JPH04103326A - 多層複合フイルム又はシート成形用フイードブロック - Google Patents
多層複合フイルム又はシート成形用フイードブロックInfo
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- JPH04103326A JPH04103326A JP2220111A JP22011190A JPH04103326A JP H04103326 A JPH04103326 A JP H04103326A JP 2220111 A JP2220111 A JP 2220111A JP 22011190 A JP22011190 A JP 22011190A JP H04103326 A JPH04103326 A JP H04103326A
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 117
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は単相樹脂フィルム成形フラットダイを用いて、
多層の複合フィルムを成形する共押出成形法に好適なダ
イ上流部に設けられる多層複合フィルム又はシート成形
用フィードブロックに関するものである。
多層の複合フィルムを成形する共押出成形法に好適なダ
イ上流部に設けられる多層複合フィルム又はシート成形
用フィードブロックに関するものである。
(従来の技術)
従来も多層樹脂フィルムを成形するに当たり、異なった
樹脂素材を別々の押出機から同時に押出し、溶融状態で
積層して、複合フィルムとする方法は、共押出法として
良く知られている。
樹脂素材を別々の押出機から同時に押出し、溶融状態で
積層して、複合フィルムとする方法は、共押出法として
良く知られている。
この場合ダイに積層数相当のマニホールドを設けてダイ
内で夫々の樹脂素材を拡幅層状化した後積層して、フィ
ルム又はシート(以下フィルムと云う)として取り出す
か、又は夫々マニホールドに独立して連通するダイスリ
ットより夫々の樹脂素材のフィルムを取り出した後接着
するかにより、夫々前者はマルチマニホールド法、後者
はマルチスロット法として知られている。
内で夫々の樹脂素材を拡幅層状化した後積層して、フィ
ルム又はシート(以下フィルムと云う)として取り出す
か、又は夫々マニホールドに独立して連通するダイスリ
ットより夫々の樹脂素材のフィルムを取り出した後接着
するかにより、夫々前者はマルチマニホールド法、後者
はマルチスロット法として知られている。
しかしこれ等の複合フィルムの成形法は、4〜5層以上
の多層成形に不向きであることから、単相用ダイのフィ
ードポートに複数の層状樹脂素材を供給して、この部分
で夫々の層状樹脂の併合を行った後、単一のマニホール
ドとダイスリットを介して多層の複合樹脂を得る共押出
法(コ・イクストルジョン)があり、コンハイユングア
ダプタ法(ダイ前接着)と称され、多層フィルム成形法
として最も一般的に行われている。
の多層成形に不向きであることから、単相用ダイのフィ
ードポートに複数の層状樹脂素材を供給して、この部分
で夫々の層状樹脂の併合を行った後、単一のマニホール
ドとダイスリットを介して多層の複合樹脂を得る共押出
法(コ・イクストルジョン)があり、コンハイユングア
ダプタ法(ダイ前接着)と称され、多層フィルム成形法
として最も一般的に行われている。
このコンハイユングアダプタ法を用いた従来の二層フィ
ルム成形法の例を第9図〜第10図に示す。第9図〜第
10図において、フラットダイ11にはマニホールド1
3が設けられ、ダイIIのフィードポート9から流入し
た溶融樹脂はマニホールド13で拡幅されてダイスリッ
ト10より押出され、フィルム状の樹脂成形品14を得
る。またダイ11の上流部にはフィードブロック(又は
ラミナーフローディストリビュータとも云う)12が設
けられ、積層数に応じた樹脂流路2及び3が設けられ、
これ等は合流して合流路4を形成し、ダイ11のフィー
ドポート9に連通ずる。
ルム成形法の例を第9図〜第10図に示す。第9図〜第
10図において、フラットダイ11にはマニホールド1
3が設けられ、ダイIIのフィードポート9から流入し
た溶融樹脂はマニホールド13で拡幅されてダイスリッ
ト10より押出され、フィルム状の樹脂成形品14を得
る。またダイ11の上流部にはフィードブロック(又は
ラミナーフローディストリビュータとも云う)12が設
けられ、積層数に応じた樹脂流路2及び3が設けられ、
これ等は合流して合流路4を形成し、ダイ11のフィー
ドポート9に連通ずる。
樹脂流路2及び3の入口は、夫々図示しない押出し機の
叶80と接続され、夫々溶融樹脂ABが供給される。樹
脂流路2及び3より供給された溶融樹脂A、Bは、合流
