JPH0410499A - 電磁遮へい体および電磁遮へい用筐体 - Google Patents

電磁遮へい体および電磁遮へい用筐体

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JPH0410499A
JPH0410499A JP23744090A JP23744090A JPH0410499A JP H0410499 A JPH0410499 A JP H0410499A JP 23744090 A JP23744090 A JP 23744090A JP 23744090 A JP23744090 A JP 23744090A JP H0410499 A JPH0410499 A JP H0410499A
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electromagnetic shielding
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昇 藤原
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則夫 増田
Masayuki Inomata
猪股 正之
Takashi Harada
高志 原田
Kenichi Hatakeyama
賢一 畠山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子機器から放射される不要電磁波の抑制や電
磁遮へい室に使用して電磁波の漏洩、侵入を防止するた
めの電磁遮へい体に関し、特に金属筐体の継目部分や電
磁遮へい室の扉部に使用して接触部から漏洩する電磁波
を抑制するための電磁遮へい体に関する。
(従来の技術) 電磁遮へいに際し、一般に金属等の導体同士が接触する
箇所は部分的に導体率が低くなるため、電磁波が漏洩し
やすくなり、金属等の導体同士の接触部に電磁遮へい体
を設置して、漏洩する電磁波を抑制する必要がある。
従来のこの種の電磁遮へい体は、第20図(a)の断面
図、(b)の斜視図に示すような金属片を櫛形に構成し
たシールドフィンガー31、あるいは第21図(a)の
断面図、(b)の斜視図に示すような導電性ゴム管状に
したEMIガスケット32などが用いられていた(゛電
磁シールドとアース系の要点″、日本工業技術センター
刊参照)。第20図(a)、(b)に示すような電磁遮
へい体は、金属片のバネ作用を利用し、第21図(a)
、(b)に示す電磁遮へい体は導電性ゴムの弾力性を利
用してそれぞれ導体同士の接触部間に介装し、その導電
率の向上を図っていた。
また電子レンジでは、第22図に示すように本体34と
扉35の間に使用した隙間にフェライト33を装荷し、
漏洩電磁波を吸収する方法も用いられている(“隙間か
らの電磁波漏洩防止における電波吸収体の効果″電子通
信学会マイクロ波研究会資料MW−83−54参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第20図、第21図に示す導電性の電磁遮へ
い体は、シールドフィンガー31またはガスケット32
を導体の表面に直接接触させる必要があるため、導体に
塗装を施す場合には塗料が絶縁体として作用しないよう
に該導体の表面に塗り逃げを必要とする。またシールド
フィンガー31、ガスケット32を用いない場合、筐体
、電磁遮へい室の取り付は部との接触状態が電磁波の漏
洩効果に影響を与えるため、接触を強化するための機構
を必要とする。さらに、シールドフィンガー31、ガス
ケット32を用いた場合、バネ作用や弾力性の経年変化
が遮へい効果の低下を招く。また第14図の(ホ)に示
すように電磁波の発生源が比較的低インピーダンスとな
る低周波帯においては遮へい効果が小さくなるなどの問
題点があった。
また電波吸収体を装荷する方法では第9図の(イ)に構
造、第8図の(イ)にその構造に対応する遮へい効果の
周波数特性を示すように隙間の伝搬方向の長さが波長に
比べて極めて短くなる低周波帯において、電磁波の吸収
が小さく十分な漏洩抑制効果が得られないという問題点
を有している。
本発明の目的は金属筐体の接触部や扉の周囲に用いてM
、磁波の漏洩を抑制するための電磁遮へい体であって、
塗装を施した面にも使用が可能で、接触を強化するため
の特別な機構を必要としない゛電磁遮へい体を提供する
ことにある。さらに、電磁遮へい筐体を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の電磁遮へい体は、磁
性体と導体を交互に並べたことを特徴とする。
または、磁性体と導体を交互に並べた電磁遮へい体であ
って、前記導体のうち一つまたは複数の導体を弾力性を
有する導電性電磁遮へい体で置き換えたことを特徴とす
る。
さらに、断面形状がL字形をなす棒状導体と、前記棒状
導体のL字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ棒状
磁性とを有し、前記棒状導体のL字形凹部に前記矩形棒
状磁性体を一体に組み込むことにより、矩形の断面形状
をもつ構造体として構成したことを特徴とする。
または断面形状がL字形をなす棒状導体と、前記棒状導
体のL字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ棒状磁
性とを有し、前記棒状導体のL字形凹部に前記矩形棒状
磁性体を一体に組み込むことにより、断面が磁性体部が
突出した形状、もしくは磁性体部が陥没した形状の構造
体として構成したものである。
または、断面形状がコの字形をなす棒状導体と、前記棒
状導体のコの字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ
棒状磁性とを有し、前記棒状導体のコの字形凹部に前記
矩形棒状磁性体を一体に組み込むことにより、断面形状
が矩形、もしくは磁性体部が突出した形状、もしくは磁
性体部が陥没した形状の構造体として構成したものであ
る。
また、本発明による電磁遮へい体においては、断面が矩
形形状の短冊状磁性体と、断面が矩形形状の短冊状導体
とを交互に組み合せて一体化した板状体をなす電磁遮へ
い体であって、該板状体は、その板面に前記磁性体と導
体とが交互に表されたものであり、電磁波が漏洩する隙
間の導体壁に板面を向き合わせて該隙間内に設置するも
のである。
また、本発明においては、前記導体の少なくともひとつ
は、弾力性を有し、板状体の板面一部に突出する導電性
電磁遮へい体からなるものであり、該弾力性を有する導
電性電磁遮へい体は、前記隙間の両導体壁にそれぞれ導
電接触させるものである。
本発明の電磁遮へい用筐体は開口を有する金属製の本体
と前記開口部を施蓋する金属製の扉とを有する筐体にお
いて、一本もしくは複数本の磁性体と導体を交互に並べ
た構造の電磁遮へい体を、前記本体の開口部を取り巻く
ように、前記本体および前記扉の一方または両方に具備
したことを特徴とする。
または、上記筐体に用いる電磁遮へい体において一つも
しくは複数の導体を弾力製を有する導電性電磁遮へい体
で置き換えた構造の電磁遮へい体を具備し、該電磁遮へ
い体により前記本体と前記扉が導電接触していることを
特徴とする。
(作用) 導体同士の接触の際に生ずる導電性の低い部分または隙
間は等測的に導波路として作用し、電磁波漏洩の原因と
なる。第7図に示すようにこの導波路を横切る方向に磁
性体3を配置した場合、導体部2と磁性体部3の境界部
において電磁波の伝搬状態が異なることによる反射を生
じ(電磁波の流れ6を参照のこと)、電磁波の漏洩量を
減することができる。漏洩抑制効果を高めるためには第
9図(ロ)または(ハ)または(ニ)に示す構造、およ
び、その構造にそれぞれ対応する第8図の(ロ)または
(ハ)、(ニ)に示した遮へい効果の周波数特性に示す
ように磁性体3と導体部2の数を多くし、電磁波の反射
を生ずる特性インピーダンスの不整合の数を増加させれ
ばよい。
また、第11図に示すようにこの導波路を横切る方向に
断面が矩形形状をなす短冊状磁性体12と断面が矩形形
状をなす短冊状導体13とは交互にその各端面が、導波
路として作用する隙間の両導体壁14a、 14bに向
き合わされて設置された場合に、磁性体12と導体13
との境界部において特性インピーダンスの不整合による
反射を生じ、電磁波の漏洩量を減することができる。漏
