JPH0410377A - 赤外線ヒータ - Google Patents
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- JPH0410377A JPH0410377A JP11044390A JP11044390A JPH0410377A JP H0410377 A JPH0410377 A JP H0410377A JP 11044390 A JP11044390 A JP 11044390A JP 11044390 A JP11044390 A JP 11044390A JP H0410377 A JPH0410377 A JP H0410377A
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、絶縁性基体の表面に導電膜からなる発熱体を
設けて構成した赤外線ヒータに関する。
設けて構成した赤外線ヒータに関する。
(従来の技術)
例えば、食品の乾燥や工業用各種部品の乾燥に赤外線ヒ
ータが使用されている。
ータが使用されている。
このような分野で使用される従来の赤外線ヒータとして
は、第4図および第5図に示すような構造のヒータが知
られている。このものは、アルミナなどのような絶縁性
セラミックスからなる円筒形の基体1と、この基体1の
表面に形成された例えばグラファイトなどのようなカー
ボン系の導電性被膜からなる発熱体2と、上記円筒形基
体1の端部に取り付けられた受電端子3.3とで構成さ
れている。
は、第4図および第5図に示すような構造のヒータが知
られている。このものは、アルミナなどのような絶縁性
セラミックスからなる円筒形の基体1と、この基体1の
表面に形成された例えばグラファイトなどのようなカー
ボン系の導電性被膜からなる発熱体2と、上記円筒形基
体1の端部に取り付けられた受電端子3.3とで構成さ
れている。
上記円筒形基体1は、加圧成形により円筒形状に成形さ
れて焼成されたものであり、かつ導電膜からなる発熱体
2はこの円筒形基体1の外表面に、スパッターリングま
たは塗布方法により付着されている。
れて焼成されたものであり、かつ導電膜からなる発熱体
2はこの円筒形基体1の外表面に、スパッターリングま
たは塗布方法により付着されている。
上記導電膜からなる発熱体2はこの円筒形基体1の外表
面に蛇行形の帯状に形成され、この蛇行形帯状をなす発
熱体2の両端部は上記円筒形基体1の端部に取り付けら
れた受電端子3.3に接続されている。
面に蛇行形の帯状に形成され、この蛇行形帯状をなす発
熱体2の両端部は上記円筒形基体1の端部に取り付けら
れた受電端子3.3に接続されている。
したがって、受電端子3.3を電源に接続すれば発熱体
2に電流が流れ、この発熱体2が発熱して赤外線を放出
する。
2に電流が流れ、この発熱体2が発熱して赤外線を放出
する。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来の構造の場合、グラファイトな
どのような導電膜からなる発熱体2はアルミナなどのよ
うな絶縁性セラミックスからなる円筒形の基体1の表面
に、単にスパッターリングまたは塗布方法により付着さ
れているだけであるから被膜2の付着強度が低く、つま
り導電膜2の基体1に対する結着力が弱い不具合がある
。
どのような導電膜からなる発熱体2はアルミナなどのよ
うな絶縁性セラミックスからなる円筒形の基体1の表面
に、単にスパッターリングまたは塗布方法により付着さ
れているだけであるから被膜2の付着強度が低く、つま
り導電膜2の基体1に対する結着力が弱い不具合がある
。
このため、機械的な衝撃や急激な温度変化等のような熱
的衝撃が加えられると導電膜2が剥離し易い。特に10
00℃を越える高温になると、導電膜2がきわめて容易
に剥離し易くなる。
的衝撃が加えられると導電膜2が剥離し易い。特に10
00℃を越える高温になると、導電膜2がきわめて容易
に剥離し易くなる。
このような剥離部分は局部的に高温度になって温度むら
を生じたり、この剥離部分が高温のために蒸発して時間
経過に伴って抵抗が大きくなったり、入力に対する発熱
特性が低下したり、さらには断線する等の不具合もある
。
を生じたり、この剥離部分が高温のために蒸発して時間
経過に伴って抵抗が大きくなったり、入力に対する発熱
特性が低下したり、さらには断線する等の不具合もある
。
また、導電膜2は、円筒形基体1の全面に亘り均等な発
熱分布を得るため、帯状をなし、しかも蛇行形の配線パ
ターンで形成されている。
熱分布を得るため、帯状をなし、しかも蛇行形の配線パ
ターンで形成されている。
二のような配線パターンの場合、蛇行長さが大きいので
隣接する帯状導電膜2間の電位差が大きくなり、大電流
を流すとこれら隣接する帯状導電膜2相互間で放電する
場合がある。
