JPH04101925U - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JPH04101925U
JPH04101925U JP1815791U JP1815791U JPH04101925U JP H04101925 U JPH04101925 U JP H04101925U JP 1815791 U JP1815791 U JP 1815791U JP 1815791 U JP1815791 U JP 1815791U JP H04101925 U JPH04101925 U JP H04101925U
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slider
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勝朗 下前
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株式会社ケンウツド
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Abstract

(57)【要約】 [目的]1つの摩擦クラッチにより前進方向プレイ時と
後退方向プレイ時とのテイクアップトルクを与える。 [構成]回動可能な低速送り用中間ギヤアーム25にギ
ヤアセンブリ33を回転可能に支持し、ギヤアセンブリ
33に摩擦クラッチを設け、この摩擦クラッチにより巻
取側リール台および供給側リール台にテイクアップトル
クを加える。 [効果]前進方向プレイ時と後退方向プレイ時とでテイ
クアップトルクに差が生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はカセットテープレコーダに係わり、特に、後退方向プレイ(R−P LAY)可能なカセットテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の後退方向プレイ可能なテープレコーダではプレイ時のテイクアップトル クは巻取側リール台および供給側リール台の夫々に設けられた摩擦クラッチによ り加えられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
上記した従来のものにおいては、テイクアップトルク用の摩擦クラッチが2個 必要であるため部品点数が多くなり製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】 また、前進方向プレイ時と後退方向プレイ時とで異なる摩擦クラッチを用いる ため、テイクアップトルクに差が生じるという欠点があった。
【0005】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ は、部品点数が少なく製造コストの安いテープレコーダを提供することにある。
【0006】 この考案の他の目的は前進方向プレイ時と後退方向プレイ時とで同一の摩擦ク ラッチを用いることにより、テイクアップトルクに差が生じないテープレコーダ を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案のテープレコーダは、後退方向プレイ可能なテープレコーダにおいて 、回動可能な低速送り用中間ギヤアームにギヤアセンブリを回転可能に支持し、 前記ギヤアセンブリに摩擦クラッチを設け、この摩擦クラッチにより巻取側リー ル台および供給側リール台にテイクアップトルクを加えるように構成したもので ある。
【0008】
【作用】
この考案のテープレコーダによれば、前進方向プレイ時には低速送り用中間ギ ヤアームが巻取側リール台方向に回動し、低速送り用中間ギヤアーム支持された ギヤアセンブリが巻取側リール台のギヤと噛合い、ギヤアセンブリに含まれた摩 擦クラッチによりテイクアップトルクが加えられる。
【0009】 また、後退方向プレイ時には低速送り用中間ギヤアームが供給側リール台方向 に回動し、低速送り用中間ギヤアーム支持されたギヤアセンブリが供給側リール 台のギヤと噛合い、ギヤアセンブリに含まれた前記摩擦クラッチによりテイクア ップトルクが加えられる。
【0010】
【実施例】
この考案の実施例であるテープレコーダを図面に基づいて説明する。図1はこ の考案の実施例であるテープレコーダを示す分解斜視図である。図において、1 は板金で作られたシャーシであり、プラスチック製のメカベース2が締着される 。3はテープ駆動モータであり、メカベース2に締着される。テープ駆動モータ 3の回転軸にはプーリ3aが固着されている。前進方向キャプスタン4はシャー シ1に締着されるハウジング10に設けられた軸受けに回転自在に支持されてい る。前進方向キャプスタン4にはギヤ4bおよびフライホイール4aが固着され ている。後退方向キャプスタン5はシャーシ1に締着されるハウジング11に設 けられた軸受けに回転自在に支持されている。後退方向キャプスタン5にはフラ イホイール5aが固着されている。プーリ7は軸6に回転自在に支持されている 。
