JPH0410322Y2 - - Google Patents

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JPH0410322Y2
JPH0410322Y2 JP8865584U JP8865584U JPH0410322Y2 JP H0410322 Y2 JPH0410322 Y2 JP H0410322Y2 JP 8865584 U JP8865584 U JP 8865584U JP 8865584 U JP8865584 U JP 8865584U JP H0410322 Y2 JPH0410322 Y2 JP H0410322Y2
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hydraulic lifter
hydraulic
lifter
engine
rocker arm
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JP8865584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧リフタの取付装置に関するもの
で、より詳しくは水平型内燃エンジンのセンタピ
ボツト型ロツカアーム方式の動弁機構に装着され
る油圧リフタの取付装置に関するものである。
(従来技術) 水平型内燃エンジンの動弁機構に装着される油
圧リフタの一例として、従来特開昭58−214611号
公報に記載されるものが知られている。この公報
に開示される従来技術は、クランクケース側支持
部と油圧リフタ本体との間にブツシユを介設し、
該ブツシユを肉厚にして油圧供給通路と連通する
凹部を形成し、エンジン停止時に多量の作動油を
この凹部内に確保し得るようにしたものであり、
これにより油圧リフタ内の作動油がエンジン停止
時に漏出するのを防ぎ、エンジン再始動時の打音
発生を防止しようとするものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術に於いては、ブツシユがクラ
ンクケース側支持部に圧入固定され、該ブツシユ
内に油圧リフタ本体が摺動可能に配設される。そ
の為、油圧リフタ本体とブツシユとの間にクリア
ランスが形成されており、またリフタ本体の内部
にプランジヤが変位可能に配設され該プランジヤ
とリフタ本体との間にもクリアランスが形成され
ている。従つて、エンジンを例えば一ケ月以上の
長期間停止させておくと、上記したクリアランス
より油圧リフタのリザーバ室内の作動油が外部に
漏出してしまい、この作動油の漏出を完全に阻止
することができなかつた。それ故、エンジンの長
期間停止中に多量の空気がリザーバ室に入り込
み、エンジン再始動直後に多量の空気がリザーバ
室から圧力室に吸い込まれ、この空気室が圧力室
内で圧縮されることによりバルブの着座音を生じ
たり、或いはバルブの開き不足に伴うエンジン出
力低下を招くという問題があつた。
そこで本考案は、エンジンを長期間停止させた
場合でも、油圧リフタ内の作動油が外部に漏出し
ないようにすることを、その技術的課題とする。
〔考案の構成〕 (問題点を解決しようとするための手段) 上記技術的課題を達成するために講じた技術的
手段は、油圧リフタをそのリザーバ室にダイアフ
ラムを配設した密封式に構成すると共に、シリン
ダヘツドに固定されるケーシングにより前記油圧
リフタを支持し、且つ油圧リフタの作用をロツカ
アームに伝達する金具を該両者間に配置する、こ
とにある。
(作用) リザーバ室に配設されるダイアフラムは密封式
油圧リフタの主要部をなすもので、該リザーバ室
内の作動油の変動を吸収すると共に、該作動油の
シール作用をなす。また、圧力室の作動油は、プ
ランジヤとリフタ本体との間に形成されるリーク
クリアランスを介してリザーバ室内に還流する構
成である。この様に、密封式圧リフタは、水平型
内燃エンジンの動弁機構に装着されても作動油が
油圧リフタ内部から外部に漏出することが、完全
に防止される。また、シリンダヘツドに固定され
るケーシングによつて支持される油圧リフタの作
用は、該油圧リフタとロツカアーム間に介在する
金具により該ロツカアームに伝達される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例について、
添付図面に基づき説明する。図面に示される水平
型内燃エンジンのセンタピボツトロツカアーム方
式の動弁機構10に於いて、シリンダヘツド11
に形成される燃焼室12とシリンダヘツドポート
13との連通がエンジンバルブにより開閉制御さ
れる。該バルブのステム部15はシリンダヘツド
11に植設されるガイド部材16内を摺動可能に
配設され、該ステム部15の図示右方端に固定さ
れるリテーナ17に一端が係止されるバルブスプ
リング18によりエンジンバルブ14がバルブシ
ート19に着座する方向に付勢される。センタピ
ボツトタイプのロツカアーム20は、その図示下
方端が前記ステム部15に係合し、その図示上方
端はクランクシヤフト(図示せず)に駆動される
カム21に係合し、カム21の回動に伴い周知の
揺動運動を繰り返しエンジンバルブ14の開閉作
動が制御される。尚、22は点火プラグを、23
はシリンダヘツドカバーを夫々示す。
ケーシング24は、その図示左方シヤフト25
がロツカアーム20の中心穴20aを貫通し、シ
リンダヘツド11にネジ結合されナツト27によ
り固定され、その図示右方シリンダ部28が油圧
リフタ30の本体を支持している。ロツカアーム
20と油圧リフタ30との間に金具29が配設さ
れ、該金具29により油圧リフタ30の作用がロ
ツカアーム20に伝達される。即ち、金具はその
図示右方端の足部29aが油圧リフタに当接し、
その図示左方端がロツカアーム20に当接してい
る。ケーシング24には金具29の足部29aが
貫通できるための切欠24aが形成され、また金
具29にはケーシング24が貫通できるための切
欠29bが形成される。ケーシング24の図示右
方開口端にはアジヤスタスクリユ31が固定され
る。
さて、油圧リフタ30は密封式として構成され
るもので、前記ケーシング24のシリンダ部28
内に支持される。そのリフタボデイ32内にプラ
ンジヤ33が摺動可能に配設される。該プランジ
ヤ33とボデイ32との間に圧力室34が形成さ
れ、一方プランジヤ33内にリザーバ室35が形
成される。該両室34,35内には作動油が封入
されている。リザーバ室35に装着されるダイア
フラム36は、リザーバ室35内の作動油の変動
を吸収すると共に、該作動油のシール作用を行
う。ボールチエツクバルブ37は、リザーバ室3
5から圧力室34の方向にのみ作動油の連通を許
容するものであり、圧力室34内に張設されるプ
ランジヤリターンスプリング38により、プラン
ジヤ33の図示右端に配置されるカバー39が前
述のスクリユ31に当接するように付勢される。
上記説明した密封式油圧リフタ30に於いて、
アジヤストスクリユ31によりプランジヤ33が
リフタボデイ33に対し所定量しめ込まれると、
プランジヤリターンスプリング38の付勢力によ
り金具29がリフタボデイ32を介してロツカア
ーム20側に付勢される。更に、ロツカアーム2
0はカム21及びエンジンバルブ14の方向に付
勢され、エンジンバルブ14のゼロラツシユを達
成することができる。カム21の回動に伴いその
ノーズ部21aがロツカアーム20に係合する
と、バルブスプリング18の付勢力がロツカアー
ム20および金具29を介して油圧リフタ30に
伝達される。この時油圧リフタ30は一般的な油
圧リフタの作動と同じ原理で剛体として作用する
ので、ロツカアーム20のセンタ部を支点とし
て、該アーム20が時計方向に円弧運動を行いエ
ンジンバルブ14に運動を伝えることができる。
〔考案の効果〕
密封式油圧リフタを採用することにより、水平
型内燃エンジンに油圧リフタが水平方向に取付け
られ場合でも、作動油が外部に漏出することがな
く、従つてエンジンの再始動時にバルブ14の着
座打音の発生がない。このことは、エンジンを長
機関にわたり停止させた後でも同様の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従つた油圧リフタの取付装置
を示す断面図、第2図は第1図のA−A断面図で
ある。 10……動弁機構、11……シリンダヘツド、
20……ロツカアーム、24……ケーシング、2
9……金具、30……密封式油圧リフタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平型内燃エンジンのセンタピボツトロツカア
    ーム方式の動弁機構に装着される油圧リフタに於
    いて、該油圧リフタをリザーバ室にダイアフラム
    を配設した密封式に構成すると共に、シリンダヘ
    ツドに固定されるケーシングにより前記油圧リフ
    タを支持し、且つ前記油圧リフタと前記ロツカア
    ームとの間に前記油圧リフタの作用を前記ロツカ
    アームに伝達する金具を配置した、油圧リフタの
    取付装置。
JP8865584U 1984-06-13 1984-06-13 油圧リフタの取付装置 Granted JPS613907U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8865584U JPS613907U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 油圧リフタの取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8865584U JPS613907U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 油圧リフタの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS613907U JPS613907U (ja) 1986-01-11
JPH0410322Y2 true JPH0410322Y2 (ja) 1992-03-13

Family

ID=30641998

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JP8865584U Granted JPS613907U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 油圧リフタの取付装置

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JPS613907U (ja) 1986-01-11

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