隣接する帯状導電膜2間の電位差が大きくなり、大電流
を流すとこれら隣接する帯状導電膜2相互間で放電する
場合がある。
1度放電が発生すると、この箇所では度々放電か発生し
、この放電部が変形して局部的に大電流か流れるように
なり、これがさらに放電を誘い、ついには導電膜2が破
壊される不具合がある。
、この放電部が変形して局部的に大電流か流れるように
なり、これがさらに放電を誘い、ついには導電膜2が破
壊される不具合がある。
本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、そ
の目的とするところは、導電膜の基体に対する結着力を
強くして剥離を防止するとともに、隣接する導電膜間で
放電を発生しないようにした赤外線ヒータを提供しよう
とするものである。
の目的とするところは、導電膜の基体に対する結着力を
強くして剥離を防止するとともに、隣接する導電膜間で
放電を発生しないようにした赤外線ヒータを提供しよう
とするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は、絶縁性基体の表面に導電膜からなる発熱体を
付設してなる赤外線ヒータにおいて、上記導電膜は上記
基体の表面に気相成長法により形成し、この導電膜は帯
形をなして上記基体の表面に所定のパターンに配線し、
隣接する帯形導電膜の間隔を0.3〜5.0+i+*と
じたことを特徴とする。
付設してなる赤外線ヒータにおいて、上記導電膜は上記
基体の表面に気相成長法により形成し、この導電膜は帯
形をなして上記基体の表面に所定のパターンに配線し、
隣接する帯形導電膜の間隔を0.3〜5.0+i+*と
じたことを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、導電膜を基体の表面に気相成長法によ
り形成したので、導電性被膜の基体に対する結着力が強
くなり、剥離を防止することができる。また、隣接する
帯形導電膜の間隔を0.3〜5.0■としたので導電膜
間の放電が防止される。
り形成したので、導電性被膜の基体に対する結着力が強
くなり、剥離を防止することができる。また、隣接する
帯形導電膜の間隔を0.3〜5.0■としたので導電膜
間の放電が防止される。
(実施例)
以下本発明について、第1図ないし第3図に示す一実施
例にもとづき説明する。
例にもとづき説明する。
図において11は絶縁性円筒形の基体、12はこの基体
11の表面に形成された導電膜からなる発熱体、13.
13は上記円筒形基体11の端部に取り付けられたホル
ダー兼用の受電端子である。
11の表面に形成された導電膜からなる発熱体、13.
13は上記円筒形基体11の端部に取り付けられたホル
ダー兼用の受電端子である。
14は上記円筒形基体11を覆う密封容器であり、赤外
線透過材料、例えば円筒形のアルミナにて形成されてい
る。この密封容器14の両端部はキャップ15.15に
より気密に閉塞されており、これらキャップ15.15
の中央部には封止チュブ16.16か接合されている。
線透過材料、例えば円筒形のアルミナにて形成されてい
る。この密封容器14の両端部はキャップ15.15に
より気密に閉塞されており、これらキャップ15.15
の中央部には封止チュブ16.16か接合されている。
これら封止チューブ16.16には、上記円筒形基体1
1の端部に取り付けられたホルダー兼用の受電端子13
、]3が貫通して外部に導出されており、このため円筒
形基体11は密封容器14の中心位置に同心状に保持さ
れている。なお、受電端子13.13と封止チューブ1
6.16は気密に接合されている。
1の端部に取り付けられたホルダー兼用の受電端子13
、]3が貫通して外部に導出されており、このため円筒
形基体11は密封容器14の中心位置に同心状に保持さ
れている。なお、受電端子13.13と封止チューブ1
6.16は気密に接合されている。
上記密封容器14内部は、例えば10−5T orr程
度の高真空に保たれている。
度の高真空に保たれている。
さらに詳しく説明すると、本実施例の円筒形基体11は
、ボロンナイトライドなどのような絶縁性セラミックス
により形成されており、この基体11は気相成長法によ
り製造されている。
、ボロンナイトライドなどのような絶縁性セラミックス
により形成されており、この基体11は気相成長法によ
り製造されている。
上記ボロンナイトライドの気相成長法に形成された基体
11は、例えば内径12mm、外径14mm、長さ25
05gの真円の円筒形になっている。
11は、例えば内径12mm、外径14mm、長さ25
05gの真円の円筒形になっている。
この基体11の表面に形成された導電膜からなる発熱体
12は、グラファイトなどのようなカーボン系材料から
なり、この基体11の表面に気相成長法により形成され
ている。上記導電膜からなる発熱体12は円筒形基体1
1の外表面に軸方向に長い蛇行形をなす帯状に形成され
ている。
12は、グラファイトなどのようなカーボン系材料から
なり、この基体11の表面に気相成長法により形成され
ている。上記導電膜からなる発熱体12は円筒形基体1
1の外表面に軸方向に長い蛇行形をなす帯状に形成され
ている。
この場合、導電膜12は膜厚を80μm、第3図に示す
ように、帯の幅Wは511I111隣接する帯間の間隔
pを0.3〜5.0+i+a、具体的にはg−0,8m
mに形成されている。
ように、帯の幅Wは511I111隣接する帯間の間隔
pを0.3〜5.0+i+a、具体的にはg−0,8m
mに形成されている。
このような蛇行形導電膜12の端部は、基体11の端部
に固定された受電端子13.13に接続されている。な
お、受電端子13.13は基体11に対して導電性耐熱
接着剤などにより接合されている。
に固定された受電端子13.13に接続されている。な
お、受電端子13.13は基体11に対して導電性耐熱
接着剤などにより接合されている。
前期密封容器14は、外径26mm、内径24mm、管
長4001の透光性アルミナチューブで形成されており
、上記導電膜からなる発熱体12から放射された赤外線
を透過する。密封容器14の両端を閉塞するキャップ1
5.15も透光性アルミナにより形成されており、封止
チューブ16.16はニオビウムのような耐熱性金属で
形成されている。
長4001の透光性アルミナチューブで形成されており
、上記導電膜からなる発熱体12から放射された赤外線
を透過する。密封容器14の両端を閉塞するキャップ1
5.15も透光性アルミナにより形成されており、封止
チューブ16.16はニオビウムのような耐熱性金属で
形成されている。
そして、本実施例では、実質的に密封容器14内が10
−5T orr程度の高真空に保たれている。
−5T orr程度の高真空に保たれている。
なお、このようなヒータの製造方法を説明する。
まず、基体11の製造方法から説明すると、直径11.
5+am、長さ300■のカーボンよりなる芯材を用意
し、この芯材を気相成長作業用容器に収容し、この作業
用容器内を真空に排気する。上記容器内で芯材を例えば
約2000℃に加熱し、この温度を維持しつつ芯材に回
転を与える。この状態で容器内に、少量の3塩化硼素(
BCI)、)と少量のアンモニア(NH3)のガスを注
入すると、上記カーボンからなる芯材の表面に化学反応
、つまり気相成長によってボロンナイトライドが形成さ
れる。これを所定時間継続することにより、例えば芯材
の表面に肉厚が1.25mm程度のボロンナイトライド
の円筒形が形成される。
5+am、長さ300■のカーボンよりなる芯材を用意
し、この芯材を気相成長作業用容器に収容し、この作業
用容器内を真空に排気する。上記容器内で芯材を例えば
約2000℃に加熱し、この温度を維持しつつ芯材に回
転を与える。この状態で容器内に、少量の3塩化硼素(
BCI)、)と少量のアンモニア(NH3)のガスを注
入すると、上記カーボンからなる芯材の表面に化学反応
、つまり気相成長によってボロンナイトライドが形成さ
れる。これを所定時間継続することにより、例えば芯材
の表面に肉厚が1.25mm程度のボロンナイトライド
の円筒形が形成される。
このような方法により、表面に気相成長によってボロン
ナイトライドを形成した芯材を上記気相成長作業用容器
から取り出し、旋盤加工により上記カーボンよりなる芯
材を削り出す。この場合、芯材の外径が11.5mm、
ボロンナイトライド基体11の内径は12mm、外径か
14mmであるから、上記切削によりカーボン芯材を削
り取って除去し、かっボロンナイトライド層の内面を若
干側ることにより前記した内径か12s+m、外径か1
41(肉厚1.mm)の円筒形基体11を得ることがで
きる。
ナイトライドを形成した芯材を上記気相成長作業用容器
から取り出し、旋盤加工により上記カーボンよりなる芯
材を削り出す。この場合、芯材の外径が11.5mm、
ボロンナイトライド基体11の内径は12mm、外径か
14mmであるから、上記切削によりカーボン芯材を削
り取って除去し、かっボロンナイトライド層の内面を若
干側ることにより前記した内径か12s+m、外径か1
41(肉厚1.mm)の円筒形基体11を得ることがで
きる。
これを、所定長さに切断すれば、ボロンナイトライドか
らなる中空円筒形基体11か完成する。
らなる中空円筒形基体11か完成する。
次に、発熱体12としての導電膜を作る場合を説明する
。
。
上記気相成長法で得られたボロンナイトライドからなる
円筒形基体11を気相成長作業用容器に収容し、この容
器内を真空に排気する。上記容器内で円筒形基体11を
例えば約2000℃に加熱し、この温度を維持しつつ円
筒形基体11に回転を与える。この状態で容器内に、少
