JPH04104235U - プレス機械のノツクアウト調整装置 - Google Patents
プレス機械のノツクアウト調整装置Info
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- JPH04104235U JPH04104235U JP1461291U JP1461291U JPH04104235U JP H04104235 U JPH04104235 U JP H04104235U JP 1461291 U JP1461291 U JP 1461291U JP 1461291 U JP1461291 U JP 1461291U JP H04104235 U JPH04104235 U JP H04104235U
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 4
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 プレス機械のノックアウピンが昇降するタイ
ミングと突出し量を調整する調整装置の提供。 【構成】 カム1の外周に係合するローラ2を調整レバ
ーの位置を調整し水平方向に移動することによりカムと
の係合位置を変化させ、それによるタイミングの変化及
び上部レバー3の位置の変化を連結棒を介してノツクア
ウトピンに伝達する。
ミングと突出し量を調整する調整装置の提供。 【構成】 カム1の外周に係合するローラ2を調整レバ
ーの位置を調整し水平方向に移動することによりカムと
の係合位置を変化させ、それによるタイミングの変化及
び上部レバー3の位置の変化を連結棒を介してノツクア
ウトピンに伝達する。
Description
【0001】
本考案はプレス機械のノックアウト装置に係る。
【0002】
従来、プレス機械のベッド上に金型を載せラムを降下して金型内の素材を押圧
変形し、加工完了とともに金型下のベッドに内蔵したノックアウトピンを突き上
げて加工材を金型から離脱させるためには、ノックアウト装置が量産作業には不
可欠である。しかし1台のプレス機械で加工する製品は多種類に及び、金型も多
岐に亘るから、ノックアウトピンが突き上げる高さ(ノックアウトストローク)
やその上昇開始のタイミングもすべて最適の条件に変動する必要がある。ここで
タイミングとは金型の内底面(加工材の底面)とベッド上面との距離がすべて異
なるから、プレス作動が終るまでにノックアウトピンが始動して加工終了と同時
に直ちに加工品を直接突き上げる位置へ既に達していることが望ましいためスラ
イドとノックアウトピンとの変位の波動の間にずれを設定しておくことをいう。
ストロークとタイミングを実作業に適合させるために従来相当数の提案が出さ
れている。
実開昭57−189635号公報においては、プレスの回転軸にピストンを設
け、このピストンを収容するシリンダに偏心軸を設けて、回転軸,偏心軸のそれ
ぞれに設けたセレーションの噛み合わせを変えて、偏心軸に適合したロッドとリ
ンクを介してノックアウトピンを昇降させる構成としている。すなわちこの考案
では前記セレーションの噛み合わせを調整すれば、スライドの変位の波動とノッ
クアウトピンの変位の波動とのずれを調整でき、長さの異なるノックアウトピン
を入れ替えることによってストロークも変えることができるとしている。
また実開平1−165138号公報においては図4のように形態の異なる複数
のカム(ここでは2ヶ)1a,1bとこの外周に係合するローラ2aをカム軸と
平行に摺動自在に取り付けたもので、この作動によってローラとカムとの係合関
係を選択できるようにした結果、タイミングとストロークを取り付けたカムの数
だけ変えることができるとしている。
さらに実開平1−165140号公報においては、ノックアウト駆動のカムと
回転軸とを相対的に回転可能とし、ノックアウトのタイミングを任意に調節する
ことができると謳っている。
【0003】
以上に引用した3件の従来例をはじめ従来から、1ヶのカムと1ヶのノックア
ウトピンの組み合わせで形成するノックアウト機構においてはノックアウトのタ
イミングを変えることができてもそのストローク自体を変えることができない。
カムと回転軸との固定関係を何かの手段で変動することによってノックアウトタ
イミングを調整することが報告されているが、ストローク自体を変えることはで
きないから、ベッド面からノックアウトピンの突き出す長さ(高さ)を金型に合
わせて変動することができず、金型が変ればその都度必ずその金型に適合した特
定のノックアウトピンと交換しなければならなかった。このために煩瑣な備品の
準備と管理や作業管理が必要であり、錯誤による不良品や作業の非能率の原因と
もなっている。
本考案は以上の課題を解決するためにプレス機械のノックアウト装置において
そのタイミングとともにベッド上面へのピンの突き出し長さも併せて調節する機
構の提供を目標とする。
【0004】
本考案に係るプレス機械のノックアウト調節装置は、スライドの駆動と同調す
るカムの変位を連結棒を介してノックアウトピンの上下動に変換する基本構成に
加え、カムの外周に係合するローラを水平に軸支する上部レバーは、一端が前記
連結棒に連結し、他端が調整レバーを介して水平方向へ可動自在としたことによ
って前記の課題を解決した。
【0005】
本考案の作用を実施例を示す図1に基づいて説明する。
プレス機械のスライドの駆動と同調するカム1の動きはその外周に係合するロ
ーラ2、ローラ2を水平に軸支する上部レバー3、この上部レバー3と回動自在
に連結する連結棒4、連結棒4と回動自在に連結する下部レバー5を経由してベ
ッド6の中に内蔵したノックアウトピン7の上下動に変換する。カム1はスライ
ドの昇降と同調するからこのタイミングに合わせてノックアウトピン7を上下に
昇降し、そのストロークSは上端71がベッド上面61から突き出す長さT1 と
等しい。
本考案の作用上の特徴は、上部レバー3が水平に移動できる点にあるから、い
ま上部レバー3が水平に図の左側へ移動すると位置Aにあったローラ2がその軸
移動に伴ってカム1の外周上を反時計方向へ回動して位置B(2点鎖線)へ移っ
たことになる。この結果、カム1の変位波動とローラ2の変位波動の間にずれが
生じ、いままで一致していたタイミングに差ができる。しかもそれだけではなく
、上部レバーの先端31も同じように反時計方向に回動して水平位置が下がり、
この動きは連結棒4を反時計方向へ回動し、押し下げられた水平方向の距離に対
応して自分の下端も押し下げるから、下部レバー5を介してノックアウトピン7
をベッド内で下方へ沈める作用となって現われる。すなわちノックアウトピン7
がベッド内で昇降するストロークS自体は変らないが、ベッド内に収容されてい
る下端72の位置が沈下するため、その分だけ上端71はベッド上面61より沈
んで、同じストロークで上昇しても、ベッド上面上に突き出す最高値はT2 と短
縮することとなる。すなわち本考案の作用はノックアウトピンのタイミングのみ
ならずその突き出す長さも調節して事実上長さの異なるピンと取り替えたのと同
じ作用を生じる点に特徴がある。
【0006】
いまこの作用の関連性を図2に基づいて具体的に説明する。
図の横軸はクランクの角度を変数として目盛り基準線はベッドの上面61とす
る。縦軸はこの基準線からの正負の垂直距離を示し、スライドの波動とノックア
ウトピンの上下する波動を高さ(低さ)とクランク角度との関係で曲線に図示し
たものである。
R0 はプレスのスライドの動きを示す曲線でありR1 は図1におけるローラ2
が位置A(カム中心の直上にローラ中心がある。)にあるときのノックアウトピ
ンの上端71の動きを示す曲線で、ノックアウトピンの長さLはストロークが0
のときその上端71がベッド上面61と正しく一致するように設定しておく。こ
の図の例ではノックアウトピンの上端71はクランク角度190°からベッド上
面61上に突き出しはじめクランク角度約270°において最高点M1 に達する
。点M1 におけるベッド上面からの突き出し量T1 はノックアウトピンの最大ス
トローク長さSと一致する。
曲線R2 は図1におけるローラ2がカムの外周上を回動して位置Bに変位した
ときのタイミングとストロークと調整された突き出し量を示すもので長さLのノ
ックアウトピン7の上端71はクランク角度約200°からベッド上面61に突
き出しはじめ最高点M2 において最高の突き出し量T2 に達する。すなわちスト
ロークSは変らないが位相がスライドの位相より先行するタイミングに変化し、
同時にその突き出し量はこの変化に対応して縮小するという二元的な作用を複合
する。
曲線R3 はローラ2を位置Aから位置Bへ移動する時にノックアウトピンの上
端71が達する最大突き出し量の変化をプロットした軌跡で、ローラ2を最も適
当な位置に移すことでタイミングと突き出し量の最適条件を選定できるから本考
案の作用は無段階的,連続的に自由な調整を可能とする。
【0007】
上部レバー3をローラ2を軸支したまま水平方向へ移動するにはいくつかの具
体的手段が考えられるが、ここでもっとも望ましい構成を説明すると、図1にお
いて上部レバー3は先端32(先端31と反対側)において調整レバー8の枝杆
81の先端と回動自在に係合する。調整レバー8は上端82において駆動機9に
螺合する螺杆91と回動自在に軸着し、下端83においてプレスフレームに固定
した係止用の座環84と回動自在に軸着している。駆動機9はプレスフレームと
係止ピン92によって回動自在に固着しているから駆動機9が作動すると、この
中で螺杆91が回転するから係止ピン92を支点に回動し調整レバー8は下端8
3を支点として回動し、この動きに誘導されて回動する枝杆81の動きに強制さ
れて上部レバー3は水平方向を保ったまま移動し、軸支するローラ2をカムの外
周に沿って回動する。
図3は前記各部材の具体的な形状とその組み合わせを例示したもので下部レバ
ー5に当金51を添えてノックアウトピン7の下端72を受けており、下部レバ
ーの先端52はプレスフレームと回動自在に軸着している。
【0008】
本考案は以上に述べたとおりプレス作業における金型が交換されてもその都度
もっとも最適なノックアウトタイミングとなるようにノックアウトピンの昇降動
作を調整できるだけでなく、ノックアウトピンを交換しなくてもベッド上面から
の突き出し量を調整することができる。この調整は無段階的に任意の点を選ぶこ
とができる。
またノックアウトピン上下端71,72の摩耗、当金51その他連結部の摩耗
等によってノックアウトピン上端71の突き出し量T1 ,T2 が減少する場合に
も適応することができる。駆動機を電気的に作動することができるからプレス稼
働中であっても一動作で直ちに最適の条件を設定し直しすることができる。
さらにあらかじめ金型の種類と駆動機の作動とを標準化しておくと作業能率や
品質の管理上に大きな貢献をもたらす。
【図1】本考案の実施例の作用を示す説明図である。
【図2】スライドとノックアウトピンの動きを示す関係
図表である。
図表である。
【図3】同じ実施例の部材の形状を示す一部の正面図で
ある。
ある。
【図4】従来技術を例示する縦断正面図である。
1 カム
2 ロール
3 上部レバー
4 連結棒
5 下部レバー
6 ベッド
7 ノックアウトピン
8 調整レバー
9 駆動機
Claims (2)
- 【請求項1】 スライドの駆動と同調するカムの変位を
連結棒を介してノックアウトピンの上下動に変換するプ
レス機械のノックアウト装置において、カムの外周に係
合するローラを水平に軸支する上部レバーは、一端が前
記連結棒に連結し、他端が調整レバーを介して水平方向
へ可動自在としたことを特徴とするプレス機械のノック
アウト調整装置。 - 【請求項2】 請求項1において調整レバーの下端はプ
レスフレームへ回動自在に軸着し、中間で前記上部レバ
ーと連結し、上端はプレスフレームに回動自在に固着し
た駆動機で移動する螺杆先端と回動自在に軸着すること
を特徴とするプレス機械のノックアウト調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014612U JPH0730185Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | プレス機械のノックアウト調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014612U JPH0730185Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | プレス機械のノックアウト調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104235U true JPH04104235U (ja) | 1992-09-08 |
JPH0730185Y2 JPH0730185Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31749295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014612U Expired - Lifetime JPH0730185Y2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | プレス機械のノックアウト調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730185Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123544A (ja) * | 1983-06-25 | 1986-02-01 | オイムコ・アクチエンゲゼルシヤフト・フユ−ル・マシ−ネンバウ | 多段式成形機械用のダイ突き出し装置 |
JPH01210134A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボトムノックアウト装置のノックアウト上限保持油圧回路 |
JPH0211636U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-24 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP1991014612U patent/JPH0730185Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6123544A (ja) * | 1983-06-25 | 1986-02-01 | オイムコ・アクチエンゲゼルシヤフト・フユ−ル・マシ−ネンバウ | 多段式成形機械用のダイ突き出し装置 |
JPH01210134A (ja) * | 1988-02-16 | 1989-08-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボトムノックアウト装置のノックアウト上限保持油圧回路 |
JPH0211636U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730185Y2 (ja) | 1995-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |