JPH04100281A - 超電導装置用電流リード - Google Patents
超電導装置用電流リードInfo
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- JPH04100281A JPH04100281A JP2218507A JP21850790A JPH04100281A JP H04100281 A JPH04100281 A JP H04100281A JP 2218507 A JP2218507 A JP 2218507A JP 21850790 A JP21850790 A JP 21850790A JP H04100281 A JPH04100281 A JP H04100281A
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Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、極低温にある超電導コイルに室温にある電
源から電流を供給する電流リード、ことにリード導体の
一部に酸化物超電導体を用いた電流リードの構造に関す
る。
源から電流を供給する電流リード、ことにリード導体の
一部に酸化物超電導体を用いた電流リードの構造に関す
る。
極低温にある超電導コイルに室温にある電源から電流を
供給する電流リードは通常良電導性金属導体である銅で
作られるが、銅は同時に熱の良導体でもあるので、室温
から極低温部に伝導により熱が侵入する。また、電流に
よるジュール熱も発生する。これらジュール発熱および
伝導により極低温部に流入する侵入熱の大部分は、電流
リードに沿って低温端から高温端に向けて冷媒ガスを向
流的に流して冷却する方法が知られている。
供給する電流リードは通常良電導性金属導体である銅で
作られるが、銅は同時に熱の良導体でもあるので、室温
から極低温部に伝導により熱が侵入する。また、電流に
よるジュール熱も発生する。これらジュール発熱および
伝導により極低温部に流入する侵入熱の大部分は、電流
リードに沿って低温端から高温端に向けて冷媒ガスを向
流的に流して冷却する方法が知られている。
ところで、超電導磁石全体の極低温での熱負荷のうち一
ト述の電流リードからの侵入熱が占める割合は例えば5
0%以上にもなり、電流リードの低熱侵入化は高価な液
体ヘリウムの気化損失を低減し、超tjl磁石の運転効
率を高めるためにも重要な課題になっており、例えば電
流リードの低温側に臨界温度が液体窒素の沸点77に以
上を示す酸化物超電導体を利用した電流リードが知られ
ている(特開昭64−76707号公報参照)。
ト述の電流リードからの侵入熱が占める割合は例えば5
0%以上にもなり、電流リードの低熱侵入化は高価な液
体ヘリウムの気化損失を低減し、超tjl磁石の運転効
率を高めるためにも重要な課題になっており、例えば電
流リードの低温側に臨界温度が液体窒素の沸点77に以
上を示す酸化物超電導体を利用した電流リードが知られ
ている(特開昭64−76707号公報参照)。
第5図は酸化物超電導体を用いた従来の電流リードを示
す側面図である0図において、常温端子1には図示しな
いブスバーを介して電源が接続され、低温端子4は例え
ば液体ヘリウム温度に冷却された超電導コイル5に接続
され、電源からの励磁電流を超電導コイルに通流する。
す側面図である0図において、常温端子1には図示しな
いブスバーを介して電源が接続され、低温端子4は例え
ば液体ヘリウム温度に冷却された超電導コイル5に接続
され、電源からの励磁電流を超電導コイルに通流する。
電流リード導体は常電導金属からなる高温側リード導体
2と、酸化物超電導体からなる低温側リード導体3との
直列接続体からなり、両導体の中間接続部には液体窒素
で冷却される冷却ジャケット6が設けられる。酸化物超
電導体は例えばイツトリウム(Y)。
2と、酸化物超電導体からなる低温側リード導体3との
直列接続体からなり、両導体の中間接続部には液体窒素
で冷却される冷却ジャケット6が設けられる。酸化物超
電導体は例えばイツトリウム(Y)。
バリウム(Ba)、銅(Cu)、酸素(0)系酸化物超
電導体であり、液体窒素温度(77K)以下で超電導状
態を示す。したがって、冷却ジャケット6を液体窒素冷
却することによって低温側リード3が超電導状態となり
そのジュール熱が零になるとともに、高温側リード導体
2からの侵入熱も冷却ジャケットにより低温側リード導
体への伝導が阻止される。さらに、酸化物超電導体はそ
