JPH04105291U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH04105291U
JPH04105291U JP1321491U JP1321491U JPH04105291U JP H04105291 U JPH04105291 U JP H04105291U JP 1321491 U JP1321491 U JP 1321491U JP 1321491 U JP1321491 U JP 1321491U JP H04105291 U JPH04105291 U JP H04105291U
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
set pin
packing
joint body
tapered surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP1321491U
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 奥村
雅也 衣川
宣行 渡辺
日出男 野崎
健則 平敷
Original Assignee
大阪瓦斯株式会社
日立金属株式会社
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Publication date
Application filed by 大阪瓦斯株式会社, 日立金属株式会社 filed Critical 大阪瓦斯株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】管1との接続作業が迅速に且つ狭い場所でも行
うことができる管継手を提供する。 【構成】継手本体10の右端部に半径方向に向う孔を複
数方向より穿孔し、該孔の各々に該孔をシール性を持っ
て貫通するセットピン30を進退自在に配置し、該セッ
トピンよりも右側の継手本体の内周面を右側に向って縮
径するテーパ面21に形成し、該テーパ面に右側に向っ
てパッキン35と管の外面を把持する係止部材40とを
その順に装着し、セットピンを継手本体の半径方向小径
側に進出させたときには該セットピンによって伸長を妨
げられ、セットピンを後退させたときには前記パッキン
を押圧する圧縮スプリング50を、セットピンよりも左
側の継手本体の内面に装着したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガス管などを接続するための管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス管などを接続するための管継手としては例えば、継手本体の一端に奥に向 って縮径するテーパ面を形成してパッキンを装着し、継手本体と螺合する袋ナッ トに継手本体のテーパ面と逆行するテーパ面を形成して係止部材を装着し、パッ キンと係止部材との間にリテーナを介在させた管継手が知られている(実公昭5 4−2420号)。この管継手によって管を接続するには、先ず袋ナットと係止 部材とリテーナとをその順に接続すべき管に挿通し、次いでパッキンを装着した 継手本体に袋ナットを螺入して締付け固定すると、係止部材は袋ナットのテーパ 面によって縮径作用を受けて管を把持し、パッキンは継手本体のテーパ面によっ て縮径作用を受けて管との間をシールするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の管継手では、配管現場において接続すべき管に袋ナットなどを挿通 しなければならす、配管現場での手間を要するという問題点があった。また継手 本体と袋ナットとを螺合させなければならず、レンチを回転し難いほどの狭い場 所では作業性が劣るという問題点があった。したがって本考案は、管との接続作 業が迅速に且つ狭い場所でも行うことができる管継手を提供することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、継手本体の一端部に半径方向に向う孔を複数方向より穿孔し、該孔 の各々に該孔をシール性を持って貫通するセットピンを進退自在に配置し、該セ ットピンよりも前記一端側の継手本体の内周面を該一端側に向って縮径するテー パ面に形成し、該テーパ面に前記一端側に向ってパッキンと、拡縮自在に形成し て管の外面を把持する係止部材とを、その順に装着し、前記セットピンを継手本 体の半径方向小径側に進出させたときには該セットピンによって伸長を妨げられ 、セットピンを後退させたときには前記パッキンを押圧する圧縮スプリングを、 セットピンよりも他端側の継手本体の内面に装着することにより、上記目的を達 成したものである。
【0005】 その際、継手本体の一端部に半径方向に向うセットボルトを複数方向より螺着 し、該セットボルトの各々に前記孔を穿孔することができ、また前記係止部材を 、複数の鋼球をリング状のゴムバンドで包持して形成することもできる。
【0006】
【作用】
予めセットピンを継手本体の半径方向小径側に進出させておくと、圧縮スプリ ングはセットピンによって伸長を妨げられるから、パッキンと係止部材とは圧縮 スプリングによる押圧を受けない。この状態において継手本体の一端側より接続 すべき管を挿入するとし、パッキンと係止部材とはテーパ面の大径側に移動して 管の侵入を許容する。管の挿入深さを定めた後に、セットピンを継手本体の半径 方向大径側に後退させると、圧縮スプリングはパッキンと係止部材とをテーパ面 の小径側に押圧し、パッキンはテーパ面による縮径作用を受けて管との間をシー ルし、係止部材はテーパ面による縮径作用を受けて管を把持する。その後、管に 引抜き力が作用すると、係止部材はテーパ面の小径側に移動しつつ縮径して管の 外面に喰込み、管を一層強く把持して引抜き阻止力を発揮する。
【0007】
【実施例】
本考案による管継手の一実施例を添付図面によって説明する。図1〜4は該実 施例の管継手を用いて行う管との接続作業を、経時的に示した図であり、継手本 体10は本体部材11と継手部材20とを有し、継手部材20の図面左端側はO リング15を介して本体部材11の図面右端側に螺着されている。継手部材20 の円周上を180度隔てた相対向する位置には、継手部材20の半径方向に向う 2個のセットボルト25が螺着されており、該セットボルト25の各々の軸芯に は孔が穿孔されており、該孔にはOリング27を介してセットピン30が貫通し ている。セットピン30は棒状をなし、その下端31は中央部の径よりも大径に 形成されて断面逆T字状をなしている。すなわちセットピン30は、一定限度継 手部材20の半径方向に進退することができるが、下端大径部31によってセッ トピン30がセットボルト25の孔より抜け落ちることがないように形成されて いる。セットピン30を継手部材20の半径方向大径側に後退させたときにその 下端大径部31を収納する溝26が、セットボルト25の下端に形成されている 。
