JP3440702B2 - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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JP3440702B2
JP3440702B2 JP19243096A JP19243096A JP3440702B2 JP 3440702 B2 JP3440702 B2 JP 3440702B2 JP 19243096 A JP19243096 A JP 19243096A JP 19243096 A JP19243096 A JP 19243096A JP 3440702 B2 JP3440702 B2 JP 3440702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク駆動装
置に関し、特に、カートリッジに内包された直径64m
mの光ディスク及び直径120mmの光ディスクとを同
一ユニットで駆動することができる光ディスク駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載されているオーディオ
システムには、AM/FM電子チューナーラジオや、カ
セットプレーヤや、直径120mmの光ディスク(いわ
ゆるコンパクトディスクCD)を再生するための光ディ
スクプレーヤ等があり、運転者及び同乗者に的確な情報
や、快適な音楽空間を提供している。
【0003】また、近年、直径64mmの光ディスクが
生産されている。この直径64mmの光ディスクの特徴
は、直径64mmの光ディスクをカートリッジに収納
している。音楽ソフト再生専用の光ディスクと、ユー
ザが録音できる光磁気ディスクとの2種類に対応してい
る。直径120mmの光ディスクと同様に、ランダム
・アクセスが可能である。音声圧縮技術を用いて74
分の高音質録音・再生が可能である。カートリッジに内
包された直径64mmの光ディスクは、通常ミニディス
クMDといわれており、以上の特徴を有するため、車両
用オーディオシステムとして最適でありその搭載が望ま
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のCD
プレーヤ及びMDプレーヤは、それぞれ1DIN規格サ
イズのユニットであったため、車両インストルメントパ
ネル内に両光ディスクプレーヤを搭載するには、2DI
N規格のスペースを必要としていた。
【0005】さらに、両光ディスクプレーヤの搭載に加
えて、カーナビゲーションユニット等を新たに搭載する
場合には、DIN規格サイズのスペース数が足らなくな
るといった問題が発生していた。
【0006】そこで、CD及びMDの光ディスクプレー
ヤを共に1DIN規格サイズのスペースに搭載して上述
のような問題を解決することが考えられる。
【0007】例えば従来の車載用のCDプレーヤの保持
構造としては、図11(a)に示すものが知られてい
る。このものは同図に示すように、ターンテーブル10
1上にCDディスク103を乗せた後、ディスク押さえ
105を倒してCDディスク103上からクランパ10
7で挟んで回転自在に固定するものである。
【0008】一方、従来のMDプレーヤの保持構造とし
ては、図11(b)に示すものが知られている。このも
のは同図に示すように、カートリッジ113内の光ディ
スク111の中心部に設けられた円形鉄板119に対し
て、ターンテーブル115上面の磁石117で吸着させ
て回転自在に固定するものである。
【0009】しかしながら、従来のCDディスク103
の保持構造では、MDディスク111の保持構造との共
用が不可能であり、さらに、現状の車載用CDディスク
103の保持構造は、光ディスク103を上下で挟み込
む構造であるため、ユニット自体が厚くなるので、MD
ディスクの保持構造との共用には不向きであった。
【0010】また、このようにユニット自体が厚くなっ
てしまうことを防ぐ方法としては、図11(c)に示す
ようなポータブル型光ディスクプレーヤの保持構造で
は、光ディスク121をターンテーブル123上に乗せ
るには、光ディスク121にボール125を押している
スプリング127の張力よりも大きな力を縦方向に加え
る必要があり、車載用ユニットに採用されている「フロ
ントローディング方式」には不向きであった。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的としては、直径64mmの光ディスク及
び直径120mmの光ディスクとを同一ユニットで駆動
することができ、かつ、ユニットを小型化することがで
きる光ディスク駆動装置を提供することにある。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】 請求項1 記載の発明は、
上記課題を解決するため、情報を記憶する直径64mm
の第1の光ディスクを内包するカートリッジ、又は、情
報を記憶する直径120mmの第2の光ディスクを、1
つの開口部から挿脱して第1又は第2の光ディスクを同
一筐体内で駆動する光ディスク駆動装置において、前記
カートリッジ又は前記第2の光ディスクを開口部から挿
入された場合には、第1又は第2の光ディスクを回転自
在に保持するディスク保持構造を有し、前記ディスク保
持構造は、前記第1の光ディスクを保持するための第1
のチャッキング面と、第1のチャッキング面から下方に
段差を有して前記第2の光ディスクを保持するための第
2のチャッキング面とを有し、前記第1のチャッキング
面は、前記カートリッジの挿脱時には、第1の光ディス
クに着脱するために昇降することを要旨とする。
【0018】
【0019】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、情報を記憶する直径64mmの第1の光ディス
クを内包するカートリッジ、又は、情報を記憶する直径
120mmの第2の光ディスクを、1つの開口部から挿
脱して第1又は第2の光ディスクを同一筐体内で駆動す
る光ディスク駆動装置において、光ディスクを回転自在
に載置するターンテーブルと、ターンテーブル上に載置
される光ディスク上に突き出して該光ディスクを回転自
在に固定する固定爪とを有することを要旨とする。
【0020】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項2記載の光ディスク駆動装置において、
前記固定爪は、螺旋ミゾの回転に応じて突き出すことを
要旨とする。
【0021】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項3記載の光ディスク駆動装置において、
前記螺旋ミゾは、回転角が大きくなるにつれて回転中心
からの距離が大きくなるような形状からなることを要旨
とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の効果】 また、請求項1記載の本発明によれば、
第1のチャッキング面は、カートリッジの挿脱時には、
第1の光ディスクに着脱するために昇降することで、第
1の光ディスクを第1のチャッキング面に保持させるこ
とができる。
【0028】
【0029】また、請求項2記載の本発明によれば、光
ディスクを回転自在に載置するターンテーブルと、ター
ンテーブル上に載置される光ディスク上に突き出して光
ディスクを回転自在に固定する固定爪とを有すること
で、ターンテーブル上に光ディスクを回転自在に固定す
るようにしているので、光ディスクを駆動することがで
きる。
【0030】また、請求項3記載の本発明によれば、固
定爪は、螺旋ミゾの回転に応じて突き出すことで、光デ
ィスクの挿脱を容易に行うことができる。
【0031】また、請求項4記載の本発明によれば、螺
旋ミゾは、回転角が大きくなるにつれて回転中心からの
距離が大きくなるような形状からなることで、螺旋ミゾ
の回転に応じて固定爪の突き出しを容易に行うことがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0033】次に、図1は、光ディスク駆動装置に挿脱
可能な直径64mmの第1の光ディスク、いわゆるミニ
ディスクMDの分解斜視図(a)及び断面図(b)であ
る。
【0034】図1(a)において、第1の光ディスク
(以下、ディスク基板1という)は、ディスク基板1の
中央部に回転自在に固定するためのクランピングプレー
ト3を有し、上下のカートリッジ5a,5bに嵌着され
た状態であり、カートリッジ5a,5bには読み取り時
にカートリッジの開口(図示せず)を開くシャッタが取
り付けられている。
【0035】図1(b)に示すように、ディスク基板1
は、ポリカーボネートからなり、中央部にクランピング
