JPH04103033U - 帯域通過フイルタ - Google Patents

帯域通過フイルタ

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JPH04103033U
JPH04103033U JP1282391U JP1282391U JPH04103033U JP H04103033 U JPH04103033 U JP H04103033U JP 1282391 U JP1282391 U JP 1282391U JP 1282391 U JP1282391 U JP 1282391U JP H04103033 U JPH04103033 U JP H04103033U
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JP
Japan
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comparator
frequency
voltage
variable capacitance
capacitance diode
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Application number
JP1282391U
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English (en)
Inventor
勝 谷口
Original Assignee
株式会社ケンウツド
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Publication date
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  • Filters And Equalizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンコーダによって設定された周波数による
PLL回路のVCOに与える制御電圧を利用し、この制
御電圧をコンパレータに加え、コンパレータの比較電圧
を可変して通過周波数帯の切換えを任意の周波数で行な
えるようにした帯域通過フィルタを提供するものであ
る。 【構成】 発振周波数をエンコーダで設定し、マイクロ
コンピュータ制御によるPLL回路のVCOの制御電圧
をコンパレータに加え、コンパレータの比較電圧を可変
抵抗器で設定するようにし、コンパレータの出力によっ
てBPFを構成する可変容量ダイオードの容量を可変さ
せて通過帯域周波数を切換えるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は帯域通過フィルタに係り、特に、BPF通過周波数帯域切換えを任 意の切換え周波数で設定するのに好適な帯域通過フィルタに関する。
【0002】
【従来技術】
従来の帯域通過フィルタとしては、例えば、図2に示すようなものが提供され ていた。
【0003】 図において、1,2はカップリングコンデンサ、3,4,5はコンデンサ、6 ,7,8はコイル、9,10,11は可変容量ダイオード、12,13,14,15は抵抗器 、16はダイオード、22はマイクロコンピュータ、23はエンコーダ、24はトランジ スタスイッチング回路である。
【0004】 回路の構成のBPF部はコンデンサ3と可変容量ダイオード9とコイル6とで 構成した共振回路とコンデンサ4と可変容量ダイオード10とコイル7とで構成し た共振回路とをカップリングコンデンサ1で結合し、更に、コンデンサ5と可変 容量ダイオード11とコイル8とで構成した共振回路をカップリングコンデンサ2 によってコンデンサ4と可変容量ダイオード10とコイル7とで構成した前記共振 回路に結合した3段のBPF構成になっている。
【0005】 可変容量ダイオード9,10,11を制御する制御回路はマイクロコンピュータ22 に周波数設定用のエンコーダ23が接続されていて、更に、CPU22よりトランジ スタスイッチング回路24が接続している。
【0006】 また、BPF部の可変容量ダイオード9,10,11は抵抗器12,13,14及び抵抗 器15を介して+B電源に接続され更に、抵抗器12,13,14にはダイオード16を介 してトランジスタスイッチング回路24の出力が接続されている。
【0007】 上記のように構成された帯域通過フィルタの帯域可変の動作は、マイクロコン ピュータ22に予め帯域切換えのための切換周波数が記憶されていてエンコーダ23 で設定した周波数が切換周波数になるとマイクロコンピュータ22より“H”レベ ルの信号を出力してトランジスタスイッチング回路24をON状態にし、ダイオー ド16を介して可変容量ダイオード9,10,11に加わる制御電圧を低下させ可変容 量ダイオード9,10,11の容量が増加して周波数帯域の下側を通過帯域とするよ うになる。
【0008】 即ち、通過帯域を周波数帯域の中の上側及び下側の2帯域に切換えることがで きるようになっていた。
【0009】
【考案か解決しようとする課題】
しかし、上記した帯域通過フィルタにおいては、図2に示すようにBPFの切 換え周波数がマイクロコンピュータ22に記憶されている切換周波数に固定されて いてBPFの周波数帯域切換えを任意に変更することができない欠点があった。
【0010】 また、複数の周波数帯を夫々専用の受信機でカバーする場合にマイクロコンピ ュータ22には複数の切換え周波数を書込んでおく必要がありプログラムを作る上 で支障となる欠点があった。
【0011】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、BPFの通過帯域周波数を切換える周波数を任意に設定 することができるようにした帯域通過フイルタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案の帯域フィルタは、可変容量ダイオードと、コンデンサと、コイルと で構成し、可変容量ダイオードに印加する電圧を変化させ通過周波数帯域を可変 する帯域通過フィルタにおいて、前記可変容量ダイオードの制御回路PLL(P hase Locked Loop)を構成するVCO(Voltage Co ntrolled Oscilator)と、コンパレータと、このコンパレー タの変化範囲を可変する可変抵抗器とを設け、VCOの制御電圧の増減によって コンパレータを動作し、このコンパレータの出力電圧によって可変容量ダイオー ドの容量を変化させることで通過帯域を可変するように構成したものである。
【0013】
【作用】
この考案によれば、可変容量ダイオードと、コンデンサと、コイルとで構成し 、可変容量ダイオードに印加する電圧を変化させ通過周波数帯域を可変する帯域 通過フィルタにおいて、前記可変容量ダイオードの制御回路PLL(Phase Locked Loop)を構成するVCO(Voltage Contro lled Oscilator)と、コンパレータと、このコンパレータの変化 範囲を可変する可変抵抗器とを設けたので、VCOを制御する制御電圧を変える ことによって、また、コンパレータの変化範囲を可変する可変抵抗器を調整する ことによって、可変容量ダイオードに印加する電圧が変わってBPFの通過帯域 周波数を切換えることができるようになる。
【0014】
【実施例】
この考案に係る帯域通過フィルタの実施例を第1図に基づき説明する。
【0015】 なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】 図において、17はコンパレータ、18は可変抵抗器、19は抵抗器、20はVCO、 21はPLLである。
【0017】 回路の構成としてはマイクロコンピュータ22に制御されるPLL21が接続され 、更に、VCO20がPLL21とでPLLループを構成している。
【0018】 また、VCO20の制御電圧Aはコンパレータ17の+入力端子に接続され、コン パレータ17の−入力端子には+B電圧が可変抵抗器18と抵抗器19とで分圧された 電圧が加えられている。
【0019】 コンパレータ17の出力端子にはダイオード16のカソード側が接続されていてダ イオード16のアノード側は、可変容量ダイオード9,10,11に制御電圧を加える 抵抗器12,13,14及び15に接続されている。
【0020】 上記のように構成された回路の通過帯域切換え動作としては、エンコーダ23に よって設定した周波数がマイクロコンピュータ22より周波数設定データとしてP LL21へ送出されPLL21では設定周波数に基づいてVCO20を制御するループ を構成する。
【0021】 VCO20はPLL21からの制御電圧Aによって発振周波数が制御されるのでこ の制御電圧Aをコンパレータ17の一方の入力に加え他の一方の入力には可変抵抗 器18と抵抗器19とによる分圧電圧を加えることによって、制御電圧Aがこの分圧 電圧より大きいか小さいかによってコンパレータ17の出力が変化する。
【0022】 即ち、VCO20の発振周波数が低いとき、制御電圧Aが低く、発振周波数が高 い時は制御電圧Aが高くなるような回路構成の場合、可変抵抗器18によって分圧 電圧を例えば、3Vに設定すると、制御電圧Aが3V以下のときはコンパレータ 17の出力はOVとなりダイオード16がONするので可変容量ダイオード9,10, 11には約0.7Vの電圧が加わり、制御電圧Aが3V以上のときはコンパレータ 17の出力は電源電圧+Bとほぼ同電圧となってダイオード16はOFFするので可 変容量ダイオード9,10,11には電源電圧+Bの電圧が加わることになる。
【0023】 従って、VCO20の制御電圧Aが低く、発振周波数が低いときは可変容量ダイ オード9,10,11の容量は大きくなり、BPFに入力される周波数帯の低域を通 過させ、制御電圧Aが高く、発振周波数が高いときは可変容量ダイオード9,10 ,11の容量が小さくなってBPFは周波数帯の高域を通過させるようになる。
【0024】 よって、通過周波数帯の切換え周波数は可変抵抗器18を調整して分圧電圧を可 変することによって、帯域内の任意の周波数を通過周波数とすることができるよ うになる。
【0025】
【考案の効果】
この考案に係る帯域通過フィルタによれば上述のように構成したので、以下の ような効果を奏する。
【0026】 BPFの帯域を任意の周波数で切換えることができる効果がある。
【0027】 しかも、PLL回路は受信回路に用いるものを流用できるので実施も容易であ るなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 カップリングコンデンサ 3,4,5 コンデンサ 6,7,8 コイル 9,10,11 可変容量ダイオード 12,13,14,15,19 抵抗器 16 ダイオード 17 コンパレータ 18 可変抵抗器 20 VCO 21 PLL 22 マイクロコンピュータ 23 エンコーダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量ダイオードと、コンデンサと、
    コイルとで構成し、可変容量ダイオードに印加する電圧
    を変化させ通過周波数帯域を可変する帯域通過フィルタ
    (以下BPF)において、前記可変容量ダイオードの制
    御回路にPLL(Phase Locked Loo
    p)を構成するVCO(Voltage Contro
    lled Oscilator)と、コンパレータと、
    このコンパレータの変化範囲を可変する可変抵抗器とを
    設け、VCOの制御電圧の増減によってコンパレータを
    動作し、このコンパレータの出力電圧によって可変容量
    ダイオードの容量を変化させることで通過帯域を可変す
    るように構成したことを特長とする帯域通過フィルタ。
JP1282391U 1991-02-15 1991-02-15 帯域通過フイルタ Pending JPH04103033U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59204322A (ja) * 1983-05-06 1984-11-19 Hitachi Denshi Ltd 広帯域受信機
JPS62139408A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Fujitsu Ltd クロツク発生回路
JPH02233011A (ja) * 1989-03-06 1990-09-14 Nec Corp 移相回路

Patent Citations (3)

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