JPH039893Y2 - - Google Patents

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JPH039893Y2
JPH039893Y2 JP4858686U JP4858686U JPH039893Y2 JP H039893 Y2 JPH039893 Y2 JP H039893Y2 JP 4858686 U JP4858686 U JP 4858686U JP 4858686 U JP4858686 U JP 4858686U JP H039893 Y2 JPH039893 Y2 JP H039893Y2
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JP
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core
backing plates
flat tube
heat exchanger
band
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、熱交換器の組立治具、さらに詳し
くは、熱交換器のコアをろう接する際に用いる組
立治具に関する。
従来の技術 この種の組立治具としては、コアの両外側面に
それぞれそえられる一対の当て板と、両当て板で
コアをはさみ付けた状態で両当て板を締付けるよ
うにコアの裏面がわより両当て板に巻き付けられ
てコアの正面がわにおいて端部同士を互いに引き
寄せて結ばれるバンドとからなるものが知られて
いる。
考案が解決しようとする課題 上記従来の治具を用いれば、ろう接時にフイン
の座屈やろう接不良が発生することがあるという
問題点がある。その原因は、つぎのように考えら
れる。両当て板をバンドで締め付ける場合、両当
て板とバンド相互の滑り摩擦抵抗により、両当て
板の締付力が裏面がわから正面がわにかけて一定
でなく、裏面がわで弱く、正面がわで強くなる傾
向にある。そのために、裏面がわの締付力をろう
接に適したものにすると、正面がわの締付力が過
大なものとなつて、ろう接時の偏平管およびフイ
ンの熱膨脹により正面がわにおいてフインが座屈
し、逆に正面がわの締付力をろう接に適したもの
にすると、裏面がわの締付力が不足し、裏面がわ
において、ろう接不良が発生する。
この考案の目的は、上記問題点を解決した熱交
換器の組立治具を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による熱交換器の組立治具は、上記従
来の治具において、両当て板の内側面の正面がわ
縁部に、ろう接時のコアの熱膨脹の逃げとなる凹
部がそれぞれ設けられているものである。
作 用 この考案による熱交換器の組立治具では、上記
従来の治具において、両当て板の内側面の正面が
わ縁部に、ろう接時のコアの熱膨脹の逃げとなる
凹部がそれぞれ設けられているから、バンドによ
る当て板の裏面がわの締付力をろう接に適したも
のにし、その正面がわの締付力が過大なものとな
つたとしても、コアの正面がわにおけるろう接時
の熱膨脹を凹部が吸収する。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明
する。
組立治具について説明する前に、まず第1図お
よび第2図に示す熱交換器について説明すると、
熱交換器11は、蛇行状偏平管12およびこれの
直管部13の隣り合うもの同し間に介在されてい
るフイン14よりなるコア10を備えている。
偏平管12は、アルミニウム押出型材製のもの
であつて、押出し成形されて蛇行状に折り曲げら
れた後に、その両端部にヘツダ15が溶接され
る。フイン14は、いわゆるコルゲート・フイン
と称されるもので、アルミニウム帯板より波形に
成形された後に、所定の長さに切断される。こう
して、つくられた偏平管12およびフイン14
は、図示のように、組み合わされた状態でろう材
であるスラリーが吹き付けられ、炉中に入れられ
て加熱される。その結果、偏平管12とフイン1
4が接合されることになるが、偏平管12および
フイン14とを上記の所定の位置関係に保つため
に、組立治具が用いられる。
組立治具は、一対の当て板16と、バンド17
とからなる。各当て板16は、ステンレス製であ
り、かつ偏平管12の直管部13に概ね合致する
方形に形成されている。バンド17は帯鋼製であ
る。組立治具の使用に際しては、図示のように、
両当て板16はコア10の両外側面、すなわち偏
平管12の両側端の直管部13の外側面にそれぞ
れそえられ、、バンド17は、両当て板16でコ
ア10をはさみ付けた状態で両当て板16を締付
けるように、コア10の裏面がわより両当て板1
6に巻きけられてコア10の正面がわにおいて端
部同志を互いに引き寄せて結ばれる。バンド17
の結びはかしめ止めによる。そして、両当て板1
6の内側面の正面がわ縁部に、ろう接時のコア1
0の熱膨脹の逃げとなる凹部18がそれぞれ設け
られている。凹部18は当て板16の内側面の正
面がわ縁部をその全長にわたつて切り取ることに
より形成されたものである。
ここで、偏平管12の幅と厚みをW,D、当て
板16の幅と厚みをL,T、凹部18の幅と深さ
をA,Bとし、その寸法を一例として具体的数字
を挙げて示すと、W=250mm、D=L=100mm、T
=2mm、A=15mm、B=0.5mmである。ただし、
D≧Lであればよく、D<Lであると、バンド1
7により偏平管12が傷付けられ、A=5〜10mm
であればよく、A<5mmであれと逃げの効果がな
く、A>20mmであると、良好な締付力が得られな
い。またBの最適な数値はWの大きさにより異な
る。
第3図は、いま1つの実施例を示す。第1図お
よび第2図で示された各当て板16は一枚よりな
る一体のものであつたが、この変形例による各当
て板19は2枚の外板20および内板21よりな
る。外板20の幅L1は100mmであり、T1は2
mmであり、内板21の幅L2は80mmであり、厚み
T2は0.3mmである。
この場合、外板20と内板21の差20mmが凹部
22の幅A′となり、内板21の厚みT2である
0.3mmがそのまま凹部22の深さB′となる。
第4図に、上記熱交換器と別のタイプの熱交換
器31が示されており、この熱交換器31の組立
にも上記治具が用いられている。すなわち、この
熱交換器31は、並列状偏平管32およびこれら
の隣り合うもの同し間に介在されているコルゲー
トフイン34よりなるコア30を備えている。偏
平管32は、略樋状にプレス成形した2枚のブレ
ージングシート35を重ね合せて接合することに
より、両シート35間に流体通路を形成したもの
である。偏平管32の上部には、膨出部36が設
けられており、隣り合う膨出部36同しを連通状
に接合することにより、ヘツダタンク部37が設
けられている。上記治具を用いて、コア30をろ
う接した後、ヘツダタンク部37に入口管38お
よび出口管39が接続される。
考案の効果 この考案によれば、バンドによる当て板の裏面
がわの締付力をろう接に適したものにし、その正
面がわの締付力が過大なものとなつたとしても、
コアの正面がわにおけるろう接時の熱膨脹を凹部
が吸収するから、コアを裏面がわから正面がわに
かけて確実にろう接をすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は熱交
換器に取付けられた状態の治具の正面図、第2図
は同平面図、第3図は他の実施例を示す第2図相
当の平面図、第4図は第1図および第2図の熱交
換器とは別の熱交換器に取付けられた状態の治具
の正面図である。 10,30…コア、11,31…熱交換器、1
2,32…偏平管、13…直管部、14,34…
フイン、16,19…当て板、17…バンド、1
8,22…凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蛇行状偏平管およびこれの直管部の隣り合うも
    の同し間に介在されたフインよりなるコアまたは
    並列状偏平管およびこれらの隣り合うもの同し間
    に介在されたフインよりなるコアをろう接する際
    に用いる組立治具であつて、 コアの両外側面にそれぞれそえられる一対の当
    て板16と、両当て板16でコアをはさみ付けた
    状態で両当て板16を締付けるようにコアの裏面
    がわより両当て板に巻き付けられてコアの正面が
    わにおいて端部同士を互いに引き寄せて結ばれる
    バンド17とからなり、両当て板16の内側面の
    正面がわ縁部に、ろう接時のコアの熱膨脹の逃げ
    となる凹部18がそれぞれ設けられている熱交換
    器の組立治具。
JP4858686U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH039893Y2 (ja)

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JP4858686U JPH039893Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP4858686U JPH039893Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62159970U JPS62159970U (ja) 1987-10-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02175074A (ja) * 1989-06-23 1990-07-06 Calsonic Corp アルミニウム製熱交換器のろう付け方法

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JPS62159970U (ja) 1987-10-12

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