路4内では夫々層状になって流れ、この時互いに接着さ
れた状態でマニホールド13に圧送されてここで拡幅さ
れ、更にダイスリットを圧送される過程で所定厚みに成
形されてダイ外に引き出され、第10図に示す如く樹脂
A、Bよりなる樹脂層14a、14bで構成される幅W
、厚さLの複合樹脂フィルム14を得る。
叶80と接続され、夫々溶融樹脂ABが供給される。樹
脂流路2及び3より供給された溶融樹脂A、Bは、合流
路4内では夫々層状になって流れ、この時互いに接着さ
れた状態でマニホールド13に圧送されてここで拡幅さ
れ、更にダイスリットを圧送される過程で所定厚みに成
形されてダイ外に引き出され、第10図に示す如く樹脂
A、Bよりなる樹脂層14a、14bで構成される幅W
、厚さLの複合樹脂フィルム14を得る。
また樹脂AとBを用いて、樹脂Bを樹脂Aでサンドイッ
チした様な3層の積層フィルムを得る場合には、例えば
第11図の如くフィードブロック12の樹脂流路5を樹
脂流路3と共に、樹脂流路2の両側に設けてやれば良い
。
チした様な3層の積層フィルムを得る場合には、例えば
第11図の如くフィードブロック12の樹脂流路5を樹
脂流路3と共に、樹脂流路2の両側に設けてやれば良い
。
この様な手法により多層複合フィルムを得ることは夫々
の溶融樹脂の合流点での粘度が等しい場合は容易であっ
たが、粘度が異なる場合には、 (1)合流後の樹脂界面が波状に変動する不安定現象 (2)合流後の樹脂流路4が長(なると低粘度用脂層が
高粘度樹脂層を包み込む現象 が現れ、結果として成形品の積層不良(厚み方向及び長
さ方向)となる。
の溶融樹脂の合流点での粘度が等しい場合は容易であっ
たが、粘度が異なる場合には、 (1)合流後の樹脂界面が波状に変動する不安定現象 (2)合流後の樹脂流路4が長(なると低粘度用脂層が
高粘度樹脂層を包み込む現象 が現れ、結果として成形品の積層不良(厚み方向及び長
さ方向)となる。
この状態を2層フィルム成形の場合について第7図〜第
8図に示す。第7図(a)は合流後の樹脂界面の不安定
現象を、第7図(b)は合流路における低粘度樹脂層が
高粘度樹脂層を包み込む現象を、第8図(a)は成形品
の厚さ方向断面の積層状態を、第8図(b)は成形品の
長さ方向の積層状態を、夫々樹脂Aの粘度ηAが樹脂B
の粘度ηBより大なる場合について模式的に示す。第7
図(a)においては、樹脂層Aと樹脂層Bの境界面を示
すが境界面23は不安定な状態を呈している。
8図に示す。第7図(a)は合流後の樹脂界面の不安定
現象を、第7図(b)は合流路における低粘度樹脂層が
高粘度樹脂層を包み込む現象を、第8図(a)は成形品
の厚さ方向断面の積層状態を、第8図(b)は成形品の
長さ方向の積層状態を、夫々樹脂Aの粘度ηAが樹脂B
の粘度ηBより大なる場合について模式的に示す。第7
図(a)においては、樹脂層Aと樹脂層Bの境界面を示
すが境界面23は不安定な状態を呈している。
かかる不具合を防ぐための技術を、特公昭59−139
68号公報における多層プラスチックフィルム又はシー
ト成形用ダイアダプタでは、2層フィルム成形の場合を
例に開示している。これを第12図を用いて説明すると
、アダプタ本体101に対向して複数の樹脂通路102
.103及びこれらに直交するように合流樹脂流路10
4を設け、これらの公差部に対称的に傾斜された移行面
105105を設ける。また本体101にはこの傾斜移
行面105.105に対応する傾斜面を先端部に形成さ
れた圧力差調整弁106を合流樹脂流路104内に、そ
の方向に対して直角方向に移動自在に設け、圧力調整弁
106の中心平面を貫いて仕切板100を軸方向に移動
自在に取付け、この仕切板100の先端部分には合流樹
脂流路104内に突出するようにする。
68号公報における多層プラスチックフィルム又はシー
ト成形用ダイアダプタでは、2層フィルム成形の場合を
例に開示している。これを第12図を用いて説明すると
、アダプタ本体101に対向して複数の樹脂通路102
.103及びこれらに直交するように合流樹脂流路10
4を設け、これらの公差部に対称的に傾斜された移行面
105105を設ける。また本体101にはこの傾斜移
行面105.105に対応する傾斜面を先端部に形成さ
れた圧力差調整弁106を合流樹脂流路104内に、そ
の方向に対して直角方向に移動自在に設け、圧力調整弁
106の中心平面を貫いて仕切板100を軸方向に移動
自在に取付け、この仕切板100の先端部分には合流樹
脂流路104内に突出するようにする。
かくして第12図では、樹脂通路102.103から流
入する樹脂を圧力調整弁106による流量調整と剛性の
高い仕切板100を合流樹脂流路104内に出し入れし
て、樹脂の組み合わせに対応して突出する長さを調整す
ることにより、合流部での境界の乱れや、低粘度樹脂が
高粘度樹脂を包み込む現象を改善しようというものであ
り、有効な方法と言える。しかしながらかかる構成には
以下に述べる点で改善の余地が残されていた。
入する樹脂を圧力調整弁106による流量調整と剛性の
高い仕切板100を合流樹脂流路104内に出し入れし
て、樹脂の組み合わせに対応して突出する長さを調整す
ることにより、合流部での境界の乱れや、低粘度樹脂が
高粘度樹脂を包み込む現象を改善しようというものであ
り、有効な方法と言える。しかしながらかかる構成には
以下に述べる点で改善の余地が残されていた。
(発明が解決しようとする課題)
即ち、圧力調整弁106と仕切板100は、樹脂流路の
厚み方間の調整に関しては一体連動する(仕切板100
で合成樹脂流量104を仕切り、夫々樹脂流を整流した
のち合流させるのに適当な流量となるよう弁106を調
整するのが第12図の主旨)ため、合流路104内の仕
切板100の位置(樹脂に対応する厚みに相当する)は
、樹脂の組み合わせに対していちいち適正位置を設定し
なければならない不便があった。
厚み方間の調整に関しては一体連動する(仕切板100
で合成樹脂流量104を仕切り、夫々樹脂流を整流した
のち合流させるのに適当な流量となるよう弁106を調
整するのが第12図の主旨)ため、合流路104内の仕
切板100の位置(樹脂に対応する厚みに相当する)は
、樹脂の組み合わせに対していちいち適正位置を設定し
なければならない不便があった。
本発明は前記従来の課題を解決するようにしたフィード
ブロックを提供しようとするものである。
ブロックを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
このため本発明は、フラットダイを用いる共押出法によ
り多層の複合フィルム又はシートを成形するためのフィ
ードブロックにおいて、フラットダイのフィードポート
と連通ずる合流樹脂流路方向に斜交して合流する隣り合
う樹脂流路の合流点から合流樹脂流路に沿って伸びると
共に、層状の樹脂流に沿って屈曲自在な薄板を設けてな
るもので、これを課題解決のための手段とするものであ
る。
り多層の複合フィルム又はシートを成形するためのフィ
ードブロックにおいて、フラットダイのフィードポート
と連通ずる合流樹脂流路方向に斜交して合流する隣り合
う樹脂流路の合流点から合流樹脂流路に沿って伸びると
共に、層状の樹脂流に沿って屈曲自在な薄板を設けてな
るもので、これを課題解決のための手段とするものであ
る。
(作用)
一方の樹脂流路から低粘度樹脂Bを流し、他方の樹脂流
路から高粘度樹脂Aを流した場合について説明する。F
uFtを設けない場合には、合流樹脂流路においては、
低粘度樹脂Bと高粘度樹脂への層界面の乱れが生じる。
路から高粘度樹脂Aを流した場合について説明する。F
uFtを設けない場合には、合流樹脂流路においては、
低粘度樹脂Bと高粘度樹脂への層界面の乱れが生じる。
これが生ずると成形したフィルムには、さざなみ状の厚
薄ムラが発生する。
薄ムラが発生する。
これに対し本発明の如く薄板を設けて流れを2分するよ
うにすると、合流樹脂流路を流れる高粘度樹脂Aの流速
は遅く、層は厚くなり、低粘度樹脂Bは流速が速いため
、この樹脂層は薄くなる。この時薄板は樹脂の層状流れ
の厚みの沿って2層を整流し、圧力差がな(なった流下
位置で2層を合流させることにより、眉間の乱れのない
安定した併合流となって樹脂は流れる。
うにすると、合流樹脂流路を流れる高粘度樹脂Aの流速
は遅く、層は厚くなり、低粘度樹脂Bは流速が速いため
、この樹脂層は薄くなる。この時薄板は樹脂の層状流れ
の厚みの沿って2層を整流し、圧力差がな(なった流下
位置で2層を合流させることにより、眉間の乱れのない
安定した併合流となって樹脂は流れる。
(実施例)
以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1図
及び第2図は本発明の第1実施例を示す。なお、第1図
及び第2図において従来と同一部分には同一の符号を付
して説明することにする。図においてフィードブロック
又はアダプタ本体12は、図示しない外部に接着された
ヒーターにより加熱されると共に、樹脂流路23から樹
脂が供給されるようになっており、溶融樹脂が合流する
部分には、合流樹脂流路4の流路幅とほぼ同一の幅を持
ち、かつ合流樹脂流路4に沿って伸びると共に、樹脂の
流れに沿って自由に曲がる薄板20を設け、境界面の乱
れを解消すると同時に、低粘度樹脂層が高粘度樹脂層を
包み込む現象を小さ(抑える効果を持たせたものである
。第2図はアダプタ本体1を樹脂出口部から見た図で、
第1図A−A断面であり、合流樹脂流路4内にある薄板
20の状況を示している。
及び第2図は本発明の第1実施例を示す。なお、第1図
及び第2図において従来と同一部分には同一の符号を付
して説明することにする。図においてフィードブロック
