JPH04104765U - タンデム型ブレーキ倍力装置 - Google Patents
タンデム型ブレーキ倍力装置Info
- Publication number
- JPH04104765U JPH04104765U JP1468391U JP1468391U JPH04104765U JP H04104765 U JPH04104765 U JP H04104765U JP 1468391 U JP1468391 U JP 1468391U JP 1468391 U JP1468391 U JP 1468391U JP H04104765 U JPH04104765 U JP H04104765U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- valve body
- diaphragm
- pressure chamber
- brake booster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 10
- 230000004048 modification Effects 0.000 abstract 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 1
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 1
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 1
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 1
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 タンデム型ブレーキ倍力装置の全長を短縮す
る。 【構成】 密閉シェル6をセンタープレート12とその
前後に配置されたフロントおよびリアの2つのダイアフ
ラム14,16によって4つの室に区画する。弁機構2
0を内蔵したバルブボディ18の外周にセンターボディ
24を嵌合させる。センターボディはセンタープレート
12の中央部をシール部材26を介して摺動する。上記
フロントダイアフラム14の内周部を、センターボディ
24の内側へ挿入し、上記シール部材26よりも後方側
でバルブボディ18とセンターボディ24との間に挾持
させる。
る。 【構成】 密閉シェル6をセンタープレート12とその
前後に配置されたフロントおよびリアの2つのダイアフ
ラム14,16によって4つの室に区画する。弁機構2
0を内蔵したバルブボディ18の外周にセンターボディ
24を嵌合させる。センターボディはセンタープレート
12の中央部をシール部材26を介して摺動する。上記
フロントダイアフラム14の内周部を、センターボディ
24の内側へ挿入し、上記シール部材26よりも後方側
でバルブボディ18とセンターボディ24との間に挾持
させる。
Description
【0001】
本考案は、密閉シェル内にフロントおよびリアの2つのパワーピストンが直列
に配設されたタンデム型ブレーキ倍力装置に関するものである。
【0002】
従来のタンデム型ブレーキ倍力装置は、図2に示すように、フロントシェル1
00とリアシェル102とから成る密閉シェル104内をセンタープレート10
6によって2つの室に区画し、さらに、センタープレート106より前方側の室
をフロントパワーピストン108とフロントダイアフラム110によって2つの
室A,Bに、また、後方側の室をリアパワーピストン112とリアダイアフラム
114によって2つの室C,Dに区画している。
【0003】
センタ−プレ−ト106の中心部には、流体通路の開閉を行う弁機構116を
内蔵したバルブボディ118がシ−ル部材120を介して摺動自在に嵌合し、フ
ロントおよびリアのパワ−ピストン108、112とダイアフラム110、11
4の内周部は、センタ−プレ−ト106の前後においてバルブボディ118の外
周に固定されている。
【0004】
また、バルブボディ118内には、常時負圧源に連通された室A(定圧室)と
リアダイアフラム114の前面側の定圧室Cとを連通する通路118aと、両ダ
イアフラム110、114の背面側の室B,D(変圧室)間を連通する通路11
8b等が形成されている。
【0005】
上記従来の構成では、バルブボディ118とセンタ−プレ−ト106との摺動
部と、フロントダイアフラム110およびフロントパワ−ピストン108とバル
ブボディ118との締結部とが軸方向に直列に並んでいるため、倍力装置の全長
が長くなるという問題があった。また、両変圧室B,D間を連通する通路118
bがバルブボディ118の強度的に重要な部分に設けられているため、通路面積
を大きくとれないという問題があった。
【0006】
本考案は上記問題点を除くためになされたもので、倍力装置の全長を短縮する
とともに、大気通路の面積を拡大して応答性を向上させることを目的とする。
【0007】
本考案に係るタンデム型ブレ−キ倍力装置は、密閉シェル内を前後に区画する
センタープレートと、センタープレートの前後の室内に進退動可能に配置され、
各室をそれぞれ前方側の定圧室と後方側の変圧室とに区画するフロントダイアフ
ラムおよびリアダイアフラムと、バルブボディに内蔵され、上記定圧室と変圧室
間および変圧室と大気間を開閉制御する弁機構と、上記バルブボディに連結され
、上記センタープレートの中心部をシール部材を介して摺動するセンターボディ
とを備えており、特に、上記フロントダイアフラムの内周部を、センターボディ
の内部の上記シール部材よりも後方側で、バルブボディとセンターボディとの間
に挾持させたものである。
【0008】
本考案に係るタンデム型ブレ−キ倍力装置では、フロントダイアフラム内周側
の固定部が、センタ−プレ−トとボディとの摺動部よりもリア側にあるので、軸
方向の長さが短縮される。
【0009】
以下、図示実施例により本考案を説明する。図1は本考案の一実施例に係るタ