【0011】 図2に上記各プーリに掛渡されたベルト9の状態を示す。図2は図1における 上方向から見た図であり。プーリ3a、プーリ7およびフライホイル4aは反時 計方向に回転し、フライホイル5aは時計方向に回転する。図3に示すように、 軸6はメカベース2に軸受けを介して回転自在に支持されており、軸6にはギヤ 6a、摩擦板6bおよびストッパ6cが固着されている。プーリ7と摩擦板6b との間に圧縮コイルばね8が配置されプーリ7は摩擦板6bに圧接されている。 プーリ7と摩擦板6bとの間の摩擦トルクは通常のテープ送りにおいてプーリ7 と摩擦板6bとがスリップしない程度に大きく、テープエンドでテープを破断す る程は大きくない。
【0012】 図1に示す12はヘッドシャーシであり、シャーシ1に前後方向摺動自在に支 持され、図示していないばねにより前方向に付勢されている。ヘッドシャーシ1 2には磁気ヘッドハウジング13が固着されており、磁気ヘッドハウジング13 は磁気ヘッドを180°回動可能に支持している。磁気ヘッドと一体に設けられ たギヤ14は磁気ヘッドハウジング13に回動自在に支持された扇ギヤ15と噛 合っている。扇ギヤ15と磁気ヘッドハウジング13との間に掛けられた捩りコ イルばね16は扇ギヤ15の2つの回動位置を安定させる。
【0013】 17はプレイ方向選択スライダでありヘッドシャーシ12に左右方向摺動自在 に支持されている。プレイ方向選択スライダ17に設けられた下向き折曲部17 aの溝はカム溝従動スライダ18の突起18aと係合しており、プレイ方向選択 スライダ17はカム溝従動スライダ18により左右方向に駆動される。プレイ方 向選択スライダ17の溝17bは扇ギヤ15と一体に設けられたアームと係合し ておりプレイ方向選択スライダ17は扇ギヤ15を回動させて磁気ヘッドを反転 させる。プレイ方向選択スライダ17に設けられた上向き折曲部17cおよび1 7dのいずれか一方がピンチローラホルダー19および20に設けられた捩りコ イルばね23および24のいずれかの内側アームと係合する。プレイ方向選択ス ライダ17の突起部17eおよび17fのいずれか一方が低速送り用中間ギヤア ーム25に設けられた捩りコイルばね26の左右いずれかのアームと係合する。 なお、図はプレイ方向選択スライダ17がテープ前進方向の位置にある場合を示 しており、テープ後退方向の位置については突起17fのみを点線で示している 。 ピンチローラホルダー19および20は夫々ハウジング10および11に設 けられた軸に回動自在に支持されており、ピンチローラ21および22を回転自 在に支持している。ピンチローラホルダー19および20に設けられた捩りコイ ルばね23および24の外側アームはメカベース2の突起2cおよび2bと圧接 しており、通常はピンチローラ21および22はキャプスタン4および5から離 れている。
【0014】 スライダ27はシャーシ1に前後方向摺動自在に支持されており、セレクトス ライダ28はスライダ27に左右方向摺動自在に支持されている。カムギヤ29 はメカベース2に一体に設けられた軸2aに回転自在に支持されている。トリガ ーアーム30はメカベース2に一体に設けられた軸2dに回動自在に支持され、 メカベース2との間に掛けられた引張りコイルばね31により時計方向に付勢さ れている。なお、カムギヤ29とトリガーアーム30の上方への移動はシャーシ 1により規制される。トリガーアーム30はさらにシャーシ1に固定されたソレ ノイド32のプランジャ32aと係合している。
【0015】 低速送り用中間ギヤアーム25はシャーシ1に回動自在に支持されており、そ れに下向きに立設された軸25aによりギヤアセンブリ33を回転自在に支持し ている。ギヤアセンプリ33の構造は図11に示されている。図に示すように、 軸25aに回転自在に支持されたベース39にギヤ40が圧入されており、その 間に圧縮コイルばね42,ギヤ41およびフェルト43が配置されている。すな わち、ギヤ40、フェルト43およびギヤ41で摩擦クラッチが形成されており 、その摩擦トルクはプレイ時にテープをキャプスタンからスリップさせる程度に は大きくない。
【0016】 ギヤ34はメカベース2に回転自在に支持されており、その大歯車はギヤ6a の大歯車と噛合っている。高速送り用中間ギヤアーム35は軸35aを介してメ カベース2に回動自在に支持され、図示していない捩りコイルばねにより図に示 す中立位置に付勢されている。高速送り用中間ギヤアーム35は左右に中間ギヤ 36,36を回転自在に支持している。供給側リール台37はメカベース2に回 転自在に支持されており、上部に大歯車37aが下部に小歯車37bが一体に形 成されている。巻取側リール台38はメカベース2に回転自在に支持されており 、上部に大歯車38aが下部に小歯車38bが一体に形成されている。
【0017】 図4および図5にカムギヤ29とトリガーアーム30との関係を示す。図4は カムギヤ29がテープレコーダストップ状態の回転位置にあるときを示す。この 状態ではヘッドシャーシ12を付勢するばねの力がスライダ27の折曲げ部27 aを介してカムギヤ29に設けられたカム29eに加えられ、カムギヤ29は時 計方向に付勢されているが、カムギヤ29に設けられたストッパ29cがトリガ ーアーム30に設けられた突起30aに当接してカムギヤ29は停止している。 なお、このとき、カムギヤ29の周囲のギヤは欠歯部29aがギヤ4bと対面し ており、ギヤ4bとカムギヤ29は噛合っていない。
【0018】 図4に示す状態において、50msecだけソレノイド32に通電すると、プ ランジャ32aはトリガーアーム30を引張りコイルばね31の弾力に抗して反 時計方向に回動させストッパ29cと突起30aの係合を解除し、カムギヤ29 は時計方向に回転し、ギヤ4bと噛合うようになりギヤ4bによりさらに時計方 向に駆動され図5に示す位置まで回転される。このとき、スライダ27は図1に おける後方向位置に移動される。
【0019】 図5はカムギヤ29がテープレコーダプレイ状態、早送り状態または巻戻し状 態の回転位置にあるときを示す。この状態ではヘッドシャーシ12を付勢するば ねの力がセレクトスライダ28およびスライダ27の折曲げ部27aを介してカ ムギヤ29に設けられたカム29eに加えられ、カムギヤ29は時計方向に付勢 されているが、カムギヤ29に設けられたストッパ29dがトリガーアーム30 に設けられた突起30aに当接してカムギヤ29は停止している。なお、このと き、カムギヤ29の周囲のギヤは欠歯部29bがギヤ4bと対面しており、ギヤ 4bとカムギヤ29は噛合っていない。
【0020】 図5に示す状態において、50msecだけソレノイド32に通電すると、プ ランジャ32aはトリガーアーム30を引張りコイルばね31の弾力に抗して反 時計方向に回動させストッパ29dと突起30aの係合を解除し、カムギヤ29 は時計方向に回転し、ギヤ4bと噛合うようになりギヤ4bによりさらに時計方 向に駆動され図4に示す位置まで回転される。このとき、スライダ27は図1に おける前方向位置に移動される。
【0021】 図6および図7にカムギヤ29とカム溝従動スライダ18との関係を示す。な お、カムギヤ29は裏面の状態が点線で描かれ、表面の状態は記されていない。 カムギヤ29の回動位置は図4の状態と図6の状態とで同じであり、図5の状態 と図7の状態とで同じである。カム溝従動スライダ18は捩りコイルばね44に より右方向に付勢されており、図6の状態でその右端がトリガーアーム30の突 起30bと当接している。なお、捩りコイルばね44の付勢力は引張りコイルば ね31の付勢力より小さい。カム溝従動スライダ18の突起18bはカムギヤ2 9の裏面に形成されている分岐を有するカム溝29fと係合している。
【0022】 前述したとおり、図6の状態から50msecだけソレノイドに通電するとカ ムギヤ29は図7の位置まで回転する。ソレノイドに通電開始後150msec 経過直前にソレノイドが通電されているとトリガーアーム30が反時計方向に回 動しており、突起18bはカム溝29fの外側の溝を通り、カム溝従動スライダ 18は移動されないが、ソレノイドに通電開始後150msec経過直前にソレ ノイドが通電されていないと、トリガーアーム30が時計方向に回動しており、 突起18bはカム溝29fの内側の溝を通り、カム溝従動スライダ18は左方向 に移動され図7に示す状態となる。このとき、プレイ方向選択スライダ17は突 起18aにより左方向に移動されて磁気ヘッドは反転状態(R−PLAY位置) となっている。
【0023】 図8乃至図10はセレクトスライダ28とトリガーアーム30の関係を示す。 なお、図8はカムギヤ29が図4に示す状態(ストップ状態)であるときを示す 。セレクトスライダ28の突起28fはトリガーアーム30の穴30cと係合し ており、セレクトスライダ28はトリガーアーム30により左右方向に移動され る。ヘッドシャーシ12の下向き折曲部12bはセレクトスライダ28の穴28 bとスライダ27の穴27bに突入しており、ヘッドシャーシ12はセレクトス ライダ28により後方向に押される。なお、ヘッドシャーシ12は折曲部12b 以外の部分は示していない。
【0024】 図8に示すストップ状態からソレノイドに通電すると前述したとおり、カムギ ヤが回転を始めスライダ27の折曲部27aは矢印方向に動きセレクトスライダ 28を押すようになる。セレクトスライダ28が矢印方向に進むと折曲部12b を押すようになる。ソレノイドに50msec通電した後、通電を停止したまま とすると、トリガーアム30はセレクトスライダ28が折曲部12bに圧接する とき時計方向に回動しておりセレクトスライダ28は図8に示す左側位置にある 。なお、トリガーアム30の時計方向の回動はセレクトスライダ28の穴の端面 28cと折曲部12bとの接触により制限されている。この状態でカムギヤがプ レイ位置まで回動すると、ヘッドシャーシ12は大きく後方向に移動する。この とき、プレイ方向選択スライダ17が右位置すなわちヘッド正転位置にあると、 折曲部17dが捩りコイルばね23の内側アームを押してピンチローラ21をキ ャプスタン4に圧接しテープを右方向に送る。また、プレイ方向選択スライダ1 7の突起部17eが低速送り用中間ギヤアーム25に設けられた捩りコイルばね 26の左側アームを押して低速送り用中間ギヤアーム25を時計方向に回動させ る。従って、ギヤ6aの小歯車がギヤアセンブリ33のギヤ40と噛合いギヤ4 1は巻取側リール台38の大歯車38aと噛合う。すなわち、巻取側リール台3 8はギヤアセンブリ33のクラッチを介してテイクアップトルクが加えられる。 磁気ヘッドはテープと接触しておりテープレコーダは前方向プレイ(F−PLA Y)状態となる。また、上記状態でヘッドシャーシ12が後退するときに、プレ イ方向選択スライダ17が左位置すなわちヘッド逆転位置にあると、折曲部17 cが捩りコイルばね24の内側アームを押してピンチローラ22をキャプスタン 5に圧接しテープを左方向に送る。また、プレイ方向選択スライダ17の突起部 17fが低速送り用中間ギヤアーム25に設けられた捩りコイルばね26の右側 アームを押して低速送り用中間ギヤアーム25を反時計方向に回動させる。従っ て、ギヤ34の小歯車がギヤアセンブリ33のギヤ40と噛合いギヤ41は供給 側リール台37の大歯車37aと噛合う。すなわち、供給側リール台38はギヤ アセンブリ33のクラッチを介してテイクアップトルクが加えられる。磁気ヘッ ドはテープと接触しておりテープレコーダは後方向プレイ(R−PLAY)状態 となる。
【0025】 カムギヤストップ状態からソレノイド通電開始してから、150msecから 300msec経過する間ソレノイドに通電し、その後ソレノイド通電を停止す ると、折曲部12bはセレクトスライダ28が図9に示す中間位置において、ス ライダ27の穴27bのエッジ27cで押されるようになる。すなわち、トリガ ーアーム30はセレクトスライダ28の穴28bの段差の上面が折曲部12bと 圧接する直前には反時計方向に付勢され、セレクトスライダ28の突起28aが 高速送り用中間ギヤアーム35の突起35bを押すようになる前に時計方向に付 勢される。また、セレクトスライダ28の穴の端面28dが折曲部12bと接す る状態で折曲部12bが押される。このときのヘッドシャーシ12のストローク は小さくピンチローラはキャプスタンに圧接するにいたらない。また、低速送り 用中間ギヤアーム25の回動は突起25bとヘッドシャーシ12の穴の端面12 aとの接触により制限されてギヤアセンブリ30のギヤ40はギヤ6aまたは3 4と噛合うにいたらない。高速送り用中間ギヤアーム35の突起35bはセレク トスライダ28の突起28aの右側傾斜端面で押され高速送り用中間ギヤアーム 35は反時計方向に回動し右側の中間ギヤ36がギヤ6bの大歯車および巻取側 リール台38の小歯車38bと噛合い巻取側リール台38は反時計方向に高速回 転される。セレクトスライダ28は左方向の反力を受けるが突起28gがメカベ ース2のガイド2eの端面2fで支えられ、また、穴28bの端面28dが折曲 部12bで支えられセレクトスライダ28が左方向に移動することはない。磁気 ヘッドはテープに軽く接触しており、磁気ヘッドが正転位置であれば磁気ヘッド 正転位置早送り(F−FF)状態となり、磁気ヘッドが反転位置であれば磁気ヘ ッド反転位置巻戻し(R−REW)状態となる。
【0026】 カムギヤストップ状態からソレノイド通電開始してから、150msecから 450msec経過する間ソレノイドに通電し、その後ソレノイド通電を停止す ると、折曲部12bはセレクトスライダ28が図10に示す右側位置において、 スライダ27の穴27bのエッジ27cで押されるようになる。すなわち、トリ ガーアーム30はセレクトスライダ28の穴28bの段差の上面が折曲部12b と圧接する直前からセレクトスライダ28の突起28aが高速送り用中間ギヤア ーム35の突起35bを押すようになる前まで反時計方向に付勢されており、セ レクトスライダ28の穴の端面28eが折曲部12bと接する状態で折曲部12 bが押される。このときのヘッドシャーシ12のストロークは小さくピンチロー ラはキャプスタンに圧接するにいたらない。また、低速送り用中間ギヤアーム2 5の回動は突起25bとヘッドシャーシ12の穴の端面12aとの接触により制 限されてギヤアセンブリ30のギヤ40はギヤ6aまたは34と噛合うにいたら ない。高速送り用中間ギヤアーム35の突起35bはセレクトスライダ28の突 起28aの左側傾斜端面で押され高速送り用中間ギヤアーム35は時計方向に回 動し左側の中間ギヤ36がギヤ34の大歯車および供給側リール台37の小歯車 37bと噛合い供給側リール台37は時計方向に高速回転される。セレクトスラ イダ28は右方向の反力を受けるが突起28gがメカベース2のガイド2eの端 面2gで支えられ、また、穴28bの端面28eが折曲部12bで支えられセレ クトスライダ28が右方向に移動することはない。磁気ヘッドはテープに軽く接 触しており、磁気ヘッドが正転位置であれば磁気ヘッド正転位置巻戻し(F−R EW)状態となり、磁気ヘッドが反転位置であれば磁気ヘッド反転位置早送り( R−FF)状態となる。
【0027】 図12に上述の状態遷移のタイムチャートを示す。図において上段に示す各状 態への遷移開始時点をその下の縦線で示す。下段のA〜Lのアルファベットで示 す期間は遷移期間を示す。時間はmsec単位で数字で示している。また、グラ フの上線でソレノイド通電を示し、下線でソレノイド通電停止を示す。
【0028】
【考案の効果】
この考案のテープレコーダによれば、テイクアップトルクを加える摩擦クラッ チが1つであるため。部品点数が少なく製造コストが安くなる。
【0029】 また、前進方向プレイ時と後退方向プレイ時とでテイクアップトルクに差が生 じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例であるテープレコーダを示す
分解斜視図である。
【図2】同テープレコーダのモータ駆動系統を示す図で
ある。
【図3】同テープレコーダの部分を示す断面図である。
【図4】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図5】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図6】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図7】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図8】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図9】同テープレコーダの部分を示す平面図である。
【図10】同テープレコーダの部分を示す平面図であ
る。
【図11】同テープレコーダの部分を示す断面図であ
る。
【図12】同テープレコーダの状態遷移を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 メカベース 3 テープ駆動モータ 4 前進方向キャプスタン 5 後退方向キャプスタン 6 軸 7 プーリ 8 圧縮コイルばね 9 ベルト 12 ヘッドシャーシ 18 カム溝従動スライダ 25 低速送り用中間ギヤアーム 27 スライダ 28 セレクトスライダ 29 カムギヤ 30 トリガーアーム 35 高速送り用中間ギヤアーム 37 供給側リール台 38 巻取側リール台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後退方向プレイ可能なテープレコーダに
    おいて、回動可能な低速送り用中間ギヤアームにギヤア
    センブリを回転可能に支持し、前記ギヤアセンブリに摩
    擦クラッチを設け、この摩擦クラッチにより巻取側リー
    ル台および供給側リール台にテイクアップトルクを加え
    ることを特徴とするテープレコーダ。
JP1815791U 1991-01-31 1991-01-31 テープレコーダ Pending JPH04101925U (ja)

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