JPH04103716A - 土木建築用非調質高張力鋼の製造方法 - Google Patents
土木建築用非調質高張力鋼の製造方法Info
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- JPH04103716A JPH04103716A JP21847090A JP21847090A JPH04103716A JP H04103716 A JPH04103716 A JP H04103716A JP 21847090 A JP21847090 A JP 21847090A JP 21847090 A JP21847090 A JP 21847090A JP H04103716 A JPH04103716 A JP H04103716A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は降伏比(降伏点と抗張力との比: YP/TS
×100(ホ)が低く、特に土木建築用として使用する
のに好適な低陣伏比高張力鋼の安価な製造方法に関する
。
×100(ホ)が低く、特に土木建築用として使用する
のに好適な低陣伏比高張力鋼の安価な製造方法に関する
。
(従来の技術)
近年、使用鋼材の重量軽減を目的として、高強度鋼材が
様々な産業界において積極的に利用されるようになって
きた。例えば、土木建築用鋼材についてもこのような傾
向が現れ始めており、高層建築物用の厚板に、引張強さ
が60kgf/mm”組以上の高張力鋼板が用いられて
いる。
様々な産業界において積極的に利用されるようになって
きた。例えば、土木建築用鋼材についてもこのような傾
向が現れ始めており、高層建築物用の厚板に、引張強さ
が60kgf/mm”組以上の高張力鋼板が用いられて
いる。
ところで、上記のような用途に高張力銅板を用いる際に
留意すべき事項として、鋼板の降伏比がある。−船釣に
、降伏比の高い鋼板(YP値二大、TS値:小)は−様
伸びが小さいため、上記の用途に用いられている高張力
鋼板に地震等で塑性変形が生ずると伸びの局部的な集中
が起こり破断に至り易い。このように、従来から製造さ
れている高張力鋼板は、通常の場合、焼入れ一焼戻しの
調質処理を施されて製造されるために、降伏比が80%
より高く、土木建築用鋼板としては不適当なものであっ
た。
留意すべき事項として、鋼板の降伏比がある。−船釣に
、降伏比の高い鋼板(YP値二大、TS値:小)は−様
伸びが小さいため、上記の用途に用いられている高張力
鋼板に地震等で塑性変形が生ずると伸びの局部的な集中
が起こり破断に至り易い。このように、従来から製造さ
れている高張力鋼板は、通常の場合、焼入れ一焼戻しの
調質処理を施されて製造されるために、降伏比が80%
より高く、土木建築用鋼板としては不適当なものであっ
た。
一方、低降伏比の高張力鋼板を製造することができる方
法として、例えば (a)M oおよび■添加鋼を900℃以下における累
積圧下率が50%以上となるように圧下するとともに、
かつAr、点以上で熱間圧延を終了し、A、変態点以下
に冷却した後、730〜850 ”Cに再加熱し、空冷
する方法(特公昭60−57490号公報)が、また い)へイナイトMi織の鋼を(α+γ)二相の温度域に
昇温し、この温度域で累積加工率3%以上の加工歪を与
えた後に象、冷する方法(特開昭57114613号公
報) 等がこれまでに提案されている。
法として、例えば (a)M oおよび■添加鋼を900℃以下における累
積圧下率が50%以上となるように圧下するとともに、
かつAr、点以上で熱間圧延を終了し、A、変態点以下
に冷却した後、730〜850 ”Cに再加熱し、空冷
する方法(特公昭60−57490号公報)が、また い)へイナイトMi織の鋼を(α+γ)二相の温度域に
昇温し、この温度域で累積加工率3%以上の加工歪を与
えた後に象、冷する方法(特開昭57114613号公
報) 等がこれまでに提案されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、これらの方法によっては所望の低降伏比
高張力鋼板を安価に得ることはできない。
高張力鋼板を安価に得ることはできない。
すなわち(a)に示した方法は、熱間圧延終了後730
〜850℃に再加熱し空冷する調質工程が必要なため製
造コストが高い。
〜850℃に再加熱し空冷する調質工程が必要なため製
造コストが高い。
また(b)に示した方法も、通常の工程に加えてさらに
(α+γ)二相域に加熱するとともに加工・急冷する必
要があり、このような調質工程が必要なことから製造コ
ストの上昇が避けられない。
(α+γ)二相域に加熱するとともに加工・急冷する必
要があり、このような調質工程が必要なことから製造コ
ストの上昇が避けられない。
ここに本発明の目的は、降伏比の小さく、特に土木建築
用として使用するのに好適な現在提案されているJIS
規格YP45151 、TS60/68 、YR≦80
%を満足する低降伏比高張力鋼板の安価な製造方法を従
供することにある。
用として使用するのに好適な現在提案されているJIS
規格YP45151 、TS60/68 、YR≦80
%を満足する低降伏比高張力鋼板の安価な製造方法を従
供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、上記問題を解決するために種々の検討を重
ねた結果、Nb、 Moを適量添加したスラブをAc、
点以上に加熱した後に、圧延・加工し、T単相域にて累
積圧下率で30%以上圧下し、 (α十T)二相域にて
仕上げた後、空冷する。降伏比が小さく、特に土木建築
用として使用するのに好適な、低降伏比高張力鋼板を安
定して得ることのできることを知り、その知見より焼入
れ・焼戻し等の調質工程が省略できることを見い出して
本発明を完成した。
ねた結果、Nb、 Moを適量添加したスラブをAc、
点以上に加熱した後に、圧延・加工し、T単相域にて累
積圧下率で30%以上圧下し、 (α十T)二相域にて
仕上げた後、空冷する。降伏比が小さく、特に土木建築
用として使用するのに好適な、低降伏比高張力鋼板を安
定して得ることのできることを知り、その知見より焼入
れ・焼戻し等の調質工程が省略できることを見い出して
本発明を完成した。
ここに本発明の要旨とするところは、
重量%で、
C:0.05〜0.20%、 Si: 0.03〜0
.6Q%、Mn: 0.5〜2.0%、 Nb: 0
.01〜0.10%、Mo: 0.10〜0.80%、
sol、^1: 0.06%以下、残部がFeおよび不
可避的不純物 からなる鋼組成を有する鋼片を900〜1250”Cの
温度範囲に加熱後熱間圧延するに際して、Ar3〜90
0℃の温度範囲での累積圧下率が30%以上となるよう
に熱間圧延することを特徴とする土木建築用非Uf4質
高張力鋼の製造方法である。
.6Q%、Mn: 0.5〜2.0%、 Nb: 0
.01〜0.10%、Mo: 0.10〜0.80%、
sol、^1: 0.06%以下、残部がFeおよび不
可避的不純物 からなる鋼組成を有する鋼片を900〜1250”Cの
温度範囲に加熱後熱間圧延するに際して、Ar3〜90
0℃の温度範囲での累積圧下率が30%以上となるよう
に熱間圧延することを特徴とする土木建築用非Uf4質
高張力鋼の製造方法である。
前記鋼組成は、さらに、重量%で、下記■〜■の少なく
とも1種を含むものであってもよい。
とも1種を含むものであってもよい。
■Cu: 0.5%以下、 Ni: :(1%以下
、Cr: :0%以下 のうちの1種または2種以上。
、Cr: :0%以下 のうちの1種または2種以上。
■Ti: 0.1%以下、 V:Q、1%以下のうちの
1種または2種以上。
1種または2種以上。
■B:0.005%以下。
(作用)
以下、本発明の各構成要件をその作用効果とともに詳述
する。なお、本明細書において「%」は「重量%Jを意
味するものとする。
する。なお、本明細書において「%」は「重量%Jを意
味するものとする。
まず、本発明において、素材である綱片の組成を前記の
ように限定する理由を説明する。
ように限定する理由を説明する。
Cは、鋼板の強度を確保するために0.05%以上の含
有量が必要であり、0.05%より少ないと、引張強さ
60kgf/am2級の強度を有する鋼板を得ることが
難しい。一方、020%を超えると、成品の溶接性が損
なわれる。したがって、本発明においては、C含有量を
0.05%以上0.20%以下に限定する。
有量が必要であり、0.05%より少ないと、引張強さ
60kgf/am2級の強度を有する鋼板を得ることが
難しい。一方、020%を超えると、成品の溶接性が損
なわれる。したがって、本発明においては、C含有量を
0.05%以上0.20%以下に限定する。
Siは、脱酸剤であるとともに鋼板の強度の向上に寄与
する元素である。これらの効果を確保するためには0.
03%以上の含有量が必要である。しかし、060%を
超えると成品の靭性と溶接性とを劣化させる。したがっ
て、本発明においては、Si含有量を003%以上0.
60%以下に限定する。
する元素である。これらの効果を確保するためには0.
03%以上の含有量が必要である。しかし、060%を
超えると成品の靭性と溶接性とを劣化させる。したがっ
て、本発明においては、Si含有量を003%以上0.
60%以下に限定する。
Mnは、0.5%以上の含有量で、鋼の強度および靭性
の向上に寄与する元素である。しかし、2.0%超金含
有れると、溶接割れ感受性が大きくなって好ましくない
。したがって、本発明においては、Mn含有量を0.5
%以上2.0%以下に限定する。
の向上に寄与する元素である。しかし、2.0%超金含
有れると、溶接割れ感受性が大きくなって好ましくない
。したがって、本発明においては、Mn含有量を0.5
%以上2.0%以下に限定する。
Nbは、本発明においては最も重要な成分であり、具体
的には、制御圧延による結晶粒の微細化作用効果を奏す
る元素である。その含有量が0.01%未満では上記作
用効果を奏することが困難であり、一方0.10%超で
は逆に脆化が著しくなり過ぎることとなる。したがって
、本発明においては、Nb含有量を0.01%以上0.
10%以下と限定する。
的には、制御圧延による結晶粒の微細化作用効果を奏す
る元素である。その含有量が0.01%未満では上記作
用効果を奏することが困難であり、一方0.10%超で
は逆に脆化が著しくなり過ぎることとなる。したがって
、本発明においては、Nb含有量を0.01%以上0.
10%以下と限定する。
またMOは、空冷時の焼入性を向上させ強度を上昇させ
る効果のため、極めて重要な構成元素であるが、多量に
添加するとコスト上昇を招き、また溶接待に溶接熱影響
部(11^Z)の靭性が低下するため、添加量を0.1
0〜0.80%とする。
る効果のため、極めて重要な構成元素であるが、多量に
添加するとコスト上昇を招き、また溶接待に溶接熱影響
部(11^Z)の靭性が低下するため、添加量を0.1
0〜0.80%とする。
A1は、鋼中にあっては脱酸剤であるとともに、窒化@
IJ(A:N)を形成して組成を微細化し、靭性の改善
に役立つ元素である。しかし、sol、AIとして0.
06%を超える含有量になると、むしろ靭性を低下させ
ることとなる。したがって、本発明においてはsol、
AI含有量を0.06%以下と限定する。
IJ(A:N)を形成して組成を微細化し、靭性の改善
に役立つ元素である。しかし、sol、AIとして0.
06%を超える含有量になると、むしろ靭性を低下させ
ることとなる。したがって、本発明においてはsol、
AI含有量を0.06%以下と限定する。
上記以外の組成は、Feおよび不可避的不純物である。
P=Sは鋼中における代表的な不純物であり、その含有
量は極力低減することが望ましいが、これらの低減には
多(の工程を要し、コスト高となることから、本発明に
おいては、P : 0.020%以下、S :0.01
0%以下と限定することが好ましい。
量は極力低減することが望ましいが、これらの低減には
多(の工程を要し、コスト高となることから、本発明に
おいては、P : 0.020%以下、S :0.01
0%以下と限定することが好ましい。
なお、本発明においては、上記の組成以外にさらに下記
を含んでもよい。以下、これらの組成り二ついても説明
する。
を含んでもよい。以下、これらの組成り二ついても説明
する。
Cu、 Ni、 Cr、■、Ti、 Bは、成品である
鋼板に求める強度、靭性さらムこはコスト等を勘案して
、1種または2種以上を適宜組合わせて添加することが
好適である。
鋼板に求める強度、靭性さらムこはコスト等を勘案して
、1種または2種以上を適宜組合わせて添加することが
好適である。
すなわち、Cu、 Ni、 Crはいずれも強度あるい
は靭性の向上に寄与する元素である。そこで、コストと
溶接性とへの悪影響の少ない範囲を考慮して、それぞれ
の添加量は、本発明においては、Cuは0.5%以下N
i、 Crば:0%以下と限定することが好ましい。
は靭性の向上に寄与する元素である。そこで、コストと
溶接性とへの悪影響の少ない範囲を考慮して、それぞれ
の添加量は、本発明においては、Cuは0.5%以下N
i、 Crば:0%以下と限定することが好ましい。
V、Tiは、強度上昇、結晶粒の微細化に役立つものの
、多量の添加は靭性の低下、コストの上昇、湯温れの悪
化を伴うため、本発明においては、それぞれ0.1%以
下と限定することが望ましい。
、多量の添加は靭性の低下、コストの上昇、湯温れの悪
化を伴うため、本発明においては、それぞれ0.1%以
下と限定することが望ましい。
Bは強度を上昇させる元素であり添加することが望まし
いが、0.005%超添加すると靭性劣化が著しいため
、本発明においては、上限を0.005%と限定する二
よが好ましい。
いが、0.005%超添加すると靭性劣化が著しいため
、本発明においては、上限を0.005%と限定する二
よが好ましい。
次に、鋼板を例にとって本発明にかかる低降伏圧扁張力
鋼の製造方法を説明する。
鋼の製造方法を説明する。
綱片の熱間圧延の加熱温度はNbを固溶させておくこと
と、後続して行われる圧延条件を確保するという観点か
ら900 ’C以上であることが有効である。900″
Cより低いと圧延機に過大な負荷がかかる。しかし、1
250’Cを超えると、炉体の損傷が激しくコストアッ
プを伴うため900 ’C以上1250℃以下とする。
と、後続して行われる圧延条件を確保するという観点か