洩抑制効果を高めるためには第9図の(ハ)または(ニ
)に示す構造、および、第8図の(ハ)、(ニ)に示し
た遮へい効果の周波数特性に示すように磁性体3と導体
部2の数を多くし、電磁波の反射を生ずる特性インピー
ダンスの不整合の数を増加させればよい。
上記電磁遮へい体による遮へい効果は、第8図の(ロ)
、(ハ)、(ニ)に示すように高周波帯で減少する。
この現象はフェライトの透磁率が高周波で減じ、磁性体
としての効果が減少することによる(″フェライト損失
の一特性″電子通信学会論文誌Vo1.53−CNo、
9 PP631〜636参照)。一方、第14図の(ホ
)に示すように従来の導電性遮へい体では発生源が比較
的低インピーダンスな傾向を示す低周波帯において遮5
い効果が減少する。第13図に示すようにこれら二つの
タイプの遮へい体を請求項7の構成にすることにより第
14図の(へ)に示すように広帯域な遮へい効果を得る
ことができる。この場合、導電性遮へい体を単体で用い
るときのような強い導電性接触は必要としない。
(実施例) 以下に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図である。図
において、本発明は断面形状がL字形をなす棒状導体2
と、導体2のL字形凹部2aに合致する断面形状が矩形
をなす棒状磁性体3との組を有し、矩形棒状磁性体3を
棒状導体2のL字形凹部2aに一体に組み込むことによ
り、矩形の断面形状をもつ構造体としての電磁遮へい体
1を構成したものである。
棒状導体2は鉄、アルミ等の金属、導電性高分子樹脂、
あるいは導電塗装、導電皮膜を施した高分子樹脂等によ
り構成される。磁性体3は焼結フェライト材、フェライ
ト粉末を混入した高分子材、磁性アモルファス合金やパ
ーマロイ等の磁性合金により構成されるが、数10MH
z以上の周波数帯において十分な減衰効果を得るために
は高周波帯における透磁率低下の小さい焼結フェライト
が適当である。
第2図は本発明による電磁遮へい体を金属筐体の継目部
に応用した場合を示している。金属筐体をなす2つの導
体4.4の間に空間を設け、その空間内に本発明の電磁
遮へい体1を配置する。電磁遮へい体1の数は必要とす
る漏洩抑制効果に合わせて調整すればよい。磁性体3に
幅5mm、厚さ3mmの断面を有する、NiZn系焼結
フェライトを用いた場合、断面寸法が幅10mm、厚さ
5mmの電磁遮へい体1による10MHzにおける漏洩
抑制効果として、1個の電磁遮へい体の場合に25dB
、2個の電磁遮へい体の場合に35dBが得られている
また、第3図に示すように導体4の一方または双方の一
部に凹部4aを設け、該凹部4aに電磁遮へい体lを配
置することにより安定した継目状態を得ることができる
なお、電磁遮へい体1と該遮へい体1が取り付けられる
側の導体4とはビス止めあるいは導電性接着剤等を用い
て十分な導電性を保つ必要がある。
前述のように本発明による電磁遮へい体の遮へい原理は
導電率の低い部分、または隙間を漏洩する電磁波を特性
インピーダンスの不整合により反射し、透過量を減衰さ
せるものである。したがって本質的には導体間は接触し
ている必要がなく塗装面への応用が可能である。また、
導電接触を強化するための機構も必要としない。
以上説明したように本発明は導体間の接触部に応用して
導電接触を必要とせずに漏洩電磁波を抑制することがで
きる。したがって、塗装等を施した面への使用も可能で
、あり、接触を強化するための機構も必要としない。ま
た、遮へい体の数を適当に選択することにより、所望の
電磁遮へい特性が得られ・るため、効率的な遮へい対策
が行える効果を有する。
なお、棒状磁性体3と棒状導体2を組み合わせたときの
断面は必ずしも矩形である必要はなく、第4図に示すよ
うに磁性体部3が突出した構造、もしくは第5図に示す
ように磁性体部3が陥没した構造としてもよい。
また、第6図に示すように断面形状がコの字形をなす棒
状導体5と、導体5の凹部5aに合致する断面形状が矩
形をなす棒状磁性体3との組を有し、矩形棒状磁性体3
を棒状導体5の凹部5aに一体に組み込むことにより、
矩形の断面形状、もしくは磁性体部が突出した形状、も
しくは磁性体部が陥没した形状をもつ構造体として電磁
遮へい体1を構成l−だ場合、本電磁遮へい体1を金属
筐体の隙間部に適用した際には第7図の構造と等価とな
り、有効な遮へい効果が得られる。
本発明の電磁遮へい体に使用する磁性体3の断面の大き
さは矩形の場合、厚さ3mm以上、幅1mm以上あれば
よい、また他の矩形でもよく、その場合も同程度の大き
さであればよい。
第10図は本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
図において、本発明による遮へい体11は、断面が矩形
形状をなす短冊状磁性体12と断面が短冊状をなす短冊
状導体13とを交互に組合せて板状をなし、板状体の板
面に磁性体12と導体13との端面な交互に表わしたも
のである。
磁性体12は焼結フェライト材、フェライト粉末を混入
した高分子材、磁性アモルファス合金やパーマロイ等の
磁性合金により構成されるが、数10MHz以上の周波
数帯において十分な遮へい効果を得るためには高周波帯
における透磁率低下の小さいフェライト焼結体が適当で
ある。導体13は鉄、アルミなどの金属、導電性高分子
樹脂、あるいは導電塗装、導電皮膜を施した高分子樹脂
などにより構成される。
第11図は本発明による電磁遮へい体11を金属筐体1
4の継目部へ応用した例を示している。遮へい体11は
導体をなす3本の金属棒13と、磁性体をなす2本の同
一断面NiZn系フェライト焼結体からなる磁性体棒1
2を交互に並べてその各端面を導体壁14a、14bに
向き合わせて一体化した構造のものである。
この場合、電磁遮へい体11は、隙間をなす一方の導体
壁14aに導電接触されて継目部に設置されるが、隙間
をなす他方の導体壁14bとの間は非接触状態でこの間
には隙間が存在している。断面が3mmX5mmの同一
寸法の磁性体12と金属棒13とで構成された電磁遮へ
い体11を適用し、かつ1mmの隙間Sが存在するとき
の漏洩電磁波15の抑制効果は第8図の(ロ)に等しく
、20MHz以下の周波数帯において20dB以上の効
果が得られている。
また、磁性体12を用いているため、電磁遮へい体11
は隙間をなす導体壁と磁気により導電接触するため、導
体壁に施された塗装による影響がなく、塗布を施した導
電体壁に直接使用することができる。
本実施例では、磁性体12と導体13はそれぞれ断面の
大きさが3mmX5mmの矩形としたが、厚さ3mm以
上、幅2.5mm以上あればよい、また他の形状でもよ
く、その場合も同程度の大きさであればよい。電磁遮へ
い体11の導体壁14bと対向する側の面を構成する磁
性体12の表面と導体13の表面は同一平面状にある必
要はなく、どちらかの面が突出した構造としてもよい。
第12図は本発明の第3の実施例を示す斜視図である。
第12図に示す実施例では、第10図に示した電磁遮へ
い体11のうち金属棒1本をポリウレタン材を銀コーテ
イングした導電性布で被覆した弾力性のある導電遮へい
体16とした構造のもので、導電性導電性電磁遮へい体
重6は、板状体の一面より上方に突出するものである。
第13図は木遣へい体11を金属筐体14の継目部へ応
用した例である。この場合、導電性遮へい体16は隙間
をなす一方の導体壁14aに軽く導電接触しており、二
つの導体壁14a、 14b間に形成された隙間は導電
性電磁遮へい体16により遮へいされている。
本実施例では第10図で示した第2の実施例に示した電
磁遮へい体11による効果と導電性電磁遮へい体16に
よる効果とが組合わさり、第14図の(へ)に示すよう
に広帯域な遮へい特性が得られている。
本実施例では磁性体と導体は断面が矩形の短冊状とした
が、断面は円形、楕円、多角形のものでよい。また形状
は必ずしも断面が一様の棒状である必要はなく、適用す
る筐体に応じて最適化したものを使用してよいが、遮へ
い効果を考慮した場合には断面が一様の棒状であること
が望ましい。さらに、導電性遮へい体16は第20図に
示すシールドフィンガー、第21図に示すEMIガスケ
ットなどの弾力性を有する導電性遮へい体であればよい
以上に示した第1、第2、第3の実施例において、十分
な遮へい効果を得るためには、電磁遮へい体1.11は
筐体に生じた隙間全体に適用されていることが望ましい