ンデム型ブレ−キ倍力装置の縦断図面であり、フロントシェル2とリアシェル4
とにより構成された密閉シェル6内にフロントパワ−ピストン8とリアパワーピ
ストン10とが直列に配置されている。この密閉シェル6内は、センタープレー
ト12によりフロントパワーピストン8側の前方室と、リアパワーピンスト10
側の後方室とに区画され、さらに前方室は上記フロントパワーピストン8の背面
に取り付けたフロントダイアフラム14により圧力室A,Bに、また後方室はリ
アパワーピンスト10の背面に取付けたリアダイアフラム16により圧力室C,
Dにそれぞれ区画されている。
【0010】
密閉シェル6の軸芯部には、小径の筒部18aをリアシェル4の後方側へ突出
させてバルブボディ18が配設されている。このバルブボディ18内には、従来
周知の弁機構20が内蔵されており、入力軸22の操作によって上記両ダイアフ
ラム14,16の前面側の圧力室A,C(定圧室)と背面側の圧力室B,D(変
圧室)との間、および変圧室B,Dと大気中との間を連通遮断する。
【0011】
バルブボディ18の密閉シェル6内に位置する大径部18bの外周にはセンタ
ーボディ24が嵌合されている。バルブボディ18の中央部外周には環状溝18
cが形成され、この環状溝18c内にリアパワーピストン10およびリアダイア
フラム16の内周部が嵌着されており、このリアパワーピストン10とバルブボ
ディ18の段部との間に、センタボディ24の後端に設けられた内向きフランジ
24aが挾持固定されている。
【0012】
センタボディ24の外周面は、センタープレート12の中央部に対し、シール
部材26を介して摺動するようになっている。
【0013】
フロントパワーピストン8の内周部は、リア側へ延びる円筒状になっており、
この円筒部8aがセンターボディ24の内面に対して間隙を隔てて嵌合している
。フロントパワーピストン8の円筒部8a後端は内側へ折曲げられており、バル
ブボディ18の外周段部18dに係合している。バルブボディ18の外周段部1
8dに隣接して環状溝18eが設けられており、この環状溝18e内にフロント
ダイアフラム14の内周縁部14aが嵌着され、その外周側に、センターボディ
24の肉厚部24b内面がオーバーラップしてフロントダイアフラム14および
フロントパワーピストン8を固定している。なお、フロントダイアフラム14の
内周縁部14aは、センターボディ24とシール部材26との摺動部、すなわち
センターボディ24の外周面の内側に位置している。
【0014】
センターボディ24の肉厚部24bには軸方向に貫通する孔24cが形成され
ている。フロントパワーピストン8の円筒部8aの外面に支持されているフロン
トダイアフラム14の円筒部分14bの外面には、複数個の突起14cが設けら
れてる。また、センターボディ24の先端面にはスリット24dが形成されてい
。そして、上記センターボディ24の貫通孔24c、フロントダイアフラム14
の円筒部分14bとセンターボディ24内面との間の空間27およびセンターボ
ディ24の先端面とこれに向かい合うフロントダイアフラム14との間の間隙2
8によって、上記両変圧室B,D間を接続する大気通路が構成されている。
【0015】
上記構成に係るタンデム型ブレーキ倍力装置では、フロントダイアフラム14
およびフロントパワーピストン8をセンターボディ24の内側ヘ入れ、センター
プレート12とセンターボディ24との摺動部(シール部材26)よりも後方側
において、バルブボディ18とセンターボディ24とによって固定したもので軸
方向の長さを短縮することができる。なお、倍力装置の作動時には、フロントダ
イアフラム14の内周縁部14aがシール部材24よりも前方へ移動する場合も
有る。また、センターボディ24とフロントダイアフラム14との空間27を大
気通路とし、センターボディ24の固定はバルブボディ18とリアーパワーピス
トン10とで行い、大気通路部には荷重のかからない構成とすることにより通路
面積を大きくとれるようにした。
【0016】
しかも、センターボディ24の先端面にスリット24dを形成したので、バキ
ュームを作用させない状態で入力軸を踏み込んだ場合、例えばマスターシリンダ
のエア抜き作業時等において、フロントダイアフラム14がパワーピストン8か
ら離れてセンターボディ24と接触しても、変圧室B,D間の連通を遮断するこ
とがないので、大きな抵抗となるおそれがなく、また、通常作動時の応答性への
影響がでることも防止できる。
【0017】
さらに、フロントダイアフラム14のセンターボデイ24内の部分に突起14
cを設けたので、フロントダイアフラム14が膨らんだ場合でも常に変圧室B,
D間の通路を確保するこができるので、作動応答性への悪影響がでることを防止
でき、また、バキュームなしでの踏込時の抵抗が大きくなることも防止できる。
しかも、上記突起14cは、センターボデイ24の組付挿入時のガイドとなるの
で、組付作業性を改善することができる。
【0018】
なお、上記実施例では、センターボデイ24の先端面にスリット24dを設け
たけが、これに変えて、この先端面と向かい合うフロントダイアフラム14側に
凹凸あるいは突条を設けても良いことは勿論である。また、フロントダイアフラ
ム14の外面に設けた複数の突起14cに変えて軸方向に延びる突条等を設けて
大気通路を確保するようにしても良い。
【0019】
以上述べたように本考案によれば、タンデム型ブレーキ倍力装置の全長を短縮
するとともに、大気通路の面積を拡大することにより応答性を向上させることが
できる。
【図1】本考案の一実施例に係るタンデム型ブレーキ倍
力装置の縦断面図である。
力装置の縦断面図である。
【図2】従来のタンデム型ブレーキ倍力装置の縦断面図
である。
である。
6 密閉シェル
12 センタープレート
14 フロントダイアフラム
14a フロントダイアフラムの内周部
16 リアダイアフラム
18 バルブボディ
20 弁機構
24 センターボディ
26 シール部材
A,C 定圧室
B,D 変圧室
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉シェル内を前後に区画するセンター