の熱伝導率が銅のそれよりも2桁も低いという性質があ
るので、低温端子4への侵入熱は僅かな量になる。
電導体であり、液体窒素温度(77K)以下で超電導状
態を示す。したがって、冷却ジャケット6を液体窒素冷
却することによって低温側リード3が超電導状態となり
そのジュール熱が零になるとともに、高温側リード導体
2からの侵入熱も冷却ジャケットにより低温側リード導
体への伝導が阻止される。さらに、酸化物超電導体はそ
の熱伝導率が銅のそれよりも2桁も低いという性質があ
るので、低温端子4への侵入熱は僅かな量になる。
従来の電流リードは低温側リードが機械的に脆い酸化物
超電導体で作られているために、電流をオン・オフする
際電流リードに作用する電磁機械力によって低温側リー
ド導体が破損するなどm械的弱点がある。また、酸化物
超電導体をエポキシ樹脂などで被覆して機械的に補強し
た電流リードも知られている(特開平1−133308
号公報参照)が、第2種の超電導体である酸化物超電導
体が、磁束量子線が超電導体の中に入っていてピンニン
グセンタでビン止めされた。熱力学的に不安定な状態の
ものであり、いわゆる磁気跳躍や外部からの磁気的ある
いは熱的擾乱によって常電導転移しやすい性質を有する
ものであり、エポキシ樹脂などの被覆がこれを防止する
機能を持たないために、常電導転移し易いという問題が
ある。さらに、−旦常電導になると、酸化物超電導導体
の比抵抗が胴のそれに比べて3ないし4桁も大きいため
、酸化物超電導導体が焼損してしまう危険性がある。
超電導体で作られているために、電流をオン・オフする
際電流リードに作用する電磁機械力によって低温側リー
ド導体が破損するなどm械的弱点がある。また、酸化物
超電導体をエポキシ樹脂などで被覆して機械的に補強し
た電流リードも知られている(特開平1−133308
号公報参照)が、第2種の超電導体である酸化物超電導
体が、磁束量子線が超電導体の中に入っていてピンニン
グセンタでビン止めされた。熱力学的に不安定な状態の
ものであり、いわゆる磁気跳躍や外部からの磁気的ある
いは熱的擾乱によって常電導転移しやすい性質を有する
ものであり、エポキシ樹脂などの被覆がこれを防止する
機能を持たないために、常電導転移し易いという問題が
ある。さらに、−旦常電導になると、酸化物超電導導体
の比抵抗が胴のそれに比べて3ないし4桁も大きいため
、酸化物超電導導体が焼損してしまう危険性がある。
この発明の目的は、機械的に強靭で磁気的、熱的擾乱に
対して超電導状態を安定して保持でき、かつ常電導に転
移しても酸化物超電導導体が焼損しない電流リードを得
ることにある。
対して超電導状態を安定して保持でき、かつ常電導に転
移しても酸化物超電導導体が焼損しない電流リードを得
ることにある。
上記課題を解決するために、この発明によれば、断熱真
空容器内に配され冷媒液により極低温に保たれた超伝導
コイルに、前記断熱真空容器の外部電流を供給する電流
リードにおいて、低熱伝導性金属からなる外管中に良電
導性金属線の束を冷媒ガス通路を保持して収納してなる
常温側リード導体と、低熱伝導性金属からなる外管中に
酸化物超電導導体と良電導性金属導体との複合導体を冷
媒ガス通路を保持して収納した低温側リード導体との直
列接続体からなり、前記二つの冷媒ガス通路が互いに連
通してなるものとする。また、テープ状の酸化物超電導
導体を所定の断面積および表面積を有する良電導性金属
導体で被覆した複合導体複数条を、複合導体相互間に冷
媒ガス通路を保持して、低熱伝導性金属からなる外管中
に収納した低温側リード導体を備えてなるものとする。
空容器内に配され冷媒液により極低温に保たれた超伝導
コイルに、前記断熱真空容器の外部電流を供給する電流
リードにおいて、低熱伝導性金属からなる外管中に良電
導性金属線の束を冷媒ガス通路を保持して収納してなる
常温側リード導体と、低熱伝導性金属からなる外管中に
酸化物超電導導体と良電導性金属導体との複合導体を冷
媒ガス通路を保持して収納した低温側リード導体との直
列接続体からなり、前記二つの冷媒ガス通路が互いに連
通してなるものとする。また、テープ状の酸化物超電導
導体を所定の断面積および表面積を有する良電導性金属
導体で被覆した複合導体複数条を、複合導体相互間に冷
媒ガス通路を保持して、低熱伝導性金属からなる外管中
に収納した低温側リード導体を備えてなるものとする。
さらに、低温側リード導体が複合導体の一方の面に並列
に導電結合した補助良電導性金属導体を備えてなるもの
とする。
に導電結合した補助良電導性金属導体を備えてなるもの
とする。
低温側リード導体を酸化物超電導導体と良電導性金属導
体との複合導体として低熱伝導性金属からなる外管に収
納し、複合導体相互間の冷媒ガス道路を高温側リード導
体に向けて流れる低温の冷媒ガスにより、酸化物超電導
導体を超電導状態に保持するよう構成したことにより、
低温側リード導体は外管によってa械的に補強され、か
つ冷媒ガスによって酸化物超電導導体が超電導状態に保
持されてジュール熱がほぼ零になる。また、テープ状の
酸化物超電導導体を銀、銅等の良電導性金属導体で被覆
するよう構成すれば、磁気が酸化物超電導導体に侵入す
ることを阻止し、磁気的外乱による常電導転移を回避で
きるとともに、たとえ常電導転移が生じた場合にも、電
気抵抗が低い良電導性金属導体からなる被ji!導体に
酸化物超電導導体をバイパスして電流が流れ、酸化物超
電導導体の焼損を防止する機能が得られる。さらに、複
合導体に補助良電導性金属導体を設けて良電導性金属導
体の断面積を増加すれば、酸化物超電導導体の焼損防止
作用を一層強化できる。
体との複合導体として低熱伝導性金属からなる外管に収
納し、複合導体相互間の冷媒ガス道路を高温側リード導
体に向けて流れる低温の冷媒ガスにより、酸化物超電導
導体を超電導状態に保持するよう構成したことにより、
低温側リード導体は外管によってa械的に補強され、か
つ冷媒ガスによって酸化物超電導導体が超電導状態に保
持されてジュール熱がほぼ零になる。また、テープ状の
酸化物超電導導体を銀、銅等の良電導性金属導体で被覆
するよう構成すれば、磁気が酸化物超電導導体に侵入す
ることを阻止し、磁気的外乱による常電導転移を回避で
きるとともに、たとえ常電導転移が生じた場合にも、電
気抵抗が低い良電導性金属導体からなる被ji!導体に
酸化物超電導導体をバイパスして電流が流れ、酸化物超
電導導体の焼損を防止する機能が得られる。さらに、複
合導体に補助良電導性金属導体を設けて良電導性金属導
体の断面積を増加すれば、酸化物超電導導体の焼損防止
作用を一層強化できる。
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例になる超電導装置用電流リー
ドを示す側面図であり、従来の装置と同じ部分には同一
参照符号を用いることにより、詳細な説明を省略する。
ドを示す側面図であり、従来の装置と同じ部分には同一
参照符号を用いることにより、詳細な説明を省略する。
図において、高温側リード導体12と低温側リード導体
20は中間の接続部15で気密に導電接続されており、
低温のヘリウムガス9が低温端子14例の入口18から
図示しない冷媒ガス通路を通って常温端子1例の出口1
9から外部に排出するよう構成され、高温側リード導体
12は取り付はフランジ7により例えば断熱真空容器の
外被8に気密に取り付けられる。
20は中間の接続部15で気密に導電接続されており、
低温のヘリウムガス9が低温端子14例の入口18から
図示しない冷媒ガス通路を通って常温端子1例の出口1
9から外部に排出するよう構成され、高温側リード導体
12は取り付はフランジ7により例えば断熱真空容器の
外被8に気密に取り付けられる。
第2図は実施例における低温側リード導体の第1図A−
A位置の断面図、第3図はB−B位置における高温側リ
ード導体の断面図である0図において、低温側リード導
体20はテープ状の酸化物超電導導体22を良電導性金
属導′体としての銀または銅23で被覆した断面が方形
の複合導体21を、複合導体相互間にヘリウムガス通路
24を保持して外管25中に収納した構造となっており
、外管25は低熱伝導性金属としてのステンレス合金で
方形の筒状に形成される。
A位置の断面図、第3図はB−B位置における高温側リ
ード導体の断面図である0図において、低温側リード導
体20はテープ状の酸化物超電導導体22を良電導性金
属導′体としての銀または銅23で被覆した断面が方形
の複合導体21を、複合導体相互間にヘリウムガス通路
24を保持して外管25中に収納した構造となっており
、外管25は低熱伝導性金属としてのステンレス合金で
方形の筒状に形成される。
高温側リード導体12は例えば銅などの常電導線材26
の丸線の束を、ステンレス合金製の外管27中に収納し
たものからなり、線材相互間または線材と外管との隙間
が冷媒ガス通路28となる。
の丸線の束を、ステンレス合金製の外管27中に収納し
たものからなり、線材相互間または線材と外管との隙間
が冷媒ガス通路28となる。
なお、外管25および27は接続部15で気密に連結さ
れて機械的剛性を保持するとともに、常電導線材26と
複合導体21とが接続部15で導電接結合されて導電路
を形成する。
れて機械的剛性を保持するとともに、常電導線材26と
複合導体21とが接続部15で導電接結合されて導電路
を形成する。
酸化物超電導導体22は例えばビスマス(Bi)、−ス
トロンチウム(Sr)、−カルシウム(Ca)、
(Cu)、 (0)系、あるいはY −B a −
Cu −0系であり、その断面積は例えば超電導状態に
おける最高使用温度を70にとした場合、その臨界電流
の半分が定格通電電流となるよう、その断面積に余裕を
持たせる。また、良電導性金属導体23の断面積および
冷却面積は、酸化物超電導導体が持つ磁気的不安定性や
熱的擾乱によって、部分的に常電導転移の芽が生しても
良電導性金属導体23が電流および熱を吸収して酸化物
超電導導体の温度上昇を抑制できる条件を勘案して決め
られる。なお、設計は電流リード20に要求される安全
性の程度によって、完全安定化2部分安定化等の設計手
法の適切なものを選択し、適用する。
トロンチウム(Sr)、−カルシウム(Ca)、
(Cu)、 (0)系、あるいはY −B a −
Cu −0系であり、その断面積は例えば超電導状態に
おける最高使用温度を70にとした場合、その臨界電流
の半分が定格通電電流となるよう、その断面積に余裕を
持たせる。また、良電導性金属導体23の断面積および
冷却面積は、酸化物超電導導体が持つ磁気的不安定性や
熱的擾乱によって、部分的に常電導転移の芽が生しても
良電導性金属導体23が電流および熱を吸収して酸化物
超電導導体の温度上昇を抑制できる条件を勘案して決め
られる。なお、設計は電流リード20に要求される安全
性の程度によって、完全安定化2部分安定化等の設計手
法の適切なものを選択し、適用する。
酸化物超電導導体では、臨界電流密度の高い線材を得る
方法として、銀などとともに圧延した後熱処理し、方向
性の強い線材を得る方法が知られており、したがって酸
化物超電導導体22はテープ状にした方が高い電流密度
が得られて有利である。
方法として、銀などとともに圧延した後熱処理し、方向
性の強い線材を得る方法が知られており、したがって酸
化物超電導導体22はテープ状にした方が高い電流密度
が得られて有利である。
このように構成された電流リードにおいては、気化した
低温のヘリウムガスによって酸化物超電導導体22が超
電導状態となり、ジュール熱が零になる分だけ低温端子
14側への侵入熱を低減することができるが、高温側リ
ード導体12側からの侵入熱は複合導体21の良電導性
金属被覆23を介して低温端子側に伝導する。したがっ
て、冷媒ガス通路24における複合導体21の冷却表面
積を十分確保して低温のヘリウムガスによる冷却効果を
高めることにより、酸化物超を導導体22を超電導状態
に維持する。
低温のヘリウムガスによって酸化物超電導導体22が超
電導状態となり、ジュール熱が零になる分だけ低温端子
14側への侵入熱を低減することができるが、高温側リ
ード導体12側からの侵入熱は複合導体21の良電導性
金属被覆23を介して低温端子側に伝導する。したがっ
て、冷媒ガス通路24における複合導体21の冷却表面
積を十分確保して低温のヘリウムガスによる冷却効果を
高めることにより、酸化物超を導導体22を超電導状態
に維持する。
一方、酸化物超電導導体を良電導性金属導体で覆って複
合導体としたことにより、磁気跳躍などによる磁界の急
変は良電導性金属によって酸化物超電導導体への侵入が
阻止され、常電導転移を防止できるとともに、熱的外乱
も良1を導性金属導体の熱容量により安定化し、常電導
転移を回避できる。また、何らかの原因で酸化物超電導
導体に常電導転移が生じた場合、酸化物超電導導体に流
れていた電流が良電導性金属導体側に流れることにより
、酸化物超電導導体の焼損を回避し超電導コイルへの励
磁電流の供給を安定化することができる。さらに、電流
リードはステンレス合金製の外管25および27で覆わ
れて高い剛性が得られるとともに、機械的に脆い酸化物
超電導導が良電導性金属導体で覆われて応力の集中が阻
止されるので、優れた機械的信鯨性を有する電流リード
を得ることができる。
合導体としたことにより、磁気跳躍などによる磁界の急
変は良電導性金属によって酸化物超電導導体への侵入が
阻止され、常電導転移を防止できるとともに、熱的外乱
も良1を導性金属導体の熱容量により安定化し、常電導
転移を回避できる。また、何らかの原因で酸化物超電導
導体に常電導転移が生じた場合、酸化物超電導導体に流
れていた電流が良電導性金属導体側に流れることにより
、酸化物超電導導体の焼損を回避し超電導コイルへの励
磁電流の供給を安定化することができる。さらに、電流
リードはステンレス合金製の外管25および27で覆わ
れて高い剛性が得られるとともに、機械的に脆い酸化物
超電導導が良電導性金属導体で覆われて応力の集中が阻
止されるので、優れた機械的信鯨性を有する電流リード
を得ることができる。
第4図はこの発明の異なる実施例を示す要部の断面図で
あり、ステンレス外管35内に冷媒ガス通路24を保持
して収納された複合導体21が、その良電導性金属導体
23の一方の表面に密着してはんだ等で導電結合された
補助良電導性金属導体33を備えた点が前述の実施例と
異なっている。
あり、ステンレス外管35内に冷媒ガス通路24を保持
して収納された複合導体21が、その良電導性金属導体
23の一方の表面に密着してはんだ等で導電結合された
補助良電導性金属導体33を備えた点が前述の実施例と
異なっている。
複合導体21の製造工程に適した銀の量は、酸化物超電
導導体の安定化に必要な銀の量と必ずしも一致しない、
この実施例では補助良電導性金属導体33が複合導体2
1に付加されることにより、複合導体21の製造条件を
好適に保つと同時に、酸化物超電導導体22に常電導転
移が生したとき、電流を側路して超Nil状態を回復さ
せるに必要な良電導性金属導体の量を確保することがで
きる。
導導体の安定化に必要な銀の量と必ずしも一致しない、
この実施例では補助良電導性金属導体33が複合導体2
1に付加されることにより、複合導体21の製造条件を
好適に保つと同時に、酸化物超電導導体22に常電導転
移が生したとき、電流を側路して超Nil状態を回復さ
せるに必要な良電導性金属導体の量を確保することがで
きる。
C発明の効果〕
この発明は前述のように、電流リードの低温側リード導
体部分を、テープ状の酸化物超電導導体を良電導性金属
導体で包んだ複合導体とし、複合導体相互間に冷媒ガス
通路を保持して低熱伝導性金属からなる外管中に収納す
るよう構成した。その結果、機械的に脆い酸化物超電導
導体の弱点は剛性の高い外管および艮電導性金属導体の
補強効果によって改善され、従来技術で問題となった低
温側リード導体の破損を回避することができる。
体部分を、テープ状の酸化物超電導導体を良電導性金属
導体で包んだ複合導体とし、複合導体相互間に冷媒ガス
通路を保持して低熱伝導性金属からなる外管中に収納す
るよう構成した。その結果、機械的に脆い酸化物超電導
導体の弱点は剛性の高い外管および艮電導性金属導体の
補強効果によって改善され、従来技術で問題となった低
温側リード導体の破損を回避することができる。
また、低温側リード導体中の酸化物超電導導体が、磁気
的不安定性または熱的擾乱のために部分的に常電導転移
しても、電流および熱がこれと並列な良を導性金属導体
に側路して流れ、酸化物超電導導体の温度上昇を抑制し
、かつ低温の冷媒ガスによって冷却されて超電導状態を
回復する。したがって、従来技術で問題となった酸化物
超電導導体が焼損するなどの事態を回避して超電導コイ
ルに励磁電流を安定して供給できる信頼性の高い電流リ
ードを備えた超電導装置を捉供することができる。さら
に、複合導体に並列に補助良電導性金属導体を設けるよ
う構成すれば、酸化物超電導導体の常電導転移をより効
果的に阻止できる利点かえられる。
的不安定性または熱的擾乱のために部分的に常電導転移
しても、電流および熱がこれと並列な良を導性金属導体
に側路して流れ、酸化物超電導導体の温度上昇を抑制し
、かつ低温の冷媒ガスによって冷却されて超電導状態を
回復する。したがって、従来技術で問題となった酸化物
超電導導体が焼損するなどの事態を回避して超電導コイ
ルに励磁電流を安定して供給できる信頼性の高い電流リ
ードを備えた超電導装置を捉供することができる。さら
に、複合導体に並列に補助良電導性金属導体を設けるよ
う構成すれば、酸化物超電導導体の常電導転移をより効
果的に阻止できる利点かえられる。
第1図はこの発明の実施例になる超電導装置用電流リー
ドを示す側面図、第2図は第1図A−A位置の断面図、
第3図は第1図のB−B位置の断面図、第4図はこの発
明の異なる実施例を示す要部の断面図、第5図は従来の
電流リードを示す断面図である。 ■・・常温端子、2.12・・高温側リード導体、3.
20.30・・低温側リード導体、4゜14・・低温端
子、5・・超電導コイル、6・・冷却ジャケット、7・
・取り付はフランジ、9・・ヘリウムガス、18.19
・・ヘリウムガスの入口、出口、21・・複合導体、2
2・・酸化物超電導導体、23・・良電導性金属導体、
24゜28・・冷媒ガス通路、25,27.35・・低
熱電導性金属からなる外管、33・・補助良電導第2国 ′fJ30
ドを示す側面図、第2図は第1図A−A位置の断面図、
第3図は第1図のB−B位置の断面図、第4図はこの発
明の異なる実施例を示す要部の断面図、第5図は従来の
電流リードを示す断面図である。 ■・・常温端子、2.12・・高温側リード導体、3.
20.30・・低温側リード導体、4゜14・・低温端
子、5・・超電導コイル、6・・冷却ジャケット、7・
・取り付はフランジ、9・・ヘリウムガス、18.19
・・ヘリウムガスの入口、出口、21・・複合導体、2
2・・酸化物超電導導体、23・・良電導性金属導体、
24゜28・・冷媒ガス通路、25,27.35・・低
熱電導性金属からなる外管、33・・補助良電導第2国 ′fJ30
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)断熱真空容器内に配され冷媒液により極低温に保た
れた超伝導コイルに、前記断熱真空容器の外部から電流
を供給する電流リードにおいて、低熱伝導性金属からな
る外管中に良電導性金属線の束を冷媒ガス通路を保持し
て収納してなる高温側リード導体と、低熱伝導性金属か
らなる外管中に酸化物超電導導体と良電導性金属導体と
の複合導体を冷媒ガス通路を保持して収納した低温側リ
ード導体との直列接続体からなり、前記二つの冷媒ガス
通路が互いに連通してなることを特徴とする超電導装置
用電流リード。 2)テープ状の酸化物超電導導体を所定の断面積および
表面積を有する良電導性金属導体で被覆した複合導体複
数条を、複合導体相互間に冷媒ガス通路を保持して、低
熱伝導性金属からなる外管中に収納した低温側リード導
体を備えてなることを特徴とする請求項1記載の超電導
装置用電流リード。 3)低温側リード導体が、複合導体の一方の面に並列に
導電結合した補助良電導性金属導体を備えてなることを
特徴とする請求項2記載の超電導装置用電流リード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218507A JPH04100281A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 超電導装置用電流リード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218507A JPH04100281A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 超電導装置用電流リード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100281A true JPH04100281A (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=16721012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2218507A Pending JPH04100281A (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | 超電導装置用電流リード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04100281A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62142379A (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-25 | Fuji Electric Co Ltd | 超電導電磁石装置用電流リ−ド |
JPS63192211A (ja) * | 1987-02-04 | 1988-08-09 | Japan Atom Energy Res Inst | 超電導マグネツトの電流リ−ド |
JPS63245910A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電流リード |
JPS6445106A (en) * | 1987-08-14 | 1989-02-17 | Hitachi Ltd | Current lead for superconducting equipment |
JPH01310515A (ja) * | 1988-06-08 | 1989-12-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガス冷却式電流リードの構造 |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP2218507A patent/JPH04100281A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62142379A (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-25 | Fuji Electric Co Ltd | 超電導電磁石装置用電流リ−ド |
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JPH01310515A (ja) * | 1988-06-08 | 1989-12-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガス冷却式電流リードの構造 |
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