JPH04104117A - 実物光学顕微鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、実物光学顕微鏡に関するものである［従来の
技術］ 現在、光学顕微鏡としては、顕鏡しようとする被検体を
、検体片として採取加工することなく、接触型ハンディ
スコープ（対物レンズ）を被検体の必要部位に接触させ
るものと、非接触型ハンディスコープを被検体の必要部
位から所要距離だけはなして、被検体そのものをあるが
ま−の位置で顕鏡できるようにしたものが知られている
。

［発明が解決しようとする課題］ しかし乍ら、上記光学顕微鏡によれば、接触型及び非接
触型ともに、被検体の顕鏡部位が、対物レンズの設定さ
れている倍率でモニターテレビに映し出されるだけであ
り、対照物がないため、顕鏡部分の大きさが判り難い問
題点があった。

本発明は、上記従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
対物レンズの反射光軸上に、１倍レンズと目盛板を上下
配置に設け、該目盛板の目盛が１倍の大きさでモニター
テレビに表示されるようにすることで、モニターテレビ
に映し出される被検体の顕鏡部分の大きさが、上記目盛
との比較によって容易に判明し得るようにした実物光学
顕微鏡を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明における実物光学顕
微鏡は、下端に、所望倍率の対物レンズを交換自在に有
してモニターテレビやプリンター等と接続されるＣＣＤ
カメラへ脱着自在に接続できるよう形成され、上記対物
レンズの反射光の光軸上に、１倍レンズと照射光線を透
過可能な目盛板が上下配置に設けられていることを特徴
としている。

［イ乍用］ モニターテレビやプリンター等と、マイクロスキャナー
エースを介して接続されるＣＣＤカメラに当該顕微鏡を
接続し、その下端の対物レンズにおける接物面を被検体
の必要部位に軽く接触させることで顕鏡することができ
る。

被検体の必要部位は、上記対物レンズの倍率で拡大され
、目盛板、１倍レンズを透過してモニターテレビの画面
に映し出されると共に、プリンターにプリントされる。

一方、１倍レンズにより目盛板の目盛は、１倍の大きさ
でモニターテレビ画面に映し出されると共にプリンター
にプリントされるので、上記目盛が対照物となり、該目
盛と被検体の必要部位を比較することにより当該必要部
位の大きさが判明する。

この接触型対物レンズによる顕鏡は、例えば毛髪診断等
に適する。

上記接触型対物レンズを非接触型対物レンズと交換して
ＣＣＤカメラに接触し、該対物レンズを被検体の必要部
位から所定距離だけはなして顕鏡することができる。

この際、非接触型対物レンズと被検体間の距離を、当該
非接触型対物レンズの作動距離に合せ易くするために、
スタンドを利用することができるこの非接触型対物レン
ズによる顕鏡は、金属の表面検査等を行う場合に適する
。

また、この場合も、被検体の必要部位は、非接触型対物
レンズの倍率でモニターテレビ画面に映し出されると共
に、プリンターにプリントされる一方、１倍レンズによ
り目盛板の目盛は、１倍の大きさでモニターテレビ画面
に映し出されると共に、プリンターにプリントされるの
で、該目盛と被検体の必要部位をテレビ画面上、または
プリントされた紙面上で比較することにより当該必要部
位の大きさを知ることができる。

［実施例１ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は全体のシステムを示す図である。

第１図において、１はモニターテレビ、２はスチルビデ
オレコーダー、３はプリンター、４はビデオグラフィッ
クプリンター、５はマイクロスキャナーエースであり、
これらは電気的に各接続されている。

６はＣＣＤカメラであり、上記モニターテレビ１、スチ
ルビデオレコーダー２、プリンター３及びビデオグラフ
ィックプリンター４、マイクロスキャナーエース５に各
接続されている。

７はハンディスコープを示す。

上記ハンディスコープ７は、グリップ部８と、該グリッ
プ部８の下端に対して交換自在とした所望倍率の接触型
対物レンズ９及び非接触型対物レンズ１０並びに図示し
ないズーム式の対物レンズとで形成される。

上記グリップ部８は第２図、第３区に示したように、円
筒形状の中間パイプ１１と、該中間パイプ１１の上端に
ビス１２にて固定されている固定枠１３と、複数枚のレ
ンズ１４・・・を、間隔リング１５・・・を介在してレ
ンズ止めリング１６・・・にて軸方向に配置することで
リレー系の１倍レンズ１７を構成する上部レンズ枠１８
及び下部レンズ枠１９と、該上部、下部側レンズ枠１８
．１９が中心に貫通装着され、上記固定枠１３の中心に
貫通してキービス２０にて固定されているレンズ継手枠
２１と、該レンズ継手枠２１の上端に螺着される抜止め
ネジ２２と締結リング２３を介して固定されている締結
ネジ２４と、上記中間バイブ１１の下端にビス２５にて
固定されている元継手２６と、該元継手２６に止めリン
グ２７にて固定されている目盛破２８とで形成されてお
り、上記締結ネジ２４が、前記ＣＣＤカメラ６の下端内
周に刻設されている図示しない雌ネジ部に脱着自在にネ
ジ込みすることで、当該グリップ部８はＣＣＤカメラ６
に対して脱着自在に装着されるよう形成されている。

