JPH04102765A - シリンダヘッドガスケット - Google Patents
シリンダヘッドガスケットInfo
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- JPH04102765A JPH04102765A JP21820390A JP21820390A JPH04102765A JP H04102765 A JPH04102765 A JP H04102765A JP 21820390 A JP21820390 A JP 21820390A JP 21820390 A JP21820390 A JP 21820390A JP H04102765 A JPH04102765 A JP H04102765A
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロッ
クとの間に介装されるシリンダヘッドガスケットに関す
る。
クとの間に介装されるシリンダヘッドガスケットに関す
る。
近年、エンジンは高馬力化、高回転化の傾向にあり、こ
の傾向は、燃焼圧力の増大および熱的負荷の増大をもた
らしている。また同時に、近年、エンジンは軽量化の傾
向にあり、この傾向はシリンダヘッドおよびシリンダブ
ロックの剛性の低下をもたらしている。このため、シリ
ンダヘッドおよびシリンダブロックの、燃焼圧力による
構造的変形および熱的負荷による熱変形は、ますます増
大しており、シリンダヘッドガスケットは極めて苛酷な
条件下に置かれるようになってきた。
の傾向は、燃焼圧力の増大および熱的負荷の増大をもた
らしている。また同時に、近年、エンジンは軽量化の傾
向にあり、この傾向はシリンダヘッドおよびシリンダブ
ロックの剛性の低下をもたらしている。このため、シリ
ンダヘッドおよびシリンダブロックの、燃焼圧力による
構造的変形および熱的負荷による熱変形は、ますます増
大しており、シリンダヘッドガスケットは極めて苛酷な
条件下に置かれるようになってきた。
このような状況下では、従来のソフトガスケットでは首
尾良くシールドすることが不可能になって来たため、メ
タル積層タイプのシリンダヘッドガスケットが近年多用
されて来ている。第9図および10図に示されるシリン
ダヘッドガスケット、並びに第11図および12図に示
されるシリンダヘッドガスケットは、従来のメタル積層
タイプのシリンダヘッドガスケットのうち、アラミド繊
維等の圧縮性繊維と合成ゴム等のエラストマーとを含む
コンパウンドからなる圧縮性材料層1をそれぞれ両面に
コーティングされたステンレス鋼板等からなる上側表面
板2および下側表面板3を、ステンレス鋼板等からなる
中心板4の両側に重ねてなるものである。
尾良くシールドすることが不可能になって来たため、メ
タル積層タイプのシリンダヘッドガスケットが近年多用
されて来ている。第9図および10図に示されるシリン
ダヘッドガスケット、並びに第11図および12図に示
されるシリンダヘッドガスケットは、従来のメタル積層
タイプのシリンダヘッドガスケットのうち、アラミド繊
維等の圧縮性繊維と合成ゴム等のエラストマーとを含む
コンパウンドからなる圧縮性材料層1をそれぞれ両面に
コーティングされたステンレス鋼板等からなる上側表面
板2および下側表面板3を、ステンレス鋼板等からなる
中心板4の両側に重ねてなるものである。
このようなメタル積層タイプのシリンダヘッドガスケッ
トにおいても、燃焼室ガスは高面圧でガスシールを維持
する必要があるため、通常、ボアグロメットを装着され
たガスシール部と残部(すなわち水および油シール部)
との間に0.1mm程度の段差を設ける。また他方、水
および油シールのため、残部の上側および下側表面板3
,4は共に圧縮性材料層1を片面0,01〜0.15關
程度コーティングされるため、ガスケットを締め付けた
とき、シリンダヘッドの剛性の小さい部分(特にフロン
ト部およびリヤ部)でシリンダヘッドの変形が大きくな
る。第13図はこのようなシリンダヘッドガスケットの
変形を図示したものである(この図において5はシリン
ダヘッド、6はシリンダヘッドガスケット、7はシリン
ダブロックを示している)。
トにおいても、燃焼室ガスは高面圧でガスシールを維持
する必要があるため、通常、ボアグロメットを装着され
たガスシール部と残部(すなわち水および油シール部)
との間に0.1mm程度の段差を設ける。また他方、水
および油シールのため、残部の上側および下側表面板3
,4は共に圧縮性材料層1を片面0,01〜0.15關
程度コーティングされるため、ガスケットを締め付けた
とき、シリンダヘッドの剛性の小さい部分(特にフロン
ト部およびリヤ部)でシリンダヘッドの変形が大きくな