第15図は本発明の電磁遮へい用筐体の一実施例の扉を
開けた状態の斜視図である。扉22には本体21を施蓋
の際、本体21の開口を取り巻くように電磁波遮へい体
23を具備しである。第16図は電磁遮へい体の一実施
例の斜視図で、磁性体棒24と導体棒25を組合せ一体
化した構造である。磁性体棒24は焼結フェライト材、
フェライト粉末を混入した高分子材、磁性アモルファス
合金やパーマロイ等の磁性合金により構成されるが、数
10MHz以上の周波数帯において十分な減衰効果を得
るためには高周波帯における透磁率低下の小さい焼結フ
ェライトが適当である。導体棒25は鉄、アルミ等の金
属、導電性高分子樹脂、あるいは導電塗装、導電皮膜を
施した高分子樹脂等により構成される。
第17図は、第15図より本体21へ扉22を施蓋した
状態における横断面図である。扉22へ具備した電磁遮
へい体23は金属からなる3本の導体棒25とNiZn
系フェライト焼結体からなる2本の磁性体棒24を交互
に並べて一体化した構造である。本体21へ扉22を施
蓋した状態でなお隙間が存在している。断面が3mmX
5mmの磁性体棒24と導体棒25で構成された電磁遮
へい体を適用し、かつ本体21と扉22の間に1mmの
隙間が存在するときの漏洩電磁波抑制効果は第8図の(
ハ)に同じである。20MHz以下の周波数帯において
20dB以上の漏洩抑制効果が得られている。
第18図は第16図に示した電磁遮へい体のうち金属棒
1本をポリウレタン材を銀コーテイングした導電性布で
被覆した弾力性のある導電性電磁遮へい体26とした構
造である。第19図は第15図より本体21へ扉22を
施蓋した状態の横断面図である。この場合、導電性電磁
遮へい体26と本体21が導電接触することにより、本
体21と扉22間の導電接触が保たれている。遮へい効
果の周波数特性は第14図の(へ)に同じである。第2
の実施例に示した電磁遮へい体による効果と導電性遮へ
い体に効果が組合わさり、広帯域な漏洩抑制効果が得ら
れている。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は金属筐体の継目部などに応
用して導電接触を全く必要としない状態か、あるいは軽
く接触した状態で漏洩電磁波を抑制できる。したがって
、塗装を施した面への使用が可能であり、導電接触を強
化するための機構も必要としないため効率的な遮へい対
策を行える効果を有する。
本発明の電磁遮へい用筐体は、本体と扉との隙間から漏
洩する不要電磁波を同箇所に具備された導電接触の影響
の少ない電磁遮へい体により抑制する構造としであるの
で、隙間本体と扉との導電接触を全く必要としない状態
、もしくは、接触を強化する処置を必要とせずに筐体と
扉からの不要電磁波を抑制する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第4図、第5図、第6図は本発明の第1の実施
例の電磁遮へい体を示す斜視図、第2図、第3図は本発
明の第1の実施例に係る電磁遮へい体を金属筐体の継目
部に応用した状態を示す断面図、第7図は電磁波漏洩抑
制効果の原理を示す図、第8図は本発明による電磁波漏
洩抑制効果の周波数特性を示す図、第9図は第8図に示
した電磁波漏洩抑制効果の周波数特性に係る電磁遮へい
体を金属筐体継目部に応用した状態を示す断面図。 第10図は本発明の第2の実施例の電磁遮へい体を示す
斜視図、第11図は本発明の第2の実施例に係る電磁遮
へい体を金属継目部に応用した状態を示す断面図、第1
2図は本発明の第3の実施例の電磁遮へい体を示す斜視
図、第13図は本発明の第3の実施例に係る電磁遮へい
体を金属筐体の継目部に応用した状態を示す断面図、第
14図は本発明の第3の実施例による漏洩電磁波抑制効
果の周波数特性を示す図。 第15図は本発明の第4の実施例を示す電磁遮へい用筐
体の扉を開けた状態の斜視図。第16図と第18図はそ
れぞれ本発明に使用した電磁遮へい体の実施例の斜視図
、第17図、第19図はそれぞれ第14図において本体
へ扉を施蓋した状態の横断面図、第20図、第21図は
従来技術による電磁遮へい体、第22図は従来技術によ
る電波吸収体を電磁遮へい体として金属筐体隙間に適用