また、上記１倍レンズ１７と目盛板２８は、第２図、第
４図に示す反射光２９の光軸上にあって、図示の如く上
下配置に設けられている。

さらに、上記目盛板２８は、光線を透過する材質、例え
ば、ガラス板等で形成され、その中心部位には、第５図
ないし第７図に示した如く目盛３０が表示させである。

この目盛３０は、第５図のように、４ｍｍＸ４ｍｍ平方
の０．５ｍｍ方眼、あるいは第６図、第７図のように、
横方向、縦方向において、４ｍｍ間隔を４００等分した
もの、その他、必要に応じて様々に表示することができ
る。

上記各対物レンズ９．１０は、第２図、第４図に示した
ように、グリップ部に兼用される円筒体３１内に光源装
置３２が配設され、該光源装置３２の上端に連結筒３３
、締結リング３４を介して締結用のネジ筒３５が配設さ
れていて、該ネジ筒３５が前記グリップ部８の下端にお
ける元継手２６の内周に刻設されている雌ネジ部２６ａ
に脱着自在にネジ込みすることで、当該対物レンズ９，
１０はグリップ部８に対して脱着自在に装着されるよう
形成されている。

上記光源装置３２は、図示しない光源と連結される多数
本のプラスチックファイバーまたはグラスファイバー３
６・・・が鏡筒３７の内周にそって配列導入され、その
光出口の端末が、対物レンズ３８の接続端面３９と相対
するように当該グラスファイバー３６・・・は均一に揃
えて配置されている。

また、上記円筒体３１の下端外周には雄ネジ部４０が刻
設させてあり、倍率の異なる対物レンズ３８・・・を交
換自在に螺着できるようにしである。

上記対物レンズ３８は、複数枚のレンズ４１・・・を軸
方向に配置したレンズ枠４２が装着されている筒体４３
と、該筒体４３の下端にフード４４を介して装着した円
錐形状の集光筒４５と、該集光筒４５の上端外周に、軸
方向移動が阻止された状態にて回転自在に配設されてい
るリング状の締結ネジ４６とで形成されており、上記円
筒体３１の下端の雄ネジ部４０に上記締結ネジ４６をネ
ジ込みすることで、倍率の異なる対物レンズ３８・・・
は円筒体３１に交換自在に装着される。

第２図、第４図において、４７は照射光であり、該照射
光４７はグラスファイバー３６・・・から集光筒４５を
通過し、集光点４８に照射され、被検体４９に当り、反
射光２９となってレンズ４１に入り、該レンズ４１の設
定された倍率に拡大され、その拡大光５０は、光軸上に
ある前記目盛板２８を透過し、１倍レンズ１７に入り、
その拡大光５０は前記ＣＣＤカメラ６、マイクロスキャ
ナーエース５を通し、電気信号としてプリンター３、モ
ニターテレビ１及びスチルビデオレコーダー２、ビデオ
グラフィックプリンター４に送信される。

一方、上記目盛板２８に拡大光５０が照射されることで
、目盛３０は１倍の大きさでＣＣＤカメラ６、マイクロ
スキャナーエース５を通し、電気信号としてプリンター
３、モニターテレビ１及びスチールビデオレコーダー２
、ビデオグラフィックブリンター４に送信される。

即ち、被検体４９の顕鏡部位は、対物レンズ９．１０の
倍率でモニターテレビ１の画面に映し出されるが、目盛
板２８の目盛３０は１倍の大きさでモニターテレビ１の
画面に映し出される。

第４図に示した接触型対物レンズ９は、その集光点４８
が、集光筒４５の先端位置にあるよう予め設定して形成
されている。

第２図に示した非接触対物レンズ１０は、その集光点４
８が、集光筒４５の先端から所要距離！たけはなれた位
置にあるよう予め設定して形成されている。

また、上記非接触型対物レンズｌＯを使用する場合は、
被検体４９から所要距離ａだけはなして顕鏡可能に第１
図に示すスタンド５１に設置される。

尚、本発明は、前記グリップ部８に図示しないズーム式
の対物レンズを、上記接触型、非接触型両対物レンズ９
．１０に変えて接続し、使用することも出来る。

［発明の効果１ 本発明は、以上説明したように構成されているので、被
検体の顕鏡部位が、対物レンズの設定された倍率でモニ
ターテレビの画面等に表示されるのに対して、目盛板の
目盛が１倍の大きさでモニターテレビの画面等に表示さ
れるので、該目盛との比較により、被検体の顕鏡部位の
大きさが容易に判明するから、モニターテレビの画面の
表示やプリントされたものをスチール等で測定し、その
測定値に基づいて顕鏡部位の実際の大きさを計測すると
いった煩雑さを解消でき、顕鏡の作業性並びに、その効
率を向上できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実物光学顕微鏡の実施例を示す全
体のシステム図、第２図は非接触型対物レンズを接続し
たハンディスコープの半固正面図、第３図は対物レンズ
を取り外したハンディスコープの拡大縦断面図、第４図
は接触型対物レンズの半断面図、第５図、第６図、第７
図は目盛の変形例を各示す目盛板の各平面図である。 図中主要符号 １・・・モニターテレビ ３・・・プリンター ６・・・ＣＣＤカメラ ９．１０・・・対物レンズ １７・・・１倍レンズ ２８・・・目盛板 ２９・・・反射光 ３０・・・目　盛

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　下端に、所望倍率の対物レンズを交換自在に有してモ
   ニターテレビやプリンター等と接続されるＣＣＤカメラ
   へ脱着自在に接続できるよう形成され、上記対物レンズ
   の反射光の光軸上に、１倍レンズと照射光線を透過可能
   な目盛板が上下配置に設けられていることを特徴とする
   実物光学顕微鏡。