る。第13図はこのようなシリンダヘッドガスケットの
変形を図示したものである(この図において5はシリン
ダヘッド、6はシリンダヘッドガスケット、7はシリン
ダブロックを示している)。
このような状態下では、シリンダボア変形の増大(オイ
ル消費の増大)、カム軸の真円度のバラツキ拡大(オイ
ル消費の増大)を生ぜしめるとともに、しかる部位にお
いて運転中のシリンダヘッドの熱変形をも当然増大せし
め、ガス洩れ、水、油洩れ等の不具合に発展していた。
ル消費の増大)、カム軸の真円度のバラツキ拡大(オイ
ル消費の増大)を生ぜしめるとともに、しかる部位にお
いて運転中のシリンダヘッドの熱変形をも当然増大せし
め、ガス洩れ、水、油洩れ等の不具合に発展していた。
このような不具合の対策として、従来より次の(A)、
(B)2種の方法が採用されて来た。
(B)2種の方法が採用されて来た。
(A) 第9図および10図に示されるように、シリ
ンダヘッドの剛性が弱く、変形の大きい個所において上
側表面板と中心板との間に薄い金属板からなるシム8を
挿入する(第9図において破線の斜線を施した部分がシ
ム8が挿入されている部分を示している)。このシム8
の一部は環状に延長されており、この環状の延長部分を
ボアグロメット9に嵌合するとともに該ボアグロメット
9内に挾み込むことにより、シム8をガスケットに固定
する。
ンダヘッドの剛性が弱く、変形の大きい個所において上
側表面板と中心板との間に薄い金属板からなるシム8を
挿入する(第9図において破線の斜線を施した部分がシ
ム8が挿入されている部分を示している)。このシム8
の一部は環状に延長されており、この環状の延長部分を
ボアグロメット9に嵌合するとともに該ボアグロメット
9内に挾み込むことにより、シム8をガスケットに固定
する。
(B) 第11図および12図に示されるように、必
要な部位にグロメット10を装着し、このグロメット1
0をボルト穴11へかしめることにより、該グロメット
10をガスケットに固定する。
要な部位にグロメット10を装着し、このグロメット1
0をボルト穴11へかしめることにより、該グロメット
10をガスケットに固定する。
しかしながら、前記(A)の方法では、次のような欠点
があった。
があった。
(イ)シム8は、ボアグロメット9に嵌合するとともに
該グロメット9内に挾み込むために、その一部をシリン
ダボア外周まで環状に延長した形状としなければならな
いので、シム8の材料の歩留りが悪い。
該グロメット9内に挾み込むために、その一部をシリン
ダボア外周まで環状に延長した形状としなければならな
いので、シム8の材料の歩留りが悪い。
(ロ)シム8と中心板4との接触面が金属接触になるた
め、層間漏れが発生しやすい。
め、層間漏れが発生しやすい。
(ハ)シム8は薄いため、運転中のシリンダヘッドの構
造的変形、および熱変形に伴なってガスケットの外周に
はみ出しやすく、結果としてガス、水および油漏れへと
発展しやすい。
造的変形、および熱変形に伴なってガスケットの外周に
はみ出しやすく、結果としてガス、水および油漏れへと
発展しやすい。
また、前記(B)の方法では、次のような欠点があった
。
。
(イ)本方法を実施する場合、表面板2,3および中心
板4の端部をグロメット10で挾み込むようにグロメッ
ト10を曲げ加工しなければならない関係上、グロメッ
ト10の板厚t10は0.10mm以上必要となる(グ
ロメット10がそれより薄いと、加工時割れを生じてし
まう)一方、圧縮性材料層1は0.02〜0.1mmと
圧縮性が極めて少いため、グロメット装着部の板厚t。
板4の端部をグロメット10で挾み込むようにグロメッ
ト10を曲げ加工しなければならない関係上、グロメッ
ト10の板厚t10は0.10mm以上必要となる(グ
ロメット10がそれより薄いと、加工時割れを生じてし
まう)一方、圧縮性材料層1は0.02〜0.1mmと
圧縮性が極めて少いため、グロメット装着部の板厚t。
が厚くなりすぎ、他の部位との段差(to7t1)が過
大となり、シリンダヘッドの変形方向と逆の変形を増大
し、周辺の水および油シールへの悪要因およびガスシー
ルへの悪要因となる。
大となり、シリンダヘッドの変形方向と逆の変形を増大
し、周辺の水および油シールへの悪要因およびガスシー
ルへの悪要因となる。
(ロ)締め付け時状態においてシリンダヘッドおよびブ
ロック面に対し、金属接触となるため水および油シール
に大きな面圧が必要となる。
ロック面に対し、金属接触となるため水および油シール
に大きな面圧が必要となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、締め
付け時におけるシリンダヘッドの変形に応じて必要な部
位に任意の板厚のシムを用いることができ、したがって