【0008】 セットピン30よりも図面右側の継手部材20の内周面は、該右側に向って縮 径する円錐状のテーパ面21に形成されており、該テーパ面21には、図面右側 に向ってパッキン35と係止部材40とがその順に装着されている。係止部材4 0は、リング状に形成して拡縮自在なゴムバンド41に、複数の鋼球42を包持 せしめて形成されており、また本実施例ではパッキン35と係止部材42との間 にリテーナ45を介在させて、ゴムバンド41を均等に押圧するようにしている 。但しこのリテーナ45を削除した構成とすることもできる。
【0009】 セットピン30よりも図面左側の継手部材20の内周面は、前記テーパ面21 と連続する円錐状のテーパ面22に形成されており、該テーパ面22と半径方向 に間隔をあけて、本体部材11の右端に設けた突出部12が突出しており、この 間隔をあけた位置に圧縮スプリング50が装着されている。但しセットピン30 よりも図面左側の継手部材20の内周面を円筒状に形成することもできるし、本 体部材11の右端に突出部12を設けない構成とすることもできる。スプリング 50の図面右端にはバネ受け55が装着されており、セットピン30を継手部材 の半径方向小径側に進出させたときには、スプリング50はバネ受け55を介し てセットピン30に当接し、セットピン30を継手部材20の半径方向大径側に 後退させたときには、スプリング50はバネ受け55を介してパッキン35を押 圧するように形成されている。
【0010】 本実施例は以上のように構成されており、以下にこの管継手の使用方法を説明 すると、先ずスプリング50を圧縮し、セットピン30を継手部材20の半径方 向小径側に進出させておくと、スプリング50はセットピン30によって伸長を 妨げられるから、パッキン35と係止部材40とはスプリング50による押圧を 受けない。この状態において継手部材20の図面右側より接続すべき管1を挿入 する。管1は、鋼管2の外面を樹脂被覆層3によって被覆した外面樹脂被覆鋼管 を示し、本考案による管継手はこの外面樹脂被覆鋼管の接続に最も適するが、他 の種類の管に適用できないという訳ではない。
【0011】 管1を挿入するとパッキン35と係止部材40とは継手部材20のテーパ面2 1の大径側に移動するから、管1は継手本体10の内部に侵入することができる 。管1の挿入を円滑にするために、予め樹脂被覆層3の端部を面取り4しておく ことが好ましく、またパッキン35の内周面には潤滑油を塗布しておくことが好 ましい。管1の挿入深さを定めた後に、互いに180度隔てた2本のセットピン 30を継手部材20の半径方向大径側に同時に後退させると、スプリング50は パッキン35をテーパ面21の小径側に押圧するから、パッキン35はテーパ面 21による縮径作用を受けて管1の外面との間をシールする。これと同時にパッ キン35は、リテーナ45を介して係止部材40を右側に押圧するから、鋼球4 2はテーパ面21による縮径作用を受けて管1を把持し、こうして管1はシール 性を持って本実施例による管継手に接続される。
【0012】 その後に管1に図面右方向への引抜き力が作用すると、鋼球42はテーパ面2 1による縮径作用を受けるから、管1外面の樹脂被覆層3に喰込み、管1を一層 強く把持して引抜き阻止力を発揮する。その際継手部材20のテーパ面21に、 鋼球42を包持したゴムバンド41の図面右側を収納する溝23を形成しておけ ば、テーパ面21の小径側への鋼球42の移動が支障なく行われて好ましい。
【0013】 なお前記した従来の管継手では袋ナットを螺入していたが、本実施例では回転 する部材は何もなく、したがってリテーナ45を削除することができると同時に 、係止部材としてより広範な選択の可能性が生じ、例えば円周の一箇所を切欠き 内面に複数の喰込み突起を設けた係止部材を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によって、管との接続作業が迅速に且つ狭い場所でも行うことができる 管継手が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の管接続前を示す上半断面下
半正面図
【図2】該実施例の管挿入時を示す上半断面図
【図3】該実施例の接続完了時を示す上半断面図
【図4】該実施例の管引抜き力作用時を示す上半断面図
【符号の説明】
1…管 2…鋼管 3
…樹脂被覆層 4…面取り 10…継手本体 1
1…本体部材 12…突出部 15…Oリング 2
0…継手部材 21…テーパ面 22…第2のテーパ面 2
3…溝 25…セットボルト 26…溝 2
7…Oリング 30…セットピン 31…下端大径部 3
5…パッキン 40…係止部材 41…ゴムバンド 4
2…鋼球 45…リテーナ 50…圧縮スプリング 5
5…バネ受け
フロントページの続き (72)考案者 渡辺 宣行 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)考案者 野崎 日出男 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)考案者 平敷 健則 大阪市中央区北浜三丁目5番29号 日立金 属株式会社関西支店内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体の一端部に半径方向に向う孔を複
    数方向より穿孔し、該孔の各々に該孔をシール性を持っ
    て貫通するセットピンを進退自在に配置し、該セットピ
    ンよりも前記一端側の継手本体の内周面を該一端側に向
    って縮径するテーパ面に形成し、該テーパ面に前記一端
    側に向ってパッキンと、拡縮自在に形成して管の外面を
    把持する係止部材とを、その順に装着し、前記セットピ
    ンを継手本体の半径方向小径側に進出させたときには該
    セットピンによって伸長を妨げられ、セットピンを後退
    させたときには前記パッキンを押圧する圧縮スプリング
    を、セットピンよりも他端側の継手本体の内面に装着し
    た管継手。
  2. 【請求項2】継手本体の一端部に半径方向に向うセット
    ボルトを複数方向より螺着し、該セットボルトの各々に
    前記孔を穿孔した請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】前記係止部材を、複数の鋼球をリング状の
    ゴムバンドで包持して形成した請求項1又は2記載の管
    継手。
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