量のエタンまたはメタンガスを注入する。すると、上記
ボロンナイトライドからなる円筒形基体11の表面に化
学反応、つまり気相成長によってカーボンが形成される
。これを所定時間継続することにより、例えば所定膜厚
、例えば80μm程度の導電性発熱被膜か形成される。
円筒形基体11を気相成長作業用容器に収容し、この容
器内を真空に排気する。上記容器内で円筒形基体11を
例えば約2000℃に加熱し、この温度を維持しつつ円
筒形基体11に回転を与える。この状態で容器内に、少
量のエタンまたはメタンガスを注入する。すると、上記
ボロンナイトライドからなる円筒形基体11の表面に化
学反応、つまり気相成長によってカーボンが形成される
。これを所定時間継続することにより、例えば所定膜厚
、例えば80μm程度の導電性発熱被膜か形成される。
この後、上記導電性発熱被膜を形成した円筒形基体11
を気相成長作業用容器から取り出し、この導電性発熱被
膜を切削手段などにより、蛇行形の帯となるように加工
する。この時、帯の幅Wを5111m、隣接する帯間の
間隔pを0.8■に形成する。
を気相成長作業用容器から取り出し、この導電性発熱被
膜を切削手段などにより、蛇行形の帯となるように加工
する。この時、帯の幅Wを5111m、隣接する帯間の
間隔pを0.8■に形成する。
このようにすれば、ヒータの内部構造体が完成され、こ
の内部構造体を前記外管としての密封容器14内に収容
し、封止チューブ16により内部雰囲気を真空にしてこ
れを封止することにより本実施例のヒータが完成される
。
の内部構造体を前記外管としての密封容器14内に収容
し、封止チューブ16により内部雰囲気を真空にしてこ
れを封止することにより本実施例のヒータが完成される
。
このような構成のヒータについて、作用を説明する。
受電端子13.13を電源に接続すると、発熱体12に
電流が流れ、この発熱体12が発熱する。
電流が流れ、この発熱体12が発熱する。
この場合、発熱体12は円筒形基体11の外表面に軸方
向に長い蛇行形をなす帯状に形成され、軸方向に所定長
さを有するとともに周方向に一定間隔をなして配置され
ているので、所定の長さに亘りかつ周方向に均等に赤外
線を放出することができる。
向に長い蛇行形をなす帯状に形成され、軸方向に所定長
さを有するとともに周方向に一定間隔をなして配置され
ているので、所定の長さに亘りかつ周方向に均等に赤外
線を放出することができる。
この赤外線は密封容器14を透過して外部に放出される
。
。
このような実施例においては、円筒形基体11が気相成
長によってボロンナイトライドにて形成されているので
、従来の基体1に比べて軽量になる。つまり、従来の円
筒形の基体1はアルミナなどを加圧成形して焼成してい
たので、加圧成形およびその後の焼成工程で破損しない
ように、肉厚がある程度大きく保たれていた。
長によってボロンナイトライドにて形成されているので
、従来の基体1に比べて軽量になる。つまり、従来の円
筒形の基体1はアルミナなどを加圧成形して焼成してい
たので、加圧成形およびその後の焼成工程で破損しない
ように、肉厚がある程度大きく保たれていた。
これに対して、本実施例の円筒形基体11は気相成長に
よってボロンナイトライドで形成されているので、薄肉
に形成することができ、しかもボロンナイトライドは機
械的な切削加工が容易であるため後加工により寸法精度
を正確に規定できるから不要な部分を削除することもで
き、よって軽量になる。
よってボロンナイトライドで形成されているので、薄肉
に形成することができ、しかもボロンナイトライドは機
械的な切削加工が容易であるため後加工により寸法精度
を正確に規定できるから不要な部分を削除することもで
き、よって軽量になる。
円筒形基体11が薄肉、軽量になれば、取扱いが容易で
あり、ヒータとして軽量化が実現する。
あり、ヒータとして軽量化が実現する。
そして、本実施例の導電膜よりなる発熱体12は、上記
ボロンナイトライドからなる円筒形基体11の表面に化
学反応、つまり気相成長によって形成したので、導電膜
からなる発熱体12の基体11に対する結着力が極めて
強くなる。
ボロンナイトライドからなる円筒形基体11の表面に化
学反応、つまり気相成長によって形成したので、導電膜
からなる発熱体12の基体11に対する結着力が極めて
強くなる。
このため、機械的な衝撃や急激な温度変化等のような熱
的衝撃が加えられても、導電膜12の剥離が防止され1
000℃以上に高温になっても剥がれを生じない。
的衝撃が加えられても、導電膜12の剥離が防止され1
000℃以上に高温になっても剥がれを生じない。
よって、剥離による局部的に発熱が防止され、温度むら
や発熱特性の劣化が軽減されるとともに断線も防止され
る。
や発熱特性の劣化が軽減されるとともに断線も防止され
る。
また、隣接する帯形導電膜12.12間の間隔pを0.
3■■以上としたので、これら導電膜12間で放電する
のが防止される。
3■■以上としたので、これら導電膜12間で放電する
のが防止される。
(−Lr、導111112.12rj′J(’)間Fi
iilヲ5.0以下に規制することにより発熱面積を確
保することができる。つまり、導電膜12.12間の間
隔gを大きくし過ぎると、導電膜12による発熱面積が
減少して基体11全体で発熱のばらつきが生じるが、間
隔gを5,0以下に規制すればこのような不具合を防止
することができる。
iilヲ5.0以下に規制することにより発熱面積を確
保することができる。つまり、導電膜12.12間の間
隔gを大きくし過ぎると、導電膜12による発熱面積が
減少して基体11全体で発熱のばらつきが生じるが、間
隔gを5,0以下に規制すればこのような不具合を防止
することができる。
なお、上記導電膜12を形成した円筒形基体11を密封
容器14内に収容し、導電膜12の周囲を真空に保つの
で、導電膜12が直接大気に剥き出しにならず、導電膜
12の表面に塵や埃が付着堆積するのが防止される。
容器14内に収容し、導電膜12の周囲を真空に保つの
で、導電膜12が直接大気に剥き出しにならず、導電膜
12の表面に塵や埃が付着堆積するのが防止される。
したがって、これら塵や埃による赤外線の放射を阻害す
るような不具合が防止され、また導電膜12が酸素と反
応しないので抵抗値が増大したり、温度が低下したり、
導電膜12が破損する等の不具合が解消される。
るような不具合が防止され、また導電膜12が酸素と反
応しないので抵抗値が増大したり、温度が低下したり、
導電膜12が破損する等の不具合が解消される。
さらにまた、導電膜12は密封容器14で覆われるので
、取り扱い中に導電膜12が直接何かに接触して傷を受
けたり、表面が汚れる等の不具合も防止される。
、取り扱い中に導電膜12が直接何かに接触して傷を受
けたり、表面が汚れる等の不具合も防止される。
上記帯形導電膜12.12間の間隔gについて実験した
結果を示す。
結果を示す。
上記実施例に記載した寸法のヒータにおいて、導電膜1
2.12間の間隔gを種々変えたヒータを製造し、これ
らを2KW入力で2時間点灯−30分消灯の点滅サイク
ルで1000時間の点灯試験を行った。
2.12間の間隔gを種々変えたヒータを製造し、これ
らを2KW入力で2時間点灯−30分消灯の点滅サイク
ルで1000時間の点灯試験を行った。
この結果を下記の表に示す。
X印は導電膜12が放電により破損したものであり、こ
の表の結果から、入力2KWでは、導電膜12の間隔g
を0,3厘−以上に設定する必要があることが確認され
る。
の表の結果から、入力2KWでは、導電膜12の間隔g
を0,3厘−以上に設定する必要があることが確認され
る。
なお、上記実施例の場合、密封容器14の内部を真空雰
囲気に保つようにしたが、これに代わりて、密封容器1
4の内部を不活性ガスの雰囲気に維持してもよい。
囲気に保つようにしたが、これに代わりて、密封容器1
4の内部を不活性ガスの雰囲気に維持してもよい。
不活性ガスとしては、アルゴン(Ar)、キセノン(X
e)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)および窒素
(N2)がよい。
e)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)および窒素
(N2)がよい。
また、上記実施例では導電膜よりなる発熱体12を密封
容器14で覆ったが、このような密封容器14に代わっ
て導電膜12の表面を直接絶縁膜で覆ってもよい。
容器14で覆ったが、このような密封容器14に代わっ
て導電膜12の表面を直接絶縁膜で覆ってもよい。
この場合の絶縁膜は、ボロンナイトランドを気相成長法
により形成すれば、剥がれが生じ難い。
により形成すれば、剥がれが生じ難い。
また、上記実施例では、円筒形基体11を気相成長によ
るボロンナイトライドにより形成したが、本発明はこれ
に限らず、基体は従来のようにアルミナなどを加圧成形
して焼成したものであっても同様の効果があり、この場
合でも実施可能である。
るボロンナイトライドにより形成したが、本発明はこれ
に限らず、基体は従来のようにアルミナなどを加圧成形
して焼成したものであっても同様の効果があり、この場
合でも実施可能である。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明によれば、発熱体となる導電
膜を基体の表面に気相成長法により形成したので、導電
性被膜の基体に対する結着力が強くなり、剥離を防止す
ることができる。このため、機械的な衝撃や急激な温度
変化等のような熱的衝撃か加えられても、導電性被膜の
剥離が防止され、剥離による局部的に発熱が防止され、
温度むらや発熱特性の劣化が軽減されるとともに断線も
防止される。また、隣接する導電膜間の間隔pを0.3
mm以上としたので、これら導電膜間て放電するのが防
止され、かつこの導電膜間の間隔gを5.0以下に規制
したので、導電膜のパターン配置の密度が所定レベルに
維持され、所定の発熱面積を確保することができので、
基体全体での発熱ばらつきが防止することができる。