プレートと、センタープレートの前後の室内に進退動可
能に配置され、各室をそれぞれ前方側の定圧室と後方側
の変圧室とに区画するフロントダイアフラムおよびリア
ダイアフラムと、バルブボディに内蔵され、上記定圧室
と変圧室間および変圧室と大気間を開閉制御する弁機構
と、上記バルブボディに連結され、上記センタープレー
トの中心部をシール部材を介して摺動するセンターボデ
ィとを備えたタンデム型ブレーキ倍力装置において、上
記フロントダイアフラムの内周部を、センターボディの
内部の上記シール部材よりも後方側で、バルブボディと
センターボディとの間に挾持させたことを特徴とするタ
ンデム型ブレーキ倍力装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014683U JP2537331Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | タンデム型ブレーキ倍力装置 |
US07/831,852 US5247868A (en) | 1991-02-21 | 1992-02-05 | Brake booster of tandem type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014683U JP2537331Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | タンデム型ブレーキ倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104765U true JPH04104765U (ja) | 1992-09-09 |
JP2537331Y2 JP2537331Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31749401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014683U Expired - Lifetime JP2537331Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | タンデム型ブレーキ倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537331Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62100261U (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-26 | ||
JPH035167U (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-18 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP1991014683U patent/JP2537331Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62100261U (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-26 | ||
JPH035167U (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2537331Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5228377A (en) | Brake booster | |
US4257312A (en) | Tandem diaphragm brake booster | |
US4173172A (en) | Tandem brake booster | |
US5476029A (en) | Pneumatic booster having vacuum and pressurized air sources | |
JPS6353059B2 (ja) | ||
JPH0110291Y2 (ja) | ||
US4881452A (en) | Tandem vacuum booster and diaphragm for same | |
US4881451A (en) | Tandem vacuum booster and diaphram for same | |
JPH04104765U (ja) | タンデム型ブレーキ倍力装置 | |
US5697284A (en) | Booster | |
KR920006887Y1 (ko) | 브레이크 배력장치의 시일장치 | |
JPS623327Y2 (ja) | ||
JPH04104764U (ja) | タンデム型ブレーキ倍力装置 | |
US5052274A (en) | Tandem brake booster with return spring arrangement for rear piston chamber | |
US5802951A (en) | Brake booster | |
JP2753371B2 (ja) | 負圧倍力装置 | |
JPH0526707U (ja) | タンデム型ブレーキ倍力装置 | |
JPS6238436Y2 (ja) | ||
JP2856224B2 (ja) | タンデムブレーキ倍力装置 | |
JP2550356Y2 (ja) | 気圧式倍力装置 | |
JP2856225B2 (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
JP2856226B2 (ja) | タンデムブレーキ倍力装置 | |
JP2904232B2 (ja) | タンデムブレーキ倍力装置 | |
JP2600252Y2 (ja) | 倍力装置の消音装置 | |
JPH0539978Y2 (ja) |