JPH0410541B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0410541B2 JPH0410541B2 JP59038981A JP3898184A JPH0410541B2 JP H0410541 B2 JPH0410541 B2 JP H0410541B2 JP 59038981 A JP59038981 A JP 59038981A JP 3898184 A JP3898184 A JP 3898184A JP H0410541 B2 JPH0410541 B2 JP H0410541B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- basement
- heat
- floor
- stratum
- wall
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000009833 condensation Methods 0.000 claims description 18
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、地下室の結露防止法に係り、更に詳
しくは、地下室の構成部材である周壁部と床部と
の外方所定位置にヒータを埋設し、該ヒータによ
り地下室周辺の地層を加温して蓄熱して地下室内
外の温度差を減少させて地下室内の結露発生を防
止する方法に関する。
しくは、地下室の構成部材である周壁部と床部と
の外方所定位置にヒータを埋設し、該ヒータによ
り地下室周辺の地層を加温して蓄熱して地下室内
外の温度差を減少させて地下室内の結露発生を防
止する方法に関する。
近年、市街地では地価の高騰によつて一戸当り
の敷地面積が狭小になつてきており、この敷地内
に建造する場合は建物の住居空間を十分に確保す
る必要性から敷地内に地下室を建造することが多
くなつてきている。
の敷地面積が狭小になつてきており、この敷地内
に建造する場合は建物の住居空間を十分に確保す
る必要性から敷地内に地下室を建造することが多
くなつてきている。
更に又、従来時折建造されていた小面積のスト
ツクヤード等と異なり、新しいライフスタイルと
して地下室内を積極的に活用するのが好まれてき
ているので地上に建てられる居室と同様な住居性
を有する地下室の要請が多くなつている。
ツクヤード等と異なり、新しいライフスタイルと
して地下室内を積極的に活用するのが好まれてき
ているので地上に建てられる居室と同様な住居性
を有する地下室の要請が多くなつている。
しかしながら、日本の気候、所謂高温多湿の夏
季においては、地下室内に結露現象が起き、健康
的住居性を有する地下空間として地下室を構築す
ることは難しい。その為、壁面や床面上に直接非
透湿性断熱材を貼着して部材の断熱性能を増して
熱貫流率を低下させたり、空気調和設備を用いて
地下室内の多湿空気を室外へ排除する等各種の手
段を講じなければならない。
季においては、地下室内に結露現象が起き、健康
的住居性を有する地下空間として地下室を構築す
ることは難しい。その為、壁面や床面上に直接非
透湿性断熱材を貼着して部材の断熱性能を増して
熱貫流率を低下させたり、空気調和設備を用いて
地下室内の多湿空気を室外へ排除する等各種の手
段を講じなければならない。
この様に地下室は、地上の建物に比べ、上記結
露現象を排除する分の建造コスト及びランニング
コストが大となり、簡単に構築されるまでには至
つていなかつた。
露現象を排除する分の建造コスト及びランニング
コストが大となり、簡単に構築されるまでには至
つていなかつた。
そこで本発明は、これら地下室内と地下室を取
り巻く地層間の温度差を減少させることにより、
地下室内の床、壁面温度を露点温度以上にして簡
易に結露現象を防止しようとするものである。
り巻く地層間の温度差を減少させることにより、
地下室内の床、壁面温度を露点温度以上にして簡
易に結露現象を防止しようとするものである。
以下、図面に基づき本発明の一実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は、本発明における地下室の結露防止方
法を説明する概要図である。
法を説明する概要図である。
地下室1は、土中GI内に埋設させて建造され
ている。
ている。
この地下室1の概略構造は、コンクリートや鋼
板からなる周壁部11と床部12によつて地下室
を形成している。そして周壁部11,11…の地
表面GLから穿設した基礎部13,13…等の上
に建物2が構築されている。
板からなる周壁部11と床部12によつて地下室
を形成している。そして周壁部11,11…の地
表面GLから穿設した基礎部13,13…等の上
に建物2が構築されている。
建物2には、その屋根部や壁部に、例えば集熱
パネル3が配置され、この集熱パネル3と循環パ
イプ31とを連結し圧送ポンプ32を介して該集
熱パネル3によつて加温された熱媒を循環圧送さ
せる構造となつている。
パネル3が配置され、この集熱パネル3と循環パ
イプ31とを連結し圧送ポンプ32を介して該集
熱パネル3によつて加温された熱媒を循環圧送さ
せる構造となつている。
