JPH04101941U - デイスク再生装置 - Google Patents

デイスク再生装置

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JPH04101941U
JPH04101941U JP321691U JP321691U JPH04101941U JP H04101941 U JPH04101941 U JP H04101941U JP 321691 U JP321691 U JP 321691U JP 321691 U JP321691 U JP 321691U JP H04101941 U JPH04101941 U JP H04101941U
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繁 山村
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シヤープ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ターンテーブル4における突起部4bの周囲
には、押圧爪5が設けられており、爪先端部は突起部4
bから僅かに突出している。押圧爪5は合成樹脂を材質
とする成形物であり、押圧爪5の爪先端部5aを押せ
ば、後方に変位して再び戻ろうとするバネ性を有してい
る。ディスク6をターンテーブル4に載置したとき、デ
ィスク6は押圧爪5によって常にターンテーブル4の方
に押圧される。 【効果】 ディスク6再生中に収納蓋2が開蓋され、デ
ィスク押さえ7によるディスク6上方からの保持がなく
なった後も、回転しながらターンテーブル4から外れて
飛び出してしまうといったことはなく、ディスク6の傷
付を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディスクを上方から保持する上保持部材が蓋部材に設けられている コンパクトディスクプレーヤ付ラジオカセットレコーダ等のディスク再生装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ラジオカセットレコーダにコンパクトディスクプレーヤを装着したコン パクトディスクプレーヤ付ラジオカセットレコーダ(以下、CDラジカセと称す る)が急速に普及している。
【0003】 このCDラジカセのCDプレーヤには、図4に示すように、ディスク36を収 納するディスク収納部31と、このディスク収納部31の上方を開閉可能に被う 収納蓋32とが設けられている。これらディスク収納部31と収納蓋32とは端 部同士が軸44により軸着されており、この軸44の一部位には、上記収納蓋3 2を上方に回転させるためのスプリング45が設けられている。そして、上記C Dプレーヤは、上記収納蓋32を閉蓋したとき、収納蓋32が上記スプリング4 5に押し上げられて再び開かないように、閉蓋位置で収納蓋32をロックするロ ック機構を有している。そして、本体キャビネット33に設けられた図示しない 開蓋ボタンを押すことによって、上記ロック機構が解除され、上記収納蓋32は ワンタッチで開放されるようになっている。そして、この収納蓋32を開放する ことによりディスク収納部31の上方が開放され、ディスク36を着脱し得るよ うになっている。
【0004】 上記収納部にはターンテーブル34が設けられており、このターンテーブル3 4の中央部には、ディスク36の装着位置を確定するための突起部34bが設け られている。そして、ディスク36を装着するときは、ディスク36の内孔部を 上記突起部34bに合わせて直接ターンテーブル34に載置するようになってい る。尚、上記突起部34bは、使用者がディスク36の着脱を行う際に容易にな るように、下部から上部にかけてテーパ状に細くなっている。
【0005】 また、上記収納蓋32には、上方からディスク36を保持するディスク押さえ 37が設けられている。そして、上記ターンテーブル34にディスク36を載置 して上記収納蓋32を閉蓋すれば、ディスク36はターンテーブル34とディス ク押さえ37とによって回転可能に挾持されるようになっている。
【0006】 上記収納蓋32が閉蓋されてロック状態にあれば、ディスク36は再生可能で あり、このとき再生ボタンを押して再生を開始すれば、上記ディスク36はター ンテーブル34を回転させるスピンモーター40に駆動されて回転し、ディスク 36に記録されている情報が光ピックアップ48にて検出され、再生が行われる ようになっている。
【0007】 また、通常、上記収納蓋32には、透明プラスチック等から成る確認窓部32 bが設けられており、閉蓋状態でも外からディスク36の回転状態を確認できる ようになっている。そして、再生を終了させてディスク36を取り外す場合、使 用者は、先ず、停止ボタンを押し、この確認窓部32bを覗いてディスク36の 回転が止まったのを確認した後、開蓋ボタンを押して収納蓋32を開放するよう になっている。
【0008】 ところが、ディスク36の再生中に誤って開蓋ボタンを押してしまった場合、 スプリング45により勢いよく収納蓋32が開いてディスク36の上方が開放さ れると共に、それに伴ってディスク押さえ37が回転中のディスク36から突然 離れることになり、大変危険である。そこで危険防止のため、ディスク36の再 生中に開蓋ボタンが押された場合、上記ロック機構が解除されると同時にスピン モーター40は直ちに駆動を停止し、ターンテーブル34の回転を停止させるよ うになっている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、再生中に開蓋ボタンが押された場合、ディスク36の回転が直 ぐに止まるわけではなく、スピンモーター40の駆動が停止された後も、ディス ク36の回転は慣性力により数秒間継続されることになる。
【0010】 この場合、上記従来の構成では、ディスク36をターンテーブル34方向に押 圧する力が突然解除されるため、ディスク36は若干傾きながら持ち上がり、回 転しながらターンテーブル34から外れて飛び出してしまうことが有り、このと きディスク36の信号面に傷が付いてしまうという問題点を有している。
【0011】 また、最近では、直径12cmの通常のCDに対して、直径8cmのシングルCD が市販されるようになっているが、直径8cmのシングルCDは直径12cmの通常 のCDに比べて重量が軽く、ディスク36の再生中に収納蓋32を開いた場合に 、ターンテーブル34から外れてディスク36を傷付けるといった事態が大変起 こり易くなっている。
【0012】 本考案は上記に鑑みなされたものであり、その目的は、ディスク36の再生中 に誤って開蓋ボタンを押して収納蓋32を開蓋してしまった場合でも、ディスク 36がターンテーブル34から外れてディスク信号面を傷付けるといった事態を 回避することができるディスク再生装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案のディスク再生装置は、情報記録媒体であるディスクを収納するディス ク収納部の上方を開閉可能に被う蓋部材を有し、上記ディスク収納部に設けられ てディスクを下方から保持する下保持部材と、上記蓋部材に設けられてディスク を上方から保持する上保持部材とによってディスクが回転可能に保持された状態 で再生が行われるディスク再生装置において、以下の手段を講じている。
【0014】 即ち、下保持部材は、下保持部材に載置されたディスクを下方に押圧する押圧 手段を有している。
【0015】
【作用】
上記の構成によれば、ディスクは、下方から保持する下保持部材と上方から保 持する上保持部材とに回転可能に保持された状態で再生が行われる。即ち、ディ スク再生中、ディスクは下保持部材と上保持部材とに保持されて回転している。
【0016】 ここで、ディスク再生中に蓋部材が開蓋された場合、上記上保持部材は蓋部材 に設けられているので、ディスク上方が開放されると共に、上記上保持部材が回 転中のディスクから離脱する。しかしながら、上記下保持部材は、下保持部材に 載置されたディスクを下保持部材方向に押圧する押圧手段を有しており、ディス クは、上保持部材による上方からの保持がなくなった後も下方に押圧され続けて いるので、回転しながら下保持部材から外れて飛び出してしまうといった事態を 回避できる。
【0017】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0018】 本実施例のディスク再生装置としてのコンパクトディスクプレーヤ(以下、C Dプレーヤと称する)は、ラジオカセットレコーダに装着されており、図1に示 すように、ディスク6を収納する凹状のディスク収納部1を有している。このデ ィスク収納部1には、後述の光ピックアップ18とディスク6との間の光路を確 保するための長孔1aが形成されている。
【0019】 また、上記ディスク収納部1には、ディスク6を下方から保持する下保持部材 としてのターンテーブル4が回転可能に設けられている。また、このターンテー ブル4の上面部には、後述のディスク押さえ7に内蔵された永久磁石7aとの間 に生じる吸着力によってディスク6を保持するためのスチール製のマグネット金 具4aが取り付けられている。また、ターンテーブル4の中央部には、ディスク 6の装着位置を確定するための突起部4bが突設されている。上記突起部4bは 、使用者がディスク6の着脱を行う際に容易になるように、下部から上部にかけ てテーパ状に細く形成されている。
【0020】 また、上記ターンテーブル4における突起部4bの周囲には、図2に示すよう に、押圧手段としての4つの押圧爪5…が略等間隔に設けられており、これら押 圧爪5の爪先端部5aは突起部4bから僅かに突出している。また、上記押圧爪 5は合成樹脂を材質とする成形物であり、図3に示すように、押圧爪5の爪先端 部5aを押せば、爪先端部5aはヒンジ部5bを軸として遊動する。そして、爪 先端部5aが変位した状態ではヒンジ部5bに撓みが生じており、もとに戻ろう とする反発力が発生する。
【0021】 上記ディスク収納部1の上方には、図1に示すように、ディスク収納部1の上 方を開閉可能に被う蓋部材としての収納蓋2が設けられている。
【0022】 上記収納蓋2の一端は、軸14を以て上記ディスク収納部1の一上端部位に枢 支されている。また、この軸14の一部位には、上記収納蓋2を上方に回転させ るためのスプリング15が設けられており、スプリング15の一端部15aが本 体キャビネット3のスプリング固定部3aに、また、他端部15bが収納蓋2の スプリング固定部2aに固定されている。
【0023】 上記CDプレーヤは、上記収納蓋2を閉蓋したとき、上記スプリング15によ って収納蓋2が再び開かないように、閉蓋位置で収納蓋2をロックする図示しな いロック機構を有している。そして、本体キャビネット3に設けられた図示しな い開蓋ボタンを押すことによって、上記ロック機構が解除され、上記収納蓋2は ワンタッチで開放されるようになっている。
【0024】 また、上記収納蓋2には、透明プラスチック等から成る確認窓部2bが設けら れており、閉蓋状態でも外からディスク6の回転状態を確認できるようになって いる。
【0025】 また、収納蓋2における、上記収納蓋2を閉蓋したときにターンテーブル4と 対向する部位には、ディスク6を上方から保持する上保持部材としてのディスク 押さえ7が、係着部材8に遊嵌されて設けられている。そして、このディスク押 さえ7の表面は、ターンテーブル4の突起部4bの形状と略対応した凹部形状を 成している。
【0026】 上記ディスク押さえ7は、自重によってディスク6をターンテーブル4方向に 押圧するための適度な重さを有している。また、ディスク押さえ7には永久磁石 7aが内蔵されており、ディスク押さえ7の自重による押圧力と共に、この永久 磁石7aとターンテーブル4のマグネット金具4aとの間に生じる吸着力によっ てディスク6を保持するようになっている。
【0027】 また、ディスク収納部1の下方には、ディスク駆動機構部9が配されている。
【0028】 このディスク駆動機構部9は、ターンテーブル4を回転させる為のスピンモータ ー10を有し、このスピンモーター10の回転軸16の上端部は、ターンテーブ ル4に取り付けられている。
【0029】 上記のスピンモーター10は駆動機構部シャーシ11に取りつけられている。
【0030】 この駆動機構部シャーシ11は、その一端部が防振ゴム12を介して支持部材1 3に取り付けられており、例えば音圧等により発生した振動によって再生中のデ ィスク6が振動するのを防止している。
【0031】 上記駆動機構部シャーシ11におけるスピンモーター10と防振ゴム12との 間には、ディスク6に記録された信号を検出する為の光ピックアップ18が設け られている。この光ピックアップ18は案内軸17に沿ってディスク6の半径方 向へ移動するようになっている。
【0032】 上記CDプレーヤは、上記収納蓋2が閉蓋されてロック状態にあるときに再生 が行えるようになっている。上記ディスク6の再生は、ディスク6がターンテー ブル4とディスク押さえ7とによって挾持された状態でスピンモーター10に駆 動されて回転し、このとき、光ピックアップ18が、ディスク6の半径方向へ移 動しながらディスク6に記録されている情報を順次検出していくことによって行 われる。
【0033】 そして、ディスク再生中に上記ロック機構が解除されたとき、スピンモーター 10は直ちに駆動を停止し、ターンテーブル4の回転は停止されるようになって いる。
【0034】 上記の構成において、図3に示すように、ディスク6の内孔部を上記突起部4 bに合わせてターンテーブル4上にディスク6を載置した場合、爪先端部5aは ディスク6の内孔部6aに押されて円心方向に僅かながら変位し、ディスク6の 内孔部6aの上角部に爪先端部5aが当接する。このとき、押圧爪5のヒンジ部 5bに撓みが生じ、この撓みによる反発力が爪先端部5aからディスク6に付勢 され、ディスク6は下方に押圧され続けることになる。
【0035】 例えばディスク6の再生中、開蓋ボタンを押して収納蓋2を開蓋した場合、デ ィスク6上方が開放されると共に、それに伴ってディスク押さえ7が回転中のデ ィスク6から突然離れることになる。
【0036】 しかし、上記ディスク6は、押圧爪5によって常にターンテーブル4の方に押 圧されており、従来のようにディスク6を下方に押圧する力が一気に失われるこ とはなく、ディスク6がターンテーブル4から持ち上がることはない。これによ り、ディスク6がターンテーブル4から外れて飛び出し、ディスク6の信号面が 傷付いてしまうといった事態は回避される。
【0037】 尚、ディスク6のターンテーブル4からの取り外しも、押圧爪5のヒンジ部5 bが撓んで爪先端部5aが変位することによって行われる。即ち、ディスク6の 着脱は従来と同様に行える。
【0038】 尚、本実施例ではターンテーブル4における突起部4bの周囲に4つの押圧爪 5…が略等間隔に設けられているが、押圧爪5の形成数および押圧爪5・5間の 距離は何ら問うものではなく、例えば押圧爪5の形成数が3、5あるいは7であ り、押圧爪5・5間の距離が等間隔に形成されていないもの等いずれも本考案の 要旨に包含される。
【0039】
【考案の効果】
本考案のディスク再生装置は、以上のように、下保持部材は、下保持部材に載 置されたディスクを下方に押圧する押圧手段を有している構成である。
【0040】 これにより、ディスク再生中に蓋部材が開蓋され、上保持部材によるディスク 上方からの保持がなくなった後も、ディスクは下方に押圧され続けるので、従来 のように回転しながら下保持部材から外れて飛び出してしまうといったことはな く、ディスクの信号面を傷付けてしまうといった事態を回避できるという効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、コンパク
トディスクプレーヤの概略の縦断面図である。
【図2】上記コンパクトディスクプレーヤにおけるター
ンテーブルの突起部を示す概略の平面図である。
【図3】図1に示したターンテーブルの概略の要部拡大
図である。
【図4】従来例を示すものであり、コンパクトディスク
プレーヤの概略の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク収納部 2 収納蓋(蓋部材) 4 ターンテーブル(下保持部材) 5 押圧爪(押圧手段) 5a 爪先端部 5b ヒンジ部 6 ディスク 7 ディスク押さえ(上保持部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体であるディスクを収納するデ
    ィスク収納部の上方を開閉可能に被う蓋部材を有し、上
    記ディスク収納部に設けられてディスクを下方から保持
    する下保持部材と、上記蓋部材に設けられてディスクを
    上方から保持する上保持部材とによってディスクが回転
    可能に保持された状態で再生が行われるディスク再生装
    置において、上記下保持部材は、下保持部材に載置され
    たディスクを下方に押圧する押圧手段を有していること
    を特徴とするディスク再生装置。
JP1991003216U 1991-02-01 1991-02-01 ディスク再生装置 Expired - Lifetime JP2547270Y2 (ja)

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JP1991003216U JP2547270Y2 (ja) 1991-02-01 1991-02-01 ディスク再生装置

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JPH04101941U true JPH04101941U (ja) 1992-09-02
JP2547270Y2 JP2547270Y2 (ja) 1997-09-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0284149U (ja) * 1988-12-15 1990-06-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0284149U (ja) * 1988-12-15 1990-06-29

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