又はアダプタ本体12は、図示しない外部に接着された
ヒーターにより加熱されると共に、樹脂流路23から樹
脂が供給されるようになっており、溶融樹脂が合流する
部分には、合流樹脂流路4の流路幅とほぼ同一の幅を持
ち、かつ合流樹脂流路4に沿って伸びると共に、樹脂の
流れに沿って自由に曲がる薄板20を設け、境界面の乱
れを解消すると同時に、低粘度樹脂層が高粘度樹脂層を
包み込む現象を小さ(抑える効果を持たせたものである
。第2図はアダプタ本体1を樹脂出口部から見た図で、
第1図A−A断面であり、合流樹脂流路4内にある薄板
20の状況を示している。
次に作用を説明する。一方の樹脂流路2から高粘度樹脂
Aを流し、他方の樹脂流路3から低粘度樹脂Bを流すと
、合流樹脂流路40合流部に設けられた薄板20により
2分されるが、高粘度樹脂Aは流速が遅いため層は厚く
なり、また低粘度樹脂Bは流速が速いため層は薄くなる
。
Aを流し、他方の樹脂流路3から低粘度樹脂Bを流すと
、合流樹脂流路40合流部に設けられた薄板20により
2分されるが、高粘度樹脂Aは流速が遅いため層は厚く
なり、また低粘度樹脂Bは流速が速いため層は薄くなる
。
この時薄板20は第6図の如く樹脂の層状流れの厚みに
沿って自然に曲がることにより、合流点での樹脂層を2
層に整流し、圧力差が無(なった流下位置で2層を合流
させることにより、第6図(b)の如く眉間の乱れのな
い安定した併合流となって樹脂は流れる。
沿って自然に曲がることにより、合流点での樹脂層を2
層に整流し、圧力差が無(なった流下位置で2層を合流
させることにより、第6図(b)の如く眉間の乱れのな
い安定した併合流となって樹脂は流れる。
第3図は第2実施例を示し、薄板20aを合流樹脂流路
4の流路長を同じ長さに設けた場合であるが、第1実施
例と作用効果において差異はない。また第4図は第3実
施例を示し薄板20bを合流樹脂流路4の流路長よりも
長くし、図示しないダイ入口部まで入れた場合であるが
、第3図の場合と差異はない。第5図は第4実施例を示
し、3つの樹脂流路が合流する場合を示し薄板を20c
、20dの如く2枚設けた場合を示す。
4の流路長を同じ長さに設けた場合であるが、第1実施
例と作用効果において差異はない。また第4図は第3実
施例を示し薄板20bを合流樹脂流路4の流路長よりも
長くし、図示しないダイ入口部まで入れた場合であるが
、第3図の場合と差異はない。第5図は第4実施例を示
し、3つの樹脂流路が合流する場合を示し薄板を20c
、20dの如く2枚設けた場合を示す。
そして更に樹脂流路が増えた場合は、第1と第2を組み
合わせるか、1つの樹脂流路に併合樹脂を流す方法で、
多段に接合して行けば良い。
合わせるか、1つの樹脂流路に併合樹脂を流す方法で、
多段に接合して行けば良い。
(発明の効果)
以上詳細に説明した如く本発明は、樹脂合流部に樹脂の
層状流に沿って自由に曲がる屈曲自在な薄板を設けたの
で、樹脂の溶融粘度差の大きい場合の組み合わせや、流
量の差がある組み合わせにおいても、層流れに沿った形
で薄板は自然に曲がって合流点での樹脂層の乱れを阻止
し、安定した状態の併合流を得ると共に、流下に伴って
低粘度樹脂層が高粘度樹脂層を包み込む現象を防止する
ことができる。従って成形品であるフィルム又はシート
の厚薄精度の向上を図る事ができると共に、異なった樹
脂の組み合わせに対して仕切板の厚み方向位置の選択調
整を不要とし、極めて省力効果が大きい。
層状流に沿って自由に曲がる屈曲自在な薄板を設けたの
で、樹脂の溶融粘度差の大きい場合の組み合わせや、流
量の差がある組み合わせにおいても、層流れに沿った形
で薄板は自然に曲がって合流点での樹脂層の乱れを阻止
し、安定した状態の併合流を得ると共に、流下に伴って
低粘度樹脂層が高粘度樹脂層を包み込む現象を防止する
ことができる。従って成形品であるフィルム又はシート
の厚薄精度の向上を図る事ができると共に、異なった樹
脂の組み合わせに対して仕切板の厚み方向位置の選択調
整を不要とし、極めて省力効果が大きい。
第1図は本発明の第1実施例に係るフィードブロックの
断面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図、第4
図及び第5図は夫々本発明の第2.第3及び第4実施例
に係るフィードブロックの断面図、第6回は本発明の実
施例を示すフィードブロックにおける合流部の作用説明
図、第7図は従来のフィードブロックにおける合流部の
作用説明図、第8図は従来の成形品の断面及び流れ方向
の積層状態説明図、第9図及び第10図はフラットグイ
とフィードブロックによる複合フィルムの成形状態を示
す説明図、第11図は従来の第7図と異なるフィードブ
ロックにおける合流部の断面図、第12図は従来提案さ
れた多層プラスチックフィルム又はシート成形用アダプ
タの断面図である。 図の主要部分の説明 2.3 −・・・樹脂流路 4−・・・合流樹脂流
路12・・−・・・−フィードブロック(アダプタ本体
)20−・・−・−薄板 A・・−高粘度樹脂
B−・−・低粘度樹脂 24・−・安定した境界面実
用新案登録出願人 三菱重工業株式会社ff15図 第8図 (a) (b) 兜6図 (a) (b) 第7図 (a) (し)
断面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図、第4
図及び第5図は夫々本発明の第2.第3及び第4実施例
に係るフィードブロックの断面図、第6回は本発明の実
施例を示すフィードブロックにおける合流部の作用説明
図、第7図は従来のフィードブロックにおける合流部の
作用説明図、第8図は従来の成形品の断面及び流れ方向
の積層状態説明図、第9図及び第10図はフラットグイ
とフィードブロックによる複合フィルムの成形状態を示
す説明図、第11図は従来の第7図と異なるフィードブ
ロックにおける合流部の断面図、第12図は従来提案さ
れた多層プラスチックフィルム又はシート成形用アダプ
タの断面図である。 図の主要部分の説明 2.3 −・・・樹脂流路 4−・・・合流樹脂流
路12・・−・・・−フィードブロック(アダプタ本体
)20−・・−・−薄板 A・・−高粘度樹脂
B−・−・低粘度樹脂 24・−・安定した境界面実
用新案登録出願人 三菱重工業株式会社ff15図 第8図 (a) (b) 兜6図 (a) (b) 第7図 (a) (し)
Claims (1)
- フラットダイを用いる共押出法により多層の複合フィル
ム又はシートを成形するためのフィードブロックにおい
て、フラットダイのフィードポートと連通する合流樹脂
流路方向に斜交して合流する隣り合う樹脂流路の合流点
から合流樹脂流路に沿って伸びると共に、層状の樹脂流
に沿って屈曲自在な薄板を設けたことを特徴とする多層
複合フィルム又はシート成形用フィードブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2220111A JP2668843B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 多層複合フイルム又はシート成形用フイードブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2220111A JP2668843B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 多層複合フイルム又はシート成形用フイードブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103326A true JPH04103326A (ja) | 1992-04-06 |
JP2668843B2 JP2668843B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=16746086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2220111A Expired - Fee Related JP2668843B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 多層複合フイルム又はシート成形用フイードブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668843B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100849622B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2008-07-31 | 박준영 | 플라스틱 골판지 성형장치 및 그 성형방법 |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP2220111A patent/JP2668843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100849622B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2008-07-31 | 박준영 | 플라스틱 골판지 성형장치 및 그 성형방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2668843B2 (ja) | 1997-10-27 |
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