JPH0410133Y2 - - Google Patents

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JPH0410133Y2
JPH0410133Y2 JP1987009159U JP915987U JPH0410133Y2 JP H0410133 Y2 JPH0410133 Y2 JP H0410133Y2 JP 1987009159 U JP1987009159 U JP 1987009159U JP 915987 U JP915987 U JP 915987U JP H0410133 Y2 JPH0410133 Y2 JP H0410133Y2
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JP
Japan
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elastic pad
open cells
microballoons
foam sheet
thickness direction
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JP1987009159U
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JPS63115855U (ja
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車室内の天井、側壁等の内装
材に用いて居住性の向上に好適な弾性パツドに関
する。
(従来の技術) 自動車室内のドアー等に用いる弾性パツドとし
て、従来は、第6図に示すようなポリウレタンか
らなり連続気泡1aを有する発泡シート1または
ポリプロピレン、ポリエチレン等の単独気泡を有
する発泡シートが使用されていた。すなわち、上
記のドアー等の基板に上記の発泡シート1を接着
剤により固定し、その表面に織物、編物または合
成皮革等の表面シートを重ね、高周波ウエルダに
よつて任意の模様状に表面シートを基材に溶着さ
せていた。
(考案が解決しようとする問題点) 従来使用されたポリウレタン製の発泡シート1
は。連続気泡1aを有していたので、通気性が良
好で、柔軟な弾性を有し、弾性回復に優れている
反面、圧縮率が大きく、押さえたときに底ヅキ感
があり、特にポリウレタン製のものはウエルダに
よるステツチキルテイング状の模様付け融着が不
可能であり、保温性、居住性、断熱性等に乏しい
という問題があつた。また、ポリプロピレンやポ
リエチレン製のものは、高周波ウエルダによる模
様付けおよび接合が不可能であると共に寸法が熱
によつて変化し易いという問題があつた。
この考案は、連続気泡を有する発泡シートにお
いて、その底ヅキ感が無く、ウエルダによる模様
付けと接合が可能で、保温性、居住性、断熱性に
優れた弾性パツドを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 第1図に示すように、連続気泡1aを有する合
成樹脂製の発泡シート1において、上記の連続気
泡1a内にポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル等のガスバリヤ性を備
えた樹脂からなりイソプロパン、ブタン等のガス
を封入したマイクロバルーン2を充填し、これら
のマイクロバルーン2を相互に、または上記連続
気泡1aの内壁に接着する。
この考案の発泡シート1は、連続気泡1aを有
するものであれば、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ルその他の合成樹脂のいずれでもよい。そして、
この考案の弾性パツドは、発泡前のマイクロバル
ーン2に接着剤用樹脂、増粘剤および助剤を加え
混練して得られる塗料を上記の発泡シート1に含
浸させ、加熱してマイクロバルーン2を膨張さ
せ、しかるのち冷却してマイクロバルーン1を膨
張状態に固定すると共に接着剤を乾燥することに
よつて得られる。なお、塗料を含浸させる手段
は、浸漬、塗布、スプレー等のいずれでもよい。
(作用) 連続気泡1aにマイクロバルーン2が充填され
ているので、このマイクロバルーン2が連続気泡
1aの通気に抵抗を与え、通気抵抗が増大すると
共に、加圧した際には発泡シート1の圧縮抵抗に
マイクロバルーン2の圧縮抵抗が加わり、弾性パ
ツドとしての圧縮抵抗が増大し、圧縮率が低下
し、圧縮弾性が減少する。そして、マイクロバル
ーン2の充填密度に応じて圧縮率が変化する。す
なわち、充填密度を増大すれば圧縮率が小さくな
り、充填密度が減少すれば圧縮率が大きくなる。
(実施例) 連続気泡1aを有する発泡シート1として、空
隙率98%、圧縮弾性率98.7%、圧縮率70.5%、厚
さ3mmのポリウレタン発泡シートを用いた。一
方、イソプロパンガスを含有するポリ塩化ビニル
製のマイクロバルーン78重量部と、接着用の酢酸
ビニール・エチレン・塩化ビニールの共重合体系
エマルジヨン(スミカフレツクス830、住友化学
工業株式会社製)22重量部およびアクリル酸エス
テル系の増粘剤(D251、互応化学工業株式会社
製)0.5重量部とを混合して塗料を調製した。得
られた塗料に上記の発泡シート1を浸漬し、0.5
分後に引上げ、絞り率50%になるようにニツプロ
ールで調整し、オーブン中で120℃に2分間加熱
してマイクロバルーン2を膨張させると共に塗料
を乾燥してマイクロバルーン2を相互に、かつ連
続気泡1aに接着した。得られた実施例1の弾性
パツド11は、第1図に示すようにマイクロバル
ーン2が連続気泡1a中にほぼ均一に充填され、
空隙率51%、圧縮弾性率85.1%、圧縮率5.8%で
あつて、この弾性パツドを木質系ハードボードの
基板上に重ね、更に表面にポリエステル繊維の編
地および塩化ビニールシートを重ね、高周波ウエ
ルダによつてステツチキルテイング状の模様を付
したところ、弾性パツドが細い線状に凹み、この
線に沿つて基板、弾性パツドおよび編地が一体に
接着され、美しい模様を形成し、かつ指で押さえ
たとき底ヅキ感が無く、乗用車のドアー用として
好適であつた。
上記の発泡シート1として厚み6mmのポリウレ
タン発泡シートを用いて同様に加熱し、第2図に
示す実施例2の弾性パツド12を得た。この場合
は、マイクロバルーン2が表裏両面のみに充填さ
れており、空隙率83%、圧縮弾性率90.7%、圧縮
率5.8%であつて、実施例1と同様に基板に編織
地を重ねてウエルデイングすることが可能であ
り、サンバイザー等に好適であつた。
また、上記実施例2で得られた弾性パツド12
を半分の厚さに漉割したところ、第3図に示すよ
うに、マイクロバルーン2の充填密度が片側(第
3図下側)で密で、反対側で粗な実施例3の弾性
パツド13が得られた。この場合は、空隙率83
%、圧縮弾性率92.5%、圧縮率6.6%であり、座
席シート用として好適であつた。
第4図は、ポリエステル繊維からなるスパンボ
ンド不織布3の片面に実施例1の弾性パツド11
を接着して複合パツドとしてものであり、この場
合は、不織布3の存在により、底ヅキ感が更に解
消する。第5図は、第4図の不織布3の代りに、
ガラス繊維で補強されたポリウレタン発泡体、す
なわち繊維補強発泡シート4を用いたものであ
り、この場合は寸法安定性、剛性および耐熱性に
優れ、車両用天井材として好適であつた。
(考案の効果) この考案は、発泡シートの連続気泡にマイクロ
バルーンを充填したものであるから、このマイク
ロバルーンの充填密度を調節することにより、ま
た充填密度の粗な部分と密な部分を設けることに
より、空隙率、圧縮弾性率および圧縮率等を目的
に応じて所望の大きさに設定し、自動車等の内装
材に使用した場合にクツシヨン性、保温性、断熱
性、吸汗性、通気性等を改善し、底ヅキ感を解消
し、居住性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例1の断面図、第2図
は実施例2の断面図、第3図は実施例3の断面
図、第4図および第5図は使用状態を示す断面
図、第6図は従来の発泡シートの断面図である。 1……発泡シート、1a……連続気泡、2……
マイクロバルーン、11,12,13……弾性パ
ツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 連続気泡を有する合成樹脂製の発泡シー
    トにおいて、上記の連続気泡内にガスバリヤ性
    のある樹脂からなり、イソプロプロパン、ブタ
    ン等のガスを封入した多数のマイクロバルーン
    が充填され、これらのマイクロバルーンが相互
    に、または連続気泡の内壁に接着されているこ
    とを特徴とする弾性パツド。 〔2〕 発泡シートがポリウレタンからなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の弾性パツド。 〔3〕 マイクロバルーンの充填密度が厚さ方向
    の中間で小さくなつている実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載の弾性パツド。 〔4〕 マイクロバルーンの充填密度が厚さ方向
    の一端で最大となり、他端で最小となるように
    厚さ方向に沿つて変化している実用新案登録請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載
    の弾性パツド。
JP1987009159U 1987-01-23 1987-01-23 Expired JPH0410133Y2 (ja)

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JPS63115855U JPS63115855U (ja) 1988-07-26
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