JPH0398609A - 空気清浄器用フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は空気清浄器用フィルター、殊に除塵と消臭とを
行うフィルターに関するものである。

【従来の技術】

空気清浄器用のフィルターとして、粉塵の保持容量を向
上させるとともに、通過風速を遅くして粉塵の捕捉能力
を向上させるために、プリーツ加工を施して波板状とし
たフィルター材が採用されている。また、消臭には活性
炭等からなるフィルター材が採用されている。 そして、除塵用のフィルター材と消臭用のフィルター材
とが個別に配設されるようになっているものでは、フィ
ルター材の設置スペースが大きくなる上に、交換の手間
も増えることになるために、特開昭６０−５８２２７号
公報には、波板状としたフィルター材の谷部に活性炭等
の消臭用フィルター材を入れるとともにこれを通気性シ
ートであるカバーで覆うことで、単一のフィルターとな
るようにしたものが提案されている。この場合、空気清
浄器内のフィルター設置スペースが小さくなる上に、取
り扱いも容易となる。 第１２図はこの種のフィルターＦを備えた空気清浄器６
を示しており、フィルターＦは、周縁が枠体３の内面に
接着固定されている波板状の除塵用フィルター材１の一
面側の各谷部に粒状の消臭用フィルター材２を充填する
とともに、この消臭用フィルター材２を充填した側の一
面を通気性シー１・からなるカバー４で覆ったものとし
て構成されている６そしてこのフィルターＦは、空気清
浄器６における吸い込み口６０とモータ６１で駆動され
るファン６２との間にセットされ、ファン６２の回転で
吸い込まれる空気は、まず除塵用フィルター材１で塵芥
が除去された後、消臭用フィルター材２に接触して臭い
が除去される．尚、この空気清浄器６は電気集塵式であ
って、図中６３は塵芥を帯電させるためのコロナ放電部
であり、フィルターＦと吸い込み口６０との間に配設さ
れている．

【発明が解決しようとする課題】

しかし、このようなフィルターは、その保形のために枠
体を備えているものの、フィルターのサイズが大きくな
ると、消臭用フィルター材の重量が増えることもあって
、折れ曲がったりして破損することがあるために、これ
に対処した梱包を行わなくてはならない．また、サイズ
が大きくなることは、それだけで保管場所に困ったり持
ち運びの便が悪くなってしまう． 更に枠体の形状でフィルターの形状も定まってしまうた
めに、空気清浄器におけるフィルターのセット部分の形
状に応じたフィルターを夫々用意しなくてはならない． 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは折り畳んでコンパクトにすることが
できて保管や持ち運びの便が良く、またセット場所の形
状に応じた設置を行うことができる空気清浄器用フィル
ターを提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明は、両面に谷部を有する波板状とされた
通気性を有する除塵用フィルター材と、除塵用フィルタ
ー材の側面が固着される枠体と、除塵用フィルター材の
一面側の谷部の空間に充填される粒状の消臭用フィルタ
ー材と、除塵用フイルター材の上記一面側の山部の頂部
に固定されて消臭用フィルター材を覆う通気性シートか
らなるカバーを備えたものにおいて、枠体は除塵用フィ
ルター材における消臭用フィルター材が充填されていな
い谷部に該当する部分に切り込みを備えて、この切り込
み部分から屈曲自在となっていることに特徴を有してい
る． ［作用コ 本発明によれば、切り込み部分から屈曲させることによ
って、折り畳んだり円弧状をなすものにしたりすること
ができる． ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第１
図〜第３図は第１の実施例を示しており、このフィルタ
ーＦは、矩形状の枠３と、除塵用フィルター材１と、消
臭用フィルター材２、そしてカバー材４とから構成され
たものとなっている．除塵用フィルター材１は、ボリプ
ロビレン繊維やポリエステル繊維等の不織布からなるフ
ァイバーフィルターと称されているもので、ミクロン単
位の超微粒子まで繊維表面に付着させることが可能とな
っているこのフィルター材１は、ｒ過面積が大きくなる
ように、また通過風速が遅くなるようにするために、両
面に谷部を有する波板状に形或されたものとなっている
． そして周縁が矩形状の枠体３の内面に接着固定された除
塵用フィルター材１は、一面側の各谷部に活性炭からな
る粒状の消臭用フィルター材２が均等に充填され、更に
不織布からなる通気性シートであるカバー４が枠体３の
一面に取り付けられて消臭用フィルター材２が覆われて
いる，ここにおいて、消臭用フィルター材２の側面から
の漏れを防ぐとともに、フィルター全体の保形を担って
いる上記枠体３は、第ｌ図及び第２図から明らかなよう
に、その側面の長手方向中央で且つ除塵用フィルター材
１における裏面側の谷部、つまり消臭用フィルター材２
が充填されない側の面の谷部に該当する部分に切り込み
３０が施されたものとなっており、このために第３図に
示すように、カバー４が内側となる方向にフィルターＦ
を折り畳んでしまうことができるようになっている．こ
のように折り畳んだ場合、よじれや無理な力が加わりに
くくなるために、フィルターＦのサイズが大きくなって
も、枠体３として柔らかくて密着性の高い材質を使用す
ることができ、コストダウンを図ることができる。 そしてこのように折り畳むことができるようになってい
るフィルターＦは、空気清浄器６へのセットに際して第
１２図に示したような展開した状態で行う必要はなく、
例えば第４図に示すように、ほぼ直角に屈曲させた状態
のままでセットすることができる．尚、第４図に示す空
気清浄器は、隣接する二つの室７．７の空気清浄を行う
ことができるようにしたものである。 切り込み３０の数を多くすれば、第５図あるいは第６図
に示すように折り畳むことができる．切り込み３０の数
を更に増やしたならば、第７図や第８図に示すように、
曲面に添わせて配設したり、円筒状にした状態で使用し
たりすることができるものとなる． 切り込み３０は除塵用フィルター材１における消臭用フ
ィルター材２を充填しない側の谷部に該当する部分に形
成するのではなく、第９図及び第１０図に示すように、
消臭用フィルター材２を充填する側に充填しない谷部を
設けて、この谷部に該当する部分に切り込み３０を形成
するようにしてもよい．第１１図は上記２種の切り込み
３０．３０を交互に形成することで、ジグザグ状に折り
畳めるようにしたものを示している．

【発明の効果】

以上のように本発明においては、枠体の除塵用フィルタ
ー材における消臭用フィルター材が充填されていない谷
部に該当する部分に切り込みを設けて、この切り込み部
分から屈曲自在としていることから、切り込み部分から
屈曲させることによって、折り畳んでしまうことができ
、このためにサイズが大きくとも自重で折れ曲がって破
損することがない上にコンパクトで保管及び運搬の便が
良いものであり、また屈曲によって形状の自由度が高く
なっているために、空気清浄器におけるフィルター設置
部分の形状が異なっていてもこれに対応させることもで
きるものとなる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の斜視図、第２図は同上の部分
側面図、第３図は同上の折り畳み状態の斜視図、第４図
は同上のフィルターを使用した空気清浄器の一例を示す
破断平面図、第５図は同上の他例の斜視図、第６図は同
上の更に他例の側面図、第７図は同上の別の倒の側面図
、第８図は同上の更に別の例の斜視図、第９図は他の実
施例の斜視図、第１０図は同上の側面図、第１１図は更
に別の実施例の側面図、第１２図は空気清浄器の−Ｍの
水平断面図であって、ｌは除塵用フィルター材、２は消
臭用フィルター材、３は枠体、４はカバー、３０は切り
込みを示す． 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）両面に谷部を有する波板状とされた通気性を有す
   る除塵用フィルター材と、除塵用フィルター材の側面が
   固着される枠体と、除塵用フィルター材の一面側の谷部
   の空間に充填される粒状の消臭用フィルター材と、除塵
   用フィルター材の上記一面側の山部の頂部に固定されて
   消臭用フィルター材を覆う通気性シートからなるカバー
   を備えたものにおいて、枠体は除塵用フィルター材にお
   ける消臭用フィルター材が充填されていない谷部に該当
   する部分に切り込みを備えて、この切り込み部分から屈
   曲自在となっていることを特徴とする空気清浄器用フィ
   ルター。