04105529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
torque
core
rotor core
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22274590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2946689B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Murano
村野 克裕
Tomiaki Sakano
坂野 富明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22274590A priority Critical patent/JP2946689B2/ja
Publication of JPH04105529A publication Critical patent/JPH04105529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946689B2 publication Critical patent/JP2946689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電動機の回転子に係り、特にルームエアコンや
扇風機等の送風用小型電動機をサイリスク等で可変速制
御する場合に発生する電磁騒音を抑制するために好適な
電動機の回転子に関する。
従来の技術 小型電動機は家庭電器製品において便利な駆動手段とし
て多用されているが、近年、電子制御技術の発達に伴な
って機器の状態に応じて電動機を可変速に制御する方式
がふえ、その際発生する電磁騒音の低減が問題となる場
合が多い。
従来この種の電動機としては、誘導電動機が一般によ(
用いられる。以下その構成を第4図により説明する。
固定子側は、固定子巻線1を巻装した固定子鉄心2がフ
レーム3に固定されている。一方回転子側は、アルミダ
イカストによる回転子巻線(図示せず)を施した回転子
鉄心4がシャフト5に圧入固定され軸受6.6によりエ
ンドブラケット7.7に回転自在に支持されている。上
記構成において、固定子巻線1に外部から交流電圧を印
加することにより、固定子鉄心2と回転子鉄心4の間の
エアギャップ8に回転磁界が発生し、回転子鉄心4とシ
ャフト5は一体に回転する。
発明が解決しようとする課題 家庭電器製品では小型のコンデンサラン型の単相誘導電
動機が用いられることが多(、この場合、固定子巻線1
のうち主巻線と補助巻線の起磁力のアンバランスにより
回転トルク中に電源周波数fの2倍の周波数の脈動トル
ク(以下2fトルクと呼ぶ)成分が含まれてくる。この
2fトルクはシャフトから負荷のファンに伝達され、前
記ファンに2f周波数近辺の固有振動数が存在する場合
、共振音となって製品の騒音増大を招(。
また、前記コンデンサラン型の単相誘導電動機をサイリ
スタ等の位相制御により可変速に運転しようとする場合
、正弦波の電源電圧がある位相で切除された歪波形とな
るため、電源電圧自身が数多(の高調波を重畳した形に
なり、回転トルク中には2fn(nは正の整数)の周波
数の脈動トルク成分が発生する。
一般に送風装置のファンは薄肉の翼部を有しているため
、数百上の周波数領域に複数個のねじり固有振動数が存
在し、前記2fnの脈動トルクとの共振を避けきること
は極めて困難である。特に低回転数でファンが運転され
た場合、ランダムな周波数成分をもつ風切音のレベルが
下がるのに較べ、前記2fnの共振音が笛が鳴りつづく
ように耳ざわりな音として残り、機器の使用快適性を著
しく損なう結果となる。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、回転トル
ク中の脈動成分に基づ(電磁騒音を低減した電動機を提
供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、回転子鉄心とシャ
フトとをラジアル型のボールベアリング。
ニードルベアリング等のころがり軸受により回転自在に
支承し、かつ回転子鉄心とシャフトとをゴム状弾性体(
以下、ダンパーゴムと呼ぶ)により固着もしくは係合し
、回転子鉄心部の回転トルクをシャフトに伝達する電動
機の回転子を用いる。
作用 本発明は上記構成により、正規の回転トルク以外の2f
nの周波数の脈動トルクがシャフトを介して負荷に伝達
されるのを抑制しようとするものであり、以下その防振
をねじり振動のモデルを用いて説明する。尚、簡略化す
るため前記振動モデルはファンの代りに負荷に剛体円板
を用いたもので説明する。
回転子鉄心の慣性モーメントをJI、シャフト及び負荷
の慣性モーメントを加え合せたものをJ2、ダンパーゴ
ムのねじりばね定数をにθとすると、この振動系の固有
振動数fθは、 通常ファン負荷ではJ 2 > J +であり、この場
合、となる。また回転子鉄心における脈動トルクの値を
Tin、シャフトを経て負荷へ伝達される脈動トルクを
T2ゎとした場合、脈動トルクの伝達率は、振動絶縁の
理論より、 ここでζ=c /<2 Jr詠7>でCは振動系の粘性
減衰係数、またP=fx/fe、fxは任意の周波数と
する。伝達率の周波数変化の傾向としては、ζ=Oとし
た場合fx=o (P=O)で1、fx=fe(P=1
)で極大値、f X=、/’N f e (P  J’
Z )で1、fx≧、ηfθでは単調に減少する。従っ
て今、100士以上の周波数で防振を効かせたいとする
と系の固有振動数fθが71Hz(100/4)以下に
なるように、JI、にθを設定すればよいことになる。
尚、上記feは電動機の基本回転数より高い値に設定す
ることは言うまでもない。仮にfθを40Hzに設定し
た場合、ζ=Oとすると、100七で伝達率は115.