ら900 ’C以上であることが有効である。900″
Cより低いと圧延機に過大な負荷がかかる。しかし、1
250’Cを超えると、炉体の損傷が激しくコストアッ
プを伴うため900 ’C以上1250℃以下とする。
圧延は720℃以上で行うがAr3点以上900℃以下
での累積圧下率を30%以上とすることが重要である。
での累積圧下率を30%以上とすることが重要である。
これは計4点に近い比較的低温で大きな加工歪を加える
ことにより、冷却工程で析出するフェライトの結晶粒を
微細にするためである。900℃を超える温度での圧延
は任意であるが、少なくとも900℃からAr3点まで
の温度域での累積圧下率が30%以上となる圧延を行う
必要がある。30%未満ではフェライト粒の微細化の効
果が不十分である。
ことにより、冷却工程で析出するフェライトの結晶粒を
微細にするためである。900℃を超える温度での圧延
は任意であるが、少なくとも900℃からAr3点まで
の温度域での累積圧下率が30%以上となる圧延を行う
必要がある。30%未満ではフェライト粒の微細化の効
果が不十分である。
またA、点(720℃)より低温で圧延すると圧延機に
過大な負荷がかかるとともに、析出フェライトが加工を
受けて降伏比が上昇し、更に土木建材用として非破壊検
査したときに問題となるUST異方性が生じやすい。そ
のために仕上げ温度の下限値は720″Cとするのが好
ましい。
過大な負荷がかかるとともに、析出フェライトが加工を
受けて降伏比が上昇し、更に土木建材用として非破壊検
査したときに問題となるUST異方性が生じやすい。そ
のために仕上げ温度の下限値は720″Cとするのが好
ましい。
熱間圧延完了後は、そのま\放冷(空冷)し、圧延ま−
で土木建築用に供する。
で土木建築用に供する。
本発明によれば圧延のままにより十分な強度、靭性、そ
して低鋒伏比が実現され、非調質材として安価な材料が
得られる。
して低鋒伏比が実現され、非調質材として安価な材料が
得られる。
次に実施例によって本発明をさらに具体的に示す。
実施例1
第1表に示す組成の210+smの綱片を1120℃で
加熱し、900’C−Ar3点の間で78%の圧下率で
熱間圧延し、9mmの鋼板を得た。熱間圧延終了温度は
740℃である。
加熱し、900’C−Ar3点の間で78%の圧下率で
熱間圧延し、9mmの鋼板を得た。熱間圧延終了温度は
740℃である。
熱間圧延ま\のこの鋼板より板厚方向に試験片(JIS
1^号)を採取し、引張試験を実施した。
1^号)を採取し、引張試験を実施した。
第1図に応力−歪線図を示すが、第1図かられかるよう
に本発明によれば、降伏点、引張強さ、降伏比とも土木
建築用高張力鋼として望ましい値、すなわち降伏点(Y
P): 45〜51kgf/am” 、引張強さ(TS
)60〜68kgf/mm” 、降伏比(YR)680
%以下を示す。
に本発明によれば、降伏点、引張強さ、降伏比とも土木
建築用高張力鋼として望ましい値、すなわち降伏点(Y
P): 45〜51kgf/am” 、引張強さ(TS
)60〜68kgf/mm” 、降伏比(YR)680
%以下を示す。
実施例2
第2表に示す組成の各鋼片(210mm厚さ)を第3表
の条件で加熱後熱間圧延して12〜50ffII11厚
さの熱間圧延ままの鋼板を作成した。実施例1〜17お
よび比較例18〜20において例No、と第2表におけ
る鋼漱とは一致する。比較例はNb、 Moの未添加の
例を示す。
の条件で加熱後熱間圧延して12〜50ffII11厚
さの熱間圧延ままの鋼板を作成した。実施例1〜17お
よび比較例18〜20において例No、と第2表におけ
る鋼漱とは一致する。比較例はNb、 Moの未添加の
例を示す。
さらに、本発明例である第2表の鋼No、 3と同組成
であるが、本発明の製造条件と異なる条件で熱間圧延を
行った例を例Nα21〜27として、また本発明例であ
る第2表の[Nα12と同組成であるが本発明の製造条
件と異なる条件で熱間圧延を行った例を例Nα28とし
て示す。
であるが、本発明の製造条件と異なる条件で熱間圧延を
行った例を例Nα21〜27として、また本発明例であ
る第2表の[Nα12と同組成であるが本発明の製造条
件と異なる条件で熱間圧延を行った例を例Nα28とし
て示す。
これらの鋼板より試験片を採取し、引張試験を実施した
。
。
第3表に引張試験結果を示す。
本発明の実施例Nα1〜17はすべて土木建築用として
使用するのに好適な降伏比YR≦80%を満足するもの
の、比較例である例Nα18〜20ではMo、 Nbが
未添加であり、TSが低くなり、降伏比は80%を超え
てしまう。また同側Nα21〜26.28では累積圧下
率不足、例No、27はスラブ加熱温度高め外れのため
各比較例はすべて土木建築用高張力鋼として必要な強度
レベル降伏点45〜51kgf/1sI112、引張強
さ60〜68kgf/sw”を大きく下回ってしまう。
使用するのに好適な降伏比YR≦80%を満足するもの
の、比較例である例Nα18〜20ではMo、 Nbが
未添加であり、TSが低くなり、降伏比は80%を超え
てしまう。また同側Nα21〜26.28では累積圧下
率不足、例No、27はスラブ加熱温度高め外れのため
各比較例はすべて土木建築用高張力鋼として必要な強度
