JPH04104514U - センサ付き電動ドライバー - Google Patents

センサ付き電動ドライバー

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JPH04104514U
JPH04104514U JP707591U JP707591U JPH04104514U JP H04104514 U JPH04104514 U JP H04104514U JP 707591 U JP707591 U JP 707591U JP 707591 U JP707591 U JP 707591U JP H04104514 U JPH04104514 U JP H04104514U
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JP
Japan
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light receiver
horizontal
driver body
motor
electric screwdriver
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Application number
JP707591U
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English (en)
Inventor
協司 中村
Original Assignee
株式会社ニコン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床板や天上板の能率的且つ正確な水平施工を
可能にする。 【構成】 レベル光線発光装置から水平方向に投射され
るレーザビームを受光する受光器(20)と、内部に封
入された気泡または球状体によって水平姿勢を示す機能
面を上下両面に有しドライバーの回転軸の一端を上方に
向けた時と下方に向けた時との各々において回転軸が垂
直であることを指示する水平姿勢指示器(40)とをド
ライバー本体に設け、モータの駆動に伴って受光器上で
回転軸方向に変化するビーム受光位置が受光器の基準位
置に一致するまでモータを駆動する駆動制御回路(3
1)とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電動ドライバーに関し、特にレベルセンサを備えた電動ドライバーに 関する。
【0002】
【従来の技術】
建築現場において電動モータを内蔵したドライバー(螺子まわし)が多く用い られ、ボルト絞め等の作業の効率向上に役立っている。一方最近では、ビルや家 屋等の天上板や床板を必要に応じて高さ調節自在に敷設して、天上や床下に電子 機器の配線や様々な機器を配置することを可能にした工法が着目されている。
【0003】 この工法による従来の床板施工の一例を図7を参照して説明すると、基礎床1 の表面には多数の支持ボルト2がほぼ垂直に、且つ回転自在に設けられ、床板3 には支持ボルト2とそれぞれ螺合する多数のナット4が埋設されている。電動ド ライバー5によって支持ボルト2を順次回転させることによって、螺子のピッチ に応じて床板3を昇降させることができる。同様にして天上板の敷設に際しても 天上基板に埋設された支持ボルトを順次回転させることによって天上板を昇降さ せることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、床板または天上板を水平に設置するためには全ての支持ボルトに対 するナットの螺入度を一定にしなければならない。水準器等を用いてこの水平出 し作業を行うことも勿論可能であるが、多数ある支持ボルトを電動ドライバーで 操作するごとに床板または天上板の水平出しを行うことは極めて非能率的で、熟 練を必要とするものであった。
【0005】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、床板や天上板の能 率的な水平施工が可能な電動ドライバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、回転しながら水平方向にレーザビームを 照射するレベル光線発光装置と組み合わせて使用される電動ドライバーに適用さ れ、ドライバー本体(10)の先端に一端を有する回転軸を駆動する電動モータ (15)と、上記レベル光線発光装置からのレーザビームを受光するように前記 ドライバー本体に設けられた受光器(20)と、前記回転軸の駆動に伴って該受 光器上で回転軸方向に変化するビーム受光位置が受光器の基準位置に一致するよ うに受光器の出力に応答して前記モータの回転を制御する駆動制御回路(31) と、内部に封入された気泡または球状体によって水平姿勢を示す機能面を上下両 面に有し前記一端を上方に向けた時と下方に向けた時との各々において前記回転 軸が垂直であることを指示するように前記ドライバー本体に設けられた水平姿勢 指示器(40)とを設ける。
【0007】
【作用】
本考案による電動ドライバーの回転軸に例えばボックスレンチを装着し、基礎 床または天上基板にほぼ垂直に立設したボルトにナットを螺合し回転させると、 ナットの回転に応じて電動ドライバー自身が垂直方向に移動する。水平方向にレ ーザビームを照射するレベル光線発光装置を基礎床上に設置しておけば、電動ド ライバーの移動に応じて受光器でのビーム受光位置が変化する。駆動制御回路は ビーム受光位置に基づいてレーザビームが受光器の基準位置に近づく方向に電動 モータを回転させ、ビーム受光位置が基準位置に到達するとモータを停止させる 。床板および天上板のいずれの敷設の際にも操作者は水平姿勢指示器を見ながら 電動ドライバーをほぼ垂直に維持して操作し、モータが停止した時のナットの位 置を常に一定高さに制御できる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案による電動ドライバーの実施例の外観構造を示し、ドライバー本 体10とレベルセンサ20とコントロールボックス30とから構成されている。 ドライバー本体10は電動モータと電源回路とを内蔵し、握り部に設けられたス イッチ11の操作に応答して駆動軸先端のチャック12が回転するように構成さ れている。モータの初期回転方向は正逆切り換えスイッチ13の切り換え操作に よって選択される。図2に示すようにチャック12には着脱可能なボックスレン チ14が固定され、基礎床101に垂直に固定された支持ボルト102に螺合し たナット104を回転することができる。もちろんボックスレンチ14の代わり に、図7に示したようなドライバーをチャック12に装着して支持ボルトを回転 させるように構成してもよい。
【0009】 レベルセンサ20には受光部21とLCD表示部22とが設けられている。受 光部21は電子レベル装置等のレベル光線発光装置から水平方向に一定速度で回 転投射されるレーザビームを検出するもので、一対の楔型受光素子を備えること によって、受光部21を横切るレーザビームの位置に応じて変化する一対の光電 信号S1,S2を発生する。図3に示すように、この光電信号はレベルセンサ2 0に内蔵された信号処理回路23に入力される。信号処理回路23は増幅やピー クホールド,比較等の機能をもち、上記光電信号を処理してレーザビームが受光 部21の下端の位置Aを横切る時に出力ラインに出力信号aを発生し、中央の基 準位置Bを横切る時に出力ラインに出力信号bを発生し、そして上方の位置Cを 横切る時に出力ラインに出力信号cを発生する。LCD表示部22は出力ライン の出力信号a,b,cを受けて下向き矢印,バー,上向き矢印をそれぞれ表示す る。
【0010】 コントロールボックス30にはモータの駆動制御回路31が内蔵され、上述の 信号処理回路23からの出力信号a,b,cを受信してドライバー本体10内に 設けられているモータ15の回転方向および速度を制御する。コントロールボッ クス30には更に赤と緑の表示ランプ32が設けられ、図示しない電源スイッチ をオンすることによって赤ランプが点灯し、ドライバーによるねじ込み操作が完 了することによって緑ランプが点灯するように構成されている。
【0011】 コントロールボックス30には更に水平姿勢指示器40が固設されている。こ の水平姿勢指示器40は図4に示すように、硝子やプラスチック等の上下一対の 皿状透明板41,42とその中に設けられた鋼球43とそれらを支持する枠体4 4とから構成されている。透明板41,42はいずれも中央部が外側に突出する ように湾曲した球面を有し、外表面には制限サークル線45,46がそれぞれ描 かれている。従って電動ドライバーが図1の姿勢にある時には鋼球43は図4の ように皿状透明板42のほぼ中央に位置し、姿勢を上下逆様にすると鋼球43は 皿状透明板41側に接触してそのほぼ中央に位置するようになる。いずれの姿勢 の場合も鋼球43が制限サークル線内のほぼ中央にあることを目視で確認するこ とにより、電動ドライバーをほぼ垂直姿勢に保つことが可能になる。なお、鋼球 43の代わりに気泡47を有する液体を封入してもよい。
【0012】 次にこの電動ドライバーの操作手順について図5を参照しながら説明する。多 数の支持ボルト102がほぼ垂直に立設された基礎床101上に電子レベル装置 等のレベル光線発光装置110が設置され、水平方向に一定速度で回転するレー ザビーム111が投射されている。支持ボルト102に螺合したナット104の 全てが同一水平面上に揃うようにナットの高さを位置合わせする場合、ドライバ ー本体の正逆切り換えスイッチ13を正転側にし、ナットにドライバー本体のボ ックスレンチ14を嵌合させてスイッチ11をオン操作する。この時電動ドライ バーの姿勢がほぼ垂直を保つように水平姿勢支持器40の鋼球43が制限サーク ル線内のほぼ中央にあることを目視で確認しながら作業する。この状態において レーザビーム111は受光部21の下端に位置しているので受光部21から光電 信号は発生されず、モータは毎分約600回転で高速回転してナット104を螺 子のピッチに従って下降させる。
【0013】 ナットの下降に伴って電動ドライバーが下降すると受光部21の下端がレーザ ビーム111の回転軌跡内に進入するようになり、受光部21から光電信号S1 ,S2(S1>S2)が出力される。信号処理回路23はこれらの光電信号に基 づいて受光部のビーム受光位置が図3のA−B間であることを判断し、出力ライ ンに出力信号aを発生する。LCD表示部22はこの出力信号aを受信して下向 き矢印を表示する。駆動制御回路31はこの出力信号aを受信するとモータの回 転速度をおよそ3分の1に減速させ、ナットを低速で下降させる。
【0014】 受光部21の中央がレーザビーム111の回転軌跡と一致すると一対の光電信 号はS1=S2となり、信号処理回路23はビーム受光位置が図3のBであるこ とを判断して出力ラインに出力信号bを発生する。LCD表示部22はこの出力 信号bを受信してバー表示を行い、駆動制御回路31はモータを停止させる。こ の時点でナット104はレーザビーム111によって指示された高さに自動的に 位置合わせされ、一つのねじ込み作業が終了する。なお、トルク等の関係で出力 ラインに出力信号bが発生されてもその瞬間にモータを停止することができず、 ビーム受光位置Bを通り過ぎてしまった場合、一対の光電信号はS1<S2の関 係となる。信号処理回路23は受光部のビーム受光位置が図3のB−C間である ことを判断し、出力ラインに出力信号cを発生する。この出力信号cを受けてL CD表示部22は上向き矢印を表示し、駆動制御回路31はモータを低速で逆転 させ、そして再び出力信号bが出た時点でモータを停止させる。
【0015】 このように多数の支持ボルト102について全てのナットを位置合わせし、図 5に想像線で示すようにこれらのナットの上に床板103を載置すれば、レーザ ビーム111によって指示された所定の高さに床板103を水平設置することが できる。 図6は天上板を水平設置する場合の操作方法を示している。天上基板201に ほぼ垂直に立設された多数の支持ボルト202にナット204を螺合させる。こ の場合には電動ドライバーを上下逆向きに使用することになり、水平姿勢支持器 40の鋼球43は他方の皿状透明板41の内面上を転がるようになる。従ってこ の場合も操作者は鋼球43が制限サークル線内のほぼ中央にあることを確認しな がら作業をすることができる。この場合の操作手順は床板設置の場合と同様であ る。
【0016】 なお、図7のように床板に固定したナットに対して支持ボルト側を回転させる 場合は、レベル光線発光装置を上下する床板上に設置すると共にドライバー本体 の切り換えスイッチ13を予め逆転側にセットしておけばよい。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、レーザビームを基準として全ての支持部が同一 面内に位置合わせされるようにナットまたはボルトの回転ごとに電動ドライバー が自動停止されるため、一々床板または天上板の水平出しを行なわなくとも常に 正確な水平施工が可能になる。また、上方に向けた時と下方に向けた時との各々 において電動ドライバーの姿勢がほぼ垂直であることを指示する水平姿勢指示器 を設けたので、床板施工の場合も天上板施工の場合もより正確な水平施工が可能 になるなど、実用上すぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電動ドライバーの一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1の電動ドライバーの先端に装着されたボッ
クスレンチの部分拡大断面図である。
【図3】図1の実施例の電気回路を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の電動ドライバーに装着された水平姿勢指
示器の断面図である。
【図5】図1の実施例の床板施工における使用状態を示
す説明図である。
【図6】図1の実施例の天上板施工における使用状態を
示す説明図である。
【図7】従来工法による床板施工の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ドライバー本体 15 モータ 20 レベルセンサ 21 受光部 23 信号処理回路 30 コントロールボックス 31 駆動制御回路 40 水平姿勢指示器 101 基礎床 102 ボルト 104 ナット 110 レベル光線発光装置 111 レーザビーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバー本体の先端に一端を有する回
    転軸を駆動する電動モータと、レベル光線発光装置から
    投射されるレーザビームを受光するように前記ドライバ
    ー本体に設けられた受光器と、前記回転軸の駆動に伴っ
    て該受光器上で回転軸方向に変化するビーム受光位置が
    受光器の基準位置に一致するように受光器の出力に応答
    して前記モータの回転を制御する駆動制御回路と、内部
    に封入された気泡または球状体によって水平姿勢を示す
    機能面を上下両面に有し前記一端を上方に向けた時と下
    方に向けた時との各々において前記回転軸が垂直である
    ことを指示するように前記ドライバー本体に設けられた
    水平姿勢指示器とを備えたことを特徴とするセンサ付き
    電動ドライバー。
JP707591U 1991-02-19 1991-02-19 センサ付き電動ドライバー Pending JPH04104514U (ja)

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JP707591U JPH04104514U (ja) 1991-02-19 1991-02-19 センサ付き電動ドライバー

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JPH04104514U true JPH04104514U (ja) 1992-09-09

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213559A (ja) * 1989-02-15 1990-08-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd 支柱高さ調整装置
JPH0472509A (ja) * 1990-07-13 1992-03-06 Inobeeshiyon Center Kk 床パネル高さ調整装置

Patent Citations (2)

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