締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少なくする
ことができ、中心板とシムとの間の層間漏れがなく、運
転中のシムはみ出しがなく、材料歩留りが良く、ボアグ
ロメット部と残部との段差調整が極めて簡単なシリンダ
ヘッドガスケットを提供す条ことを目的とする。
付け時におけるシリンダヘッドの変形に応じて必要な部
位に任意の板厚のシムを用いることができ、したがって
締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少なくする
ことができ、中心板とシムとの間の層間漏れがなく、運
転中のシムはみ出しがなく、材料歩留りが良く、ボアグ
ロメット部と残部との段差調整が極めて簡単なシリンダ
ヘッドガスケットを提供す条ことを目的とする。
本発明によるシリンダヘッドガスケットは、圧縮性繊維
とエラストマーとを含むフンパウンドからなる圧縮性材
料層を金属板の両面にコーティングしてなる表面板を金
属板からなる中心板の上面側および下面側に積層してな
るシリンダヘッドガスケットにおいて、 前記中心板のうちの、締め付け時にシリンダヘッドの変
形の生じやすい部分に対応する部分に、耐熱性、耐水性
および耐油性を有する接着剤で金属板からなるシムを接
着したものである。
とエラストマーとを含むフンパウンドからなる圧縮性材
料層を金属板の両面にコーティングしてなる表面板を金
属板からなる中心板の上面側および下面側に積層してな
るシリンダヘッドガスケットにおいて、 前記中心板のうちの、締め付け時にシリンダヘッドの変
形の生じやすい部分に対応する部分に、耐熱性、耐水性
および耐油性を有する接着剤で金属板からなるシムを接
着したものである。
本発明においては、締め付け時におけるシリンダヘッド
の変形に応じて各部位に任意の板厚のシムを挿入するこ
とができる。したがって締め付け時のシリンダヘッドの
変形を極めて少なくすることができる。
の変形に応じて各部位に任意の板厚のシムを挿入するこ
とができる。したがって締め付け時のシリンダヘッドの
変形を極めて少なくすることができる。
また、中心板とシムとが、耐熱性、耐水性および耐油性
を有する接着剤で接着されているため、中心板とシムと
の間の層間漏れかない。
を有する接着剤で接着されているため、中心板とシムと
の間の層間漏れかない。
また、シムが耐熱性接着剤で中心板に強固に接着されて
いるため、シリンダヘッドの変形に伴ない、運転中にシ
ムがガスケットの外周部にはみ出すことかない。
いるため、シリンダヘッドの変形に伴ない、運転中にシ
ムがガスケットの外周部にはみ出すことかない。
また、シムをガスケットに固定するためにシムの一部を
シリンダボア外周まで環状に延長する必要かなく、必要
な部位に必要な面積のみシムを接着すればよいので、材
料歩留りが良い。
シリンダボア外周まで環状に延長する必要かなく、必要
な部位に必要な面積のみシムを接着すればよいので、材
料歩留りが良い。
さらに、ボアグロメット部の板厚の選択範囲は非常に狭
いため、前記従来方法(A)のシム8をボアグロメット
9内に挾み込む方法では、ボアグロメット部と残部との
段差をボアグロメット部の板厚との関係で妥協して決定
する必要があったが、本発明においてはそのような妥協
が必要ないので、ボアグロメット部と残部との段差を容
易に理想の大きさに設計することができる。
いため、前記従来方法(A)のシム8をボアグロメット
9内に挾み込む方法では、ボアグロメット部と残部との
段差をボアグロメット部の板厚との関係で妥協して決定
する必要があったが、本発明においてはそのような妥協
が必要ないので、ボアグロメット部と残部との段差を容
易に理想の大きさに設計することができる。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第2〜8図は本発明の一実施例を示す。この実施例にお
いて、ガスケット本体21は、ステンレス鋼板からなる
中心板22(板厚0.2 mm)の両面に2枚の表面板
23.24をそれぞれ重ね合わせてなり、これらの3枚
の板は第2図および8図に示されるようにリベット25
により互いに結合されている。前記表面板23.24は
、それぞれ薄いステンレス鋼板23a、24a (板厚
0.45龍)の両面にアラミド繊維等の圧縮性繊維と合
成ゴム等のエラストマーとの混合物からなる薄い圧縮性
材料層23b、24bをコーティングしてなる(コーテ
ィング厚みは片面につき0.075 am)。
いて、ガスケット本体21は、ステンレス鋼板からなる
中心板22(板厚0.2 mm)の両面に2枚の表面板
23.24をそれぞれ重ね合わせてなり、これらの3枚
の板は第2図および8図に示されるようにリベット25
により互いに結合されている。前記表面板23.24は
、それぞれ薄いステンレス鋼板23a、24a (板厚
0.45龍)の両面にアラミド繊維等の圧縮性繊維と合
成ゴム等のエラストマーとの混合物からなる薄い圧縮性
材料層23b、24bをコーティングしてなる(コーテ
ィング厚みは片面につき0.075 am)。
前記中心板22および表面板23.24には、4個のシ
リンダ穴26が設けられており、これらのシリンダ穴2
6の周囲の部分においては、中心板22に表面板23.
24が重ねられておらず、ステンレス鋼からなる当て板
27(板厚0.25mm)が中心板22の上面に、当て
板28(板厚0.15■m)が下面にそれぞれ重ねられ
た上、ステンレス鋼からなるボアグロメット29(板厚
0.3 m耐が当て板27.28および中心板22を挾
むようにして装着されている。
リンダ穴26が設けられており、これらのシリンダ穴2
6の周囲の部分においては、中心板22に表面板23.
24が重ねられておらず、ステンレス鋼からなる当て板
27(板厚0.25mm)が中心板22の上面に、当て
板28(板厚0.15■m)が下面にそれぞれ重ねられ
た上、ステンレス鋼からなるボアグロメット29(板厚
0.3 m耐が当て板27.28および中心板22を挾
むようにして装着されている。
前記表面板23.24には、ハーフビード30が4個の
シリンダ穴26を囲むようにしてプレス加工により形成
されている。前記中心板22および表面板23.24に
は、冷却水を通過させるための水穴31がハーフビード
30の内側に、潤滑油を通過させるための油入32およ
び締付ボルトを挿通するためのボルト穴40がハーフビ
ード30の外側にそれぞれ設けられている。前記表面板
23.24のうちの各油入32の周囲には、ハーフビー
ド33がプレス加工により形成されている。
シリンダ穴26を囲むようにしてプレス加工により形成
されている。前記中心板22および表面板23.24に
は、冷却水を通過させるための水穴31がハーフビード
30の内側に、潤滑油を通過させるための油入32およ
び締付ボルトを挿通するためのボルト穴40がハーフビ
ード30の外側にそれぞれ設けられている。前記表面板
23.24のうちの各油入32の周囲には、ハーフビー
ド33がプレス加工により形成されている。
前記中心板22のうちの、シリンダヘッドの剛性が小さ
く、締め付け時にシリンダヘッドの変形の生じやすい部
分には、耐熱性並びに冷却水および潤滑油に対する抵抗
性を有するフェノール系等の接着剤34(第3図にのみ
図示)により、金属板からなるシム35,36.37が
接着されている(第2図において、これらのシムの挿入
部位には破線の斜線を施しである)。前記シム35〜3
7の板厚は、シリンダヘッドの変形量に応じて決められ
、本実施例ではシム35.36の板厚は70μ、シム3
7の板厚は50μとされている。また、前記接着剤34
の層の厚みは5〜10μとされている。
く、締め付け時にシリンダヘッドの変形の生じやすい部
分には、耐熱性並びに冷却水および潤滑油に対する抵抗
性を有するフェノール系等の接着剤34(第3図にのみ
図示)により、金属板からなるシム35,36.37が
接着されている(第2図において、これらのシムの挿入
部位には破線の斜線を施しである)。前記シム35〜3
7の板厚は、シリンダヘッドの変形量に応じて決められ
、本実施例ではシム35.36の板厚は70μ、シム3
7の板厚は50μとされている。また、前記接着剤34
の層の厚みは5〜10μとされている。
このシリンダヘッドガスケットにおいては、締め付け時
におけるシリンダヘッドの変形に応じて各部位に任意の
板厚のシム35〜37を挿入することができる。したが
って締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少なく
することができる。
におけるシリンダヘッドの変形に応じて各部位に任意の
板厚のシム35〜37を挿入することができる。したが
って締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少なく
することができる。
また、中心板22とシム35〜37とが、耐熱性、耐水
性および耐油性を有する接着剤34で接着されているた
め、中心板22とシム35〜37との間の層間漏れがな
い。
性および耐油性を有する接着剤34で接着されているた
め、中心板22とシム35〜37との間の層間漏れがな
い。
また、シム35〜37が耐熱性接着剤34で中心板22
に強固に接着されているため、シリンダヘッドの変形に
伴ない、運転中にシム35〜37がガスケットの外周部
にはみ出すことがない。
に強固に接着されているため、シリンダヘッドの変形に
伴ない、運転中にシム35〜37がガスケットの外周部
にはみ出すことがない。
また、シム35〜37をガスケットに対し固定するため
にシム35〜37の一部をシリンダボア外周まで環状に
延長する必要がなく、必要な部位に必要な面積のみシム
35〜37を接着すればよいので、シム35〜37の材
料歩留りが良い。
にシム35〜37の一部をシリンダボア外周まで環状に
延長する必要がなく、必要な部位に必要な面積のみシム
35〜37を接着すればよいので、シム35〜37の材
料歩留りが良い。
さらに、ボアグロメット部の板厚の選択範囲は非常に狭
い。したがって、前記従来方法(A)のシムをボアグロ
メット内に挾み込む方法では、ボアグロメット部と残部
との段差をボアグロメット部の板厚との関係で妥協して
決定する必要があったが、本発明においてはそのような
妥協が必要ないので、ボアグロメット29部と残部との
段差を容易に理想の大きさに設計することができる。
い。したがって、前記従来方法(A)のシムをボアグロ
メット内に挾み込む方法では、ボアグロメット部と残部
との段差をボアグロメット部の板厚との関係で妥協して
決定する必要があったが、本発明においてはそのような
妥協が必要ないので、ボアグロメット29部と残部との
段差を容易に理想の大きさに設計することができる。
なお、本発明のシリンダヘッドガスケットにおいて、各
部の厚みは前記実施例の値に限られないが、シムの板厚
は20〜100μ、圧縮性材料層23b、24bの厚み
は20〜100μ、接着剤34の層の厚みは5〜10μ
が好ましい。
部の厚みは前記実施例の値に限られないが、シムの板厚
は20〜100μ、圧縮性材料層23b、24bの厚み
は20〜100μ、接着剤34の層の厚みは5〜10μ
が好ましい。
また、本発明のシリンダヘッドガスケットにおいて使用
される金属材料は、前記実施例のようなステンレス鋼に
限定されることはない。
される金属材料は、前記実施例のようなステンレス鋼に
限定されることはない。
以上のように本発明によるシリンダヘッドガスケットは
、 (a)締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少な
くすることができる。
、 (a)締め付け時のシリンダヘッドの変形を極めて少な
くすることができる。
(b)中心板とシムとの間の層間漏れがない。
(C)運転中にシムがガスケットの外周にはみ出すこと
がない。
がない。
(d)シムの材料の歩留りが良い。
(e)ボアグロメット部と残部との段差調整が極めて簡
単である。
単である。
等の優れた効果を得られるものである。
第1図は本発明によるシリンダヘッドガスケットの一実
施例のシム装着部の断面図(断面位置は第2図のI−X
線)、第2図は前記実施例を示す平面図、第3図は第1
図の断面図の要部をさらに拡大した拡大断面図、第4図
は第2図のIV−IV線における断面図、第5図は第2
図のv−V線における断面図、第6図は第2図のVl−
VI線における断面図、第7図は第2図の■−■線にお
ける断面図、第8図は第2図の■−■線における断面図
、第9図は従来のメタル積層型シリンダヘッドガスケッ
トを示す平面図、第10図は第9図のX−X線における
断面図、第11図は他の従来のメタル積層型シリンダヘ
ッドガスケットを示す平面図、第12図は第11図のx
n−xn線における断面図、第13図はエンジンにおけ
るシリンダヘッドおよびシリンダブロックの変形を示す
説明図である。 22・・・中心板、23.24・・・表面板、23a。 24a・・・ステンレス鋼板、23b、24b・・・圧
縮性材料層、34・・・接着剤、35〜37・・・シム
。 特許出願人 ニーサンガスケット株式会社代理人
弁理士 大 森 泉 第 図 22:中心板 2ろ、24:表面板 23o 、24a ニステンレス鋼板 23b 、24b :圧縮性材料層 ろ4:接着剤 35〜37:シム 第 第 図 図 第 第 図 図 第 図
施例のシム装着部の断面図(断面位置は第2図のI−X
線)、第2図は前記実施例を示す平面図、第3図は第1
図の断面図の要部をさらに拡大した拡大断面図、第4図
は第2図のIV−IV線における断面図、第5図は第2
図のv−V線における断面図、第6図は第2図のVl−
VI線における断面図、第7図は第2図の■−■線にお
ける断面図、第8図は第2図の■−■線における断面図
、第9図は従来のメタル積層型シリンダヘッドガスケッ
トを示す平面図、第10図は第9図のX−X線における
断面図、第11図は他の従来のメタル積層型シリンダヘ
ッドガスケットを示す平面図、第12図は第11図のx
n−xn線における断面図、第13図はエンジンにおけ
るシリンダヘッドおよびシリンダブロックの変形を示す
説明図である。 22・・・中心板、23.24・・・表面板、23a。 24a・・・ステンレス鋼板、23b、24b・・・圧
縮性材料層、34・・・接着剤、35〜37・・・シム
。 特許出願人 ニーサンガスケット株式会社代理人
弁理士 大 森 泉 第 図 22:中心板 2ろ、24:表面板 23o 、24a ニステンレス鋼板 23b 、24b :圧縮性材料層 ろ4:接着剤 35〜37:シム 第 第 図 図 第 第 図 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、圧縮性繊維とエラストマーとを含むコンパウンドか
らなる圧縮性材料層を金属板の両面にコーティングして
なる表面板を金属板からなる中心板の上面側および下面
側に積層してなるシリンダヘッドガスケットにおいて、 前記中心板のうちの、締め付け時にシリンダヘッドの変
形の生じやすい部分に対応する部分に、耐熱性、耐水性
および耐油性を有する接着剤で金属板からなるシムを接
着したことを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02218203A JP3078826B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | シリンダヘッドガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02218203A JP3078826B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | シリンダヘッドガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04102765A true JPH04102765A (ja) | 1992-04-03 |
JP3078826B2 JP3078826B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=16716239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02218203A Expired - Fee Related JP3078826B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | シリンダヘッドガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078826B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0632829U (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-28 | 石川ガスケット株式会社 | ヘッドガスケット |
JPH0635734U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-13 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形シリンダヘッド・ガスケット |
US5468003A (en) * | 1993-02-26 | 1995-11-21 | Dana Corporation | Reinforced core heavy duty gasket |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP02218203A patent/JP3078826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0632829U (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-28 | 石川ガスケット株式会社 | ヘッドガスケット |
JPH0635734U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-13 | 石川ガスケット株式会社 | 金属積層形シリンダヘッド・ガスケット |
US5468003A (en) * | 1993-02-26 | 1995-11-21 | Dana Corporation | Reinforced core heavy duty gasket |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3078826B2 (ja) | 2000-08-21 |
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