プレート3(磁性板)を取り付けてある。ディスク基板
1の厚さは1.2mm、内側は1.8mmと厚くなって
いる。なお、再生専用ディスク,録音用ディスクともに
同じ形状になっている。
【0036】また、このディスク基板1は、駆動装置に
装着するときに芯出しが必要になるので、後述する直径
120mmの光ディスクと同様に、ディスク基板1の内
周エッジを基準にして中心を合わせるようにしている。
【0037】次に、図2は、光ディスク駆動装置に挿脱
可能な直径120mmの第2の光ディスク(いわゆるC
D)の上面図(a)及び断面図(b)である。
【0038】図2(a)において、第2の光ディスク
(以下、ディスク基板9という)は、ディスク基板9の
中央部に回転自在に固定するための穴を有している。こ
のディスク基板9は、駆動装置に装着するときに芯出し
が必要になるので、ディスク基板9の内周エッジを基準
にして中心を合わせるようにしている。また、図2
(b)に示すように、ディスク基板9は、ポリカーボネ
ートからなり、その厚さは1.2mmと均一になってい
る。
【0039】図3は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク駆動装置の外観を示す図である。
【0040】図3に示すように、光ディスク駆動装置1
1は、ディスク基板1を内包するカートリッジ、又は、
ディスク基板9を、ユニット操作面13上の1つの開口
部15から挿脱してディスク基板1、9を同一筐体内で
駆動するものであり、例えば1DIN規格サイズのユニ
ットに収納できるので、車両インストルメントパネル内
に収納面積を取らずに搭載することができる。
【0041】また、開口部15は、後述するカートリッ
ジ5を上方から、ディスク基板9を下方から挿脱するた
めの上凸形状からなるので、例えばカートリッジ5又は
ディスク基板9の挿着時に発生する斜め入りを防止する
ことができる。
【0042】次に、図4(a)は、光ディスク駆動装置
11の開口部15を図3に示す矢視B方向から眺めた俯
瞰図であり、図4(b)は、矢視A方向から眺めた開口
図である。
【0043】図4(a)において、ディスク保持構造体
21は、ディスク基板1又はディスク基板9を保持する
ための構造体である。ローディング用ローラ23は、開
口部15の中央部に付づくに従って外径が小さくなるよ
うな形状を有するゴム材からなり、カートリッジ5又は
ディスク基板9をディスク保持構造体21まで移動する
ものである。シャッタ開閉爪25は、カートリッジ5の
シャッタ7をローディング用ローラ23の動作に応じて
開閉するための爪である。ガイドレール27a,27b
は、カートリッジ5がローディング用ローラ23によっ
て移動される際に所定位置に案内するものである。
【0044】図4(a)において、ディスク識別ピン2
9は、ディスク基板9が挿入されるに従ってディスク基
板9に押されて外周に移動されるピンである。
【0045】ここで、開口部15に挿入されるディスク
の識別方法について説明する。
【0046】ディスク基板9が挿入された場合、例えば
ディスク識別ピン29の移動をスイッチの閉結に利用し
てこのスイッチ信号を検出する。カートリッジ5が挿入
された場合、例えばディスク識別ピン29は移動しない
ので前記スイッチの閉結はなく、かつ、カートリッジ5
の挿入に応じてローディング用ローラ23がカートリッ
ジ5の厚み分だけ下方に押し下げられることをスイッチ
の閉結に利用してこのスイッチ信号を検出する。
【0047】また、ディスク基板9の挿入及びカートリ
ッジ5の挿入にそれぞれ対応してOFF状態になるフォ
トカプラを設けて挿入されるディスクの種別を識別して
もよい。
【0048】次に、図5は、光ディスク駆動装置11を
側面から眺めた断面図である。
【0049】図5において、収納位置31は、ディスク
基板9が挿入された際に、ローディング用ローラ23が
ディスク基板9の回転を妨げないように収納しておくた
めの位置である。カートリッジ格納部33は、カートリ
ッジ5がローディング用ローラ23によって移動される
際に収納される位置である。ピックアップ35は、光デ
ィスク基板1又は9にレーザー光を照射してその反射光
を受光受光して電気信号に変換するものである。なお、
ディスク基板9を挿入した場合、まず、ピックアップ3
5はディスク保持構造体のターンテーブル49に当てて
空転抑制ギヤ65を介してターンテーブル49の回転運
動を制限するために用いられる。
【0050】次に、図6は、光ディスク駆動装置11の
ディスク保持構造体21を側面から眺めた側面図(a)
及び断面図(b)である。
【0051】図6において、第1のチャッキング面37
は、ディスク基板1を保持するために上部に永久磁石4
3を有するチャッキング面である。第2のチャッキング
面39は、ディスク基板9を保持するためのターンテー
ブル49上のチャッキング面である。スパイラルチャッ
クアッパーシェル41は、上部に永久磁石43を有する
第1のチャッキング面37と、底部に固定爪45を突出
させるための螺旋ミゾ67を有する。固定爪45は、ス
パイラルチャックアッパーシェル41底部の螺旋ミゾ6
7に沿って回転中心より外方向にスライドすることで、
ディスク基板9を第2のチャッキング面39上に固定す
る。スパイラルチャックロアシェル47は、上面にガイ
ドミゾ69を有し、固定爪45の移動を可能にする。タ
ーンテーブル49は、第2のチャッキング面39上にデ
ィスク基板9を保持する。ドライブシャフト51は、モ
ータ(図示しない)の回転軸に直結してディスク基板
1,9を駆動する。スチールプレート53は、電磁石G
又は電磁石Hの通電時に吸着してディスク保持構造体2
1を上下方向に移動させるための鉄板である。キー55
は、ドライブシャフト51と一体になってL型ミゾ構造
57を介在させてモータ(図示しない)の回転をディス
ク保持構造体21に伝達する。
【0052】L型ミゾ構造57は、ディスク保持構造体
21の下部側面に開けられたL型のミゾであり、垂直方
向のミゾはモータの回転をディスク保持構造体21の上
下移動に拘わらず伝達する一方、水平方向のミゾはター
ンテーブル49の回転を固定した状態でモータの回転を
スパイラルチャックアッパーシェル41に伝達し、固定
爪45を突出させるために用いる。
【0053】スラストベアリング59は、ターンテーブ
ル49と基板61との間に位置してターンテーブル49
を回転自在に支持するためのリング形状のベアリングで
ある。
【0054】空転抑制ギヤ63は、スパイラルチャック
ロアシェル47とターンテーブル49の動きを同期させ
るためのギアである。空転抑制ギヤ65は、ターンテー
ブル65の回転運動を制限するギアである。
【0055】電磁石Gは、通電時にスチールプレート5
3を吸着してディスク保持構造体21を上方向に移動さ
せるためのものである。電磁石Hは、通電時にスチール
プレート53を吸着してディスク保持構造体21を下方
向に移動させるためのものである。
【0056】次に、図7は、スパイラルチャックアッパ
ーシェル41の構造を示す図であり、図8は、スパイラ
ルチャックロアシェル47の構造を示す図である。
【0057】図7(a)において、スパイラルチャック
アッパーシェル41の上部には、ディスク基板1を保持
するために永久磁石43を有する第1のチャッキング面
37がある。図7(b)は、スパイラルチャックアッパ
ーシェル41の側面図である。図7(c)は、スパイラ
ルチャックアッパーシェル41の底面図であり、固定爪
45を外周方向の突出させるための3つの螺旋ミゾ67
が内側に掘られている。
【0058】図7(d)は、螺旋ミゾ67の性質を表す
ためのカム線図であり、円周上彫距離が増す毎に、即
ち、回転角が増す毎に回転中心からの距離が増加するよ
うな構造になっているので、固定爪45がこの螺旋ミゾ
67内を円周上の距離が増すように移動することで、回
転中心より外周方向にスライドして突出する。この結
果、スライドしてきた固定爪45とターンテーブル49
との間にディスク基板9が挟まれて、第2のチャッキン
グ面39上に固定される。
【0059】図8において、スパイラルチャックロアシ
ェル47の上部には、固定爪45が回転中心より外周方
向にスライドして突出するようにガイドするためのガイ
ドミゾ69が彫られている。
【0060】次に、図5〜図9を用いてディスク基板9
のチャッキング動作について説明する。なお、図9は、
ディスク基板9が第2のチャッキング面39に固定され
た結果を表す図である。
【0061】まず、図5に示すように、開口部15から
ディスク基板9(図示しない)を挿入すると、ディスク
識別ピン29a,bにより制御部(図示しない)がディ
スク基板のタイプを識別する。
【0062】ここで、ディスク基板9が挿入された場
合、例えばディスク識別ピン29の移動をスイッチの閉
結に利用してこのスイッチ信号を検出すればよい。ま
た、カートリッジ5が挿入された場合、例えばディスク
識別ピン29は移動しないので前記スイッチの閉結はな
く、かつ、カートリッジ5の挿入に応じてローディング
用ローラ23がカートリッジ5の厚み分だけ下方に押し
下げられることをスイッチの閉結に利用してこのスイッ
チ信号を検出すればよい。
【0063】次に、ローディング用ローラー23が回転
してディスク基板9を装置内に引き込む。次に、ディス
ク基板9をチャッキングするためのディスク保持構造体
21の真上まで引き込む。次に、ローディング用ローラ
23を収納位置31まで下げてディスク基板9をディス
ク保持構造体21の上に降ろす。
【0064】次に、図9に移り、ピックアップ35を初
期位置に移動して空転抑制ギヤ65を介してターンテー
ブル49の回転運動を制限する。なお、この時点ではモ
ータ(図示しない)は停止状態にあるものとする。同時
に、スパイラルチャックロアシェル47も空転抑制ギヤ
63を介してターンテーブル49の動きに同期させる。
即ち、この時点では、スパイラルチャックロアシェル4
7及びターンテーブル49はピックアップ35が初期位
置に移動しているので停止状態にある。
【0065】ここで、モータ(図示しない)に直結して
いるドライブシャフト51を上方から見て時計回しに回
転させる。即ち、ドライブシャフト51の回転に付随し
てドライブシャフト51に付加されたキー55が回転
し、L型ミゾ構造57を介してスパイラルチャックアッ
パーシェル41が回転する。
【0066】固定爪45はスパイラルチャックロアシェ
ル47によって停止状態にあるので、スパイラルチャッ
クアッパーシェル41が時計回りの方向に回転すると、
同時に、スパイラルチャックアッパーシェル41と固定
爪45の間に回転差が生じ、スパイラルチャックアッパ
ーシェル41と固定爪45に彫ってある3つの螺旋ミゾ
67により、スパイラルチャックアッパーシェル41と
スパイラルチャックロアシェル47の間にある固定爪4
5は回転中心より外周方向にスライドされる。この結
果、スライドしてきた固定爪45とターンテーブル49
との間にディスク基板9が挟まれて、第2のチャッキン
グ面39上に固定される。
【0067】次に、図5〜図9を用いてディスク基板9
の排出動作について説明する。
【0068】まず、図9に示すように、ピックアップ3
5を初期位置に移動し、空転抑制ギヤ65を介してター
ンテーブル49の回転運動を停止状態にする。同時に、
スパイラルチャックロアシェル47も空転抑制ギヤ63
を介してターンテーブル49と同様に停止状態に同期す
る。
【0069】モータ(図示しない)に直結しているドラ
イブシャフト51を上方から見て反時計方向に回転さ
せ、L型ミゾ構造57を介してスパイラルチャックアッ
パーシェル41を回転させる。
【0070】固定爪45はスパイラルチャックロアシェ
ル47によって停止状態にあるので、スパイラルチャッ
クアッパーシェル41が時計回りの方向に回転すると、
スパイラルチャックアッパーシェル41と固定爪45の
間に回転差が生じ、スパイラルチャックアッパーシェル
41に彫ってある螺旋ミゾ67により、固定爪45は回
転中心方向にスライドして収納される。この結果、固定
爪45がスライド(格納)した後、ディスク基板9はタ
ーンテーブル49の第2のチャッキング面39上に載っ
ているだけの状態になり、チャッキングが解除される。
【0071】次に、図5に移って、ローディング用ロー
ラ23を収納位置31から上方に上げ、ディスク基板9
を掴む。次に、ローディング用ローラ23を逆回転し
て、ディスク基板9を開口部15まで排出する。
【0072】次に、図5及び図10を用いてディスク基
板1のチャッキング動作について説明する。なお、図1
0は、ディスク基板1が第1のチャッキング面37に固
定された結果を表す図である。
【0073】まず、図5に示すように、開口部15から
ディスク基板1を内包するカートリッジ5(図示しな
い)を挿入すると、ディスク識別ピン29a,bにより
制御部(図示しない)がディスクのタイプを識別する。
【0074】次に、ローディング用ローラ23でカート
リッジ5を装置内に引き込み、ガイドレール27a,b
にガイドされてカートリッジ5がカートリッジ格納部3
3の一番奥まで引き込まれる。ここで、ローディング用
ローラ23は保持状態を維持して、カートリッジ5を固
定する。即ち、カートリッジ5はカートリッジ格納部3
3とローディング用ローラ23との間に固定される。
【0075】次に、図10に移り、モータ(図示しな
い)に直結しているドライブシャフト51を上方から見
て時計回りに回転させ、ドライブシャフト51と一体構
造のキー55をL型ミゾ構造57の縦ミゾ上に移動す
る。
【0076】次に、電磁石Gに通電して電磁石Gをスチ
ールプレート53に吸着させ、スパイラルチャックアッ
パーシェル41等を上方に移動させる。この結果、スパ
イラルチャックアッパーシェル41の上面に埋め込んで
ある永久磁石43をディスク基板1のクラッピングプレ
ート3に吸着され、チャッキング動作が終了する。
【0077】次に、図5及び図10を用いてディスク基
板1の排出動作について説明する。
【0078】まず、図10に示すように、電磁石Hに通
電して電磁石Hにスチールプレート53を吸着させ、ス
パイラルチャックアッパーシェル41等を下方に移動さ
せ、ディスク基板1のクラッピングプレート3とスパイ
ラルチャックアッパーシェル53を分離させる。
【0079】次に、図5に移って、ローディング用ロー
ラ23を逆回転させて、ディスク基板1を内包するカー
トリッジ5を開口部15から排出する。
【0080】このように、情報を記憶するディスク基板
1を内包するカートリッジ5、又は、情報を記憶するデ
ィスク基板9とを、1つの開口部15から挿脱してディ
スク基板1又はディスク基板9を同一筐体内で駆動する
ことで、両光ディスクを同一ユニットで駆動することが
でき、かつ、ユニットを小型化することができるので、
1DIN規格サイズの光ディスク駆動装置11を提供す
ることができる。
【0081】また、カートリッジ5又はディスク基板9
が開口部15から挿入された場合には、カートリッジ又
はディスク基板9を回転駆動位置まで搬送するローディ
ングローラ23を有することで、両ディスク基板を同一
ユニットで駆動することができ、かつ、ユニットを小型
化することができるので、1DIN規格サイズの光ディ
スク駆動装置11を提供することができる。
【0082】さらに、ローディングローラ23は、カー
トリッジ5が開口部15から挿入された場合にはカート
リッジ5を押圧する一方、ディスク基板9が開口部15
から挿入された場合にはディスク基板9の回転を妨げな
いように収納位置31されることで、両光ディスクを同
一ユニットで駆動することができる。
【0083】さらにまた、カートリッジ5又はディスク
基板9を開口部15から挿入された場合には、カートリ
ッジ5又はディスク基板9を回転自在に保持するディス
ク保持構造21を有することで、両光ディスクを同一ユ
ニットで駆動することができ、かつ、ユニットを小型化
することができるので、1DIN規格サイズの光ディス
ク駆動装置11を提供することができる。
【0084】また、このディスク保持構造21は、ディ
スク基板1を保持するための第1のチャッキング面37
と、第1のチャッキング面37から下方に段差を有して
ディスク基板9を保持するための第2のチャッキング面
39とを有することで、内径の異なる両光ディスクを両
チャッキング面に保持させることができ、両光ディスク
を同一ユニットで駆動することができる。
【0085】さらに、第1のチャッキング面37は、カ
ートリッジ5の挿脱時には、ディスク基板1に着脱する
ために昇降することで、ディスク基板1を第1のチャッ
キング面37に保持させることができる。
【0086】また、ディスク基板9を回転自在に載置す
るターンテーブル49と、ターンテーブル49上に載置
されるディスク基板9上に突き出してディスク基板9を
回転自在に固定する固定爪45とを有することで、ター
ンテーブル49上にディスク基板9を回転自在に固定す
るようにしているので、ディスク基板9を駆動すること
ができる。なお、本実施の形態においては、ディスク基
板9について説明したが、本発明はディスク基板に限ら
れることなく、内径及び外径が異なるディスク基板にも
適応することができる。
【0087】さらに、固定爪45は、螺旋ミゾ67の回
転に応じて突き出すことで、ディスク基板9の挿脱を容
易に行うことができる。
【0088】さらにまた、螺旋ミゾ67は、回転角が大
きくなるにつれて回転中心からの距離が大きくなるよう
な形状からなることで、螺旋ミゾ67の回転に応じて固
定爪45の突き出しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク駆動装置に挿脱可能な直径64mm
の第1の光ディスクの分解斜視図(a)及び断面図
(b)である。
【図2】光ディスク駆動装置に挿脱可能な直径120m
mの第2の光ディスクの上面図(a)及び断面図(b)
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る光ディスク駆動装置
の外観を示す図である。
【図4】光ディスク駆動装置11の開口部15を図3に
示す矢視B方向から眺めた俯瞰図(a)と、矢視A方向
から眺めた開口図(b)である。
【図5】光ディスク駆動装置11を側面から眺めた断面
図である。
【図6】光ディスク駆動装置11のディスク保持構造体
21を側面から眺めた側面図である。
【図7】スパイラルチャックアッパーシェル41の構造
を示す図である。
【図8】スパイラルチャックロアシェル47の構造を示
す図である。
【図9】ディスク基板9が第2のチャッキング面39に
固定された結果を表す図である。
【図10】ディスク基板1が第1のチャッキング面37
に固定された結果を表す図である。
【図11】従来の直径64mm及び直径120mmの光
ディスクプレーヤの保持構造である。
【符号の説明】
1 ディスク基板 3 クランピングプレート 5 カートリッジ 9 ディスク基板 11 光ディスク駆動装置 15 開口部 21 ディスク保持構造体 23 ローディング用ローラ 29 ディスク識別ピン 31 収納位置 37 第1のチャッキング面 39 第2のチャッキング面 41 スパイラルチャックアッパーシェル 43 永久磁石 45 固定爪 47 スパイラルチャックロアシェル 49 ターンテーブル 51 ドライブシャフト 53 スチールプレート 55 キー 57 L型ミゾ構造 63 空転抑制ギヤ 65 空転抑制ギヤ 67 螺旋ミゾ G,H 電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04 313 G11B 17/04 413 G11B 17/028 601

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する直径64mmの第1の光
    ディスクを内包するカートリッジ、又は、情報を記憶す
    る直径120mmの第2の光ディスクを、1つの開口部
    から挿脱して第1又は第2の光ディスクを同一筐体内で
    駆動する光ディスク駆動装置において、 前記カートリッジ又は前記第2の光ディスクを開口部か
    ら挿入された場合には、第1又は第2の光ディスクを回
    転自在に保持するディスク保持構造を有し、 前記ディスク保持構造は、前記第1の光ディスクを保持
    するための第1のチャッキング面と、第1のチャッキン
    グ面から下方に段差を有して前記第2の光ディスクを保
    持するための第2のチャッキング面とを有し、 前記第1のチャッキング面は、前記カートリッジの挿脱
    時には、第1の光ディスクに着脱するために昇降するこ
    とを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 情報を記憶する直径64mmの第1の光
    ディスクを内包するカートリッジ、又は、情報を記憶す
    る直径120mmの第2の光ディスクを、1つの開口部
    から挿脱して第1又は第2の光ディスクを同一筐体内で
    駆動する光ディスク駆動装置において、 光ディスクを回転自在に載置するターンテーブルと、 ターンテーブル上に載置される光ディスク上に突き出し
    て該光ディスクを回転自在に固定する固定爪と、を有す
    ることを特徴とする光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記固定爪は、 螺旋ミゾの回転に応じて突き出すことを特徴とする請求
    項2記載の光ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記螺旋ミゾは、 回転角が大きくなるにつれて回転中心からの距離が大き
    くなるような形状からなることを特徴とする請求項3
    載の光ディスク駆動装置。
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