レベル降伏点45〜51kgf/1sI112、引張強
さ60〜68kgf/sw”を大きく下回ってしまう。
第1表 (重量%)
(発明の効果)
以上説明したように、本発明により焼入れ・焼戻し等の
調質処理を必要とせず熱間圧延ままの状態で、土木建材
用として望ましい降伏比の低い高張力鋼板が得られる。
調質処理を必要とせず熱間圧延ままの状態で、土木建材
用として望ましい降伏比の低い高張力鋼板が得られる。
そのため地震等により鋼板の破断に対する信頼性の高い
鋼板が安価に製造することができる。かかる効果を有す
る本発明の意義は極めて大きい。
鋼板が安価に製造することができる。かかる効果を有す
る本発明の意義は極めて大きい。
第1図は、本発明の方法で製造した土木建材用非調質高
張力鋼板の引張試験における応力−歪曲線の一例を示す
グラフである。
張力鋼板の引張試験における応力−歪曲線の一例を示す
グラフである。
Claims (4)
- (1)重量%で、 C:0.05〜0.20%、Si:0.03〜0.60
%、Mn:0.5〜2.0%、Nb:0.01〜0.1
0%、Mo:0.10〜0.80%、sol、Al:0
.06%以下、残部がFeおよび不可避的不純物 からなる鋼組成を有する鋼片を900〜1250℃の温
度範囲に加熱後熱間圧延するに際して、Ar_3〜90
0℃の湿度範囲での累積圧下率が30%以上となるよう
に熱間圧延することを特徴とする土木建築用非調質高張
力鋼の製造方法。 - (2)さらに重量%で、 Cu:0.5%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.
0%以下 のうちの1種または2種以上を含むことを特徴とする請
求項1記載の土木建築用非調質高張力鋼の製造方法。 - (3)さらに重量%で、 Ti:0.1%以下、V:0.1%以下 のうちの1種または2種以上を含むことを特徴とする請
求項1または2記載の土木建築用非調質高張力鋼の製造
方法。 - (4)さらに重量%で、 B:0.005%以下 を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいづれかに
記載の土木建築用非調質高張力鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21847090A JPH04103716A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 土木建築用非調質高張力鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21847090A JPH04103716A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 土木建築用非調質高張力鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103716A true JPH04103716A (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=16720426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21847090A Pending JPH04103716A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 土木建築用非調質高張力鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04103716A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1319731A1 (de) * | 2001-12-14 | 2003-06-18 | V & M Deutschland GmbH | Feuerresistenter Stahl für den Stahlbau und Verfahren zur Herstellung von Warmgewalzten Hohlprofilen, Trägern, Formstahl oder Grobblech daraus |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP21847090A patent/JPH04103716A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1319731A1 (de) * | 2001-12-14 | 2003-06-18 | V & M Deutschland GmbH | Feuerresistenter Stahl für den Stahlbau und Verfahren zur Herstellung von Warmgewalzten Hohlprofilen, Trägern, Formstahl oder Grobblech daraus |
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