した際の断面図である。 各図において、1・・・電磁遮へい体、2・・・断面形
状がL字形の棒状導体、2a・・・L字形凹部、3・・
・断面形状が矩形の棒状磁性体、4・・・金属筐体、4
a・・・導体壁、5・・・断面形状がコの字形の棒状導
体、6・・・電磁波の流れ、11・・・電磁遮へい体、
12・・・断面が矩形形状をなす短冊状磁性体、13・
・・断面が矩形形状をなす短冊状導体、14・・・金属
筐体、14a、 14b・・・導体壁、1500.漏洩
電磁波、16000弾力性を有する導電性電磁遮へい体
、21・・・筐体本体、22・・・扉、23・・・電磁
遮へい体、24・・・磁性体棒、25・1.導体棒、2
6・・・弾力性を有する導電性電磁遮へい体、27・・
・漏洩電磁波、31・・・シールドフィンガー32・・
・EMIガスケット、33・・・フェライト、34・・
・本体、35・・・扉。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)磁性体と導体を交互に並べたことを特徴とする遮
    へい体。 (2)磁性体と導体を交互に並べた電磁遮へい体であっ
    て、前記導体のうち一つまたは複数の導体を弾力性を有
    する導電性電磁遮へい体で置き換えたことを特徴とする
    電磁遮へい体。 (3)断面形状がL字形をなす棒状導体と、前記棒状導
    体のL字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ棒状磁
    性とを有し、前記棒状導体のL字形凹部に前記矩形棒状
    磁性体を一体に組み込むことにより、矩形の断面形状を
    もつ構造体として構成したことを特徴とする電磁遮へい
    体。 (4)断面形状がL字形をなす棒状導体と、前記棒状導
    体のL字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ棒状磁
    性とを有し、前記棒状導体のL字形凹部に前記矩形棒状
    磁性体を一体に組み込むことにより、断面は磁性体部が
    突出した形状、もしくは磁性体部が陥没した形状の構造
    体として構成したことを特徴とする電磁遮へい体。 (5)断面形状がコの字形をなす棒状導体と、前記棒状
    導体のコの字形凹部に合致する矩形の断面形状をもつ棒
    状磁性とを有し、前記棒状導体のコの字形凹部に前記矩
    形棒状磁性体を一体に組み込むことにより、断面形状が
    矩形、もしくは磁性体部が突出した形状、もしくは磁性
    体部が陥没した形状の構造体として構成したことを特徴
    とする電磁遮へい体。(6)断面が矩形形状の短冊状磁
    性体と、断面が矩形形状の短冊状導体とを交互に組み合
    わせて一体化した板状体をなす電磁遮へい体であって、
    該板状体は、その板面に前記磁性体と導体とが交互に表
    されたものであり、電磁波が漏洩する隙間の導体壁に板
    面を向き合わせて該隙間内に設置するものであることを
    特徴とする電磁遮へい体。 (7)請求項(6)の記載の導体の少なくとも一つは、
    弾力性を有し、板状体の板面一部に突出する導電性電磁
    遮へい体からなるものであり、該弾力性を有する導電性
    電磁遮へい体は、前記隙間の両導体壁にそれぞれ導電接
    触させるものであることを特徴とする請求項第(6)項
    に記載の電磁遮へい体。 (8)開口を有する金属製の本体と前記開口部を施蓋す
    る金属製の扉とを有する筺体において、一本もしくは複
    数本の磁性体と導体を交互に並べた構造の電磁遮へい体
    を、前記本体の開口部を取り巻くように、前記本体およ
    び前記扉の一方または両方に具備したことを特徴とする
    電磁遮へい用筐体。 (9)請求項(8)の電磁遮へい用筺体において一つも
    しくは複数の導体を弾力製を有する導電性電磁遮へい体
    で置き換えた構造の電磁遮へい体を具備し、該電磁遮へ
    い体により前記本体と前記扉が導電接触していることを
    特徴とする請求項(8)記載の電磁遮へい用筐体。
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