JPH0398020A

JPH0398020A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JPH0398020A
Application number: JP23596589A
Authority: JP
Inventors: Kenya Yokoi; 研哉横井
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1989-09-12
Filing date: 1989-09-12
Publication date: 1991-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は，可撓性フィルム基板からなる液晶表示素子と
その酩動回路基板とこれらを接続するフレキシブルコネ
クタ基板とから構成される液晶表示装置、および可撓性
フィルム基板からなる液晶表示素子とその廓動回路基板
とから構成される液晶表示装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の液晶表示装置の表示素子としては、ＴＮ
型（ツイステッドネマチック型）の液晶セルを用いたも
のが主流を占めており、これは，２枚の透明電極付基板
間に９０゜の螺旋構造を有する液晶層を設けた液晶セル
と、この液晶セルを挾むように配設した上下一対の偏光
板とから構成される．このＴＮ型液晶表示素子は、液晶
表示素子の主流を占めるものであったが、近年のドット
マトリックス型の液晶表示素子が大型化するのに伴い時
分割数が増大し，従来のＴＮ型液晶表示素子の時分割特
性では対応が困難になってきており、特にデューティ比
１７６４以上の時分割関動ではコントラスト、視角等の
表示特性が低下してしまう，そこで、最近では、このよ
うなＴＮ型液晶表示素子に代えて、ＳＢＥあるいはＳＴ
Ｎと称されるモードの表示方式の液晶表示素子が提案さ
れ、既に実用化されている。これは、２枚の透明電極付
基板間に、基板に対し略水平に配向され、厚さ方向に１
２０゜以上３６０゜以下、たとえば１８０°なるねじれ
角度に捻れた構造を有し正の誘電異方性を示す液晶層を
設けた液晶セルと、この液晶セルを挾むように配設した
上下一対の偏光板とから構或されている。

この種の液晶セルでは、セルギャップの制御が容易な研
磨ガラス板などを上下基板として用いるようにしている
。しかし、最近では液晶表示装置の薄型、軽量化ないし
は加工の容易性、低コスト化などの点から基板として１
００ｐａ＋程度の厚さのポリエステル、ポリエーテルサ
ルフォン，ポリカーボネートなとの可撓性フィルム基板
を用いることが注目されている．また趣動回路基板とし
てはドライバＬＳＩを実装したガラスエポキシ基板やド
ライバＬＳＩチップを実装したＴＡＢ（Ｔａｐｅ　Ａｕ
ｔｏｍａｔｅｄＢｏｎｄｉｎｇ）基板などが用いられて
おり、これらの接続電極と可撓性フィルム基板の透明接
続電極とは，異方性導電膜を介してヒートシール（熱圧
着）により直接接続されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記のような従来の液晶表示装置には以
下のような欠点があった。

上記のような液晶表示装置における廓動回路基板の接続
電極としては，通常、１８〜２５ｌｌｍ厚の銅箔をエッ
チングしてパターンを形成し、金メッキを施したものが
用いられるが、この銅箔パターンと可撓性フィルム基板
の透明接続電極とのヒートシールによる接続時、可撓性
フィルム基板の透明接続電極に断線などが発生し接続不
良が起きることがあった。この接続不良は銅箔厚が厚く
なるほど発生率が高くなるため、なるべく薄い銅箔を用
いていたがあまり改善することはできなかった。また、
接続完了後においても駆動回路基板のソリ、外力による
曲げ等により断線が発生しゃすく信頼性の低いものであ
った。

本発明は、以上のような従来技術の欠点を解消するため
になされたもので、断線などによる接続不良の発生が防
止された信頼性の高い液晶表示装置を提供することを目
的とする．〔課題を解決するための手段〕上記目的を達成するため，請求項１記載の発明では、少
なくとも一方が可撓性フィルム基板からなり、内側に各
々表示用透明電極を有し、配向処理された一対の基板に
より液晶層を挾持させた液晶セルの上下に各々偏光板を
配設してなる液晶表示素子と、該液晶表示素子を開動す
るための騨動回路基板と、該液晶表示素子の該可撓性フ
ィルム基板の透明接続電極と該馳動回路基板の接続電極
とを電気的に接続するフレキシブルコネクタ基板とから
構或される液晶表示装置において、該フレキシブルコネ
クタ基板のパターンを少なくとも一層の導電性樹脂層に
より形成した。

また、請求項２記載の発明では、少なくとも一方が可撓
性フィルム基板からなり，内側に各々表示用透明電極を
有し、配向処理された一対の基板により液晶層を挾持さ
せた液晶セルの上下に各々偏光板を配設してなる液晶表
示素子と、該液晶表示素子を駆動するための廓動回路基
板とを備え、該液晶表示素子の該可撓性フィルム基板の
透明接続電極と該駆動回路基板の接続電極とが電気的に
接続される液晶表示装置において，該駆動回路基板の接
続電極部のパターンを少なくとも一層の導電性樹脂層に
より形成した。

〔作用〕

請求項１記載の発明によれば、液晶表示素子を馳動する
駆動回路基板の透明接続電極を電気的に接続するフレキ
シブルコネクタ基板のパターンを少なくとも一層の導電
性樹脂層により形成したので、可撓性フィルム基板の透
明接続電極とフレキシブルコネクタ基板とを異方性導電
膜を介してヒートシールにより接続した場合、可撓性フ
ィルム基板の透明接続電極に断線などの接続不良が発生
することが防止される．また、接続完了後においてもフ
レキシブルコネクタ基板のソリ、外力による曲げ等によ
っても断線が発生することなく、信頼性の高いものとな
る。

また、請求項２記載の発明によれば、液晶表示素子を駆
動する騨動回路基板の接続電極部のパターンを少なくと
も一層の導電性樹脂層により形成したので、可撓性フィ
ルム基板の透明接続電極と駆動回路基板の接続電極とを
異方性導電膜を介してヒートシールにより接続した場合
、可撓性フイルム基板の透明接続電極に断線などの接続
不良が発生することが防止される。また、接続完了後に
おいても駐動回路基板のソリ、外力による曲げ等によっ
ても断線が発生することなく、信頼性の高いものとなる
。

〔実施例〕

次に本発明の実施例を図面に基づき説明する。

（実施例１）第１図は請求項ｌ記載の発明の実施例に係る液晶表示装
置の構或を示す断面図である。該液晶表示装置は、液晶
表示素子１と、該液晶表示素子１を能動するための駈動
回路基板２と、これらを電気的に接続するフレキシブル
コネクタＪｋ板３とから構或されている。

先ず、液晶表示素子１の構戒について述べると、上基板
１１及び下基板１２は共にポリエステル、ポリエーテル
サルフオン等の可撓性フイルム基板からなり，それぞれ
ＩＴＯ等による表示用透明電極１３、１４が形成され、
更に配向膜１５、１６が形或され配向処理が施されてい
る。この一対の上下基板１１．　１２は離間、対向して
配設され、ギャップ材１７により均一な間隔を保ちなが
らシール剤ｌ８で封止され、その間に液晶１９が封入さ
れて液晶セル２０が構成されている。図中１４′は透明
接続電極である。そしてこの液晶セル２０の上下の各々
に上偏光板２１と下偏光板２２が設けられている。

邸動回路基板２はガラスエボキシ、ポリイミド等からな
る基板２５上に銅箔電極２６を形或し、ドライバＬＳＩ
２７や図示しない馳動回路部品を実装して構成されてい
る。

フレキシブルコネクタ基板３はポリエステル，ポリイミ
ド等のフレキシブル基板３１に導電性樹脂を印刷したパ
ターンからなる接続電極３２を形成して構成されている
。該接続電極３２の形成に使用される導電性樹脂はアク
リル、エボキシ、ポリエステル、ポリウレタン等の樹脂
にＡｇ、半田、カーボン等を含有させたもので、この導
電性樹脂はスクリーン印刷等の方法で基板３ｌ上に１０
〜４０μｍの淳さに印刷され、５０Ω／ｓｑ以下の導通
抵抗を有することが好ましい。また、このパターンは透
明接続電極と同一のピッチ幅となるような接続電極が形
或される。そして、該接続電極３２の両端部の上部には
、熱硬化性あるいは熱可塑性樹脂中に金属粒子を分散し
た１５〜３０μｍ厚程度の異方性導電膜３３．　３４が
それぞれ設けられている。

本実施例では、液晶表示素子１の下基板（可撓性フィル
ム基板）１２に形成された透明接続電極１４′と、フレ
キシブルコネクタ基板３の接ｖｔ２極３２は、異方性導
電膜３３を介してヒートシールされている。

また、邸動回路基板２の接続電極であるＭ箔電極２６と
フレキシブルコネクタ基板３の接続電極３２も異方性導
電膜３４を介してヒートシールされている。

このような構或において、フレキシブルコネクタ基板３
の接続電極３２は導電性樹脂層で形或されたパターンと
なっているため柔軟性を右しており、ヒートシール時に
おける透明接続電極１４′への衝撃、応力による断線な
どの接続不良の発生を防止することができる。なお、従
来技術における邸動回路基板の接続電極（銅箔パターン
）と液晶表示素子の透明接続電極とのヒートシールでは
、？［［２ピッチ３５０μｍ．電極幅１８０μ印の接！
！電極の場合、接続不良発生率は約０．５％となってい
たが，本実施例においては約０．００５％と大幅に減少
した。

（実施例２）第２図は請求項２記載の発明の実施例に係る液晶表示装
置の構成を示す断面図であり、同図において第１図と同
様な要素には同一符号を付してある。

該液晶表示装置は、液晶表示素子１と，該液晶表示素子
１を駆動するための耗動回路基板２とから構成されてい
る。液晶表示素子ｌの構或は実施例ｌと同じであるので
その説明は省略する。駆動回路基抜２はガラスエボキシ
、ポリイミド等からなる基板２５上に銅箔電極２６を端
部より若干内側迄形成し，その外側に該銅Ｗ３電極２６
と一部重なる接続電極２８を形或して構成されている。

この接続電極２８は，実施例ｌで使用したのと同様な導
電性樹脂を１０〜４０ｐＩＩ１厚程度、本実施例では２
５μＩ１厚に印刷して形或される。該接続電極２８の上
部には、熱硬化性あるいは熱可塑性樹脂中に金属粒子を
分散した１５−３０１ｓ厚程度、本実施例では２５μｍ
厚の異方性導電膜２９が設けられている。そして，液晶
表示素子１の下基板（可撓性フイルム基板）１２の透明
接続電極１４′と、瓢動回路基板２の接続電極２８は、
異方性導電膜２９を介してヒートシールされている。

このような構成において、開動回路基板２の接ｖｔ電極
２８は導電性樹脂層で形成されたパターンとなっている
ため柔軟性を有しており、ヒートシール時における透明
接続電極１４′への［！．応力による断線などの接続不
良の発生を防止することができる。また、実施例ｌと比
較すると、フレキシブルコネクタ基板を用いないため、
部品点数及びヒートシールの回数を減らすことができる
利点がある。

（実施例３）第３図は実施例３に係る液晶表示装置における液晶表示
素子１とフレキシブルコネクタ基板３との接続部分を示
す断面図である。本実施例は、実施例１の構成において
フレキシブルコネクタ基板３の構造を若干変更したもの
である。すむわち、フレキシブル基板３ｌ上にパターン
を５戸以下、好ましくは０．５μ厚程度の金属薄膜（本
実施例では網薄膜）３５で形成し、その上部に該金ｙＬ
薄膜３５が覆われるように１０〜３０μ厚程度の導電性
樹脂Ｍ３６を印刷形成し、接続電極としたものである。

このような構或にすると、実施例ｌの効果に加え，配線
パターンをより微細化できる利点がある。

なお、本実施例の手法は実施例２の構或にも適用するこ
とができる。この場合、接続電極２８が金属薄膜及び導
電性樹脂層より形成される。

（実施例４）第４図は実施例４に係る液晶表示装置における液晶表示
素子１とフレキシブルコネクタ基板３との接続部分を示
す断面図である。本実施例は、実施例ｌの構成において
液晶表示素子１の下基板ｌ２の透明接続電極１４′の上
部にかつ該透明接続電極１４′が覆われるように導電性
樹脂層４０を印刷形成したものである。このような構或
としても実施例１と同様な効果を得ることができる。

なお、本実施例の手法は実施例２及び実施例３の構或に
も適用することができる。

（実施例５）第５図は実施例５に係る液晶表示装置における液晶表示
素子１とフレキシブルコネクタ基板３との接続部分を示
す断面図である．本実施例は、実施例１の構成において
異方性導電膜３３、３４を用いないで，接続電極３２を
形成に用いる導電性樹脂を熱硬化性あるいは熱可塑性の
導電性接着剤とすることで、同様な効果を得ようとする
ものである。

なお、本実施例の手法は実施例２ないし実施例４の構成
にも適用することができる．以上、本発明を実施例により説明してきたが、本発明は
ここに例示の実施例に限定されるものではない、種々の
変形、変更が可能である。例えば、上述の各実施例では
液晶表示素子の上下基板を共に可撓性フィルム基板で構
戒したが、一方をガラス基板とした場合においても上記
と同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、請求項ｌ記載の発明によれ
ば，液晶表示素子の透明接続電極と、該液晶表示素子を
翳動ずる疑動回路基板の接続電極とを電気的に接続する
フレキシブルコネクタ基板のパターンを少なくとも一層
の導電性樹脂材料により形成したので、液晶表示素子の
可撓性フィルム基板の透明接＃！電極とフレキシブルコ
ネクタ基板の接続電極とを異方性導電膜を介してヒート
シールにより接続する場合、可撓性フィルム基板の透明
接続電極における断線などの接続不良の発生が防止され
る。また、接続完了後においてもフレキシブルコネクタ
基板のソリ、外力による曲げ等によっても断線を発生す
ることなく、信頼性の高いものとなる．請項２記載の発明によれば、液晶表示素子を酩動する駆
動回路基板の接続電極部のパターンを少なくとも一層の
導電性樹脂材料により形成したので、液晶表示素子の可
撓性フィルム基板の透明接続電極と廓動回路基板の接続
電極とを異方性導電膜を介してヒートシールにより接続
する場合、可撓性フィルム基板の透明接続電極における
断線などの接続不良の発生が防止される．また、接続完
了後においても駒動回路基板のソリ、外力による曲げ等
によっても断線を発生することなく、信頼性の高いもの
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ実施例１及び実施例２に係
る液晶表示装置の構戊を示す断面図，第３図〜第５図は
それぞれ実施例３〜実施例５に係る液晶表示装置におけ
る液晶表示素子とフレキシブルコネクタ基板との接続部
分を示す断面図である。１・・・液晶表示素子２・・・駆動回路基板３・・・フレキシブルコネクタ基板１２・・・千基板（可撓性フィルム基板）１４’・・・
透明接続電極２６・・・銅箔電極２８・・・接続電極３２・・・接続電極２９　，　３３　．　３４・・・異方性導電膜３５・・
・金属薄膜３６．４０・・・導電性樹脂層

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも一方が可撓性フィルム基板からなり、
内側に各々表示用透明電極を有し、配向処理された一対
の基板により液晶層を挾持させた液晶セルの上下に各々
偏光板を配設してなる液晶表示素子と、該液晶表示素子を駆動するための駆動回路基板と、該液晶表示素子の該可撓性フィルム基板の透明接続電極
と該駆動回路基板の接続電極とを電気的に接続するフレ
キシブルコネクタ基板とから構成される液晶表示装置に
おいて、該フレキシブルコネクタ基板のパターンが少なくとも一
層の導電性樹脂層により形成されていることを特徴とす
る液晶表示装置。
（２）少なくとも一方が可撓性フィルム基板からなり、
内側に各々表示用透明電極を有し、配向処理された一対
の基板により液晶層を挾持させた液晶セルの上下に各々
偏光板を配設してなる液晶表示素子と、該液晶表示素子を駆動するための駆動回路基板とを備え
、該液晶表示素子の該可撓性フィルム基板の透明接続電極
と該駆動回路基板の接続電極とが電気的に接続される液
晶表示装置において、該駆動回路基板の接続電極部のパターンが少なくとも一
層の導電性樹脂層により形成されていることを特徴とす
る液晶表示装置。