一方、地下室1が埋設された地層Pには、循環
パイプ31に連結したヒータとしての温管4,4
…が埋設されている。
パイプ31に連結したヒータとしての温管4,4
…が埋設されている。
この温管4,4…は、地下室を構成する周壁部
11,11…と床部12と各々所定間隔Dを有す
る位置に埋設されている。所定間隔Dは、周壁部
11,11…及び床部12の各部材が有する断熱
性能や温管4の材質、径寸法、肉厚、更には循環
パイプ31内を流通する熱媒の温度等によつて予
め設定することが出来る。
11,11…と床部12と各々所定間隔Dを有す
る位置に埋設されている。所定間隔Dは、周壁部
11,11…及び床部12の各部材が有する断熱
性能や温管4の材質、径寸法、肉厚、更には循環
パイプ31内を流通する熱媒の温度等によつて予
め設定することが出来る。
したがつて地下室を構成する周壁部と床部の外
方地層中には、該周壁部と床部を囲む状態に温管
が埋設される。
方地層中には、該周壁部と床部を囲む状態に温管
が埋設される。
以上の様な地下室1及び温管4,4…の埋設状
態において、本発明の結露防止法を具体的に説明
する。
態において、本発明の結露防止法を具体的に説明
する。
先ず、集熱パネル3によつて加温された熱媒を
循環パイプ31を経て、圧送ポンプ32により温
管4,4…内に圧送循環させる。この時図示はし
ないが蓄熱槽に熱媒を保留しておき、必要に応じ
て該蓄熱槽から放出して圧送循環させるものであ
つてもよい。
循環パイプ31を経て、圧送ポンプ32により温
管4,4…内に圧送循環させる。この時図示はし
ないが蓄熱槽に熱媒を保留しておき、必要に応じ
て該蓄熱槽から放出して圧送循環させるものであ
つてもよい。
この循環パイプ31と温管4との接続は、温管
4の始端から熱媒を圧送し、温管4の終端を経て
再び集熱パネル3内に帰還させものでもよいし、
また温管4の中間部に置いて循環パイプ31と分
岐接続され、温管4の始端及び終端を経て集熱パ
ネル3に循環させる複回路式のものであつてもよ
い。
4の始端から熱媒を圧送し、温管4の終端を経て
再び集熱パネル3内に帰還させものでもよいし、
また温管4の中間部に置いて循環パイプ31と分
岐接続され、温管4の始端及び終端を経て集熱パ
ネル3に循環させる複回路式のものであつてもよ
い。
いずれにしても、集熱パネル3によつて加温さ
れた熱媒を循環パイプ31を介して循環させ、そ
の温管4が放熱することによつて地層Pを加温
し、蓄熱できるようにすればよい。
れた熱媒を循環パイプ31を介して循環させ、そ
の温管4が放熱することによつて地層Pを加温
し、蓄熱できるようにすればよい。
このように熱媒の循環により地層Pが所定温度
に加温され且つ蓄熱されると、地下室の内壁面も
露点以上に加温された状態となり、例えば梅雨時
から夏場の湿度の高い時期にも地下室に結露を生
じさせることがない。
に加温され且つ蓄熱されると、地下室の内壁面も
露点以上に加温された状態となり、例えば梅雨時
から夏場の湿度の高い時期にも地下室に結露を生
じさせることがない。
すなわち、最も湿度の高い梅雨時から夏場にか
けての結露防止が可能となるので一年中結露を防
止することができることになる。
けての結露防止が可能となるので一年中結露を防
止することができることになる。
特に、地層Pは春季における太陽熱線を得て蓄
熱しておくことが出来るので、雨天若しくは曇天
の多い梅雨時においてもこの蓄熱によつて地下室
の内壁面は一定の温度を維持することができ、よ
つて地下室内には結露が発生せずかつ乾燥状態を
維持できるものである。
熱しておくことが出来るので、雨天若しくは曇天
の多い梅雨時においてもこの蓄熱によつて地下室
の内壁面は一定の温度を維持することができ、よ
つて地下室内には結露が発生せずかつ乾燥状態を
維持できるものである。
以上の様に本発明は、例えば地下室の床、壁面
温度を露点湿度以上にすべく集熱パネルを用いて
太陽熱を熱源として加温し、この熱媒によつて地
層Pを所定温度に加温蓄熱しておけば、長期間に
亘り容易に地下室内の結露現像を防止することか
可能となる。
温度を露点湿度以上にすべく集熱パネルを用いて
太陽熱を熱源として加温し、この熱媒によつて地
層Pを所定温度に加温蓄熱しておけば、長期間に
亘り容易に地下室内の結露現像を防止することか
可能となる。
尚、集熱パネルと循環パイプ等はこの地層Pを
加温蓄熱する丈でなく、給湯用として浴槽や台所
等にも配管しておくことができる。
加温蓄熱する丈でなく、給湯用として浴槽や台所
等にも配管しておくことができる。
更に、この地下室はその構成部をコンクリート
によつて一体的に造成するものだけでなく、例え
ば鋼製パネルやコンクリートパネルを接合して一
つの地下室を構成するものであつてもよい。
によつて一体的に造成するものだけでなく、例え
ば鋼製パネルやコンクリートパネルを接合して一
つの地下室を構成するものであつてもよい。
更に又図例の如く、地層P中で周壁部11に沿
いかつ床部12により下方に向けて熱拡散防止用
の断熱板PLを立設しておくことにより、周壁部
11、床部12に対する加温蓄熱状態を永く維持
できる。
いかつ床部12により下方に向けて熱拡散防止用
の断熱板PLを立設しておくことにより、周壁部
11、床部12に対する加温蓄熱状態を永く維持
できる。
以上のように、地下室の床、壁面温度を露点温
度以上にすべく地下室の周囲地層を加温蓄熱して
おくことで、最も湿度の高い時期においても地下
室の内壁面温度を低下させず結露を発生させるこ
とがない本発明の結露防止方法は、極めて簡易且
つ確実に地下室内での結露を防止し、快適な生活
に利用することが出来る。
度以上にすべく地下室の周囲地層を加温蓄熱して
おくことで、最も湿度の高い時期においても地下
室の内壁面温度を低下させず結露を発生させるこ
とがない本発明の結露防止方法は、極めて簡易且
つ確実に地下室内での結露を防止し、快適な生活
に利用することが出来る。
第1図は、結露防止方法を説明するための概略
図、 1……地下室、11,11……周壁部、12…
…床部、2……建物、3……集熱パネル、31…
…循環パイプ、32……圧送ポンプ、4……温
管、P……地層、PL……断熱板。
図、 1……地下室、11,11……周壁部、12…
…床部、2……建物、3……集熱パネル、31…
…循環パイプ、32……圧送ポンプ、4……温
管、P……地層、PL……断熱板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 建物下部の地層中に周壁部と床部とにより地
下室を構成し、 該地層中で周壁部に沿いかつ該床部より下方に
向けて断熱板を立設するとともに、 該周壁部と断熱板間および床部外方の地層中に
温管を埋設し、 前記建物の屋根部もしくは壁部に配設した集熱
パネルにより加温された熱媒体を前記温管に圧送
循環させて地下室内の周壁部と床部とを露点温度
以上に維持することを特徴とする地下室の結露防
止方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59038981A JPS60184143A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | 地下室の結露防止方法 |
KR1019850001203A KR930006877B1 (ko) | 1984-03-01 | 1985-02-26 | 지하실을 가진 건물의 결로 방지방식 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59038981A JPS60184143A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | 地下室の結露防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184143A JPS60184143A (ja) | 1985-09-19 |
JPH0410541B2 true JPH0410541B2 (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=12540326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59038981A Granted JPS60184143A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | 地下室の結露防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184143A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120297A (ja) * | 2000-09-29 | 2007-05-17 | Kenji Kiyuukahon | 地熱利用構造物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5616710B2 (ja) * | 1976-02-05 | 1981-04-17 | ||
JPS5873627A (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建造物の地下壁防水構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5616710U (ja) * | 1979-07-18 | 1981-02-13 |
-
1984
- 1984-03-01 JP JP59038981A patent/JPS60184143A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5616710B2 (ja) * | 1976-02-05 | 1981-04-17 | ||
JPS5873627A (ja) * | 1981-10-26 | 1983-05-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建造物の地下壁防水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60184143A (ja) | 1985-09-19 |
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