JPH0398317A - D/a変換器の抵抗ラダー - Google Patents
D/a変換器の抵抗ラダーInfo
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- JPH0398317A JPH0398317A JP23461489A JP23461489A JPH0398317A JP H0398317 A JPH0398317 A JP H0398317A JP 23461489 A JP23461489 A JP 23461489A JP 23461489 A JP23461489 A JP 23461489A JP H0398317 A JPH0398317 A JP H0398317A
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 19
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 19
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、抵抗分圧型のD/A変換器の抵抗ラダーに
関する。
関する。
(従来の技術)
従来の抵抗分圧型のD/A変換器の抵抗ラダとしては、
例えば第4図に示すようなものがある。
例えば第4図に示すようなものがある。
抵抗ラダーには、他にR−2R型等のものがあるが、抵
抗分圧型のものは単調性に優れているため、4〜8ビッ
ト程度のビット数の余り多くないD/A変換器によく用
いられている。
抗分圧型のものは単調性に優れているため、4〜8ビッ
ト程度のビット数の余り多くないD/A変換器によく用
いられている。
抵抗分圧型の抵抗ラダーは、抵抗値の等しい複数の抵抗
1を直列接続した抵抗鎖10てnビットのディジタル量
に対し基準電圧としての所定の電圧VDDを2n個に抵
抗分圧し、その各分圧点てある出力端子3−1、3−2
、・・・ 3−nにディジタル人力に対応したアナログ
量が出力されるようになっている。
1を直列接続した抵抗鎖10てnビットのディジタル量
に対し基準電圧としての所定の電圧VDDを2n個に抵
抗分圧し、その各分圧点てある出力端子3−1、3−2
、・・・ 3−nにディジタル人力に対応したアナログ
量が出力されるようになっている。
上記の抵抗鎖10が、半導体基板上に作られる場合は、
第5図に示すように、n形半導体基板4の主面にpウェ
ル5が形戊され、このpウェル5中のn+拡散層抵抗6
により、その抵抗鎖10が作られる例が多い。n+拡散
層抵抗6の一端に電圧VDDが加えられ、他端は低電位
点(接地)に接続されている。pウェル5は接地されて
いてn+拡散層抵抗6をpn接合分離するとともに、そ
のn+拡散層抵抗6とn形半導体基板4の間のシールド
として機能し、ノイズ結合を少なくするようにしている
。
第5図に示すように、n形半導体基板4の主面にpウェ
ル5が形戊され、このpウェル5中のn+拡散層抵抗6
により、その抵抗鎖10が作られる例が多い。n+拡散
層抵抗6の一端に電圧VDDが加えられ、他端は低電位
点(接地)に接続されている。pウェル5は接地されて
いてn+拡散層抵抗6をpn接合分離するとともに、そ
のn+拡散層抵抗6とn形半導体基板4の間のシールド
として機能し、ノイズ結合を少なくするようにしている
。
しかし、n+拡散層抵抗6とpウェル5の間は、上述の
ように逆バイアスされたpn接合で分離されているので
、n+拡散層抵抗6側とpウエル5側にそれぞれ空乏層
が伸びる。このうち、特に、n+拡散層抵抗6側への空
乏層の伸びは、直接、抵抗1の抵抗値の変化となり、抵
抗鎖10の各出力端子3−1、3−2、・・・ 3−n
からの抵抗分圧出力の精度が落ちる。ここで、各抵抗1
による正確な電圧分圧値はVD D /2’である。
ように逆バイアスされたpn接合で分離されているので
、n+拡散層抵抗6側とpウエル5側にそれぞれ空乏層
が伸びる。このうち、特に、n+拡散層抵抗6側への空
乏層の伸びは、直接、抵抗1の抵抗値の変化となり、抵
抗鎖10の各出力端子3−1、3−2、・・・ 3−n
からの抵抗分圧出力の精度が落ちる。ここで、各抵抗1
による正確な電圧分圧値はVD D /2’である。
n+拡散層抵抗6側の空乏層厚さWnは近似的に次式で
与えられる。
与えられる。
Wn基 ε● q● ・・・(1)こ
こに、εはSLの誘電率、qは単位電荷、Nはn′″拡
散の濃度、Vはn+拡散層抵抗6と、pウェル5間のバ
イアス電圧値である。第5図において、n+拡散層抵抗
6の右端ではV=2φF(φF:フェルミ電位)、左端
ではV−(VDD+2φF)である。従って、n+拡散
層抵抗6の左端の方が空乏層が厚くなって抵抗値が高く
なる。
こに、εはSLの誘電率、qは単位電荷、Nはn′″拡
散の濃度、Vはn+拡散層抵抗6と、pウェル5間のバ
イアス電圧値である。第5図において、n+拡散層抵抗
6の右端ではV=2φF(φF:フェルミ電位)、左端
ではV−(VDD+2φF)である。従って、n+拡散
層抵抗6の左端の方が空乏層が厚くなって抵抗値が高く
なる。
第6図は、これを図示したものであり、空乏層7がn+
拡散層抵抗6に食い込み、抵抗値を変化させることにな
る。そして、正確な抵抗分圧値からのオフセットは、累
積効果てn+拡散層抵抗の中央部(分圧中間点)が一番
大きくなる。
拡散層抵抗6に食い込み、抵抗値を変化させることにな
る。そして、正確な抵抗分圧値からのオフセットは、累
積効果てn+拡散層抵抗の中央部(分圧中間点)が一番
大きくなる。
また、ビット数が多くなると、n十拡散層抵抗6が長く
なり、面積的にも大きくなるので、製造工程による抵抗
値のばらつきも無視てきないものとなり、抵抗分圧の精
度が落ちる。
なり、面積的にも大きくなるので、製造工程による抵抗
値のばらつきも無視てきないものとなり、抵抗分圧の精
度が落ちる。
(発明が解決しようとする課題)
3
4
半導体基板上の拡散層抵抗で作られた従来のD/A変換
器の抵抗ラダーにあっては、空乏層による影響及び製造
工程によるばらつき等により、抵抗分圧の精度が落ちる
という問題があった。
器の抵抗ラダーにあっては、空乏層による影響及び製造
工程によるばらつき等により、抵抗分圧の精度が落ちる
という問題があった。
そこで、この発明は、空乏層による影響及び製造工程に
よるばらつき等を減少させて抵抗分圧の精度を上げるこ
とができるD/A変換器の抵抗ラダーを提供することを
目的とする。
よるばらつき等を減少させて抵抗分圧の精度を上げるこ
とができるD/A変換器の抵抗ラダーを提供することを
目的とする。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
この発明は上記課題を解決するために、抵抗分圧を用い
てディジタル入力に対応したアナログ量を出力する抵抗
分圧型のD/A変換器の抵抗ラダーであって、第2導電
形の半導体基板の主面に形成された第1導電形ウェルと
、該第1導電形ウェル内に形成された第2導電形の拡散
層抵抗からなり、その一端と他端との間に加えられた所
定の電圧を所要の複数個に抵抗分圧する第1の抵抗ラダ
ー部と、前記半導体基板の主面に形威された第1導電形
の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との間に加えら
れる前記所定の電圧と同一の電圧を抵抗分圧し、この分
圧点のうち少なくとも分圧中間点が前記第1の抵抗ラダ
ー部の分圧中間点に接続された第2の抵抗ラダー部とを
有することを要旨とする。
てディジタル入力に対応したアナログ量を出力する抵抗
分圧型のD/A変換器の抵抗ラダーであって、第2導電
形の半導体基板の主面に形成された第1導電形ウェルと
、該第1導電形ウェル内に形成された第2導電形の拡散
層抵抗からなり、その一端と他端との間に加えられた所
定の電圧を所要の複数個に抵抗分圧する第1の抵抗ラダ
ー部と、前記半導体基板の主面に形威された第1導電形
の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との間に加えら
れる前記所定の電圧と同一の電圧を抵抗分圧し、この分
圧点のうち少なくとも分圧中間点が前記第1の抵抗ラダ
ー部の分圧中間点に接続された第2の抵抗ラダー部とを
有することを要旨とする。
(作用)
上記構戊において、第1導電形ウェル内に形威された第
2導電形の拡散層抵抗と、第2導電形半導体基板古に形
成された第1導電形の拡散層抵抗とでは、空乏層の影響
による中間点の分圧電圧のオフセット量は正、負逆にな
る。従って、第1と第2の抵抗ラダー部の分圧中間点同
士を共通接続することにより、そのオフセット量が打消
されて正確な分圧電圧が出力される。また、2個の拡散
層抵抗を並列使用することにより製造工程によるばらつ
きの影響が補償される。上述のように、空乏層による影
響及び製造工程によるばらつきが補償される結果、抵抗
分圧の精度が上げられる。
2導電形の拡散層抵抗と、第2導電形半導体基板古に形
成された第1導電形の拡散層抵抗とでは、空乏層の影響
による中間点の分圧電圧のオフセット量は正、負逆にな
る。従って、第1と第2の抵抗ラダー部の分圧中間点同
士を共通接続することにより、そのオフセット量が打消
されて正確な分圧電圧が出力される。また、2個の拡散
層抵抗を並列使用することにより製造工程によるばらつ
きの影響が補償される。上述のように、空乏層による影
響及び製造工程によるばらつきが補償される結果、抵抗
分圧の精度が上げられる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明6
する。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。
る。
なお、第1図、第2図及び後述の第3図において、前記
第4図ないし第6図における部材及び部位等と同一ない
し均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重複し
た説明を省略する。
第4図ないし第6図における部材及び部位等と同一ない
し均等のものは、前記と同一符号を以って示し、重複し
た説明を省略する。
まず、D/A変換器の抵抗ラダーの構成を説明すると、
この実施例の抵抗ラダーは、第1の抵抗ラダー部(抵抗
鎖)10と、第2の抵抗ラダー部20との1対の抵抗ラ
ダー部で構成されている。
この実施例の抵抗ラダーは、第1の抵抗ラダー部(抵抗
鎖)10と、第2の抵抗ラダー部20との1対の抵抗ラ
ダー部で構成されている。
第1の抵抗ラダー部10は、第1図(a)に示すように
、第2導電形の拡散層抵抗であるn+拡散層抵抗6によ
り形成されている。また、第1図(b)に示すように、
n形半導体基板4の主面にnウェル8が形成され、この
nウェル8の中のp+拡散層抵抗9により、第2の抵抗
ラダー部20が作られている。p+拡散層抵抗9の一端
に電圧VDDが加えられ、他端は接地されている。nウ
エル8には電圧VDDが加えられ、p+拡散層抵抗9は
、nウエル8からpn接合分離されている。
、第2導電形の拡散層抵抗であるn+拡散層抵抗6によ
り形成されている。また、第1図(b)に示すように、
n形半導体基板4の主面にnウェル8が形成され、この
nウェル8の中のp+拡散層抵抗9により、第2の抵抗
ラダー部20が作られている。p+拡散層抵抗9の一端
に電圧VDDが加えられ、他端は接地されている。nウ
エル8には電圧VDDが加えられ、p+拡散層抵抗9は
、nウエル8からpn接合分離されている。
なお、p+拡散層抵抗9とn形半導体基板4とのノイズ
結合を避けるために、nウエル8とn形半導体基板4と
の間にp形拡散層を形成し、これを接地するようにして
もよい。
結合を避けるために、nウエル8とn形半導体基板4と
の間にp形拡散層を形成し、これを接地するようにして
もよい。
そして、第2図(a)に示すように、第2抵抗ラダ部2
0の分圧中間点2aが第1抵抗ラダー部10の分圧中間
点1aに接続され、その接続部から共通中間端子が取出
されている。
0の分圧中間点2aが第1抵抗ラダー部10の分圧中間
点1aに接続され、その接続部から共通中間端子が取出
されている。
一方、第2図(b)は、共通中間端子の他に、各出力端
子(共通中間端子3−mを除く3−1、32、・・・、
3−n)が、それぞれ共通接続されている。
子(共通中間端子3−mを除く3−1、32、・・・、
3−n)が、それぞれ共通接続されている。
次に、上述のように構成された抵抗ラダーの作用を説明
する。
する。
第1図(a)において、第1の抵抗ラダー部10てある
n+拡散層抵抗6の中間点の本来の正確な分圧電圧はV
DD/2である。しかし、空乏層7の発生のために、n
′″拡散層抵抗6における電圧vDDの印加点側の抵抗
が高くなり、中間点電圧は(Vo o /2)一Δにな
る。Δは前記(1)式による空乏層の食い込みのために
発生する抵抗値のオフセット量である。
n+拡散層抵抗6の中間点の本来の正確な分圧電圧はV
DD/2である。しかし、空乏層7の発生のために、n
′″拡散層抵抗6における電圧vDDの印加点側の抵抗
が高くなり、中間点電圧は(Vo o /2)一Δにな
る。Δは前記(1)式による空乏層の食い込みのために
発生する抵抗値のオフセット量である。
一方、第1図(b)においては、空乏層7の発生のため
に、p+拡散層抵抗9の中間点電圧は(VD D /2
)+Δとなる。n1拡散層抵抗6とp+拡散層抵抗9の
拡散濃度が等しければオフセット量Δは、第1図(a)
と同図(b)とでは同一である。
に、p+拡散層抵抗9の中間点電圧は(VD D /2
)+Δとなる。n1拡散層抵抗6とp+拡散層抵抗9の
拡散濃度が等しければオフセット量Δは、第1図(a)
と同図(b)とでは同一である。
従って、第2図(a)に示すように、第1と第2の抵抗
ラダー部10、20の分圧中間点同士を共通接続し、抵
抗ラダー部全体の抵抗値をほぼ同一にしておけば、第1
の抵抗ラダー部10の中間電圧(vDD/2)一Δと、
第2の抵抗ラダー部20の中間点電圧(Vo o /2
)+Δとでオフセット量Δが打消され、本来の正確な中
間点電圧VDD/2が出力される。
ラダー部10、20の分圧中間点同士を共通接続し、抵
抗ラダー部全体の抵抗値をほぼ同一にしておけば、第1
の抵抗ラダー部10の中間電圧(vDD/2)一Δと、
第2の抵抗ラダー部20の中間点電圧(Vo o /2
)+Δとでオフセット量Δが打消され、本来の正確な中
間点電圧VDD/2が出力される。
第2図(b)のように、第1と第2の抵抗ラダー部10
、20の各出力端子3−1、3−2、・・・ 3−nを
共通接続しておけば、各出力についてオフセットの補償
が一層確実になされる。
、20の各出力端子3−1、3−2、・・・ 3−nを
共通接続しておけば、各出力についてオフセットの補償
が一層確実になされる。
また、上述のように、空乏層の影響によるオフセット量
の補償とともに、2個の拡散層抵抗6、9を並列使用す
ることにより製造工程によるばらつきの影響も補償され
る。
の補償とともに、2個の拡散層抵抗6、9を並列使用す
ることにより製造工程によるばらつきの影響も補償され
る。
次いで、第3図には、この発明の他の実施例を示す。
この実施例は、第1の抵抗ラダー部10となるn”拡散
層抵抗6の電源VDD側の近傍に、第2の抵抗ラダー部
20となるp+拡散層抵抗9の接地側を配置し、またn
+拡散層抵抗6の接地側の近傍に、p+拡散層抵抗9の
電源VDD側を配置したものである。
層抵抗6の電源VDD側の近傍に、第2の抵抗ラダー部
20となるp+拡散層抵抗9の接地側を配置し、またn
+拡散層抵抗6の接地側の近傍に、p+拡散層抵抗9の
電源VDD側を配置したものである。
第1の抵抗ラダー部10と第2の抵抗ラダー部20とは
、各出力端子3−1、3−2、・・・ 3nがそれぞれ
共通接続されている。第1の抵抗ラダー部10と第2の
抵抗ラダー部20の各出力端子3−1、3−2、・・・
3−nの順序は、位置が逆になるので、その共通接続
線11は、図示のように交差している。
、各出力端子3−1、3−2、・・・ 3nがそれぞれ
共通接続されている。第1の抵抗ラダー部10と第2の
抵抗ラダー部20の各出力端子3−1、3−2、・・・
3−nの順序は、位置が逆になるので、その共通接続
線11は、図示のように交差している。
この実施例の構成のようにすると、拡散層抵抗6、9を
作るときのイオン打込みにおいて、例えば酸化膜(これ
を通してイオンを打込む)の膜厚のばらつきにより、イ
オン打込み量にばらつきが生じ、従って抵抗値1、2に
ばらつきが生じても、そのばらつきの影響を補償するこ
とができる。例えば、第3図の上方の抵抗値が低く、下
方の抵抗値が高くなるような場合を考えると、接続線1
1が交差して接続されているために、抵抗値の高い方と
低い方とが互いに補償されることになる。このように酸
化膜の膜厚のばらつき等に起因する抵抗値のばらつきが
生じても、各出力端子3゛−1、3−2、・・・ 3−
nに生じる分圧電圧の精度を落さないようにすることが
できる。
作るときのイオン打込みにおいて、例えば酸化膜(これ
を通してイオンを打込む)の膜厚のばらつきにより、イ
オン打込み量にばらつきが生じ、従って抵抗値1、2に
ばらつきが生じても、そのばらつきの影響を補償するこ
とができる。例えば、第3図の上方の抵抗値が低く、下
方の抵抗値が高くなるような場合を考えると、接続線1
1が交差して接続されているために、抵抗値の高い方と
低い方とが互いに補償されることになる。このように酸
化膜の膜厚のばらつき等に起因する抵抗値のばらつきが
生じても、各出力端子3゛−1、3−2、・・・ 3−
nに生じる分圧電圧の精度を落さないようにすることが
できる。
n+拡散層抵抗6とp+拡散層抵抗9とは、別のイオン
打込みで行うので、イオン打込み量自体のばらつきは前
記一実施例の場合と比べて変らないが、この実施例では
、上述のように酸化膜厚のような製造工程上の他の共通
要素で生じるばらつきを減らすことが可能となる。
打込みで行うので、イオン打込み量自体のばらつきは前
記一実施例の場合と比べて変らないが、この実施例では
、上述のように酸化膜厚のような製造工程上の他の共通
要素で生じるばらつきを減らすことが可能となる。
従って、この実施例では、空乏層の影響による分圧電圧
のオフセット量を打消すことができるとともに、拡散層
自体のばらつきの影響を一層少なくすることができる。
のオフセット量を打消すことができるとともに、拡散層
自体のばらつきの影響を一層少なくすることができる。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば、その構戊を、
第2導電形の半導体基板の主面に形戊された第1導電形
ウェルと、この第1導電形ウェル内に形成された第2導
電形の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との間に加
えられた所定の電圧を所要の複数個に抵抗分圧する第1
の抵抗ラダー部と、前記半導体基板の主面に形成された
第1導電形の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との
間に加えられる前記所定の電圧と同一の電圧を抵抗分圧
し、この分圧点のうち少なくとも分圧中間点が前記第1
の抵抗ラダー部の分圧中間点に接続された第2の抵抗ラ
ダー部とを有するようにしたため、第1導電形ウエル内
の第2導電形の拡散層抵抗と、第2導電形半導体基板再
の第1導電形の拡散層抵抗とでは、空乏層の影響による
中間点の分圧電圧のオフセット量は、正、負逆になるの
で、11 1 2 これを打消すことができ、また2個の拡散層抵抗を並列
使用することにより製造工程によるばらつきの影響を補
償することができて、抵抗分圧の精度を上げることがで
きるという利点がある。
第2導電形の半導体基板の主面に形戊された第1導電形
ウェルと、この第1導電形ウェル内に形成された第2導
電形の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との間に加
えられた所定の電圧を所要の複数個に抵抗分圧する第1
の抵抗ラダー部と、前記半導体基板の主面に形成された
第1導電形の拡散層抵抗からなり、その一端と他端との
間に加えられる前記所定の電圧と同一の電圧を抵抗分圧
し、この分圧点のうち少なくとも分圧中間点が前記第1
の抵抗ラダー部の分圧中間点に接続された第2の抵抗ラ
ダー部とを有するようにしたため、第1導電形ウエル内
の第2導電形の拡散層抵抗と、第2導電形半導体基板再
の第1導電形の拡散層抵抗とでは、空乏層の影響による
中間点の分圧電圧のオフセット量は、正、負逆になるの
で、11 1 2 これを打消すことができ、また2個の拡散層抵抗を並列
使用することにより製造工程によるばらつきの影響を補
償することができて、抵抗分圧の精度を上げることがで
きるという利点がある。
第1図はこの発明に係るD/A変換器の抵抗ラダーの一
実施例を示す縦断面図、第2図は上記一実施例の回路構
成を示す回路図、第3図はこの発明の他の実施例の回路
構威を示す回路図、第4図は従来のD/A変換器の抵抗
ラダーを示す回路図、第5図は上記従来例の構造を示す
縦断面図、第6図は上記従来例の問題点を説明するため
の縦断面図である。 1、2:抵抗、 3−1、3−2、・・・ 4:半導体基板、 6:n+拡散層抵抗 9:p+拡散層抵抗、 10:第1の抵抗ラダー部、 20:第2の抵抗ラダー部。 1 a % 2 a :分圧中間点、 3−n:出力端子、 5:pウエル、 8:nウエル1
実施例を示す縦断面図、第2図は上記一実施例の回路構
成を示す回路図、第3図はこの発明の他の実施例の回路
構威を示す回路図、第4図は従来のD/A変換器の抵抗
ラダーを示す回路図、第5図は上記従来例の構造を示す
縦断面図、第6図は上記従来例の問題点を説明するため
の縦断面図である。 1、2:抵抗、 3−1、3−2、・・・ 4:半導体基板、 6:n+拡散層抵抗 9:p+拡散層抵抗、 10:第1の抵抗ラダー部、 20:第2の抵抗ラダー部。 1 a % 2 a :分圧中間点、 3−n:出力端子、 5:pウエル、 8:nウエル1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 抵抗分圧を用いてディジタル入力に対応したアナログ量
を出力する抵抗分圧型のD/A変換器の抵抗ラダーであ
って、 第2導電形の半導体基板の主面に形成された第1導電形
ウェルと、 該第1導電形ウェル内に形成された第2導電形の拡散層
抵抗からなり、その一端と他端との間に加えられた所定
の電圧を所要の複数個に抵抗分圧する第1の抵抗ラダー
部と、 前記半導体基板の主面に形成された第1導電形の拡散層
抵抗からなり、その一端と他端との間に加えられる前記
所定の電圧と同一の電圧を抵抗分圧し、この分圧点のう
ち少なくとも分圧中間点が前記第1の抵抗ラダー部の分
圧中間点に接続された第2の抵抗ラダー部と を有することを特徴とするD/A変換器の抵抗ラダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23461489A JPH0398317A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | D/a変換器の抵抗ラダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23461489A JPH0398317A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | D/a変換器の抵抗ラダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398317A true JPH0398317A (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=16973806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23461489A Pending JPH0398317A (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | D/a変換器の抵抗ラダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0398317A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06188667A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-08 | Kawasaki Steel Corp | アナログセル |
WO2003105229A3 (en) * | 2002-06-11 | 2004-03-04 | Koninkl Philips Electronics Nv | RESISTANCE NETWORK SUCH AS DEGRADING RESISTANCE NETWORK AND METHOD FOR MANUFACTURING SUCH RESISTANCE NETWORK |
JP2007171918A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Samsung Sdi Co Ltd | データ駆動部及びこれを用いた有機発光表示装置とその駆動方法 |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP23461489A patent/JPH0398317A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06188667A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-08 | Kawasaki Steel Corp | アナログセル |
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US7737817B2 (en) | 2002-06-11 | 2010-06-15 | Nxp B.V. | Resistor network such as a resistor ladder network and a method for manufacturing such a resistor network |
JP2007171918A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Samsung Sdi Co Ltd | データ駆動部及びこれを用いた有機発光表示装置とその駆動方法 |
US7884783B2 (en) | 2005-12-21 | 2011-02-08 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Data driver, organic light emitting display, and method of driving the same |
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