JPH04101239U - 閃絡表示器 - Google Patents

閃絡表示器

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JPH04101239U
JPH04101239U JP760091U JP760091U JPH04101239U JP H04101239 U JPH04101239 U JP H04101239U JP 760091 U JP760091 U JP 760091U JP 760091 U JP760091 U JP 760091U JP H04101239 U JPH04101239 U JP H04101239U
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JP
Japan
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flash
transmission tower
fault
sound wave
power transmission
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Pending
Application number
JP760091U
Other languages
English (en)
Inventor
箕田義行
川野忠志
大麻道
武田俊郎
Original Assignee
四国電力株式会社
四国計測工業株式会社
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Publication date
Application filed by 四国電力株式会社, 四国計測工業株式会社 filed Critical 四国電力株式会社
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 雷撃による閃絡の発生した送電鉄塔のみを確
実に表示し、隣接する送電鉄塔の閃絡事故や外乱による
誤動作のない閃絡表示器を提供すること。 [構成] 送電鉄塔部材11内を伝搬する事故電流を検
出コイル1で検出し、時限回路4で所定の時間電子スイ
ッチ5を導通させる。電子スイッチ5が導通すると、電
源6から増幅器8、駆動回路9が動作状態となり、この
状態で送電鉄塔部材11内を伝搬する音波が音波検出器
7で検出されると、表示装置10で閃絡が表示される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送電線若しくは送電鉄塔に雷撃を受けて閃絡事故が発生した場合に 、該閃絡事故が発生した送電鉄塔を表示する閃絡表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、雷撃によって送電鉄塔に流れる事故電流を検出し、該送電鉄塔に設 けられた火薬を爆発させ表示布を外部に放出して閃絡事故を表示する閃絡表示器 が知られている。このような従来の閃絡表示器では、各送電鉄塔が架空地線で相 互に結ばれているため、閃絡の発生した送電鉄塔のみならず隣接した送電鉄塔に も事故電流が流れるため、隣接した送電鉄塔でも表示布を放出して閃絡事故を誤 表示してしまうという欠点があった。
【0003】 これらの欠点を解消するために。架空地線の電流変化を検出して事故の発生し た送電鉄塔を表示する閃絡表示器も提案されているが、装置が大がかりであった り、送電鉄塔の最上部の架空地線に取り付けなければならないため、設置工事や 保守が大変であるという欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
また、空中を伝播してくる雷撃時の放電音と送電鉄塔の塔脚を流れる電流とを 検出して、該放電音と電流とが時間的に一致した場合に動作する閃絡表示器も提 案されている。しかし、この閃絡表示器は、空中を伝播する放電音を検出するの で、本来の放電音以外の外部音の影響を受け易く、塔脚を流れる事故電流と組み 合わせて閃絡を検出するにしても誤動作し易いという欠点を有している。 本考案は従来の閃絡表示器のこのような欠点を解消するためになされたもので あり、閃絡の発生した送電鉄塔のみを確実に表示できる閃絡表示器を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の閃絡表示器は、送電鉄塔部材内を伝搬する音波を検出する音波検出手 段と、前記送電鉄塔部材内を伝搬する事故電流を検出する電流検出手段と、該電 流検出手段が事故電流を検出し、かつ前記音波検出手段が音波を検出したときに 閃絡状態であることを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】 また、表示手段は、電流検出手段が事故電流を検出した後所定時間内に音波検 出手段が音波を検出した場合のみ閃絡状態であることを表示することを特徴とす る。
【0007】
【作用】
本考案の閃絡表示器においては、送電鉄塔に閃絡が発生した場合に、送電鉄塔 部材内を伝搬する事故電流を電流検出手段で検出するとともに、該送電鉄塔部材 内を伝搬する音波を音波検出手段で検出し、該音波検出手段と前記電流検出手段 の両者がともにそれぞれ音波と事故電流を検出した場合に閃絡状態であることを 表示手段により表示する。
【0008】 送電鉄塔に閃絡が発生した場合には、架空地線を介して事故電流が隣接する送 電鉄塔にも伝搬し、該隣接する送電鉄塔に敷設された閃絡表示器の電流検出手段 が該事故電流を検出する可能性があるが、放電音は閃絡が発生した送電鉄塔から 隣接する送電鉄塔まで空中を伝播してくる間に減衰し、該隣接する送電鉄塔部材 内を伝搬する音波のレベルは極めて小さなものとなるので、音波検出手段で検出 されることはなく、当該閃絡表示器が表示動作を行うことはない。そのため本考 案による閃絡表示器では、閃絡の発生した送電鉄塔のみに表示が出て、確実に閃 絡の発生した送電鉄塔を発見できる。
【0009】 また、本考案の閃絡表示器では、外乱の多い空中伝播音を検出するのではなく 、外乱の影響が少ない送電鉄塔部材内を伝搬する音波を検出するので、落雷と同 時刻に発生しやすい風による送電鉄塔・送電線のうなり、雨音、雷鳴等の雑音の 影響を受けにくく、動作が確実である。
【0010】 更に、本考案による閃絡表示器は、送電鉄塔の脚部下方に設置しても放電音や 事故電流を検出できるため、設置工事や保守作業を送電を中断することなく容易 に行うことができる。
【0011】 また、表示手段は、電流検出手段が事故電流を検出した後所定時間内に音波検 出手段が音波を検出した場合のみ閃絡状態であることを表示するので、閃絡発生 後事故電流に所定の時間遅れて伝搬してくる放電音のみを検出し、外部の雑音を 検出することがなく、極めて確実に表示動作がなされる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案の閃絡表示器の一実施例を説明する。
【0013】 図1は、本考案の構成を示すブロック図である。
【0014】 図1において、1は、送電鉄塔部材11を流れる事故電流を検出し、該事故電 流に応じた変動電圧を発生する検出コイルである。
【0015】 検出コイル1は保護回路2に接続されている。保護回路2は、検出コイル1か ら入力される電圧を所定の大きさに制限して出力してサージ電圧を吸収し、後段 の回路を過大電圧から保護する。
【0016】 保護回路2の出力信号は、整流回路3に入力される。整流回路3は、保護回路 2から出力される変動電圧を整流して直流電圧に変換する。
【0017】 整流回路3の出力信号は、時限回路4に入力される。時限回路4は、コンデン サと抵抗器とを組み合わせた積分回路であり、該時限回路4の時定数は、閃絡に より送電鉄塔部材11内を流れる事故電流と、該送電鉄塔部材11を伝搬する放 電音との時間差に一致するように設定されている。
【0018】 時限回路4の出力端子は電子スイッチ5の制御端子に接続されており、該時限 回路4の出力電圧が所定の大きさより大きい間のみ該電子スイッチ5が導通する 。
【0019】 電子スイッチ5の一方の端子は電源6に接続され、他方の端子は増幅器8及び 駆動回路9の電源端子に接続されている。これにより、電子スイッチ5が導通し ている間のみ、電源6から増幅器8及び駆動回路9に電力が供給され、増幅器6 及び駆動回路9が動作する。
【0020】 7は、圧電素子、マイクロフォン等の音波検出手段7aを遮音ケース7b内に収 納した音波検出器であり、送電鉄塔部材11に固着され、該送電鉄塔部材11内 を伝搬する音波を検出して音響信号として出力する。
【0021】 音波検出器7の出力信号は増幅器8に入力され、該増幅器8に電源6から電力 が供給されている間該増幅器8で増幅される。
【0022】 増幅器8の出力信号は、駆動回路9に入力される。駆動回路9は、表示装置1 0を駆動する回路である。
【0023】 表示装置10は、例えば表示布を内蔵しており、該表示布を係止している係止 部材の係止が駆動回路9により解除されると、前記表示布がスプリングの圧力に より外部に飛び出して、閃絡の発生を表示する。 保護回路2、整流回路3、時限回路4、電子スイッチ5、電源6、増幅器8、 駆動回路9及び表示装置10は例えばパッケージ化され、このパッケージ12は 送電鉄塔部材11の脚部下部に設置できるようになっている。
【0024】 次に、本実施例の動作を説明する。
【0025】 送電鉄塔が雷撃され閃絡が発生すると、送電鉄塔部材11内に事故電流が流れ 、該事故電流を検出コイル1が検出し、検出コイル1の両端に電圧が発生する。
【0026】 該検出コイル1に発生した電圧は、保護回路2を介して整流回路3で整流され て、直流電圧に変換され、時限回路4のコンデンサに充電される。
【0027】 時限回路4の出力電圧が所定の電圧以上である間、即ち時限回路4のコンデン サに所定の電圧以上の電荷が充電され、該電荷が所定の電圧以下に放電されるま での間、電子スイッチ5が導通し、電源6から増幅器8及び駆動回路9に電源電 圧が供給され、該増幅器8及び駆動回路9が動作状態となる。
【0028】 一方、前記事故電流より遅れて送電鉄塔部材11内を伝搬してくる雷撃による 放電音は、音波検出器7によって検出され、該音波検出器7の出力電圧が、動作 状態になっている増幅器8によって増幅され、駆動回路9に入力される。
【0029】 駆動回路9は増幅器8からの信号により表示装置10内の係止部材を解除し、 表示装置10から表示布が飛び出して、当該送電鉄塔の閃絡事故を表示する。
【0030】 本実施例においては、時限回路4の時定数が、閃絡により送電鉄塔部材11内 を流れる事故電流と、該送電鉄塔部材11を伝搬する放電音との時間差に一致す るように設定されているので、事故電流が送電鉄塔部材11内を流れた後所定時 間内に放電音が検出された場合のみ表示装置10が動作し、閃絡と関係のない放 電音では動作しない。従って、誤動作のない確実な表示が行える。
【0031】
【考案の効果】
本考案の閃絡表示器は、以上のように構成したので、閃絡の発生した送電鉄塔 のみを確実に表示でき、また、設置工事や保守作業を送電を中断することなく容 易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 検出コイル 2 保護回路 3 整流回路 4 時限回路 5 電子スイッチ 6 電源 7 音波検出器 8 増幅器 9 駆動回路 10 表示装置 11 送電鉄塔部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大麻道 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号四 国計測工業株式会社内 (72)考案者 武田俊郎 香川県仲多度郡多度津町若葉町12番56号四 国計測工業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電鉄塔部材内を伝搬する音波を検出す
    る音波検出手段と、前記送電鉄塔部材内を伝搬する事故
    電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段が事故
    電流を検出し、かつ前記音波検出手段が音波を検出した
    ときに閃絡状態であることを表示する表示手段とを備え
    たことを特徴とする閃絡表示器。
  2. 【請求項2】 表示手段は、電流検出手段が事故電流を
    検出した後所定時間内に音波検出手段が音波を検出した
    場合のみ閃絡状態であることを表示する請求項1記載の
    閃絡表示器。
JP760091U 1991-02-20 1991-02-20 閃絡表示器 Pending JPH04101239U (ja)

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