JPH04102098A - 廃油等の固化方法 - Google Patents

廃油等の固化方法

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JPH04102098A
JPH04102098A JP22035090A JP22035090A JPH04102098A JP H04102098 A JPH04102098 A JP H04102098A JP 22035090 A JP22035090 A JP 22035090A JP 22035090 A JP22035090 A JP 22035090A JP H04102098 A JPH04102098 A JP H04102098A
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JP
Japan
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oil
waste
epoxy resin
acrylic
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP22035090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Asano
孝 浅野
Kiyoshi Sato
清志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
Original Assignee
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、廃油及び/又は廃溶媒(本明細書ではこれ
らを総称して“廃油等”と略称する)を、取扱容品てし
かも焼却処理が可能な固体廃棄物に変換する固化方法に
関するものである。
【従来の技術およびその欠点】
放射性物質を取り扱う管理区域内で使用した各種の放射
性廃油や廃溶媒は、それらの放射線量を明示して、飛散
しないように完全密封できる放射線防護容器に収納した
後、処理施設へ搬出しなければならない。 一方、液体の状態では汚染されているか否か測定できな
いような微放射線量のものは、放射線量が明示できず、
特に廃油や廃溶媒等については、加熱濃縮してその放射
線量を測定することが不可能であるため、管理区域外へ
の搬出や焼却処理等ができずに管理区域内の施設に保管
しなければならず、保管量が増加するばかりである。 そのためかような放射性廃油等を固化して固体廃棄物と
することができれば、飛散性がないため取扱や運搬が容
易となる。また、放射性廃油に限らず非放射性の廃油や
廃溶媒についても、これらを固化できれば同様に取扱や
運搬が容易となる。 廃油等を凝固して固化することができるものとしては、
ポリノルボーネンからなる凝固剤が市販されている。し
かしながら、この油凝固剤を用いて廃油等を凝固させた
ものは、カステラ状(ボロボロと崩れ易く、場合によっ
ては圧縮すると僅かに油かにじむ状態)になる程度であ
り、取扱が容易な完全な固化体とはならない。 またかようなカステラ状の凝固物を焼却処理する場合に
は、焼却炉の火格子からこぼれ落ちてしまい、完全燃焼
させることができない。
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、取扱が容易で、しかも効率よく確実
に焼却処理が可能な完全な固化体を得ることができる、
廃油等の固化処理方法を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【課題を解決するための手段及び作用】すなわちこの発
明による廃油等の固化方法は、廃油及び/又は廃溶剤に
、ポリノルボーネンからなる油凝固剤を添加した後、エ
ポキシ樹脂またはアクリル樹脂を添加することを特徴と
するものである。 また必要に応じて、ポリノルボーネンからなる油凝固剤
とエポキシ樹脂またはアクリル樹脂とを予め混合した混
合物を廃油等に添加してもよい。 上述したごときこの発明によれば、ポリノルボーネンか
らなる油凝固剤のみでなく、エポキシ樹脂またはアクリ
ル樹脂を併用したため、廃油等を樹脂硬化物のような完
全な固化体とすることができる。 この発明で使用する油凝固剤は、ノルボーネンの開環重
合により生成されるポリノルボーネンを主成分とするも
のである。かような油凝固剤は例えば「カクタスオイル
ノ\−ドナーTlNN−2J(分子量200万以上を有
する白色粉末、製造元:(株)東邦環境サービス)とい
う商品名で市販品として人手できる。 この発明で使用するエポキシ樹脂は、液状のものであれ
ば特にその種類に制限なく使用できるが、粘度約5,0
OOCP (25℃)程度のものが好ましく使用できる
。またエポキシ樹脂の硬化剤も特に制限な〈従来から慣
用されているものが使用できるが、硬化時間が35〜4
5分程度であるものが好ましく使用できる。 また、使用できるアクリル樹脂としては、アクリル酸、
アクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリロニトリ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどの重合体
や共重合体といった慣用的なアクリル樹脂の液状タイプ
が特に制限なく使用できる。 この発明の方法により固化処理可能な廃油、廃溶剤を例
示すると次の通りである: 石油系;ガソリン、白灯油、軽油、A重油、B重油、C
重油等。 塩素系炭化水素;四塩化炭素、クロロホルム、トリクロ
ルエチレン、テトラクロルエチレン、ジクロルベンゼン
等。 直鎖パラフィン炭化水素;n−ヘキサン、n−ドデカン
、n−ペンタデカン、n−パラフィン、シクロヘキサン
等。 芳香族炭化水素:ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン等。 その他、TBP (リン酸トリー〇−ブチル)、石油エ
ーテル等。 固化処理の対象となる廃油等に対してどの程度の量の油
凝固剤と樹脂を添加すればよいかは、処理すべき廃油等
の種類により異なるが、実験的に必要量を求めればよい
。−数的には、容量比で廃油等1に対して油凝固剤2、
樹脂1の配合割合とすればよい。 この発明を実施するに際しては、固化処理しようとする
廃油等に、所定の割合で油凝固剤を添加してよく攪拌し
、先ずカステラ状の凝固物を調製した後、この凝固物に
さらにエポキシ樹脂またはアクリル樹脂を添加してよく
攪拌し、さらに常温で硬化させることによって、11的
とするプラスチック状の固化体とする。 上記のように固化処理を2段階的に行わずに、Pめ油凝
固剤とエポキシ樹脂またはアクリル樹脂とを混合してお
き、この混合物を廃油等に添加してよく攪拌した後硬化
させることによって、1段階で固化処理することもてき
る。
【実施例】
実施例1 廃潤滑油(鉱物油)に、油凝固剤「カクタスオイルハー
ドナーTPN−2Jを添加して室温で10分間攪拌し、
凝固物を調製した。この凝固物はカステラ状で崩れ易い
性状であった。 この凝固物に液状エポキシ樹脂(「ヘルメタイトNo、
IOJ  (r1本へルメチックス■製)に硬化剤r 
Nn、 I 0−BJ  (rl木へルメチックス■製
)を8:2(容量比)で配合したもの)をさらに添加し
て、室温で10分間攪拌した後、さらに室温で約1時間
硬化させることにより、プラスチックと同様な飛散性の
ない固化体を得た。 なお、上記で使用した油凝固剤とエポキシ樹脂の配合比
は、容量比で廃油1に対して油凝固剤2、エポキシ樹脂
1の割合とした。 かくして得られた固化体を縦型床燃焼方式の焼却炉で焼
却したところ、完全に燃焼処理することができた。 実施例2 油凝固剤とエポキシ樹脂とを予め混合した混合物を廃潤
滑油に添加した以外は、実施例1と同様にして廃潤滑油
の固化処理を行った。これによって実施例1で得られた
と同様の飛散性のないプラスチック様の固化体を得た。 この固化体も、完全に焼却処理することができた。 実施例3 廃潤滑油(鉱物油)に、油凝固剤「カクタスオイルハー
ドナーTFN−2Jを添加して室温で10分間攪拌し、
凝固物を調製した。 この凝固物に液状アクリル樹脂(「アクリルダイン」 
(新興プラスチックス■製))をさらに添加して、室温
で10分間攪拌した後、約1時間硬化させることにより
、プラスチックと同様な飛散性のない固化体を得た。 なお、上記で使用した油凝固剤とアクリル樹脂の配合比
は、容量比で廃油1に対して油凝固剤2、アクリル樹脂
1の割合とした。 実施例4 油凝固剤とアクリル樹脂とを予め混合した混合物を廃潤
滑油に添加した以外は、実施例3と同様にして廃潤滑油
の固化処理を行った。これによって実施例3て得られた
と同様の1暑散性のないプラスチック様の固化体を得た
【発明の効果】
以上説明したところかられかるようにこの発明によれば
、従来からその処理に困っていた廃油や廃溶媒を、飛散
性のない、取扱やすい固化体にすることができる。 またi′?られた固化体は、必要ならば焼却炉で効率よ
く確実に燃焼処理することができるという利点もある。 特に放射性廃油等にこの発明方法を適用すれば、飛散性
のない放射性固体廃棄物として取扱うことができるため
、放射線管理区域外への慶出やその後の焼却処理などが
し品くなるという利点がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、廃油及び/又は廃溶剤に、ポリノルボーネンからな
    る油凝固剤を添加した後、エポキシ樹脂またはアクリル
    樹脂を添加することを特徴とする廃油等の固化方法。 2、廃油及び/又は廃溶剤に、ポリノルボーネンからな
    る油凝固剤とエポキシ樹脂またはアクリル樹脂との混合
    物を添加することを特徴とする廃油等の固化方法。
JP22035090A 1990-08-22 1990-08-22 廃油等の固化方法 Pending JPH04102098A (ja)

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