膜を基体の表面に気相成長法により形成したので、導電
性被膜の基体に対する結着力が強くなり、剥離を防止す
ることができる。このため、機械的な衝撃や急激な温度
変化等のような熱的衝撃か加えられても、導電性被膜の
剥離が防止され、剥離による局部的に発熱が防止され、
温度むらや発熱特性の劣化が軽減されるとともに断線も
防止される。また、隣接する導電膜間の間隔pを0.3
mm以上としたので、これら導電膜間て放電するのが防
止され、かつこの導電膜間の間隔gを5.0以下に規制
したので、導電膜のパターン配置の密度が所定レベルに
維持され、所定の発熱面積を確保することができので、
基体全体での発熱ばらつきが防止することができる。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示し、第1図
はヒータの側面図、第2図は第1図中■■線の断面図、
第3図は導電膜のパターンを拡大した図、第4図および
第5図は従来の構造を示し、第4図はヒータの側面図、
第5図は第4図中V−V線の断面図である。 11・・・円筒形基体、12・・・導電性発熱膜、13
・・・端子、14・・・密封容器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
はヒータの側面図、第2図は第1図中■■線の断面図、
第3図は導電膜のパターンを拡大した図、第4図および
第5図は従来の構造を示し、第4図はヒータの側面図、
第5図は第4図中V−V線の断面図である。 11・・・円筒形基体、12・・・導電性発熱膜、13
・・・端子、14・・・密封容器。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 絶縁性基体の表面に導電膜からなる発熱体を付設してな
る赤外線ヒータにおいて、 上記導電膜は上記基体の表面に気相成長法により形成し
、この導電膜は帯形をなして上記基体の表面に所定のパ
ターンに配線し、隣接する帯形導電膜の間隔を0.3〜
5.0mmとしたことを特徴とする赤外線ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11044390A JPH0410377A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 赤外線ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11044390A JPH0410377A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 赤外線ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410377A true JPH0410377A (ja) | 1992-01-14 |
Family
ID=14535852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11044390A Pending JPH0410377A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 赤外線ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0410377A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10130865A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-05-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 硬質炭素被膜基板及びその形成方法 |
US6572936B1 (en) | 1996-06-09 | 2003-06-03 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Hard carbon film-coated substrate and method for fabricating the same |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP11044390A patent/JPH0410377A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6572936B1 (en) | 1996-06-09 | 2003-06-03 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Hard carbon film-coated substrate and method for fabricating the same |
JPH10130865A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-05-19 | Sanyo Electric Co Ltd | 硬質炭素被膜基板及びその形成方法 |
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