JPH0751139Y2 - フィルタ - Google Patents
フィルタInfo
- Publication number
- JPH0751139Y2 JPH0751139Y2 JP9836090U JP9836090U JPH0751139Y2 JP H0751139 Y2 JPH0751139 Y2 JP H0751139Y2 JP 9836090 U JP9836090 U JP 9836090U JP 9836090 U JP9836090 U JP 9836090U JP H0751139 Y2 JPH0751139 Y2 JP H0751139Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- filter medium
- filter
- fiber
- electret
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は空気浄化、集塵,除塵等を目的として、気体中
に混入している微細な粉塵を濾過捕集し、気体から分離
させるために使用されるフィルタに関する。
に混入している微細な粉塵を濾過捕集し、気体から分離
させるために使用されるフィルタに関する。
一般に、天然繊維や合成繊維で形成された濾材シート
を、山部と谷部とを連続形成するように折畳んだプリー
ツ状濾材と、前記折畳面同士の間隔保持のために、前記
谷部に介在するセパレータとからなるフィルタにおい
て、従来のセパレータ材は、薄くて剛性のあるもの、す
なわち風等の外力による前記プリーツ状濾材シートの揺
れ防止等、濾材シートの形状維持を目的として、アルミ
・ニュームや特殊加工紙などが使用されている。
を、山部と谷部とを連続形成するように折畳んだプリー
ツ状濾材と、前記折畳面同士の間隔保持のために、前記
谷部に介在するセパレータとからなるフィルタにおい
て、従来のセパレータ材は、薄くて剛性のあるもの、す
なわち風等の外力による前記プリーツ状濾材シートの揺
れ防止等、濾材シートの形状維持を目的として、アルミ
・ニュームや特殊加工紙などが使用されている。
これらのフィルタの捕集機構は、濾材の繊維間の隙間に
大気を通すことで、粒子を捕集するため、その隙間より
微細な粒子は捕集できない。そこで、微細な粒子を捕集
するため、繊維径を細くするか繊維充填量を多くするか
又は繊維密度を大きくする等して繊維間の隙間を小さく
するのだが、このようなフィルタは通気抵抗が大きく、
粒子を捕集するとますます通気抵抗は大きくなり、吸引
用のフィルタに過負荷がかかり、また、フィルタの寿命
も短くなる。
大気を通すことで、粒子を捕集するため、その隙間より
微細な粒子は捕集できない。そこで、微細な粒子を捕集
するため、繊維径を細くするか繊維充填量を多くするか
又は繊維密度を大きくする等して繊維間の隙間を小さく
するのだが、このようなフィルタは通気抵抗が大きく、
粒子を捕集するとますます通気抵抗は大きくなり、吸引
用のフィルタに過負荷がかかり、また、フィルタの寿命
も短くなる。
さらに従来のセパレータは、濾材シートの形状維持だけ
を目的としているため、フィルタの粒子捕集機能には何
等寄与していないばかりか、前記にも増して通気抵抗を
大きくしている。
を目的としているため、フィルタの粒子捕集機能には何
等寄与していないばかりか、前記にも増して通気抵抗を
大きくしている。
本考案は、通気抵抗を極めて小さくし、かつ微細な粒子
の捕集能力のあるフィルタとすることを課題とする。
の捕集能力のあるフィルタとすることを課題とする。
そこで、この課題を解決するために本考案はセパレータ
に捕集機能をもたせ、濾材シートの繊維間の隙間を必要
以上に小さくせず、つまり通気抵抗を極力小さくして、
フィルタの捕集機能向上を計ろうとするものである。
に捕集機能をもたせ、濾材シートの繊維間の隙間を必要
以上に小さくせず、つまり通気抵抗を極力小さくして、
フィルタの捕集機能向上を計ろうとするものである。
そこで本考案は、シート状の濾材を、山部と谷部とを連
続した形状に折り畳んだプリーツ状濾材と、前記折畳面
同士の間隔を維持するように前記谷部に介在させたセパ
レータとからなり、前記セパレータは織布か不織布を巻
回または折曲したもので、この布材をエレクトレット化
することを特徴とするフィルタとした。
続した形状に折り畳んだプリーツ状濾材と、前記折畳面
同士の間隔を維持するように前記谷部に介在させたセパ
レータとからなり、前記セパレータは織布か不織布を巻
回または折曲したもので、この布材をエレクトレット化
することを特徴とするフィルタとした。
本考案の最大の特徴は、セパレータ材にエレクトレット
化された織布か不織布を使用することである。
化された織布か不織布を使用することである。
フィルタを通過する空気はプリーツ濾材に対して垂直に
通過させ、慣性,拡散,重力、遮り等の機械的機能によ
り微細な粒子を濾過捕集するものである。
通過させ、慣性,拡散,重力、遮り等の機械的機能によ
り微細な粒子を濾過捕集するものである。
さらに、本考案は織布又は不織布からなるエレクトレッ
ト濾材を波形あるいは折曲させてセパレータとし、汚れ
た空気を前記セパレータに対して平行、すなわち水平方
向に通過させることで、微細な粒子を繊維の表面に付着
させる捕集するものである。
ト濾材を波形あるいは折曲させてセパレータとし、汚れ
た空気を前記セパレータに対して平行、すなわち水平方
向に通過させることで、微細な粒子を繊維の表面に付着
させる捕集するものである。
周知の通り、エレクトレットの捕集原理には機械的捕集
機能とクーロン力及び誘起力の作用、つまり一般に言う
静電気による粒子吸引力で粒子を濾材の繊維に吸着させ
て捕集する二通りの機能があり、この静電気による粒子
吸収機能を利用することによって、通過する空気はセパ
レータ材に付着捕集され、かつ、機械的捕集機能により
繊維間に捕集される。
機能とクーロン力及び誘起力の作用、つまり一般に言う
静電気による粒子吸引力で粒子を濾材の繊維に吸着させ
て捕集する二通りの機能があり、この静電気による粒子
吸収機能を利用することによって、通過する空気はセパ
レータ材に付着捕集され、かつ、機械的捕集機能により
繊維間に捕集される。
また、本考案に使用するセパレータ濾材は公知の種々の
方法例えば、熱エレクレット法、エレクトロ・エレクト
レット法、マグネット・エレクトレット法、メカノ・エ
レクトレット法等でエレクトレットされる。
方法例えば、熱エレクレット法、エレクトロ・エレクト
レット法、マグネット・エレクトレット法、メカノ・エ
レクトレット法等でエレクトレットされる。
このエレクトレット化処理は繊維の段階と、シート状に
なった状態で静電気を印加する二通りある。しかし、シ
ート状での印加はシートの表面には単一に電荷される
が、中心部では印加はほとんど乗らないので、電荷密度
が低いため捕集性能が低く、電荷の長期安定に欠く。
なった状態で静電気を印加する二通りある。しかし、シ
ート状での印加はシートの表面には単一に電荷される
が、中心部では印加はほとんど乗らないので、電荷密度
が低いため捕集性能が低く、電荷の長期安定に欠く。
それに比べ繊維段階での静電気の印加は繊維一本一本に
印加されるため電荷密度が高く、繊維層全体に電荷が分
布されるため、セパレータとしてフィルタに設置する
と、捕集機能が高く、長寿妙のエレクトレット・セパレ
ータが得られる。
印加されるため電荷密度が高く、繊維層全体に電荷が分
布されるため、セパレータとしてフィルタに設置する
と、捕集機能が高く、長寿妙のエレクトレット・セパレ
ータが得られる。
以下、本考案な実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はフィルタの具体例を示すもので、山部1と谷部
2とを繰り返し連続的に折畳んだプリーツ状濾材1と、
前記折畳同士の間隔を維持するように風上側と風下側の
両側の各谷部3に、エレクトレット化された不織布4を
波型に折畳んだセパレータ5(第3図の)を介在させ
たフィルタ・ユニットを、前後の両面を切り開いた箱枠
6内に挿入して構成したものである。
2とを繰り返し連続的に折畳んだプリーツ状濾材1と、
前記折畳同士の間隔を維持するように風上側と風下側の
両側の各谷部3に、エレクトレット化された不織布4を
波型に折畳んだセパレータ5(第3図の)を介在させ
たフィルタ・ユニットを、前後の両面を切り開いた箱枠
6内に挿入して構成したものである。
使用した不織布4はポリプロピレン系樹脂を原料とし、
乾式カード法により得られたウェブをネットと共にエン
ボス機によりボンディングされたものである。なお、ネ
ットには繊維が細く、ピッチ間が広くても剛性の高いも
のを使用する。
乾式カード法により得られたウェブをネットと共にエン
ボス機によりボンディングされたものである。なお、ネ
ットには繊維が細く、ピッチ間が広くても剛性の高いも
のを使用する。
また、不織布5のエレクトレット化処理は繊維の段階で
行った。
行った。
第3図は折曲形状の異なるセパレータを示し、は不織
布4を縦断面図が波形に折曲したもので、は不織布4
をパイル状折曲したもので、は不織布4を同一方向に
凹角、鋭角、鋭角、凹角の順に折曲し、これを連続的に
繰り返した形状のセパレータである。
布4を縦断面図が波形に折曲したもので、は不織布4
をパイル状折曲したもので、は不織布4を同一方向に
凹角、鋭角、鋭角、凹角の順に折曲し、これを連続的に
繰り返した形状のセパレータである。
かようにして得られたセパレータ5は、薄い形状で剛性
が高く、よって通気抵抗が小さく、かつ、従来の目的で
あるプリーツ状濾材の形状を維持し、さらに、静電気に
よる粒子吸引力で粉塵を濾材に付着捕集する。
が高く、よって通気抵抗が小さく、かつ、従来の目的で
あるプリーツ状濾材の形状を維持し、さらに、静電気に
よる粒子吸引力で粉塵を濾材に付着捕集する。
なお、プリーツ状濾材の形状繊維性能は第3図のに示
す構造のセパレータが特に高い。これは、セパレータの
厚さ方向に力が加わったとき波形状が3角形構造を構成
するため、つぶれにくくなるためである。
す構造のセパレータが特に高い。これは、セパレータの
厚さ方向に力が加わったとき波形状が3角形構造を構成
するため、つぶれにくくなるためである。
本考案は、以上のように構成したので、通気抵抗が小さ
く、粒子捕集機能が良好である。
く、粒子捕集機能が良好である。
第1図は本考案の一実施態様。第2図は第1図のセパレ
ータ挿入部分の拡大図、第3図はセパレータ。 1……プリーツ状濾材 2……プリーツ状濾材の山部 3……プリーツ状濾材の谷部 4……不織布 5……セパレータ
ータ挿入部分の拡大図、第3図はセパレータ。 1……プリーツ状濾材 2……プリーツ状濾材の山部 3……プリーツ状濾材の谷部 4……不織布 5……セパレータ
Claims (1)
- 【請求項1】山部と谷部とを繰り返し連続的に折り畳ん
だプリーツ状の濾材と、前記折畳面同士の間隔を維持す
るように前記谷部に介在させたセパレータとからなり、 前記セパレータはエレクトレット化してある濾材を波型
に折曲したことを特徴とするフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9836090U JPH0751139Y2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9836090U JPH0751139Y2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110116U JPH04110116U (ja) | 1992-09-24 |
JPH0751139Y2 true JPH0751139Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31930970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9836090U Expired - Lifetime JPH0751139Y2 (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751139Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4733551B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-07-27 | 日本無機株式会社 | セパレータ式エアフィルタ及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP9836090U patent/JPH0751139Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04110116U (ja) | 1992-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |