JPH04104250U - 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置 - Google Patents

連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置

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JPH04104250U
JPH04104250U JP1362691U JP1362691U JPH04104250U JP H04104250 U JPH04104250 U JP H04104250U JP 1362691 U JP1362691 U JP 1362691U JP 1362691 U JP1362691 U JP 1362691U JP H04104250 U JPH04104250 U JP H04104250U
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JP
Japan
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electromagnet
long side
mold
molten steel
magnetic
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Withdrawn
Application number
JP1362691U
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English (en)
Inventor
健三 澤田
義康 石川
豊彦 神吉
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
日鐵プラント設計株式会社
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Publication date
Application filed by 新日本製鐵株式会社, 日鐵プラント設計株式会社 filed Critical 新日本製鐵株式会社
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Priority to DE69131169T priority patent/DE69131169T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置に関する。
鋳型幅全域に均一な磁束密度を生成し、溶鋼への不均一
制動力がもたらす溶鋼内への介在物巻き込み、混入を低
減させる。 【構成】 鋳型長辺とほぼ等しい幅の電磁石磁極12を
鋳型長辺側に設ける。電磁石11は、電磁石磁極12
と、電磁石磁極12を巻回する電磁石コイル28と、両
磁極を磁気的に結合する鉄芯39により構成する。電磁
石磁極12は、その幅方向端部の高さを中央部より高く
する。 【効果】 磁束密度均一化により溶鋼制動力が均一化さ
れ、鋳型端部からの介在物の巻き込み、混入が低減す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼の連続鋳造において、浸漬ノズルからの溶鋼流に制動を加えるこ とにより、溶鋼中に含まれる介在物の低減を図る連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
長方形断面鋳型の長辺側に、この長辺の幅とほぼ等しい幅の電磁石をその磁極 を対向させて設け、磁極の外周にコイルを巻回し、かつ電磁石の鉄芯が鋳型の外 側を包囲するように設けることにより鋳片全域への均一な磁場の印加を可能とし 、鋳型内溶鋼偏流を鋳型下部で均一化して介在物の低減効果を向上させる装置と して特願平2−56608号記載のものがある。
【0003】 図6(a)は当該装置における鋳型と電磁石との関係を示す模式図、図6(b )は図6(a)の縦断面図である。図6(a)、(b)において、鋳型1は長辺 銅板3と短辺銅板5により構成される。電磁石11は、長辺銅板3とほぼ等しい 電磁石磁極12を長辺銅板3の外側に対向させて設け、電磁石磁極12間に電磁 ブレーキ用の磁力線40を働かせるようにしている。
【0004】 この電磁石11は、電磁石磁極12に電磁石コイル28を巻き、電磁石磁極1 2を含む鉄芯39で鋳型1を包囲した構造としている。
【0005】 電磁石11は、電磁石コイル28に直流電流を通電すると、N極からS極へ磁 力線40を生ずる。図6(b)は電磁石磁極12を注入ノズル29の溶鋼吐出口 29aより下部に設けた場合の図面であり、この場合注入ノズル29から噴出し た溶鋼吐出流は電磁石磁極12の位置で制動され、均一流となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、前記装置には次のような課題がある。
【0007】 鋳型に面する磁極形状が長方形であり、かつ鋳型の長辺の幅とほぼ等しい長辺 の磁極であるため、鋳型の幅方向端部付近では幅方向中央部に比べ磁束密度が低 下して溶鋼の制動力が低下する。このため幅方向端部で溶鋼吐出流内の介在物巻 き込みが起こり、十分な介在物低減が期待できない。その一例を図7に溶鋼吐出 流の速度分布として示す。
【0008】 鋳型の幅方向端部の磁束密度を幅方向中央部の磁束密度と同等に高くする方法 として、磁極の長辺幅を溶鋼の幅より広くすることが考えられる。しかし、十分 な磁束密度均一性を得るには、鋳型の幅に対し両磁極の間隔の約2倍の長さだけ 磁極幅を広くする必要があり、装置の外形寸法の拡大や電磁ブレーキ装置固定の ための構造の大型化等につながり、設備費用が増加すること、設備装置が困難に なること等の多くの欠点を有する。
【0009】 本考案は、上記課題を解決した連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置を提供するも のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨は、長方形断面鋳型の長辺側に、該長辺の幅とほぼ等しい長辺幅 の電磁石磁極を対向させて設け、該磁極の間に生成される磁界と該磁界に直交す る方向に移動する溶鋼流との作用で生じる誘導電流に基づく電磁力により前記溶 鋼流を抑制する電磁ブレーキ装置において、前記電磁石磁極の長辺端部の高さを 長辺中央部より高くしたことを特徴とする連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置であ る。
【0011】
【作 用】
電磁石磁極の長辺端部の高さを長辺中央部より高くすることにより、電磁石磁 極の長辺幅を広くすることなく磁束密度の幅方向分布を均一にでき、磁束通過後 の溶鋼流を均一に制動できる。そのため、溶鋼中に含まれる介在物の下方への潜 りこみが回避される。
【0012】
【実施例】
次に図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。
【0013】 図1、図2は本考案装置に使用する電磁石の模式図、図3は鋳型と電磁石との 関係を示す模式図で、図3(b)は図3(a)の縦断面図である。
【0014】 図1、図2において、電磁石11は電磁石磁極12とそれに巻かれた電磁石コ イル28、電磁石磁極12を含む鉄芯39で構成され、電磁石磁極12は長辺幅 方向中央部の高さに対し端部の高さを高くしてある。
【0015】 図3(a)、(b)において、電磁石11は、長辺銅板3と短辺銅板5により 構成された鋳型1の長辺銅板3とほぼ等しい長辺幅の電磁石磁極12を長辺銅板 3の外側に対向して設け、その電磁石磁極12間に電磁ブレーキ用の磁力線40 を働かせるようにしている。電磁石11の電磁石コイル28に直流電流を通電す るとN極からS極に磁力線40を生じ、図3(b)の注入ノズル29から吐出し た溶鋼吐出流は電磁石磁極12の位置で制動され、均一流となる。
【0016】 図4(a)は本考案例における電磁石11の概略構造図、図4(b)は従来技 術における電磁石11の概略構造図である。
【0017】 図4(a)は本考案の一実施例で、磁極の幅を1000mm、中央部の磁極の 高さを220mmとし、両端の高さを420mmと高くした。その高くした部分 は、420mm高さの部分の幅を50mmとし、その部分から100mm中央部 へ進んだ220mm高さの位置へ斜めに薄くしていった。このような形状を有す る磁極を用いて、磁極間隔220mmで磁束密度分布を測定した。その結果、図 5に示すように、磁極の両端で磁束密度比が従来0.73であったものが0.8 5となり、両端から50mmの位置では従来0.81であったものが0.95と なり、両端から100mmの位置では従来0.87であったものが1.0となっ た。なお、従来の磁極としては、図4(b)に示すように幅は1000mmと同 じで、220mm高さのフラット形状のものを使用した。図5から、本考案の場 合は鋳型1の幅方向により均一な磁束密度分布となっており、効果的に作用して いることが判る。
【0018】
【考案の効果】
電磁石磁極の長辺端部の高さを長辺中央部の高さより高くしたことから、磁極 の幅を広くすることなく鋳片幅全域に均一な磁界の印加が可能となり、鋳型内溶 鋼偏流の鋳型下部での均一化が簡便な構造で達成され、介在物の低減効果が向上 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に使用する電磁石の模式図である。
【図2】本考案に使用する電磁石の模式図である。
【図3】鋳型と電磁石との関係を示す模式図である。
【図4】電磁石の概略構造図である。
【図5】磁束密度分布を比較した図である。
【図6】従来技術の鋳型と電磁石の関係を示す模式図で
ある。
【図7】従来技術の溶鋼吐出流の速度分布図である。
【符号の説明】
1 鋳型 3 長辺銅板 5 短辺銅板 11 電磁石 12 電磁石磁極 13 電磁石ヨーク 26 鋳片 28 電磁石コイル 29 注入ノズル 29a 溶鋼吐出口 30 溶鋼 38 電磁石の鉄芯分割部 39 鉄芯 40 磁力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神吉 豊彦 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形断面鋳型の長辺側に、該長辺の幅
    とほぼ等しい長辺幅の電磁石磁極を対向させて設け、該
    磁極の間に生成される磁界と該磁界に直交する方向に移
    動する溶鋼流との作用で生じる誘導電流に基づく電磁力
    により前記溶鋼流を抑制する電磁ブレーキ装置におい
    て、前記電磁石磁極の長辺端部の高さを長辺中央部より
    高くしたことを特徴とする連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ
    装置。
JP1362691U 1990-02-23 1991-02-20 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置 Withdrawn JPH04104250U (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1362691U JPH04104250U (ja) 1991-02-20 1991-02-20 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置
PCT/JP1991/000228 WO1991012909A1 (en) 1990-02-23 1991-02-22 Continuous casting apparatus
US07/768,704 US5238051A (en) 1990-02-23 1991-02-22 Continuous casting apparatus
DE69131169T DE69131169T2 (de) 1990-02-23 1991-02-22 Stranggiessvorrichtung
EP91904343A EP0577831B1 (en) 1990-02-23 1991-02-22 Continuous casting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1362691U JPH04104250U (ja) 1991-02-20 1991-02-20 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置

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JPH04104250U true JPH04104250U (ja) 1992-09-08

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ID=31748109

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1362691U Withdrawn JPH04104250U (ja) 1990-02-23 1991-02-20 連続鋳造鋳型の電磁ブレーキ装置

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