JPH0399881A - ネガ画像複写方法 - Google Patents

ネガ画像複写方法

Info

Publication number
JPH0399881A
JPH0399881A JP1236871A JP23687189A JPH0399881A JP H0399881 A JPH0399881 A JP H0399881A JP 1236871 A JP1236871 A JP 1236871A JP 23687189 A JP23687189 A JP 23687189A JP H0399881 A JPH0399881 A JP H0399881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
recording material
transparent
dye precursor
electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1236871A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Shimomura
彰宏 下村
Tomomasa Usami
宇佐美 智正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1236871A priority Critical patent/JPH0399881A/ja
Publication of JPH0399881A publication Critical patent/JPH0399881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明はネガ画像複写方法に関し、特に密着反射露光法
を使用したネガ画像複写方法に関する。
(従来の技術) 従来、オーバーヘッドプロジェクタ−等のフィルムシー
トは、筆記する場合は別として、フィルム自体を又はフ
ィルム上に塗った樹脂層を熱により歪ませる方法、ファ
クシミリプリンターを用いインクシートのインクを転写
する方法、ゼログラフィーにより透明支持体上に着色粉
末を固着させる方法等によって作製されている。
しかしながら、これら従来の熱的方法による画像は何れ
もポジタイプであり、眼の疲労が軽減されるところから
特に近年スライドの分野で賞月されている「貴地に白抜
き画像」というようなネガタイプのOHP用フィルムは
一般的ではない。特に、予め用意された原稿を瞬時に複
写して上記の如きネガタイプのOHPフィルムを作製す
る方法は知られていない。
一方、原稿から複写する方法として、従来から、銀塩写
真感光材料を使用し、密着反射露光法を利用した複写方
法が知られている。しかしながらこの方法は密着反射露
光によって形成せしめた潜像を転写用印画紙に転写現像
せしめるという複数工程からなる上、湿式現像法を用い
るので煩雑である一方、所謂電子写真法が普及したこと
により、現在では殆ど使用されていない。
一方、ガラス転位点が低く且つ薄い透明シートを原稿と
密着せしめ、該透明シート側からフラッシュ露光するこ
とにより、謄写印刷用原版を作製する方法も周知であり
、この方法は現在でも簡易印刷の用途において使用され
ている。しかしながらこの方法で得られるのは、前記し
た如く印刷用原版であるので、複写画像をそのまま読む
場合のような使用方法には不向きである。又、これをそ
のままOHPにかけてもコントラストが悪く良好な画像
を得ることができない。
従って、現在のところ、密着反射露光法を利用した複写
は行われておらず、勿論、密着反射露光法によってOH
P用のネガフィルムを作製する方法も知られていない。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、密着反射露光法の場合には、電子写真法
の如くレンズ系を使用する場合と異なり、露光装置が極
めて簡単であり安価であるという捨て難い魅力がある上
、情報量が増大し、多人数による会議が増加する中で、
係る簡便な方法により、見易(且つ安価なOHP用ネガ
画像を複写する方法の開発が望まれるに至った。
従って本発明の目的は、特にOHP用画像画像形成した
、簡便且つ安価に、眼に疲労を生じさせることのないネ
ガ画像を形成することのできるネガ画像複写方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、無色又は淡色の電子供与性染料
前駆体及び顕色剤を、水に難溶又は不溶性の有機溶剤に
溶解させた後乳化分散した乳化分散物、及び消色剤を含
有するマイクロカプセルを含む塗布液を透明支持体上に
塗設してなる透明感熱記録材料の感熱層を原稿と密着さ
せ、次いで前記感熱記録材料側からフラッシュ露光する
ことを特徴とするネガ画像複写方法によって達成された
次に本発明の感熱記録材料の感熱層について詳述する。
本発明で使用する電子供与性染料前駆体としては、電子
を供与して、又は酸等のプロトンを受容して発色する公
知の化合物の中から無色又は淡色のものを適宜選択する
。このような化合物は、ラクトン、ラクタム、サルトン
、スピロピラン、エステル、アミド等の部分骨格を有し
、顕色剤と接触してこれらの部分骨格が開環若しくは開
裂するものであり、好ましい化合物としては、例えばト
リアリールメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物
、キサンチン系化合物、チアジン系化合物、スピロピラ
ン系化合物等を挙げることができる。
本発明で使用する電子供与性無色染料と発色反応を起こ
す顕色剤としては、公知のものの中から適宜使用するこ
とができる0例えば、ロイコ染料に対する顕色剤として
は、フェノール化合物、含硫フェノール性化合物、カル
ボン酸系化合物、スルホン系化合物、尿素系又はチオ尿
素系化合物等が挙げられ、その詳細は、例えば、紙バル
ブ技術タイムス(1985年)49−54頁及び65−
70頁に記載されている。これらの中でも、特に融点が
50°C〜250℃の物が好ましく、中でも60°C〜
200 ”Cの、水に難溶性のフェノール及び有機酸が
望ましい。顕色剤を2種以上併用した場合は溶解性が増
加するので好ましい。
本発明で使用する顕色剤のうち特に好ましいものは、下
記一般式(1)〜(V)で表される。
m−0〜2、 n−2〜11 (II) R1 はアルキル基、 アリール基又はアラルキル 基であり特にメチル基、 エチル基及びブチル基が 好ましい。
t はアルキル基であり、 特にブチル基、 ペン チル基、 ヘプチル基及びオクチル基が好ましい。
3 は水素原子又はメチル基であり、 nは0〜 2である。
(IV) (v) s 及びR6 は水素、 ハロゲン、 ヒドロキシル 基、 ニトロ基、 アルキル基、 アリル基、 アラルキ ル基、 アルキルアリル基を表わす。
又、必要に応じて、例えば特開昭61−283589号
、同61−283590号、同61−283591号に
記載された光退色防止剤を適宜加えることができる。
本発明においては電子供与性染料前駆体と顕色剤を水に
難溶又は不溶性の有機溶剤に溶解せしめた後、これを界
面活性剤を含有し水溶性高分子を保護コロイドとして有
する水相と混合し、乳化分散した分散物の形で使用する
電子供与性染料前駆体と顕色剤を溶解する有機溶剤は、
エステル類、又は感圧オイルとして一般に使用されるも
のの中から適宜選択することができるが、特に、エステ
ル類及びベンゼン環を2個以上有し、且つ、ヘテロ原子
の数が一定数以下の、下記一般式(Vl)〜〔■〕で表
わされる化合物及びトリアリルメタン(例えば、トリト
ルイルメタン、トルイルジフェニールメタン)、ターフ
ェニル化合物(例えば、ターフェニル)、アルキル化ジ
フェニルエーテル(例えば、プロピルジフェニルエーテ
ル)、水添ターフェニル(例えば、ヘキサヒドロターフ
ェニル)、ジフェニルエーテル等が好ましい。
(VI) 式中、R1は水素又は炭素数1〜18のアルキル基を、
R1は炭素数1〜18のアルキル基を表わす* P’ 
s q’ は1〜4の整数を表し、且つアルキル基の総
和は4個以内とする。
なお、R1,R1のアルキル基は炭素数1〜8のアルキ
ル基が好ましい。
〔■〕 (R’)p” (R’)q” 式中、R3は水素原子又は炭素数1〜12のアルキル基
、R4は炭素数1〜12のアルキル基、nはl又は2を
表わす。
P”% q”は1〜4の整数を表わす、n−1の場合に
は、アルキル基の総和は4個以内であり、n=2のとき
アルキル基の総和は6個以内である。
〔■〕
式中、R’、R−は水素原子又は、炭素数1〜18の同
種もしくは異種のアルキル基を表わす。
mは1〜13の整数を表わす p 3 、q 3は1〜
3の整数を表し、且つアルキル基の総和は3個以内であ
る。
なお、R5,R&のアルキル基は炭素数2〜4のアルキ
ル基が特に好ましい。
式(VI)で表わされる化合物例としては、ジメチルナ
フタレン、ジエチルナフタレン、ジイソプロピルナフタ
レンが挙げられる。
式〔■〕で表される化合物例としては、ジメチルビフェ
ニル、ジエチルビフェニル、ジイソプロピルビフェニル
、ジイソブチルビフェニルが挙げられる。
弐℃■〕で表わされる化合物例としては、1−メチル−
1−ジメチルフェニル−1−フェニルメタン、1−エチ
ル−1−ジメチルフェニル−1−フェニルメタン、l−
プロピル−1−ジメチルフェニル−1−フェニルメタン
が挙げられる。
エステル類としては、燐酸エステル類(例えば、燐酸ト
リフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ブチル、燐酸オク
チル、燐酸タレジルジフェニル)、フタル酸エステル(
フタル酸ジプチル、フタル酸−2−エチルヘキシル、フ
タル酸エチル、フタル酸オクチル、フタル酸ブチルベン
ジル)、テトラヒドロフタル酸ジオクチル、安息香酸エ
ステル(安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸
ブチル、安息香酸イソペンチル、安息香酸ベンジル)、
アビエチン酸エステル(アビエチン酸エチル、アビエチ
ン酸ベンジル)、アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソ
デシル、アゼライン酸ジオクチル、シュウ酸エステル(
シェラ酸ジブチル、シュウ酸ジペンチル)、マロン酸ジ
エチル、マレイン酸エステル(マレイン酸ジメチル、マ
レイン酸ジエチル、マレイン酸ジプチル)、クエン酸ト
リブチル、ソルビン酸エステル(ソルビン酸メチル、ソ
ルビン酸エチル、ソルビン酸ブチル)、セバシン酸エス
テル(セバシン酸ジプチル、セバシン酸ジオクチル)、
エチレングリコールエステル類(ギ酸モノエステル及び
ジエステル、酪酸モノエステル及びジエステル、ラウリ
ン酸モノエステル及びジエステル、パルミチン酸モノエ
ステル及びジエステル、ステアリン酸モノエステル及び
ジエステル、オレイン酸モノエステル及びジエステル)
、トリアセチン、炭酸ジエチル、炭酸ジフェニル、炭酸
エチレン、炭酸プロピレン、ホウ酸エステル(ホウ酸ト
リブチル、ホウ酸トリペンチル)等が挙げられる。
上記のオイル同士、又は他のオイルとの併用も可能であ
る。
本発明においては、上記の有機溶剤に、溶解助剤として
更に低沸点の補助溶剤を加えることもできる。このよう
な補助溶剤として、例えば酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチル及びメチレンクロライド等を好ましいも
のとして挙げることができる。
電子供与性染料前駆体と顕色剤を溶解した油相と混合す
る水相に保護コロイドとして含有せしめる水溶性高分子
は、公知のアニオン性高分子、ノニオン性高分子、両性
高分子の中から適宜選択することができるが、特に、ポ
リビニルアルコール、ゼラチン、セルロース誘導体等が
好ましい。
又、水相に含有せしめる界面活性剤としては、アニオン
性又はノニオン性の界面活性剤の中から上記保護コロイ
ドと作用して沈澱や凝集を起こさないものを適宜選択し
て使用することができる。
好ましい界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ)、アルキル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオク
チルナトリウム塩、ポリアルキレングリコール(例えば
、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)等を挙
げることができる。
本発明における電子供与性染料前駆体と顕色剤の乳化分
散物は、電子供与性染料前駆体と顕色剤を含有する油相
と保護コロイド及び界面活性剤を含有する水相を、高速
撹拌、超音波分散等、通常の微粒子乳化に用いられる手
段を使用して混合分散せしめ容易に得ることができる。
この乳化分散物には、後述するマイクロカプセル壁のガ
ラス転移点調節剤の機能を有する化合物を添加すること
ができる。このような化合物としては、例えばヒドロキ
シ化合物、カルバミン酸エステル化合物、スルホンアミ
ド化合物、芳香族メトキシ化合物等があり、それらの詳
細は、例えば特願昭59−244190号に記載されて
いる。
これらの化合物は、顕色剤1重量部に対しO01〜23
!1部、好ましくは0.5〜1重量部の範囲で適宜使用
することができる。
顕色剤は0.05〜8 g / m ” 、電子供与性
染料前駆体は0.02〜4g/m”の範囲で塗布される
本発明における消色剤は、電子供与性染料と顕色剤との
発色系に対して消色効果を有するもので、これを次に例
示する。
a)ビスフェノール類の酸化アルキレン付加物(特開昭
54−139741) 0−  (C,Ht+−0)、−H ここでAはメチレンまたはアルキリデン、b)融点11
0°C以上のメチロールアミド及びビスアミド(特開昭
55−74497号)、C)長鎖1,2−グリコール(
特開昭55−27217号)、 d)テレフタル酸の酸化エチレン付加物(特開昭55−
25306)、 e)ステアリルアルコール、トリプロピルカルビノール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、1.8−オクタンジオール、ジメチルペンタグリセリ
ン、1,2,3.4−テトラオキシブタンなどの固形ア
ルコール(特公昭5017865号公報) f)ポリオキシデカメチレン、ポリオキシメチレン、ポ
リエチレンオキシド、トリメチレンオキシドの重合体、
1.3−ジオキソランの重合体、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、ソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテル、ポリエチレングリコール
モノステアレート、ポリオキシエチレンアルキルアマイ
ド、オキシエチレンアルキルアミンなどのポリエーテル
またはポリエチレングリコール誘導体(特公昭50−1
7867および特公昭50−17868号公報) g)アセトアミド、ステアロアミド、フタロニトリル、
m−ニトロアニリン、β−ナフチルアミン(特公昭51
−19991号公報) h)1.3−ジシクロへキシル−2−フェニルグアニジ
ン、1.3−ジシクロへキシル−2−ナフチルグアニジ
ン、2.3−ジシクロへキシル−1−フェニルグアニジ
ン、1,2.3−1−リフェニルグアニジン等のグアニ
ジン誘導体(特公昭51−29024号公報) i)ヘキサデシルアミン、トリベンジルアミン、N、N
、N’ 、N’ −テトラベンジルエチレンジアミン、
トリシクロヘキシルアミン、ジオクタデシルアミン、2
−アミノベンゾオキサゾール、ドデシルトリメチルアン
モニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド等のアミンまたは第四級アンモニウム塩
(特開昭50−18048号公報) 消色剤は電子供与性染料から生成する色素を消すのに十
分な量を実験的に定め塗布すればよいが、通常0.05
〜8g/m”の範囲で用いるのが好ましい。
本発明においては、上記の消色剤をマイクロカプセル中
に内包せしめることにより、感熱記録材料製造時の消色
を防止すると同時に、感熱記録材料の生保存性及び記録
保存性を良好なものとすることができる。この場合マイ
クロカプセルの壁材料及び製造方法を選択することによ
り、記録時の画像濃度を高くすることができる。
マイクロカプセルの壁材料としては、ポリウレタン、ポ
リウレア、ポリエステル、ポリカーボネート、尿素−ホ
ルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン、ス
チレンメタクリレート共重合体、スチレン−アクリレー
ト共重合体、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール等が挙げられる0本発明においてはこれ
らの高分子物質を2種以上併用することもできる。
本発明においては、上記の高分子物質のうちポリウレタ
ン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカー
ボネート等が好ましく、特にポリウレタン及びポリウレ
アが好ましい。
本発明で使用するマイクロカプセルは、消色剤等の反応
性物質を含有した芯物質を乳化した後、その油滴の周囲
に高分子物質の壁を形成してマイクロカプセル化するこ
とが好ましく、この場合高分子物質を形成するりアクタ
ントを油滴の内部及び/又は油滴の外部に添加する。マ
イクロカプセルの好ましい製造方法等、本発明で好まし
く使用することのできるマイクロカプセルについての詳
細は、例えば特開昭59−222716号に記載されて
いる。
又、マイクロカプセルの芯物質には消色剤以外に有機溶
剤を添加することができる。有機溶剤としては、電子供
与性染料前駆体及び顕色剤を溶解するのに用いるものと
同様のものが用いられる。
又、加熱部分の透明性を高いものとするために、マイク
ロカプセルの芯物質の屈折率は電子供与性染料前駆体及
び顕色剤を溶解せしめた油相の屈折率と近い値にするの
が好ましい。
本発明においては、マイクロカプセルのサイズは、例え
ば特開昭60−214990号に記載されている測定法
による体積平均粒子サイズで、4μ以下であることが好
ましい。
上記の如(製造される好ましいマイクロカプセルを使用
した場合には、マイクロカプセルの芯及び外に含有され
ている反応性物質は、加熱時にマイクロカプセル壁を透
過して反応することができる。
本発明で使用する感熱記録材料は適当なバインダーを用
いて塗工することができる。
バインダーとしてはポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナト
リウム、ヒドロキシプロピルセルロース、アラビヤゴム
、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、カゼイン、スチレ
ン−ブタジェンラテックス、アクリロニトリル−ブタジ
ェンラテックス、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の各種エマルシ
ヨンを用いることができる。使用量は固形分として0.
5〜5g/ポである。
本発明で使用する感熱記録材料は、消色剤を内包したマ
イクロカプセル、少なくとも電子供与性染料前駆体及び
顕色剤を乳化分散した分散物、並びにバインダー等その
他の添加物を含有した塗布液を作り、透明支持体の上に
バー塗布、ブレード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗
布、ロールコーティング塗布、スプレー塗布、デイツプ
塗布等の塗布法により塗布乾燥して、固形分が2.5〜
25g/nfの感熱層を設けることによって製造される
透明支持体としては、ボエステル、アクリル樹脂、スチ
レン/アクリル共重合体、酢酸セルロース等が適するが
、特にこれらに限定されるものではない。
本発明においては、透明支持体と感熱層の接着を高める
ために両層の間に下塗層を設けることができる。下塗層
の素材としては、ゼラチンや合成高分子ラテックス、ニ
トロセルロース等が用いられる。下塗層の塗布量は0.
1 g/m”〜2.Og/m”の範囲にあることが好ま
しく、特に0゜2 g / m” 〜l 、  Og 
/ m”の範囲が好ましい。
0.1 g/m”より少ないと支持体と感熱層との接着
が充分でなく、又2.Og/m”以上にふやしても支持
体と感熱層との接着力は飽和に達しているのでコスト的
に不利となる。
下塗層は、感熱層がその上に塗布された時に感熱層中に
含まれる水により下塗層が膨潤する場合には感熱層の画
質が悪化することがあるので、以下に示す如き硬膜剤を
用いて硬化させることが望ましい。
■ジビニルスルホンーN、N’ −エチレンビス(ビニ
ルスルホニルアセタミド)、1.3−ビス(ビニルスル
ホニル)−2−プロパツール、メチレンビスマレイミド
、5−アセチル−1,3−ジアクリロイル−へキサヒド
ロ−5−)リアジ、ン、1.3.5−トリアクリロイル
−へキサヒドロ−s −) ’Jアジン、1,3.5−
)リビニルスルホニルーヘキサヒドローS−トリアジン
、の如き活性ビニル系化合物。
■2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン
・ナトリウム塩、2.4−ジクロロ−6−メドキシーS
−)リアジン、2.4−ジクロロ−6−(4−スルホア
ニリノ)−s−)リアジン・ナトリウム塩、2.4−ジ
クロロ−6−(2−スルホエチルアミノ)−S−トリア
ジン、N−N“−ビス(2−クロロエチルカルバミル)
ピペラジンの如き活性ハロゲン系化合物。
■ビス(2,3−エポキシプロピル)メチルプロピルア
ンモニウム・P−)ルエンスルホン酸塩、1.4−ビス
(2°、3“−エポキシプロピルオキシ)ブタン、1,
3.5−)リグリシジルイソシアヌレート、1.3−ジ
グリシジル−5−(γ−アセトキシーβ−オキシプロピ
ル)イソシアヌレートの如きエポキシ系化合物。
■2,4.6−)リエチレン−5−)リアジン、1.6
−へキサメチレン−N、N″−ビスエチレン尿素、ビス
−β−エチレンイミノエチルチオエーテルの如きエチレ
ンイミノ系化合物。
■1,2−ジ(メタンスルホンオキシ)エタン、1.4
−ジ(メタンスルホンオキシ)ブタン、1゜5−ジ(メ
タンスルホンオキシ)ペンタンの如きメタンスルホン酸
エステル系化合物。
■ジシクロへキシルカルボジイミド、1−シクロヘキシ
ル−3−(3−トリメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド−p−トリエンスルホン酸塩、1−エチル−3−(
3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩の
如きカルボジイミド系化合物。
■2,5−ジメチルイソオキサゾール・過塩素酸塩、2
−エチル−5−フェニルイソオキサゾール−3°−スル
ホネート、5.5°−(パラフェニレン)ビスイソオキ
サゾールの如きイソオキサゾール系化合物。
■クロム明ばん、酢酸クロム、ホウ酸ジルコニウム塩の
如き無機系化合物。
■N−カルボエトキシー2−イソプロポキシ−1,2−
ジヒドロキノリン、N−(1−モルホリノカルボキシ)
−4−メチルピリジニウムクロリドの如き脱水縮合型ペ
プチド試薬、N、N’ −アジボイルジオキシジサクシ
ンイミド、N、N’テレフタロイルジオキシジサクシン
イミドの如き活性エステル系化合物。
[相]トルエンー2,4−ジイソシアネート、116−
へキサメチレンジイソシアネートの如きイソシアネート
類。
■グルタルアルデヒド、グリオキザール、ジメトキシ尿
素、2.3−ジヒドロキシ−1,4−ジオキサン等のジ
アルデヒド類。
これらのうち、特に、グルタルアルデヒド、2゜3−ジ
ヒドロキシ−1,4−ジオキサン等のジアルデヒド類及
びホウ酸が好ましい。
これらの硬膜剤の添加量は、下塗素材の重量に対して、
0.20!it%から360重量%の範囲で、塗布方法
や希望の硬化度に合わせて適切な添加量を選ぶことがで
きる。
添加量が0.20重量%より少ないといくら経時させて
も硬化度が不足するので感熱層の塗布時に下塗層が膨潤
し、又逆に、3.0重量%よりも多いと硬化度が進みす
ぎ、下塗層と支持体との接着がかえって悪化し、下塗層
が膜状になって支持体より剥離する欠点を有する。
用いる硬化剤によっては、必要ならば、更に苛性ソーダ
を加えて、液のpHをアルカリ側にする事も、或いはク
エン酸等により液のpHを酸性側にする事もできる。
又、塗布時に発生する泡を消すために、消泡剤を添加す
る事も、或いは、液のレベリングを良くして塗布筋の発
生を防止するために活性剤を添加する事も可能である。
又、必要に応じて帯電防止剤を添加することも可能であ
る。
更に、下塗層を塗布する前には支持体の表面を公知の方
法により活性化処理する事が望ましい。
活性化処理の方法としては、酸によるエツチング処理、
ガスバーナーによる火焔処理、或いはコロナ処理、グロ
ー放電処理等が用いられるが、コストの面或いは簡便さ
の点から、米国特許第2.715.075号、同第2.
846,727号、同第3,549.406号、同第3
,590.107号等に記載されたコロナ放電処理が最
も好んで用いられる。
このようにして製造した感熱記録材料の感熱層は、理由
は明らかではないが、驚くべきことに、極めて良好な透
明性を有する。
次に、本発明におけるフラッシュ露光について説明する
本発明におけるフラッシュ露光に用いられる光としては
、可視光線及び赤外線を使用することができるが、解像
力などの点から可視光線によるフラッシュ照射が好まし
い。
ここで、可視光線とは全放射エネルギーの80%以上が
350 nm乃至700 nmの波長のN、磁波によっ
て放射されるような放射エネルギー分布を持つ光線を意
味し、この光は例えばタングステンランプ、キセノン放
電管、高圧水銀灯その他の放電管、閃光電球、ストロボ
ライトなどにより発射される。
又、このフラッシュ露光の照射時間は、100ミリ秒以
内が良く、より望ましくは10ミリ秒以内であり、照射
強度は0.1ジュール/C−以上が良く、好ましくは1
〜200ジユール/dである。
本発明の方法によって画像複写を行う場合には、前記良
好な透明性を有する感熱記録材料の感熱層と原稿を密着
させ、次いで透明感熱記録材料側からフラッシュ露光す
る(第1図)。
透明感熱記録材料を透過した光のうち、原稿の非画像部
分に到達したものはそのまま反射されるので、透明感熱
材料に殆ど影響を与えない。しかしながら、画像部に到
達した光は、画像を形成するインクに吸収されて熱エネ
ルギーに変化し、これによって画像部が加熱されるので
、透明感熱記録材料は画像状に加熱されることになる。
本発明に係る透明感熱記録材料では、未加熱部分は、無
色又は淡色の電子供与性染料前駆体と顕色剤の反応生成
物により着色しており、加熱部分は熱応答性カプセル壁
を透過した消色剤により着色が脱色するので、オーバー
へラドプロジェクタ−にかけた場合、白いスクリーン上
には背景が着色し画像部分は無色又は淡色の画像が映る
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の複写方法は、透明感熱記
録材料の感熱層を原稿と密着させてフラッシュ露光する
密着反射露光法を用いるので複写機が安価であるのみな
らず、着色した背景に文字、図形等を明る(表して眼に
対する疲労を減少させることのできるネガが画像を容易
に得ることができる。
本発明の複写方法によって得られる画像のコントラスト
は極めて良好であるので、特にOHP用として好適であ
る。
(実施例) 以下本発明を実施例によって更に詳述するが、本発明は
これによって限定されるものではない。
実施例1゜ 〔電子供与性染料前駆体及び顕色剤乳化分散液の調製〕 下記構造式で表わされる顕色剤(a) 2 g 、らH
g、(c)8g、及び電子供与性染料前駆体(d)2g
をマレイン酸ジエチル5gと酢酸エチル10gに溶解し
た。得られた溶液を、8%のポリビニルアルコール(P
VA217E  クラレ社製)40gと水50g及びド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ0゜5gの水溶液に混
合し、日本精機■製のエースホモジナイザーを用い、1
0.000γpm、常温で5分間乳化し、粒子サイズ0
.5μの乳化分散物を得た。
/ / / 顕色剤(a) 顕色剤(6) 電子供与性染料前駆体(d) 〔消色剤カプセル液の調製〕 下記消色剤(e)10g、1−フェニール−1−キシリ
ルエタン20g1酢酸エチルi o g、タケネー)D
−11ON (武田薬品■製カプセル壁剤)25gを混
合した溶液を、8%のポリビニルアルコールP VA 
217 E 60 gと水20gの水溶液に混合し、日
本精機■製のエースホモジナイザーで10.OOOrp
mで5分間乳化し、更に水150gを加えて、40°C
で3時間反応させてカプセルサイズ0.7μのカプセル
液を混合した。
消色剤(e) 但し、 a+b+c+d=12 (感熱材料の作製) 上記カプセル液5.0g、電子供与性染料前駆体及び顕
色剤乳化分散物10.0g、及び水5゜0gを攪拌混合
し、厚さ70μの透明なポリエチレンテレフタレート(
PET)支持体に、固形分が10g/m”になるように
塗布・乾燥し、ヘイズが12%で青色に着色した透明感
熱フィルムを作製した。マクベス反射濃度計による着色
濃度は1.16であった。
上記の如くして得られた透明感熱記録材料の感熱層と原
稿を密着させ、透明感熱記録材料側からキセノン放電管
を用い、約20J/c−のフラッシュ露光を行った。こ
の結果、画像部の着色は殆ど消えて発色濃度0.13と
略無色透明となった。
非画像部の着色濃度は1.0と変化は小さく、極めて良
好なコントラストを有しており、OHPにかけた画像も
良好であることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のネガ画像複写方法を示す図である。 ・原稿 ・透明感熱層 ・透明支持体 ・光源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  無色又は淡色の電子供与性染料前駆体及び顕色剤を、
    水に難溶又は不溶の有機溶剤に溶解させた後乳化分散し
    た乳化分散物、及び消色剤を含有するマイクロカプセル
    を含む塗布液を透明支持体上に塗設してなる透明感熱記
    録材料の感熱層を原稿と密着させ、次いで前記感熱記録
    材料側からフラッシュ露光することを特徴とするネガ画
    像複写方法。
JP1236871A 1989-09-14 1989-09-14 ネガ画像複写方法 Pending JPH0399881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1236871A JPH0399881A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ネガ画像複写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1236871A JPH0399881A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ネガ画像複写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0399881A true JPH0399881A (ja) 1991-04-25

Family

ID=17007027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1236871A Pending JPH0399881A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ネガ画像複写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0399881A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5382641A (en) * 1992-10-02 1995-01-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Heat-sensitive imaging material

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496234A (ja) * 1972-05-23 1974-01-19
JPS63227375A (ja) * 1987-03-16 1988-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録材料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496234A (ja) * 1972-05-23 1974-01-19
JPS63227375A (ja) * 1987-03-16 1988-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5382641A (en) * 1992-10-02 1995-01-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Heat-sensitive imaging material

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2933936B2 (ja) 多色感熱記録材料
US5047308A (en) process for preparing photo- and heat-sensitive recording material
JPS6345084A (ja) 多色感熱記録材料
JPH0399881A (ja) ネガ画像複写方法
JPS63227375A (ja) 感熱記録材料
JPH0232892A (ja) 多色感熱記録材料
JP2554913B2 (ja) 多色記録材料
JPH02204085A (ja) 多色感熱記録材料
JPH01263078A (ja) 感熱記録材料
JPH02107476A (ja) 多色感熱記録材料
JPH02153782A (ja) 多色感熱記録材料
JPH01294087A (ja) 感熱記録材料
JPH04325285A (ja) 感熱記録材料
JPH02153781A (ja) 多色感熱記録材料
JPH01263077A (ja) 感熱記録材料
JPH0398041A (ja) 透明感熱記録材料を使用した複写方法
JPH0321495A (ja) 感熱記録材料
JPH01235692A (ja) 感熱記録材料
JPH02136286A (ja) 多色感熱記録材料
JPH04261893A (ja) 多色感熱記録材料
JPS63134281A (ja) 感熱記録材料
JPH01304984A (ja) 感熱記録材料
JPH01263079A (ja) 感熱記録材料
JPS63189286A (ja) 感熱記録材料
JPH04338585A (ja) レーザー記録用感熱記録材料及びそれを使用した画像記録方法