25.200七でl/24になり、脈動トルクは大幅に
減衰されて負荷に伝わることになる。
実際のファン負荷状態では、ファンやシャフトの固有振
動数やダンパーゴムをはじめ各部の粘性減衰の影響があ
り、連成した系としてとらえる必要がある。加振実験等
による実験的な確認を併用するものであるが、基本的に
は上記の防振の原理が適用できる。
次に、回転子鉄心部をシャフトに対して回転可能に支持
する手段としては、ボール、ニードル等のラジアル型の
ころがり軸受を用いることにより、ダンパーゴムの脈動
トルクに基づ(微小ねじり変位に支障を与えず、かつ回
転子鉄心の径方向に変位が極力少なく支持できるもので
ある。この場合、ボール、ニードル等の微小なガタッキ
を防止するために軟質ゴムのコーチイブやグリースの封
入等の処置を軸受内部に施してお(のがよい。
実施例 以下、本発明における実施例を第1図〜第3図で説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例を示す電動機回転子の縦
断面図である。図に示すように回転子鉄心11はボール
ヘアリング12.12によりシャフト13に回転可能に
支持されている。ダンパーゴム14はあらかじめ金属製
の外筒15及び内筒16と加硫接着成形されたものを用
い、外筒15は回転子鉄心11の内径部に、また内筒1
6はシャフト13の外径部に接着もしくは圧入等の方法
で固着保持される。また、ボールベアリング12.12
はシールド板のないオープンタイプのものを用い、ボー
ル及び保持器の部分をシリコーンゴム17でコーティン
グし、ボール部のガタッキをな(すようにしている。
本実施例を6極、50Wのコンデンサラン型単相誘導電
動機に適用した場合、回転子鉄心11は外径50醜、積
厚43mmでその慣性モーメントは、1 、6 g−c
+g+・S2であった。シャフト13は直径φ12■で
あり、ダンパーゴム14は、材質は耐熱性の良好なエチ
レンアクリルゴム(デュポン(4)製、商品名ベイマッ
ク)の硬度45°の配合のものを用い、形状はゴム部の
長さが20 m 、厚みが6mのものが良好であった。
この防振ゴムの形状、硬度は、加振実験により求めたも
ので、第1図の電動機回転子をボールベアリング12.
12の外輪で支承し、シャフト13の先端を固定し、固
定子鉄心部11の外周を周方向に加振して同外周上で9
0°離れた位置に振動ピックアップを固定し、円周方向
の振動加速度の周波数応答特性をFFTアナライザーで
求めるという加振測定の常法によった。本実施例のダン
パーゴム14を用いた場合、前記測定によるねじり方向
の固有振動数は65Hzであった。
上記構成において、回転子鉄心部11に発生した脈動ト
ルク成分を含む回転トルクは、ダンパーゴム14を介し
てシャフト13へ伝達されるが、正規の駆動トルク(2
0Hz以下)は減衰を受けず、2fnの周波数成分を有
する脈動トルクのみ大きく減衰されて伝わることになり
、大きな防振効果が得られる。
次に、本実施例の電動機(6極、50W、コンデンサラ
ン型単相誘導電動機)をファン負荷で実際にサイリスク
位相制御で37Orpmの回転数で運転した場合の騒音
の周波数分析結果を第2図(a)に、また従来例の電動
機回転子を組込んで同様にサイリスタ運転した場合の結
果を第2図(b)に示す。従来例の結果では、2fnの
周波数の異音のピークが数多(みられるのに較べ、本実
施例による結果では、それらピークの大半が風切音のレ
ベルまで低下して目立たなくなり、大幅な騒音低減効果
を示している。
第3図は本発明による第2の実施例を示す電動機回転子
の縦断面図である。
尚、第1の実施例は、ダンパーゴムを回転子鉄心部の内
側に設けた場合の例であるが、第3図に示すように、ダ
ンパーゴムを外側に設ける方式、即ち、ダンパーゴム2
1の一端を回転子鉄心22の外側端面に固定し、他端を
シャフト23に圧入等で固定された押え板24で保持し
、回転子鉄心22の回転トルクをダンパーゴム21.2
1を介してシャフト23に伝える構成でも同様の効果が
得られることはいうまでもない。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、ル
ームエアコンや扇風機等の送風用小型電動機をサイリス
タ等で速度制御する場合に問題となりやすい脈動トルク
成分に基づく電磁騒音の抑制ができ、安価な制御装置を
用いて低騒音の送風装置が達成できる。
また本発明は、電動機の回転トルク中の脈動成分がシャ
フト側から負荷へ伝達され電磁騒音となる場合一般に適
用が可能で、送風装置以外や、他の永久磁石式同期電動
機のコギング対策等にも有効な騒音低減手段を提供しう
るちのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による電動機回転子の縦
断面図、第2図(a)は本発明の第1の実施例による電
動機回転子を用いた場合の騒音の周波数分析結果を示す
図、第2図(b)は従来例の電動機回転子を用いた場合
の騒音の周波数分析結果を示す図、第3図は本発明の第
2の実施例による電動機回転子の縦断面図、第4図は従
来の誘導電動機の縦断面図である。 1・・・・・・固定子巻線、2・・・・・・固定子鉄心
、3・・・・・・フレーム、4.11.22・・・・・
・回転子鉄心、5゜13.23・・・・・・シャフト、
6・・・・・・軸受、7・・・・・・エンドブラケット
、8・・・・・・エアギャップ、12・・・・・・ボー
ルベアリング、14.21・・・・・・ダンパーゴム(
ゴム性弾性体〉、15・・・・・・外筒、16・・・・
・・内筒、17・・・・・・シリコーンゴムコーティン
グ、24・・・・・・押え板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 回転子鉄心とシャフトとをラジアル型のボールベアリン
    グ、ニードルベアリング等のころがり軸受により回転自
    在に支承し、かつ回転子鉄心とシャフトとをゴム状弾性
    体により固着もしくは係合し、回転子鉄心の回転トルク
    をシャフトに伝達する電動機の回転子。
JP22274590A 1990-08-24 1990-08-24 電動機の回転子 Expired - Fee Related JP2946689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22274590A JP2946689B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 電動機の回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22274590A JP2946689B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 電動機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04105529A true JPH04105529A (ja) 1992-04-07
JP2946689B2 JP2946689B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=16787244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22274590A Expired - Fee Related JP2946689B2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 電動機の回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946689B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007802A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kusatsu Electric Co Ltd モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007802A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Kusatsu Electric Co Ltd モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2946689B2 (ja) 1999-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0569397U (ja) ポンプ
JP3013207B2 (ja) 電動機の回転子
JP3537998B2 (ja) 車両用交流発電機
JP2009173242A (ja) 開閉体の駆動装置
JPH04105529A (ja) 電動機の回転子
JP2946690B2 (ja) 電動機の回転子
EP1172917A3 (en) Spindle Motor
US6747379B2 (en) Dynamoelectric machine with reduced vibration
JP4279508B2 (ja) 防振モータの構造
JP3335113B2 (ja) 速度検出器を備えたモータ
US6069422A (en) Noise reduction motor design and method
JPH0686500A (ja) 電動機
JPH04262076A (ja) 横置型回転圧縮機の支持装置
JPH05168183A (ja) モータの防振装置
CN211830529U (zh) 一种电机
GB2393585A (en) Vibration-damped rotor structure for a brushless motor
JPH04171316A (ja) 磁気軸受装置
KR19980021757U (ko) 모터 진동 방지장치
JPH0235083Y2 (ja)
JPS62189935A (ja) 電動機
JPH1061593A (ja) モータのファン支持構造
JP3336746B2 (ja) 回転機の振動抑制装置
JP3018661B2 (ja) 防振モータ
JPH05252677A (ja) 永久磁石式回転子
JP2718164B2 (ja) 回転ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees