JPH04102767U - 狭隘部研磨装置 - Google Patents

狭隘部研磨装置

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JPH04102767U
JPH04102767U JP566391U JP566391U JPH04102767U JP H04102767 U JPH04102767 U JP H04102767U JP 566391 U JP566391 U JP 566391U JP 566391 U JP566391 U JP 566391U JP H04102767 U JPH04102767 U JP H04102767U
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JP
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spindle
polishing
narrow area
narrow
shaft
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Withdrawn
Application number
JP566391U
Other languages
English (en)
Inventor
正夫 岡田
慎也 井上
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡便な構成でありながら翼環の狭深底
部等の研磨を容易に行うことのできる狭隘部研磨装置を
提供する。 【構成】 1は駆動手段たるエアモータであり、そのチ
ャック2には駆動力伝達手段たるスピンドル3が取付金
具4を介して取り付けられている。スピンドル3は中空
の弾性軸で、その先端には回転研磨手段たる回転ブラシ
5が取付金具6を介して取り付けられている。本装置に
よれば回転ブラシ5をワークの狭隘部に挿入することが
可能となり、再研磨作業の容易化と作業効率の向上を図
ることが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蒸気タービンの静翼等を研磨するための狭隘部研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電等に用いられる蒸気タービンにおいては、静翼がアウタシュラウドに 溶接されて静翼環(以降、翼環と略称する)を形成することが多い。 翼環の溶接ビードは製作時に研磨仕上され、また静翼も単体での製作時に精密 研磨される。ところが、長期に亘る運転を行うと、これらの研磨部分が酸化,腐 食,浸食されたり、あるいはその表面にスラッジが固着する。その結果、表面粗 度が徐々に低下し、タービンの内部損失が増大する原因となる。 そのため、開放点検時には、必要に応じ、手作業による再研磨が行われている 。再研磨は、例えば小径パイプの先端に小型グラインダ等を取り付けた研磨装置 を用い、煤払いの要領で行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した再研磨は一般に、翼環をケーシングに装着した状態で行われる。この ため、長大な翼環を再研磨する場合には、翼根側のプロフィールと溶接ビードと は翼列の頂部が邪魔となり、十分な研磨を行えなかった。すなわち、小型グライ ンダの重量や体格が大きいため、先端部が振り回されて静翼に傷をつけたり、翼 環の狭深底部に研磨装置を挿入することができなかった。また、十分な研磨を行 うためにはケーシングから翼環を分離する必要があるが、この場合には工数と工 期の増大がもたらされていた。 本考案は上記状況に鑑みなされたもので、比較的簡便な構成でありながら翼環 の狭深底部等の研磨を容易に行うことのできる狭隘部研磨装置を提供することを 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 そこで、本考案ではこの課題を解決するために、ワークを研磨するための回転 研磨工具と、当該回転研磨工具の回転駆動に供される駆動手段と、当該回転研磨 工具と当該駆動手段との間に介装されて両者を弾性的に結合する駆動力伝達手段 とを具えたことを特徴とする狭隘部研磨装置を提案し、更にこの狭隘部研磨装置 の駆動力伝達手段を動力の伝達に供される弾性軸と当該弾性軸を隙間を設けて収 納する中空軸とにより形成すると共に、当該中空軸の当該回転研磨工具側の端部 に当該弾性軸を回動自在に保持するニードルベアリングを設けるようにしたので ある。
【0005】
【作用】
回転研磨工具から離れた場所に電気モータ等の駆動手段を設置することにより 、研磨作業を行う先端部の重量と寸法とが減少する。その結果、先端部が振り回 されることがなくなると共に、狭隘部への挿入が容易に行えるようになる。また 、駆動力伝達手段を弾性軸と中空軸とにより構成した場合には、ワークと接触す るようなことがあっても反発等が生じなくなり、作業が更に容易になる。
【0006】
【実施例】
本考案に係る狭隘部研磨装置の二つの実施例を図面に基づき具体的に説明する 。 図1には本考案の第1実施例の全体視を示し、図2には図1中A部拡大断面視 を示し、図3には図1中B部拡大断面視を示し、図4には振れ防止ガイドの断面 視を示してある。
【0007】 図1において、1は駆動手段たるエアモータであり、そのチャック2には駆動 力伝達手段をスピンドル3が取付金具4を介して取り付けられている。そして、 スピンドル3の先端には回転研磨手段たる回転ブラシ5が取付金具6を介して取 り付けられている。スピンドル3は中空の弾性軸で、グラスファイバーやカーボ ンロッド等を素材として製作され、軽量化が図られている。尚、回転研磨手段と しては、図に示した筆型の回転ブラシの他、円板型のワイヤブラシやグリッドサ ンダー,スポンジペーパー,ナイロンブラシ,ドラムペーパー,砥石車等が適宜 選択可能である。
【0008】 図2において、エアモータ1のチャック2には取付金具4の構成部材たるアウ タシャフト7が取り付けられており、このアウタシャフト7にインナシャフト8 がねじ9とピン10とにより固定されている。スピンドル3はスリット(図示せ ず)が形成された締付金具11をアウタシャフト7にねじ込むことにより、イン ナシャフト8と締付金具11により強固に挾持される。 図3において、回転ブラシ5は取付金具6の構成部材たるカプラ12を介して コレット式の継手軸13に着脱自在に結合されている。継手軸13はスピンドル 3に接着され、更にピン14により固定されている。
【0009】 図4において、15は振れ防止ガイド板であり、その中心部にニードルベアリ ング16を介してスピンドル3が支持されている。ニードルベアリング16の外 輪17は振れ防止ガイド板15に、また内輪18はスピンドル3に各々接着され 、これらで振れ防止ガイド19を構成している。尚、揺れ防止ガイド板15の形 状としては、円形,矩形,楕円等条件にあったものが適宜選択される。
【0010】 本実施例の装置ではこのよう構成を採ったため、回転ブラシ5をワークの狭隘 部に挿入することが可能となり、再研磨作業の容易化と作業効率の向上を図るこ とができた。また、振れ防止ガイド19を用いた場合には、スピンドル3の振れ が生じなくなり、静翼等に反復衝突して翼プロフィールを損傷するようなことが なくなった。
【0011】 図5には本考案の第2実施例の断面視を示し、図6には図5中C部拡大視を示 し、図7には振れ防止ガイドの全体視を示してある。本実施例の説明にあたって は上述した第1実施例における部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複す る説明を省略する。
【0012】 図5において、スピンドル3はフレキシブルワイヤ等により製作された弾性軸 20と、この弾性軸20を隙間を設けて収納するテフロンチューブ等により製作 された中空軸21とから成っている。エアモータ1のチャック2には弾性軸20 が取り付けられている。図中、22はエアモータ1に圧縮空気を送るエアチュー ブである。一方、エアモータ1のケーシングにはパイプホルダ23が嵌合し、止 めねじ24により固定されている。中空軸21はこのパイプホルダ23に接着さ れ、止めねじ24により固定されている。
【0013】 図6において、中空軸21の先端には弾性軸20を支持する内輪の無いニード ルベアリング25が取り付けられ、その外輪が中空軸21に接着されている。ま た、弾性軸20の端部にはコレット式の継手軸13が溶接され、第1実施例と同 様にカプラー12を介して回転ブラシ5が取り付けられている。 図7において、スピンドル3の端部には振れ防止ガイド26が止め金具27を 用いてボルト28により固定されている。振れ防止ガイド26にはピン29を介 してレバー30が回動自在に取り付けられ、レバー30にはグリップ31を有す るスポーク32がねじ込まれている。尚、同図には鞍型の振れ防止ガイド26を 示したが、各種形状のものが採用可能である。
【0014】 第2実施例の装置は、このようにスピンドル3を二重構造としたため、スピン ドル3がワークに接触するようなことがあっても損傷を与えないことがなくなり 、第1実施例のものと比較しても作業が容易になった。また、中空軸21の先端 にニードルベアリング25を設けて弾性軸20を支持させるようにしたため、回 転ブラシ5が良好に回転するようになった。更に、スポーク32を手元より操作 して振れ防止ガイド26の姿勢を変化させることにより、研磨作業の効率をより 向上させることができるようになった。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る狭隘部研磨装置によれば、駆動力伝達手段を介装することにより 回転研磨工具を駆動する駆動手段の設置場所を従来の先端側から手元側に変える ことができ、狭隘部に回転研磨工具を挿入することが容易となる。その結果、蒸 気タービンの翼環の狭深底部等をケーシングから分解することなく容易に再研磨 することが可能になる一方、研磨時における翼プロフィールの損傷を防止できる ようになり、研磨効率の向上,作業コストの低減,工期の短縮,仕上面粗度の向 上等が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の全体図である。
【図2】図1中A部拡大断面図である。
【図3】図1中B部拡大断面図である。
【図4】振れ防止ガイドの断面図である。
【図5】本考案の第2実施例の断面図である。
【図6】図5中C部拡大断面図である。
【図7】振れ防止ガイドの全体図である。
【符号の説明】
1 エアモータ 3 スピンドル 4 取付金具 5 回転ブラシ 6 取付金具 19 振れ防止ガイド 20 弾性軸 21 中空軸 23 パイプホルダ 25 ニードルベアリング 26 振れ防止ガイド 32 スポーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを研磨するための回転研磨工具
    と、当該回転研磨工具の回転駆動に供される駆動手段
    と、当該回転研磨工具と当該駆動手段との間に介装され
    て両者を弾性的に結合する駆動力伝達手段とを具えたこ
    とを特徴とする狭隘部研磨装置。
  2. 【請求項2】 当該駆動力伝達手段を動力の伝達に供さ
    れる弾性軸と当該弾性軸を隙間を設けて収納する中空軸
    とにより形成すると共に、当該中空軸の当該回転研磨工
    具側の端部に当該弾性軸を回動自在に保持するニードル
    ベアリングを設けて成ることを特徴とする請求項1記載
    の狭隘部研磨装置。
JP566391U 1991-02-13 1991-02-13 狭隘部研磨装置 Withdrawn JPH04102767U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP566391U JPH04102767U (ja) 1991-02-13 1991-02-13 狭隘部研磨装置

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JP566391U JPH04102767U (ja) 1991-02-13 1991-02-13 狭隘部研磨装置

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JPH04102767U true JPH04102767U (ja) 1992-09-04

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JP566391U Withdrawn JPH04102767U (ja) 1991-02-13 1991-02-13 狭隘部研磨装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180834A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日東工器株式会社 手持ち式バリ取り機

Cited By (4)

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CN110475645A (zh) * 2017-03-29 2019-11-19 日东工器株式会社 手持式去毛刺机
JPWO2018180834A1 (ja) * 2017-03-29 2020-01-16 日東工器株式会社 手持ち式バリ取り機
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